私という猫 (Birz extra) 作者: イシデ電出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス発売日: 2008/07メディア: コミック購入: 7人 クリック: 37回この商品を含むブログ (30件) を見る 先日、友人に「めちゃくちゃ悲しい猫のマンガがある」と聞いた。「今まで読んだ猫のマンガで一番面白かった」と言われたので、買ってみた。確かに、今まで読んだ猫のマンガで一番面白かった。 猫のマンガは、たいてい飼い猫の不思議な行動を、飼い主(作者)が眺めている。または、それをネタに猫の視線から見たであろう、牧歌的な日常が描かれる。そして「ねこ、かわいい〜」と愛でる。それはそれで私はわりと好きだ。ところが、「私という猫」では、野良猫が、猫の社会で生きていくさまが描かれる。かわいい、のだが、かわいいというのは、失礼な気がするくらい、真剣な猫たちの話だ。 一番印象的なエピソードは、自分の子猫の死んで