5月17日は国際反ホモフォビアの日(IDAHO:International Day Against HOmophobia)ということになっている。この日に関連して開催される一つ一つの催しや運動についてここで一々是非を言うわけではないし、やるからにはうまくいけばいいとは思うのだが、個人的には今一乗れない気がしている。ここでは、これについて私の感想と意見を述べる。 この日は1990年に WHO が同性愛を疾病/障害の一覧から削除することを決めた日であることにちなんでいるという。そうであれば、「ホモフォビア」あるいは「同性愛嫌悪症」という言い方は、かつて同性愛が病気と見なされていたこと、また今もそうした見方が残っていることへの意趣返しと捉えうる。 私の家族もよくホモフォビックなことを言う。「ホモフォビアだな」とは思うが、面と向かって「あなたはホモフォビアだよ」と言ったことはない。それはあまりに唐