これはもう「暴挙」としか評しようがない。東京五輪で金メダルを獲得した女子ソフトボール日本代表・後藤希友選手の栄光に傷がつけられた。前代未聞の愚行を犯したのは、名古屋市の河村たかし市長である。 日本のピンチを何度も好救援で救い、金メダル奪取に大きく貢献したヒロイン。その後藤選手が4日に出身地である名古屋市役所を表敬訪問し、13年越しの連覇達成を報告したところで“事件”は起こった。後藤選手に金メダルを首に掛けてもらって大はしゃぎした河村市長が手に取ってから「重たいな」とつぶやくと何を血迷ったのか、突然マスクを外して「がぶり」と噛みついてしまった。 「ごめんなさい」では済まされないレベル 当たり前の話だが、後藤選手は事前に何も知らされていない。想定外の出来事にも何とか大人の対応を貫いていたものの、内心で計り知れないショックに見舞われていたことは言うまでもあるまい。周囲の市役所関係者も誰一人として