「ふれあいペンギンビーチ」で遊ぶペンギンたち=長崎市の長崎ペンギン水族館で2009年7月9日午前10時49分、矢頭智剛撮影 「水族館生まれで水族館育ち」のペンギンが本物の海でスイスイ--。長崎市宿町の長崎ペンギン水族館が今月11日、隣接する橘湾の砂浜に「ふれあいペンギンビーチ」をオープンする。海で泳ぐペンギンが観察できるのは全国でここだけ。9日にはビーチ内覧会が開かれ、海で泳ぐペンギンたちが一足早く披露された。 ビーチは約3770平方メートル。「野生状態と同じ、海で泳ぐペンギンを来園者に見せよう」と、今年5月初めから約700万円をかけて整備された。 現在、59羽のフンボルトペンギンが飼育されているが、すべて水族館生まれ。海に慣れさせるため、飼育場から屋外に出る訓練を今年4月9日から始めていた。飼育員が持つ餌のアジを追わせて少しずつ外に出し、飼育場から約30メートル先の海岸へと誘導。海岸整備