スーパーの半数、無料に戻る 足並みそろわず不満の声 県と食品スーパーなどの事業者でつくる「わかやまノーレジ袋推進協議会」は29日、環境対策の一環などとして進めてきたレジ袋有料化について、「無料配布禁止」の方針を転換し、今後は各業者が様々な手法でレジ袋削減を目指していくことを決めた。今月から同協議会の半数のスーパーが、無料配布に戻しており、有料化を事実上、断念したことになる。環境省によると、全県で取り組みを行っている全国17県の中で、頓挫したのは初めて。(藤本将揮) 県は2008年8月、業者や消費者団体に呼びかけて同協議会を設立。09年1月、31業者192店舗が一斉にレジ袋を1枚5円に有料化し、今年8月までに33業者215店舗に広がった。 しかし、県北部で25店舗を展開するスーパーチェーン「松源」(本社・和歌山市)が「事業者の足並みがそろっていない」として、9月1日から無料配布に戻した。これ