フェンリルのプランナーの柴田です。 以前から、エスカレーターの片側を歩行者のために開けておくべきかという議題がありました。今年になって公共交通機関を中心に「歩行せずに2列で止まって利用してください」と働きかけるキャンペーンが行われ、一旦立ち止まることで決着がついたように見えました。しかし依然として多くの人が片側を開け、その横を歩行者が登っていく場面を目にします。結局のところ多くの人はダメと言われても歩くのです。 両側立ち派と歩行派の細かい議論や是非については一旦横に置いておいて、今回はこの問題はマナーの問題なのか?何が彼らを歩かせているのか?について書きたいと思います。 個人のマナーの問題なのか?ミクロの視点 この問題はよくマナーの問題として取り上げられます。多くの人は既にエスカレーターは本来歩行すべきではないもの(と少なくとも施設側が主張している)ことは理解しています。上記のキャンペーン