アニメ音楽の物語 日本のアニメ界は現在にいたるまで、実に多彩な音楽を産み出してくれました。後世にアニメ音楽の魅力を語り継ぎ、いつまでも聞き継がれることを願ってたちあげたブログです。 今回でこの項を終わりにするため、くどく、長い文章になってしまった。ご容赦を。 (承前) 約5年間継続した富野と湖川との共同作業は以下の通り。 TVシリーズ「伝説巨神イデオン」 劇場版「THE IDEON」 TVシリーズ「戦闘メカ・ザブングル」 TVシリーズ「聖戦士ダンバイン」 TVシリーズ「重戦機エルガイム」 以上の5作品。 ただし、ザブングルでは個性的な人物造形を示したものの、この作品の前半の製作期間は劇場用イデオンの製作期間に重なっており、当然ながら湖川はイデオンに集中しており、彼が作画監督として参加したのも全50話中の第1、27、33話に留まっている。内容的にもザブングルへの湖川の関わりは中途半端に終わっ
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/13(月) 23:41:03.05 ID:PoHh+xU40 旦那はオタクです。 私もオタク(腐ではない)なので、 ある程度の理解は出来ますが・・・ 「モビルスーツって抜けるよね^^」 そう告白されて、頭が真っ白になりました。 最初は冗談かと思ったのですが、どうやら本当らしいのです。 特にキュベレイが良いそうです。 新婚早々、くじけそう 旦那の性癖が特殊な件 変態スレの話で申し訳ないが、「特にキュベレイが良いそうです。」というのには激しく同意なのである。 では、何故、キュベレイがそんなにエロいのか。 それは、キュベレイのデザイナーのせいである。 デザインを手がけたのは永野護。曲線を多用した形状と白の塗装を組み合わせた、優美かつ華麗な機体である。モビルスーツの中では異色とも言える外見だが、パイロットのハマー
前の普遍性や谷口監督の話題はグダ氏に取り上げていただいてたので、 今回もその話を書こうと思います。(初トラックバックありがとう。) あの話は、じつを言うと、ひとえ僕の日本語能力不足によるものなんです。 政治とはあまり関係なく、単に普遍性の話のつもりでした。 谷口監督のコードギアスは面白いと思います。 僕の周りにも一杯ファンがいて、毎週ワイワイ騒いでいます。 はっきりいって、今アニメ中堅のなかでもトップクラスにいる人だと思います。 さらにもう一つ付き加えると、彼は大変な自信家だということも知ってます。 しかし、ギアスの話は谷口監督の個の才能によるものとは、到底思えません。 それで、コードギアスの場合は、普遍性を捨てて、同時代性の問題によって、「物語の力」ではなく、「現実との連想」によって、視聴者を揺さぶって、それを「感動」と誤認させている構造。 あの舞台設定は実を言うと、「ネタ」の範囲に留ま
先日の記事にも書いた富野資料整理について。 クローゼットの中をゴソゴソしていたら見つけたアニメディア84年3月号。 ここにもリストアップはしているけれど、 たしかこれってまともに目を通していなかったな……と読んでみたら、 なかなか面白そうな内容だったのでちょっくらテキスト起こししてみた。 でもエルガイムって見てないのよね。 春の2大SFアニメ重戦機エルガイム&巨神ゴーグ 富野由悠季総監督安彦良和監督比較研究 ●『エルガイム』は、新人を起用したスタッフシフトが特徴。富野総監督、湖川総作画監督のもと、ニューパワーが作る新シリーズだ。インタビューは富野由悠季氏と、永野護氏、矢木正之氏にきいてみた! ■新鮮なデザインの魅力 一方のエルガイムは、重戦機(ヘビーメタル)と呼ばれる“戦闘用メカニック”。もちろん、機械として描かれている。これらのデザインは、新進デザイナーの永野氏の作。まずなぜ若手を起用し
ファイブスター物語は「シティハンター」と「水戸黄門」で出来ている。 「おちゃらけたスケベなキャラ」が飽きもせず登場する。でも実はただ者ではない。 「ゲッ、もしやあなたは三大騎士団○○○の○○様ではないですか!」 「エクセレントファティマ○○を作り、なおかつ三本線マイトのドクター○○では!」 万事この調子。毎回コレ。 主人公に一番最初に瞬殺されたキャラが再登場すると「実は悪魔の様にデタラメな強キャラ」だった事が判明する。 じゃあ主人公はもうどんだけなんだよ!パワーインフレとか全然無視! また時空が歪むぐらいの超兵器「バスターランチャー」を登場させて「ココが天井なのかな?」と読者に思わせといてから、いきなりソレを百発連射する超絶ロボットが平気で登場する。(一発で十分なのに何故百発も?) そしてその呼び名もコロコロと変わる。ヤクトミラージュやオレンジライトは分かるが、何だよ?「錨は巻き上げられ、
アニメ制作会社日本サンライズ(サンライズを経て、現・バンダイナムコフィルムワークス)に企画部のオールラウンド・デザイナーとして入社すると、すぐにテレビアニメ『重戦機エルガイム』のメインデザイナーに抜擢される[3]。永野の生み出したロボット「ヘビーメタル」は、ロボットアニメ史上、初めて設定上齟齬なく動くデザインを提供し、アニメ業界に旋風を巻き起こした[4]。以後、アニメのデザイナー、漫画家として活躍。 人間もメカ(ロボット)も両方ひっくるめて「キャラクター」として描ける人間が本来のデザイナーだと思っているので、「メカデザイン」という役職は存在しないというのがポリシー[5][6]。 音楽 ロックに通暁し、作品中の固有名詞などには、バンド名(主にプログレッシブ・ロック)やその作品名、メンバー名をオマージュとしてしばしば借用している。例えば、アモン・デュール、アトール、アシュ・ラ・テンペル、モータ
先日の記事を書くときに引用した『ファイブスター物語アウトライン』を読みかえしていたら、いろいろとおもしろい発言が見つかったので、ご紹介(強調部分は筆者)。 ファイブスター物語アウトライン―永野護 作者: 永野護出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2001/12メディア: 大型本購入: 4人 クリック: 51回この商品を含むブログ (10件) を見る 自身がデザインを担当した『重戦機エルガイム』が『ニュータイプ』誌でリメイク希望作品1位に選ばれたとき。 NT誌のアンケートで「リメークしてほしい№1アニメ」ですって……でもね、ぼくひとりのものじゃないんですけど、それって、やっと仕事終わってゆっくりしている彼らを墓掘り起こしてゾンビみたく再生して「さあ働け!」ってなものでしょ? 何でそんなもの見たいの君たちっ! そーゆーのって「ゴミ箱の中から、まだ食えそうな半腐りの生ゴミを再調理して〝さあ食え
僕は、一つの信念(ルールその1)として、 相手を攻撃するとき、悪口を言うときは、直接その本人に面と向かってする! というのをなるべくしたい自分ルールにしています。 ――「悪口を言うときは、直接その本人に面と向かってする!」 ですよね。 こういう話になったときにぼくがまず思い出すのは、『ファイブスター物語』の永野護です。 F.S.S.DESIGNS 1 EASTER;A.K.D. 作者: 永野護出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/09/20メディア: 大型本購入: 5人 クリック: 105回この商品を含むブログ (114件) を見る ぼくはよく「作家は作品の注釈に過ぎない」とかいうけれど、このひとの場合は作品を離れたところでおもしろい。めちゃくちゃ偉そうなことを平気で言い放つ。 とくに印象深かったのは、『ファイブスター物語アウトライン』に収録されている、ターンAガンダムのデザイン
これまで数多くの続編が製作された「ガンダム」なのだが、機動戦士Zガンダム以降、複数のメカデザイナーが参加するようになり、デザイナー個人が自身のモビルスーツデザイン(イズム)を発展させ、その画を雑誌メディアなどに公表する事例が出てきた。特に、永野や小林誠のそれは、非常にオリジナリティの強いものであった。 逆襲のシャアに登場するモビルスーツについては、永野がデザインすることで企画が進められていたのだが、様々な事情から彼は降板する。その経緯については掲載誌を参照のこと。 このモビルスーツは、「ガンダム史」に存在しない、いわば架空の機体である。 永野がデザインしたモビルスーツについては、彼が初めて「ガンダム」に参加するようになったZガンダムからはじまる、詳細で膨大な開発史が付け加えられている。この記述は、本編のガンダムとは異なる「永野モビルスーツ」の歴史である。 Zガンダムのモビルスーツに関しては
「永野護」 アニメ好きなら一度は聞いたことのある名だと思う。漫画家でもあるがキャラクターデザインandメカニックデザインの方が一般的だ。 色々なエピソードがある人で 学生時代より「トミノコ族」の中心的存在として知られ、1981年2月22日に新宿アルタ前で行われた富野由悠季主催の『機動戦士ガンダム』劇場版公開前のイベント「アニメ新世紀宣言」に、シャア・アズナブルのコスプレをして現れた。 2000年7月23日に幕張メッセで行われた東京キャラクターショー2000・角川書店ブースでのSchell Bulletトークショーにおいて共著の幾原邦彦とともにセーラームーン(講談社作品)のキャラの女装コスプレ(永野:セーラーヴィーナス、幾原:セーラーマーズ)で登場して観客の度肝を抜いた。この際、妻も客席でその一部始終を見ている。 (上記ともにWikipedia参照) など、どれをとっても一級品である。 ちな
手書きブログをはじめ、オリジナリティーと確かな品格とが交錯する文章で楽しませて下さっているid:matsukawa71氏から昨日のブログにコメントを賜る。氏のようなコメント返しができない。 これ(コメント)だけで充分本文になっちゃうじゃん(!)って感じで御自身のブログのコメントをされる氏(単に律儀だとかそういう低次元の姿勢ではない)のようにはできない。何故ならボクは貧乏性なのだよ。 そんなワケで『太陽の牙 ダグラム』な話。ボクが好きなのはナンといってもヘルムート・J・ラコック。狡猾で野心家で・・・オレに足りないものを全部持ってるところが羨ましい。・・・なんて言いつつ、一方でジャッキー・ザルツェフやレーク・ボイドなんて知将を超えた人格者の類にも憧れる、強欲なボク。 それにしても、id:matsukawa71氏のリタ派発言には少なからず唸らされた。ランバ・ラル言うところの、いい眼をしているな・
なんか急に予定が空いたのでとりあえず感想を書いてみる。予定外がないかぎり書く時間がないというのは辛いやね(苦笑)。 現状認識として描かれてみっともない大人だらけだったΖガンダムTV版が、劇場版においては、「若者の苛立ちを持ちつつも、前向きなカミーユ」「現状に苦闘しつつも良き大人たらんとするシャア」として描かれているのが、興味深い。作品的にはまだ残りを見なければ分からない。だからちょっと変わった視点で富野監督と宮崎監督を比較してみよう。二人の教育論だ。 富野監督を駆動するエンジンは数多いが、そのうちの一つに「富野の教育好き」がある。これは「説教好き」をも包含していると考えてもイイだろう。富野にはかなり以前から『若者を育てなければいけない』という強迫観念があるようだ。 この考えは、割と手塚治虫と似ている。というか手塚系出身の人にはその感覚が多いような気がする(後述する豊田有恒を含めて)。若い世
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く