前回、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の主な活動のうち「国際開発プログラム」について紹介した。今回は、財団の資金の大部分が注がれているグローバルヘルスプログラムを紹介したい。 10年以上前、ゲイツ夫妻は「貧しい国々では、毎年何百万人という子どもたちが、米国では死の恐れがない病気で亡くなっている」という主題の記事を新聞で読んだ。その1つ「ロタウイルス」の存在が夫妻の目にとまった。毎年50万人の子どもたちがこのロタウイルスにより亡くなっていると書いてあったのだ。夫妻はこのウイルスの名を聞いたことがなかった。「最初は誤植だと思ったくらいだ。飛行機事故で人々が亡くなると新聞の一面に載るのに」と、ビル・ゲイツ氏は米国の有名ジャーナリスト、ビル・モイヤーズに語っている。 写真:ビル&メリンダ・ゲイツ財団ビジターセンター館内にて(サイコス撮影) ロタウイルスにかかると下痢の症状が現れる。先進国の子どもがロタウ
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