私は過去5年にわたり、マネージャーがやりがちな間違いを解明すべく、職場での調査を行なってきました。その結果、いくつかのパターンが浮かび上がってきました。それらは、多くの企業で勤務形態をリモートワークにシフトした現在も、根強く残るものです。 調査結果を一般的な5つのテーマに分けて、マネージャーがやりがちな、従業員のやる気を削いでしまう誤ったマネジメントについてご紹介します。 1. マイクロマネジメントこれは、驚くことではないでしょう。社員を支配し、決定権を握り、業務プロセスを牛耳り、恐怖で人を操るマネージャーたちが今もいるということです。 マイクロマネジメント(部下の業務に対して、詳細にわたって強い監視・干渉を行なうこと)がもたらすのは、チームのモチベーションや創造性の低下です。 コロナ禍でリモートワークが導入されるようになると、仕事と私生活の境界線は消えてなくなってしまいました。9~17時