新型コロナウイルスの集団感染が起きた大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の感染対策を批判した神戸大の岩田健太郎教授の動画をめぐり、海外は日本への批判を強め、政府は反論に追われている。 そんな中、「声を発することができないスタッフの声を代弁してくれた」と岩田教授に感謝する声も上がっている。 クルーズ船内に派遣されていた医療機関のスタッフが2月20日、「岩田先生の証言は正しいと確信していることを伝えたい」と、ハフポスト日本版の取材に電話で応じてくれた。(中村かさね/ハフポスト日本版) このスタッフは今月、クルーズ船内の救護活動に従事。現在はすでに下船している。 「岩田氏の動画で共感したのは、大きく2点あります」と、真っ先にゾーニングの不備を指摘した。 ーー岩田教授は「どこが危なくてどこが危なくないのか全く区別がつかない」と船内の状況を指摘していますが、同じ意見ですか? そうですね。区域