言論NPOと東アジア研究院が2015年5月29日に公表した「第3回日韓共同世論調査結果」では、国交正常化50周年の今年も、国民感情や日韓関係に関する認識は改善していないものの、こうした現状を懸念する両国民は7割近く存在していることが明らかになりました。 今回の調査では、日本人の52.4%、韓国人の72.5%が相手国に対して「良くない」印象を持っていると回答しています。また、現在の日韓関係を「悪い」と考える人は、日本人で昨年よりはやや改善したものの、それでも6割超存在し、韓国人では8割近くになっています。日本と韓国の国民感情や日韓関係の現状に対する認識は昨年、急激に悪化しましたが、国交正常化50周年の今年もその状況は基本的に変わっていないことが明らかになりました。 また、日本人の55.7%が現在の韓国を「民族主義」の国、韓国人の56.9%が現在の日本を「軍国主義」の国と見るなど、相手国に対す