Qualcommがロンドンオリンピックに合わせて、開発している電気自動車向けのワイヤレス充電器「Halo」の実験を開始している(Techweek、本家/.)。 この「Halo」は非接触状態で車体側に数キロワットの電気を送り込むことができるという。一般家庭でも使えるように設計されており、ガレージの車体が止まる場所に電気掃除機のサイズの送電用の板を設置、あとはその場所に車を停車すればよい。 気象の影響も受けにくいとのことで、同社によると送電用の板が雪に埋まった状態でも充電可能だとしている。ただし課題も残っている。それは、動物の安全性を確保できるかという点だ。送電用の板の上に猫が入り込んでしまった場合、送電システムが電子レンジ化して猫を傷つける可能性がある。現在、熱やモーションセンサーを組み合わせた回避策を検討しているという。