ニフティやNTT Comのクラウドサービスにも採用されている「Cloudian」は、Amazon S3と同等のストレージシステムを構築できる製品だ。バックアップ用ストレージを経済的に実現できるソリューションとして、一般企業からも注目を集めている。クラウディアン社の太田社長に聞いた。 ――企業システムのクラウド化が進展していますが、サーバーやストレージなどのコンピューティングリソースをネットワーク越しに利用するIaaSについても、だいぶ利用が本格化してきました。 太田 インフラ層をサービスとして提供するIaaSは、基本的にアマゾンが作り上げた世界ですが、ものすごい勢いで伸びています。例えば先日、アマゾンのクラウドストレージサービス「Amazon S3(Simple Storage Service)」に保存されているオブジェクトの数が1兆3000億個を超えたことが明らかにされました。まだ日本で