映画『ラストサムライ』で、トム・クルーズが演じた人物には、実在のモデルがいる。フランス軍人、ジュール・ブリュネ大尉だ。フランス軍事顧問団として来日したジュール・ブリュネは、函館戦争で、旧幕府軍とともに官軍と戦った。 函館で撮影された、榎本軍とフランス軍人。前列、左から2人目が、ジュール・ブリュネ。 ナポレオン3世が、徳川幕府に派遣したフランス軍事顧問団(前列右から2番目が、ジュール・ブリュネ)。幕府の形勢が不利になると、すぐにフランスは中立の立場をとり、軍事顧問団の帰国を命じる。 しかし、旧幕府軍に共感した、ジュール・ブリュネ大尉たち5人は、フランス政府の命令に反して、軍事顧問団を脱走して、旧幕府軍に合流する。 ほかに、横浜に住んでいた元軍人の3人のフランス人と、旧幕府軍の侍たちに共感して、フランス海軍を脱走した2人の水兵が、榎本軍に加わった。つまり、榎本武揚を総裁とする旧幕府軍には、10
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