「型」が身につくカルテの書き方 【第1講】 「型なし」,あるいは「型通り」から「型破り」へ 佐藤 健太(北海道勤医協札幌病院内科) 「型ができていない者が芝居をすると型なしになる。型がしっかりした奴がオリジナリティを押し出せば型破りになれる」(by立川談志)。 本連載では,カルテ記載の「基本の型」と,シチュエーション別の「応用の型」を解説します。 入院時のカルテ記載例 【全体像(1)】コントロール不良の高血圧・糖尿病で定期通院中の82歳女性の尿蛋白・全身浮腫。ネフローゼ症候群を中心とした腎疾患を疑い,腎生検を含めた精査目的での入院。 【主訴】全身倦怠感,全身浮腫 【現病歴(2)】入院1か月前より倦怠感が出現し徐々に増悪,2週間前に足のむくみに気付き,1週間前にはいつもの靴が履けなくなり前医受診。ネフローゼ症候群疑いで○月○日当院紹介入院となった。週単位で増悪傾向の浮腫あり。圧痕性浮腫で,下
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