Mehul Srivastava (BusinessWeek誌記者、ニューデリー) 米国時間2009年3月23日更新 「At Last, Tata Motors' $2,000 Nano」 インドのタタ・モーターズ(TTM)の新車発売は、予定通りとはいかなかった。予定から約半年遅れでようやく発売にこぎつけたものの、2000ドル(約20万円)の小型車「NANO(ナノ)」が納車されるのは7月以降になる見通しだ。5人乗りのナノの生産工場はまだ建設中で、超低価格が災いし、当面は大した利益も見込めない。 それでも、構想から6年、親会社タタ・グループを率いるラタン・タタ会長は3月23日、世界有数の成長を遂げるインド自動車市場での世界最廉価車ナノの近日発売をついに発表した。タタ・グループが37%の株式を保有するタタ・モーターズは、初回生産分10万台の購入者を抽選で決める予定だ。ムンバイで記者会見したタタ