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ミステリに関するpub99のブックマーク (42)

  • 円居挽さんを大学のミステリ研へと誘った清涼院流水「コズミック」 「なんでもアリ」という希望と複雑な思いと|好書好日

    「今年、1200個の密室で1200人が殺される。誰にも止めることはできない」 ― 密室卿 1994年の日、密室卿を名乗る者の予告通りに各地で毎日三件の密室殺人が起きていた。日々増え続ける密室殺人もさることながら、そもそも密室卿とは何者なのか……この巨大な謎を迎え撃つのはJDC(日探偵倶楽部)に所属する数百人の名探偵たち。はたして彼らは真実に辿り着けるのだろうか? ……とまあ、とにかく過剰だ。今でこそこうした出オチすれすれの作品は珍しくもないが、あの当時はコロンブスの卵だったのである。というか、『コズミック』は日ミステリ界に落ちた巨大隕石だった。出版直後はパーティーそっちのけでミステリ作家たちがみんな『コズミック』の話をしていたそうだ(そんなが今ありますか?)。当時の私は直接その熱狂を浴びたわけではないが、その破天荒な設定、そして作者や版元の挑発的な言動に痺れ憧れ、氏が在籍していたと

    円居挽さんを大学のミステリ研へと誘った清涼院流水「コズミック」 「なんでもアリ」という希望と複雑な思いと|好書好日
  • なぜ〈古典部〉シリーズの『愚者のエンドロール』の次に『さよなら妖精』を書いたのか――米澤穂信(2) | 文春オンライン

    米澤 ユーゴの紛争があった当時、私はまだ学生だったんですが、どれだけテレビを見ても、新聞を読んでも、なんであの国が戦争をしているのかよく分からなかったんです。どうもピンとこない。チェコスロヴァキアはソビエトの圧迫がなくなった時に、「ビロード離婚」を経て遺恨なくチェコとスロヴァキアになっている。なのにユーゴスラヴィアは国を元通りに分けましょうというのに、なぜあそこまで延々と戦うのか疑問で、それを分かりたくて大学で研究のテーマに選びました。その時に研究したテーマで小説を書いた、という流れになります。 ――もともとは〈古典部〉シリーズ内で書く予定だったとも聞いています。独立した作品となったのはどうしてですか。 米澤 『愚者のエンドロール』を出した後、レーベルが休止になるということで〈古典部〉シリーズを続けられなくなり、完成原稿が宙に浮いてしまったんです。ちょうどその頃、東京創元社さんからお話をい

    なぜ〈古典部〉シリーズの『愚者のエンドロール』の次に『さよなら妖精』を書いたのか――米澤穂信(2) | 文春オンライン
  • 初心者のためのロバート・ゴダード(執筆者・北田絵里子) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    洒落っけのない眼鏡に、もっさりと生やした顎ひげ、愛用感のあるジャケットとチノパン。著者近影で見るゴダード氏は、気さくな史学教授みたいな風貌をしています。実際、ご人はケンブリッジ大学で歴史を学んだわけですが、彼の書く作品には、知性の香りこそすれ、堅苦しさはみじんも感じられません。デビュー作のなかでゴダードは、歴史について主人公にこんなふうに語らせています。 「所詮は、偉かろうが偉くなかろうが人間の話だし、その人間がなにをしたかってことにすぎないんだ。歴史が妙に気取り出したら、肝心な点が落っこちてしまいますよ」 このことばが信条であるかのように、ゴダードは歴史が落っことしたあれこれをすくいあげ、血のかよった物語――それもとびきり上質なミステリー――にしてわたしたちに届けてくれます。史実を題材としない作品においても、人間の行動から生じた波紋を丹念に描くスタンスは変わりません。 1986年のデビ

    初心者のためのロバート・ゴダード(執筆者・北田絵里子) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
  • ミステリクラスタを中心とした黒歴史

    あかり @kata40 いいかよく聞け!御手洗シリーズでアンソロを作ろうと思ったらいつの間にか原作者が参加していたのが島田荘司ファンの黒歴史で、原作者が同人誌を読んだ挙げ句に自著のあとがきにその同人誌の感想を書かれたのが綾辻行人ファンの黒歴史だ! 2015-03-07 23:34:45 シマリスはオレの嫁 @78822222 島田先生は御手洗では同人誌もファンから貰ってたのではと思われる内容を作品に書いている。また、二次創作をまとめた公式アンソロジーをも出されておられる。上下巻で、最後の章に作品の簡単な評価も書いてた気がする。 2015-03-08 00:58:29 うと @uto_onem そりゃ島田せんせーは、ファンからBL同人誌を送られて、「彼女たちの熱意は素晴らしい。どうにか全面的にバックアップできないか」と真顔でおっしゃった方だから……(竹健治「ウロボロスの偽書」参照) 20

    ミステリクラスタを中心とした黒歴史
  • リンカーンライムシリーズを読まずして推理小説を語る事なかれ - ワクワク人生のススメ!

    何か面白い推理小説無い?って聞かれると必ずオススメしているのがジェフリーディーヴァのリンカーンライムシリーズ。海外ミステリに抵抗がないのなら読んで損無し。というか推理小説好きなのに、このシリーズ読んでないなんて確実に人生を損していると思う。 主人公のリンカーンライムは事故で首の上と左手の薬指しか動かせない、文字通りのアームチェアディテクティブ(安楽椅子探偵)。椅子に座ったまま、犯行現場に落ちている微細証拠を元に、PCや各種計器を使い、現場に残された手がかりを残らず壁に書き付け、犯人を徐々に追い詰めていく。 5ページ先の展開がまったく予想ができず、何回もひっくり返される物語。絶対だまされないぞ、と思って読み進めていても自分の予想を遙かに上回る展開でだまされる快感。これこそがリンカーンライムシリーズの魅力かな、と思う。もちろん、ストーリーも面白くで、謎が謎を呼び、最後までグイグイと読ませてくれ

    リンカーンライムシリーズを読まずして推理小説を語る事なかれ - ワクワク人生のススメ!
  • ゴシックの地雷原を行く〜クリスチアナ・ブランド『領主館の花嫁たち』(執筆者:ストラングル・成田) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート

    領主館の花嫁たち 作者: クリスチアナ・ブランド,猪俣美江子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2014/01/29メディア: 単行この商品を含むブログ (13件) を見る クリスチアナ・ブランドといえば、海外格ミステリファンにとっては、まさに超一流ブランド。論理性、パズル性重視の女性ミステリ作家といえば、まず筆頭に挙がる存在だ。『緑は危険』や『ジェゼベルの死』、『はなれわざ』などにおける妙技は今でも色褪せないし、短編集『招かれざる客たちのビュッフェ』は想い出しても惚れ惚れしてしまうようなオールタイムベスト級短編集だ。 そのブランドの最後の長編と聴いて胸ときめかせた格ミステリファンは、書カバーにある「ゴシック小説」なる字句をみて手にとるのをためらうかもしれない。しかし、ゴシック小説であることをもって、書をスルーしてしまうのは明らかに損をする。 鋭利なパズラーの書き手だったブラ

    ゴシックの地雷原を行く〜クリスチアナ・ブランド『領主館の花嫁たち』(執筆者:ストラングル・成田) - 翻訳ミステリー大賞シンジケート
  • はやみねかおるの裏

    はやみねかおる公認のホームページです。「魔女の隠れ里」事件の未解決の謎の解決原稿を掲載してます。その他、はやみねかおるの未発表の童話、近況報告等公開しています。

  • ミステリー好きの俺が読みやすくて超面白い作品を挙げる : キニ速

  • 覆面作家・殊能将之さん死去…「ハサミ男」 : 文化 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    名、死因は公表していない。49歳だった。告別式は近親者で済ませた。 1999年、「ハサミ男」でメフィスト賞を受賞し、デビューした。覆面作家として、個人情報を明かさずに活動。鋭利で知的な文章と博識が評価され、代表作に、「美濃牛」「鏡の中は日曜日」「子どもの王様」がある。

    pub99
    pub99 2013/03/30
    ええ??
  • 権田萬治による「大量死理論」批判 | BBS『アレクセイの花園』 | 2146

    ※ 現在、この掲示板は「投稿モード」を採用しておりますため、ご投稿は即時に表示されません。 管理人がチェックの後、手動で掲示板に反映しますので、半日から数時間のタイムラグがございます。 ご理解とご協力の程、よろしくお願いいたします。(管理人・アレクセイ) みなさま、ひさしぶりの書き込みとなりますが、日ご紹介するのは、日先ほど「mixi日記」としてアップいたしました、笠井潔がらみの論文でございます。 ご消毒いただければ、幸いと存じます。 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 権田萬治による「大量死理論」批判 ひさしぶりに「ミステリ界」ネ

  • 初心者にオススメのミステリー

    ●ミステリー初心者のチェックリスト 『幻の女』/ウイリアム・アイリッシュ/1942年/ハヤカワ・ミステリ文庫 『鋼鉄都市』/アイザック・アシモフ/1954年/ハヤカワ文庫SF 『グリーン家殺人事件』/S・S・ヴァン・ダイン/1928年/創元推理文庫 『僧正殺人事件』/S・S・ヴァン・ダイン/1929年/創元推理文庫 『クリスマスのフロスト』/R・D・ウィングフィールド/1984年/創元推理文庫 『皇帝のかぎ煙草入れ』/ジョン・ディクスン・カー/1943年/創元推理文庫 『殺人交叉点』/フレッド・カサック/1972年改稿/創元推理文庫 『エジプト十字架の秘密』/エラリイ・クイーン/1932年/ハヤカワ・ミステリ文庫、創元推理文庫 『Yの悲劇』/エラリイ・クイーン/1932年/ハヤカワ・ミステリ文庫、創元推理文庫、新潮文庫ほか 『アクロイド殺し』/アガサ・クリスティー/1

    pub99
    pub99 2013/01/14
    なぜ『メルカトルと美袋のための殺人』?
  • デカルトの密室 - 東北大学SF研wiki

    (ウィキペディアから) 瀬名 秀明(せな ひであき、男性(独身)、1968年1月17日 -)は日SF作家、ホラー作家。瀬名秀明事務所代表。薬学博士で、薬剤師の免許を取得している。近年はロボット関係の著述活動に力を入れている。静岡県静岡市葵区瀬名出身。名は鈴木秀明。ペンネームの瀬名は出身地の地名に拠る。博士課程修了後、宮城大学看護学部常勤講師となる。現在は東北大学工学部の特任教授(SF機械工学企画担当)に就任。講義などは行わず、ロボット工学に関する作品を書いている。 略歴 1986年、静岡県立静岡高等学校卒業。 1990年、東北大学薬学部卒業。 1995年 -『パラサイト・イヴ』で第2回日ホラー小説大賞を受賞し作家デビュー(同作は、三上博史主演で映画化され、またスクウェアによってゲーム化もされた。2005年9月に全米で英訳出版)。 1996年、東北大学大学院薬学研究科博士課程修了。

    デカルトの密室 - 東北大学SF研wiki
  • 『失脚/巫女の死 デュレンマット傑作選』デュレンマット

    コードウェイナー・スミスの「アルファ・ラルファ大通り」は偶然と必然の織りなすタペストリーなのだが、その脇道を歩いていてもほんの少しの偶然と必然ぐらいはある。 というかここは、日々思ったこととか読んだの感想とかそんなものを書き溜める日記のようなものである。 いつものように乗り合わせた列車がトンネルに入って、窓の外が暗くなり、そして何時までたっても明るくならない。 普段ならば10分もすればトンネルを抜け出て目的地の駅に到着するはずなのだが、トンネルに入って20分以上経過するのにまだ窓の外は真っ暗なままだ。 列車はどこに向かっていくのか、はたまた列車もしくは主人公たちになにが起こったのだろうか。 というのがデュレンマットの「トンネル」のあらすじだ。 これに対してのデュレンマットが用意した結末は辛辣だ。 続く「失脚」は登場人物が多い密室劇であり、なおかつ登場人物には名前が与えられてはおらず、A、

    『失脚/巫女の死 デュレンマット傑作選』デュレンマット
  • swimming » 新本格よ、さらば ――『21世紀探偵小説』感想

    限界研[編]『21世紀探偵小説 ポスト新格と論理の崩壊』を読んで、つらつら思ったことを整理しておこうと思います。以下はこのの正確な解説ではなく、自分なりにこう解釈したという文章です。かなり大きなスパンの出来事を一個人の視点からアバウトに捉えており、客観的な正確さについては眉にツバしてください。 ■格ミステリは衰退期なのか? この評論集の全体的なテーマは大きく分けて二つあると思います。ひとつは、社会環境の変化を受けて格ミステリ作品内における論理のありかたにこれまでにはなかった変化が起きていること。もうひとつは、格ミステリはいま衰退期にあり、ジャンルの発展を望むなら次に向けた手を模索する必要があるということです。要は、きちんと現状を認識して将来の不安に備えましょうということですね。 まずは後者、格ミステリは当に衰退期なのかというところから始めましょう。結論を先に述べれば感覚的には

    swimming » 新本格よ、さらば ――『21世紀探偵小説』感想
  • 友桐夏、7年間の軌跡 - 一本足の蛸

    星を撃ち落とす (ミステリ・フロンティア) 作者: 友桐夏出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2012/06/28メディア: 単行購入: 3人 クリック: 103回この商品を含むブログ (29件) を見る はじめに 友桐夏が『白い花の舞い散る時間』でデビューしたのは2005年のことだから、今年でデビューから7年目ということになる。このたび古巣のコバルト文庫を離れて東京創元社のミステリ・フロンティアから再デビューすることとなった。 友桐夏はミステリ・フロンティアで書けばいいのに、というような意見はデビュー当時からあった。誰かどこで言っていたのかは忘れたし、探しても見つからなかったが、ここ にははっきりとそのような意見が書かれている。 なぜ、当時の読者がコバルト文庫でデビューした新人を評するのに全然無関係のミステリ・フロンティアに言及したのか、7年も経つと事情がわからない人も多いだろうと

    友桐夏、7年間の軌跡 - 一本足の蛸
  • 「ミステリの祭典」ミステリの採点&書評サイト

    皆さんから寄せられた5万件以上の書評ランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止 していません。ご注意を! 新着書評から探す 2023/04/27 00:09 - 空 作品: 死を選ぶ権利 作家: ジェレマイア・ヒーリイ 2023/04/26 22:43 - メルカトル 作品: 一九三四年冬―乱歩 作家: 久世光彦 2023/04/26 21:00 - レッドキング 作品: 真夜中の密室 作家: ジェフリー・ディーヴァー 2023/04/25 23:54 - nukkam 作品: 体育館の殺人 作家: 青崎有吾 2023/04/25 22:43 - あい 作品: 哀愁のストレンジャー・シティ 作家: ロス・H・スペンサー もっと見る

  • 作家の読書道 第94回:北山猛邦さん|作家の読書道|WEB本の雑誌

    『吸血鬼 (創元推理文庫―現代日推理小説叢書)』 江戸川 乱歩 東京創元社 778円(税込) 商品を購入する Amazon HonyaClub LawsonHMV honto 『風の歌を聴け (講談社文庫)』 村上 春樹 講談社 421円(税込) 商品を購入する Amazon HonyaClub LawsonHMV honto 『螢・納屋を焼く・その他の短編 (新潮文庫)』 村上 春樹 新潮社 432円(税込) 商品を購入する Amazon HonyaClub LawsonHMV honto ――幼い頃、読書は好きでしたか。 北山 : それが、小さい頃はほとんどを読まなかったんです。はじめての面白さを知ったのは中学生の時でした。それまでは外で遊ぶのが好きな子どもだったので、読書は縁遠かったですね。今では考えられないんですけれど(笑)、いつも外に出かけていました。公園に行ってサッカー

  • 【ネタバレ】感心したトリックってあるか?推理小説とか漫画で:アルファルファモザイク

    ■編集元:ニュース速報板より「感心したトリックってあるか?推理小説とか漫画で」 1 さいにち君(チベット自治区) :2010/10/12(火) 20:30:29.87 ID:xJWKTeAE0 ?S★(500002) ポイント特典 笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE http://news.livedoor.com/article/detail/5066157/ 2010年10月12日00時00分 / 提供:が好き! この作品を評価しない人は多いと聞く。 それはトリックの単純さに引っかかってその奥に潜むもっと大きなトリックに最後まで気付かなかったからであろう。著者いわく、 「トリックはあえて簡単にしました。トリックに気がついた人が一番だまされた人だという逆トリックなのです。」 そう、この作品の一番のトリックは、たいていの読者がすぐにわかってしまうよう

  • 海外ミステリ簡易データベース - MISDAS

    海外ミステリ総合データベース Multi-Information System of Detective And Suspense stories ミスダスは次のサイトに移転しました。 → http://mysterydata.web.fc2.com/ リンクを張っている方は、URLを修正していただければ幸いです。

  • 【手帖】「ポケミス」がリニューアル - MSN産経ニュース

    早川書房が刊行している新書判の翻訳ミステリーシリーズ「ハヤカワ・ポケット・ミステリ(ポケミス)」の装丁が、6日に発売された『卵をめぐる祖父の戦争』(デイヴィッド・ベニオフ著、田口俊樹訳)からリニューアルした。 新しいデザイナーには、米国の政治哲学者、マイケル・サンデルの『これからの「正義」の話をしよう』(同社)などを手がけた装丁家、水戸部功(みとべ・いさお)さんが就任。長年シリーズの表紙絵を担当し、今年3月に亡くなった洋画家の勝呂忠(すぐろ・ただし)さん(享年83)からバトンを受け継いだ。 リニューアルに伴い、文字を読みやすい大きさに変更した。表紙の絵柄は固定せず、今後、作品によってイラストや写真も使う方針という。 昭和28年創刊の「ポケミス」は、米国の作家、ミッキー・スピレインの『大いなる殺人』を皮切りに、現在まで1700冊以上の海外ミステリーを紹介。初期は江戸川乱歩が監修し、一時は推理