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"monetary policy"の検索結果1 - 40 件 / 100件

"monetary policy"に関するエントリは100件あります。 経済economics金融 などが関連タグです。 人気エントリには 『日銀が金融緩和縮小、長期金利の上限0.5%に 事実上の利上げ - 日本経済新聞』などがあります。
  • 日銀が金融緩和縮小、長期金利の上限0.5%に 事実上の利上げ - 日本経済新聞

    日銀は19~20日に開いた金融政策決定会合で、大規模緩和を修正する方針を決めた。従来0.25%程度としてきた長期金利の変動許容幅を0.5%に拡大する。20日から適用する。長期金利は足元で変動幅の上限近くで推移しており、事実上の利上げとなる。変動幅の拡大は21年3月に0.2%から0.25%に引き上げて以来となる。黒田東彦総裁が20日午後に記者会見を開き、決定内容を説明する。歴史的なインフレで海

      日銀が金融緩和縮小、長期金利の上限0.5%に 事実上の利上げ - 日本経済新聞
    • 非伝統的金融政策の効果と副作用

      非伝統的金融政策の効果と副作用 「金融政策の多角的レビュー」に関するワークショップ(第1回) ―― 第4セッション 非伝統的金融政策 ―― 2023年12月4日 日本銀行 企画局 ここで示された見解は、必ずしも日本銀行の公式見解を示すものではありません。 多角的レビューシリーズ Broad Perspective Review 問題意識 2 (注)左図の政策金利は月末値(政策金利がない期間は当座預金への付利金利をプロット)、CPI(除く生鮮)は消費税率引き上げの影響 を除く。右表のフォワードガイダンスの導入時期はFilardo and Hofmann[2014]の整理に基づく。 (出所)総務省、日本銀行 主要国中銀における非伝統的政策導入史  わが国では、「物価の安定」が課題となる中、名目短期金利のゼロ 制約に直面し、1990年代後半に非伝統的金融政策が導入された。  海外中央銀行の多

      • [FT]円安、日銀には物価「2%目標」達成の好機(社説) - 日本経済新聞

        円の実質実効為替レートが1970年代前半以来の低水準にある。かつてなら、これほどの円安となれば、割安な日本製品の流入を恐れる欧米諸国と日本政府の間で非難の応酬が繰り広げられたはずだ。そのような時代はもう終わった。今日では円安に対し、海外ではなく日本国内で不満が渦巻く。日銀に利上げを求める声があるが、それは間違いだろう。目先は痛みが伴うとしても、円安は厄介な問題というより、緩やかに物価が上昇するリ

          [FT]円安、日銀には物価「2%目標」達成の好機(社説) - 日本経済新聞
        • Shirakawa(2023)対白川(2002) - himaginary’s diary

          IMFの白川論文が話題になったが、小生から見ておかしいと思われる点をまとめておく。 日本の2000-2012年の生産年齢人口当たりの成長率がG7の中で最も高いことをゼロ金利制約の無効性の根拠としているが、12年前の拙エントリで示したように、その期間の生産年齢人口当たりの成長率は、リーマン・ショックの影響もあり、期間の取り方によって簡単に国別の大小がひっくり返るので、分析や議論の根拠に使うのは不適切。 同期間の需給ギャップを見ると、内閣府の計算でも日銀の計算でも概ねマイナスであった時期であり、需要が供給に比べて不足していた。その期間に確かに実質GDPは2000年度の485.6兆円から2012年度の517.9兆円に6.7%増加しているが、一方で名目GDPは537.6兆円から499.4兆円に7.1%減少している。即ちGDPデフレータの1割以上の低下が生じていたのであり、需給ギャップのマイナス傾向

            Shirakawa(2023)対白川(2002) - himaginary’s diary
          • 「デフレは働く人を抑圧」 元日銀委員の片岡氏が賃上げを訴えるわけ:朝日新聞デジタル

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              「デフレは働く人を抑圧」 元日銀委員の片岡氏が賃上げを訴えるわけ:朝日新聞デジタル
            • 【コラム】異例の規模の日銀リーク、真剣な調査を-リーディー&モス

              日本銀行には抜本的修理が必要だ。 19日午後に日銀が金融政策の大転換を発表した時には、誰も気にしなかった。日銀が何をするのか、細部まで誰もが既に知っていたのだ。 植田和男総裁が昨年就任して以来、選択的な情報開示が日銀の特徴の一つになっているからだ。全ての大きな変更は事前にかなり詳細に報道されてきた。しかし、その不名誉な基準に照らしても、注目された3月の金融政策決定会合から流出した情報のレベルはスキャンダラスだった。 会合が始まる前から、変更を示唆する国内メディアの報道が続いていた。だが特に注目すべきは、日銀が国会質疑を除いて対外発言しないとしたブラックアウト期間入りした後に行われたことだ。 そして会合2日目である19日の午前2時、日本経済新聞の電子版は、日銀がマイナス金利政策のほか、長期金利を抑え込むためのイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)や上場投資信託(ETF)などリスク

                【コラム】異例の規模の日銀リーク、真剣な調査を-リーディー&モス
              • 「ここで財政出動せずにどうする」 日銀・安達委員、財政規律「話は早い」 | 毎日新聞

                3月に日銀の審議委員に就任した安達誠司氏が毎日新聞の単独インタビューに応じた。新型コロナウイルスの感染拡大を巡る危機対応について「ここで財政を出動せずにどうするのか。今のところ財政規律の話をするのは早い気がする」と述べ、財政健全化の議論は時期尚早との認識を示した。財政赤字の拡大に対しては「金利が一方的に上がって財政が破綻しないよう金利をコントロールする」と、日銀の積極的な国債購入で金利急騰を防ぐ考えを示した。 日銀は4月の金融政策決定会合で国債の無制限購入を表明。政府が新型コロナに対応する補正予算を編成して巨額の国債を追加発行しても、金利上昇など市場の混乱が起きにくい環境を整えた。安達氏は「リーマン・ショックの時のような金融システムの不安定化を避けることが優先事項の一つだ。迅速な対応で今のところは起きていない」と述べ、日銀の危機対応策がマーケットの安定に効いていると評価した。

                  「ここで財政出動せずにどうする」 日銀・安達委員、財政規律「話は早い」 | 毎日新聞
                • 量的緩和が効く理由 - himaginary’s diary

                  以前ここで紹介した論文の掲載が決まったとのことで、著者の一人のエガートソンがツイッターでスレッドを立てて同論文を解説している(H/T タイラー・コーエン)。 Bernanke famously quipped that “The problem with Quantitative Easing (QE) is that it works in practice but not in theory”. My paper with Bhattarai and Gafarov on how QE can work in theory is forthcoming in the Review of Economic Studies. A thread: First, on QE not working in theory: I think Bernanke had in mind QE2 and

                    量的緩和が効く理由 - himaginary’s diary
                  • アングル:JGBショートの海外勢に試練、日銀の緩和姿勢強くコスト膨張

                    7月15日、日銀が超金融緩和を解除せざるを得なくなる──。こうした予想に賭けている投資家は抱えるリスクがより大きくなり、ポジション運営のコストも割高化しつつある。東京都で6月17日撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [シンガポール/ニューヨーク 15日 ロイター] - 日銀が超金融緩和を解除せざるを得なくなる──。こうした予想に賭けている投資家は抱えるリスクがより大きくなり、ポジション運営のコストも割高化しつつある。日本国債市場を舞台にしたこれら投資家と日銀の対決が、一段と日銀優位に傾いているからだ。 今や主要国の中央銀行で、マイナス金利政策の継続が見込まれるのは日銀だけになった。そこで利上げに乗り出した他の主要国との金利差拡大が円を直撃すると、いざ好機と活発に動き始めたのがヘッジファンドやモメンタムに乗じる市場参加者だ。

                      アングル:JGBショートの海外勢に試練、日銀の緩和姿勢強くコスト膨張
                    • クルーグマンのインフレ/ディスインフレ論 - himaginary’s diary

                      今月12日の米CPI公表以降、クルーグマンが精力的に米インフレについてツイートしている。 公表当日のスレッドでは、リアルタイムにCPI公表をカウントダウンして待ち構えている。 So, 12 minutes until C-hour, as in CPI. And you know that all the headlines will be about headline and core inflation over the past year — even though everyone knows these are poor indicators of the current state of inflation 1/ Things we know: shelter costs are a hugely lagging indicator, reflecting a surge in

                        クルーグマンのインフレ/ディスインフレ論 - himaginary’s diary
                      • 日本のインフレ鈍化のリスク高い-ゴピナートIMF筆頭副専務理事

                        国際通貨基金(IMF)のゴピナート筆頭副専務理事は18日、日本のインフレ率は結果的に目標を下回る高いリスクがあるため、日本銀行は世界の他の中央銀行とは異なる課題に直面していると語った。 ゴピナート氏はスイスのダボスで開催されている世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)に合わせてブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ、「日銀は極めて複雑な決定に対処しなければならない」と指摘。日本のインフレ率は上昇しているが、世界の他の主要国・地域とは違い、「インフレ率が再び目標を大きく下回るリスクは高いままだ」と語った。 その上で日銀について、「彼らは金融政策を緩和的に維持しつつ、それが新たに発表されるインフレデータの上振れと整合的であるよう確実にするという、こうした複雑なトレードオフに対処する必要がある」と話した。 このほか、世界的な物価動向を巡っては、ヘッドラインのインフレは恐らくピ

                          日本のインフレ鈍化のリスク高い-ゴピナートIMF筆頭副専務理事
                        • 利上げ時のインフレと失業率には因果関係はあるのか? - himaginary’s diary

                          という点についてオリビエ・ブランシャールとリカルド・ライスが議論している。具体的には、利上げでインフレを下げる際に失業率が上昇するのは副作用に過ぎず、失業率上昇という経路を通じてインフレが低下するわけではない、とリカルド・ライスがデビッド・ベックワースとの対談で述べ、その言葉をベックワースがツイッターで紹介したところ、ブランシャールが反応して以下のようにツイートしている。 Dear Ricardo, I am puzzled. For me, the increase in unemployment is causal, not a side effect, for inflation. Do you mean to say that, if we could avoid the side effect, we could decrease inflation without higher

                            利上げ時のインフレと失業率には因果関係はあるのか? - himaginary’s diary
                          • 前副総裁「日銀は動く必要なかった」 引き締めが招くリスク指摘:朝日新聞デジタル

                            ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 --><!--株価検索 中⑤企画-->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">

                              前副総裁「日銀は動く必要なかった」 引き締めが招くリスク指摘:朝日新聞デジタル
                            • 日銀、追加の金融緩和策を決定 国債購入の制限を撤廃 - 日本経済新聞

                              日銀は27日、金融政策決定会合を開き、追加の金融緩和策を決めた。新型コロナウイルスの感染拡大で経済が急速に悪化するなか、長期金利の上昇を抑えるため、国債を制限なく必要な量を購入する。社債などの買い入れ枠は合計20兆円と従来の3倍近くに増やす。市場に供給する資金を増やし、財政や企業の資金繰りを支援する。日銀の黒田東彦総裁が午後に記者会見を開いて内容を説明する。今回決めた追加緩和策の柱の一つは日

                                日銀、追加の金融緩和策を決定 国債購入の制限を撤廃 - 日本経済新聞
                              • クルーグマン銀行危機を語る - himaginary’s diary

                                前回エントリで紹介したサマーズの銀行危機についてのインタビューは、3月21-22日に開催されたFOMCの前週に実施されたもののようで、25ベーシスポイントの引き上げを言外に言い当ててたが、FOMC直前の3/20の連ツイでクルーグマンは、FRBは何もするな、と主張していた。 So, on vacation — but in the middle of a banking crisis. Will weigh in with a newsletter tomorrow, but where my thinking is right now. The banking mess is, as far as I can tell, sufficient reason for the Fed to pause until we know more 1/ Before banks started exp

                                  クルーグマン銀行危機を語る - himaginary’s diary
                                • 白川氏のMMT論? - himaginary’s diary

                                  前回エントリで紹介したサマーズの回答を引き出した白川氏の質問は以下の通り。 Thank you for it. My name is Masaaki Shirakawa, a former governor of Bank of Japan. I have a question about interlinkage between monetary policy and fiscal policy, specifically, rationale for having two percent inflation target. The typical argument goes that the central bank is constrained by the presence of effective lower bound. Therefore, central bank need

                                    白川氏のMMT論? - himaginary’s diary
                                  • グローバル化の反転と金融政策 - himaginary’s diary

                                    前回エントリで紹介したトーマス・ジョルダン(Thomas Jordan)スイス国立銀行総裁の講演の前半では、グローバル化の影響について語っている。労働、資本、技術という成長の3つの要素について、それぞれ、国際的な分業、国際的な投資の活発化、知識の交換の活発化とイノベーションの進展がみられた、という。そして、金融政策への影響について次のように述べている。 Globalisation also had a major impact on monetary policy. The most important change in this respect was the increasingly global production of goods, which reduced inflationary pressure. The latter also fell because the glo

                                      グローバル化の反転と金融政策 - himaginary’s diary
                                    • 日銀の金融政策正常化、最短なら来年半ばに判断も-片岡前審議委員

                                      Source: Bloomberg Economics; Photo: Bank of Japan, Senshu University, Nomura Holdings 日本銀行の審議委員を7月に任期満了で退任した片岡剛士氏は、最短なら来年半ばに日銀が金融緩和政策からの正常化に踏み出すべきかを判断するタイミングが訪れる可能性もあるとみている。 片岡氏は9日のインタビューで、原材料高の価格転嫁の動きが継続して「2、3%の名目賃金の引き上げが続く見通しになれば、賃金上昇を伴う物価上昇が確認できる可能性はある」と述べた。正常化は「早めの判断が行われる場合が来年の半ばだ」との見方を示し、「ナローパスであり、奇跡に近いと思う」とも話した。 「原材料価格の上昇を企業が価格に転嫁し始め、その結果として賃金が少しずつ上がる好循環が緩やかながらも見えてきている」と指摘。「局面変化が起きている。デフレ感覚の

                                        日銀の金融政策正常化、最短なら来年半ばに判断も-片岡前審議委員
                                      • 金融政策には長期的な効果があるか? - himaginary’s diary

                                        という小論がSF連銀のEconomic Letterに上がっている。原題は「Does Monetary Policy Have Long-Run Effects?」で、著者はÒscar Jordà(SF連銀)、Sanjay R. Singh(同)、Alan M. Taylor(UCデービス)。 Monetary policy is often regarded as having only temporary effects on the economy, moderating the expansions and contractions that make up the business cycle. However, it is possible for monetary policy to affect an economy’s long-run trajectory. Analy

                                          金融政策には長期的な効果があるか? - himaginary’s diary
                                        • 中央銀行にとっては少々益益弁ず - himaginary’s diary

                                          3/5エントリに、そこで取り上げた白川論文が掲載されたIMF季刊誌の同じ号の表題のラジャン論文(原題は「For Central Banks, Less Is More」)をどう思うか、というコメントを頂いた。 同論文の主旨を乱暴にまとめると、今現在問題になっている高インフレレジームと、これまで問題になってきた(そして今後また舞い戻る可能性のある*1)低インフレレジームでは、中央銀行に求められるコミットメントが違うが、コミットメントにおける時間的整合性ないし時間軸効果*2の性格上、どちらかしか中央銀行しか選べないので、より弊害の少ない高インフレレジームのコミットメントを選ぶべし、ということになる。 これに読んで小生の思いついたことを箇条書きにまとめると以下のようになる。 ラジャンは、金融緩和策が高インフレ期において及ぼす弊害と低インフレ期においてもたらす利得を比較して、前者の害の方が大きいと

                                            中央銀行にとっては少々益益弁ず - himaginary’s diary
                                          • 「日銀の新総裁は誰か」より注目すべきたった1つのこと

                                            58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、UFJ総研など12社を経て、現在、楽天証券経済研究所客員研究員、マイベンチマーク代表取締役。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 日本銀行の正副総裁の任期が迫ってきた。「日銀の新総裁は誰か」に世間の注目が集まっているが、国民や投資家が注目すべきポイントは別にあると筆者は考えている。それは、日銀の新体制が金融緩和の見直しを「どのくらいのスピードで行うか」を探ることだ。(経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員 山崎 元) 日銀正副総裁人事の 真の注目点とは? 「岸田リスク本番」だと筆者が恐れているイベントがいよいよやって来る。 日本銀

                                              「日銀の新総裁は誰か」より注目すべきたった1つのこと
                                            • 最近の円安はファンダメンタルズ主導、政策変更の理由にならず=IMF

                                              4月20日、国際通貨基金(IMF)高官は、最近の円安はファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)主導であり、日銀の超低金利政策を含む日本の経済政策を変更する理由にはならないとの見解を示した。米首都ワシントンで2016年10月撮影(2022年 ロイター/Yuri Gripas) [東京 21日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)高官は20日、最近の円安はファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)主導であり、日銀の超低金利政策を含む日本の経済政策を変更する理由にはならないとの見解を示した。 IMFアジア太平洋局のサンジャヤ・パンス副局長はロイターのインタビューで「円相場でこれまでに見られているのはファンダメンタルズ主導だ」とし、「経済政策立案は引き続きファンダメンタルズに目を向けるべきだ。現在の動向はファンダメンタルズを反映しており、経済政策を変更する理由は見当たらない」と述べた。

                                                最近の円安はファンダメンタルズ主導、政策変更の理由にならず=IMF
                                              • コストプッシュ型インフレ、財政政策で対処を=日銀研究会

                                                日銀は23日、3月に開催した日本の物価を議論するワークショップの詳細を公表し、外部の識者から、商品市況の上昇が主導するコストプッシュ型インフレには金融政策ではなく財政政策で対処するのが適切だとの指摘が出ていたことが分かった。資料写真、日銀本店外観、2009年3月撮影(2022年 ロイター/Yuriko Nakao) [東京 23日 ロイター] - 日銀は23日、3月に開催した日本の物価を議論するワークショップの詳細を公表し、外部の識者から、商品市況の上昇が主導するコストプッシュ型インフレには金融政策ではなく財政政策で対処するのが適切だとの指摘が出ていたことが分かった。黒田東彦総裁ら幹部は、改めて金融緩和の継続が重要だと語った。

                                                  コストプッシュ型インフレ、財政政策で対処を=日銀研究会
                                                • 中央銀行の「静かなる反革命」を望むサマーズ - himaginary’s diary

                                                  「日銀の白川元総裁が経済学者サマーズ氏の講演で非常に興味深い質問をしていた | グローバルマクロ・リサーチ・インスティテュート」で紹介されているように、サマーズの5/30のPIIE講演(イベント全体のリンクはこちら)の質疑応答において白川方明・元日銀総裁が質問を投げ掛けているが、その回答においてサマーズは、透明性や数値目標が主流になる*1以前の中央銀行への郷愁を露わにしている。 I guess my real view of this is that I think it was a mistake to declare a numerical term. My broad view -- I've said this many times -- my broad view is that Paul Volcker and Alan Greenspan understood what th

                                                    中央銀行の「静かなる反革命」を望むサマーズ - himaginary’s diary
                                                  • 量的緩和の50の陰影:経済分析における利害の衝突 - himaginary’s diary

                                                    というNBER論文が書かれており、関連VoxEU記事も上がっている(H/T タイラー・コーエン、Mostly Economics)。論文の原題*1は「Fifty Shades of QE: Conflicts of Interest in Economic Research」で、著者はBrian Fabo(スロバキア国立銀行)、Martina Jančoková(ECB)、Elisabeth Kempf(シカゴ大)、Lubos Pastor(同)。 以下はungated版の結論部。 We analyze the conflict of interest faced by central bank economists who conduct research evaluating central bank policies. Comparing the findings of centra

                                                      量的緩和の50の陰影:経済分析における利害の衝突 - himaginary’s diary
                                                    • ジェイソン・ファーマン「3%インフレ目標に切り替えよ」 - himaginary’s diary

                                                      ジェイソン・ファーマンが、表題のことを訴えたWSJ論説を解説する連ツイを立てている。 My @WSJopinion argues that the Fed should make a "hawkish pivot" to a higher inflation target. Specifically get inflation <3.0%. Then shift to a 2-3% range, stick with that, and re-emphasize the price stability side of the mandate. A 🧵 summarizes. 1st: What is the right blank slate inflation target? Inflation is costly & inconvenient. But it also plays a

                                                        ジェイソン・ファーマン「3%インフレ目標に切り替えよ」 - himaginary’s diary
                                                      • 予告されたドル化の記録:インフレと為替相場の動学 - himaginary’s diary

                                                        というNBER論文をIván Werningらが上げている(H/T Mostly Economics)。原題は「Chronicle of a Dollarization Foretold: Inflation and Exchange Rates Dynamics*1」で、著者はTomás E. Caravello、Pedro Martinez-Bruera、Iván Werning(いずれもMIT)。 以下はその要旨。 We study the effects of an anticipated dollarization, announced today but planned to be implemented at some future date, in a simple open-economy model. Motivated by the profile of countr

                                                          予告されたドル化の記録:インフレと為替相場の動学 - himaginary’s diary
                                                        • 原油価格、金融政策、およびインフレ高騰 - himaginary’s diary

                                                          というNBER論文をガートラーらが上げている(ungated(SSRN)版)。原題は「Oil Prices, Monetary Policy and Inflation Surges」で、著者はLuca Gagliardone、Mark Gertler(いずれもNYU)。 以下はその要旨。 We develop a simple quantitative New Keynesian model aimed at accounting for the recent sudden and persistent rise in inflation, with emphasis on the role of oil shocks and accommodative monetary policy. The model features oil as a complementary good for

                                                            原油価格、金融政策、およびインフレ高騰 - himaginary’s diary
                                                          • 同じ目標、違う経済:インフレの各国比較 - himaginary’s diary

                                                            というタイトルのレポート(原題は「Same Target, Different Economies: A Cross-Country Analysis of Inflation」)をセントルイス連銀の研究者2人(YiLi Chien、Julie Bennett)が3月に同銀の「Regional Economist」サイトに上げている(Mostly Economist経由のセントルイス連銀「On the Economy」ブログ経由)。 レポートでは2012年1月から2019年9月のOECDのCPIデータを元に、米日独仏英の5ヶ国についてCPIインフレ率に最も寄与した5項目を挙げている。 国 総合インフレ率平均 費用項目 インフレ寄与(%ポイント) 全体のインフレ率に占める比率 米国 1.56% 住宅、水道、電気、ガス及びその他の燃料 1.00 64% その他の財、サービス 0.21 13%

                                                              同じ目標、違う経済:インフレの各国比較 - himaginary’s diary
                                                            • YCC運用の柔軟化「私なら反対」 片岡剛士・前日銀審議委員 - 日本経済新聞

                                                              日銀は7月の金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の柔軟化を決めた。今回の政策修正について、日銀前審議委員であるPwCコンサルティングのチーフエコノミスト、片岡剛士氏は「早すぎた」としたうえで「私なら反対していた」と語る。「安易にやらなくてもよかった」――YCC柔軟化という日銀の決定をどう評価していますか。「長期金利の(0.5%を超えた)上昇を許容するには

                                                                YCC運用の柔軟化「私なら反対」 片岡剛士・前日銀審議委員 - 日本経済新聞
                                                              • 2022年ノーベル経済学賞をめぐる毀誉褒貶

                                                                2022年ノーベル経済学賞受賞者が10月10日に発表され、ダイアモンド、ディビッグ、バーナンキの三人が受賞したことはすでに旧聞に属する。その受賞理由は、銀行が持つ本質的な不安定性についての理論と、銀行破綻が恐慌のような形で実体経済に影響する方法の解明だ。 さて、ノーベル経済学賞は毎年発表されるたびに「なんであいつなんだ」、「あいつにやるならこいつにもやるべきだ」、「こいつを先にすべきだった」といったグチが飛び交う。だが個人的な印象として、2022年は特に呪詛や罵倒が多かったように思う。そしてそのほとんどは、ベン・バーナンキに対する呪詛だった。 バーナンキの理論は、銀行部門の破綻が実体経済になぜ波及するかをめぐるものだ。それは銀行融資の縮小と資産価格下落の悪循環を通じて起こる。その理論家としての実績もさることながら、彼はアメリカのFRB議長として、自分の理論の持つ含意をリーマンショック/世界

                                                                  2022年ノーベル経済学賞をめぐる毀誉褒貶
                                                                • 金融政策とクレジットカード支出 - himaginary’s diary

                                                                  というIMF論文をMostly Economicsが紹介している(cf. 著者たち自身が研究を紹介したVoxEU/CEPR記事[H/T 本石町日記さんツイート])。原題は「Monetary Policy and Credit Card Spending」で、著者はFrancesco Grigoli(IMF)、Damiano Sandri(BIS、CEPR)。 以下はその要旨。 We analyze the impact of monetary policy on consumer spending using credit card data. Because of their high frequency, these data improve identification and allow for a precise characterization of the transmiss

                                                                    金融政策とクレジットカード支出 - himaginary’s diary
                                                                  • 日銀の金融緩和修正、苦渋のサプライズ 市場は波乱含み - 日本経済新聞

                                                                    【この記事のポイント】・急激な円安・物価高に批判、修正迫られる・住宅ローンは上昇も、資産運用にはプラス・市場との対話に課題、信頼取り戻す努力欠かせず日銀は20日の金融政策決定会合で長期金利の上限を0.25%程度から0.5%程度に引き上げた。2013年から始めた大規模緩和の事実上の縮小で、住宅ローン金利や企業向け貸付金利の引き上げによって景気には逆風となりかねない。市場参加者が次の「サプライズ」を

                                                                      日銀の金融緩和修正、苦渋のサプライズ 市場は波乱含み - 日本経済新聞
                                                                    • 若田部副総裁、低金利やマイナス金利長期化望まない-「出口」急がず

                                                                      日本銀行の若田部昌澄副総裁は3日、ニューヨークでの講演後の質疑応答で、低金利やマイナス金利の長期化は望まないと語った。 追加緩和に前向きなリフレ派として知られる若田部副総裁はジャパンソサエティーでの講演後、理想をいえば2%の物価目標を達成し、現在のマイナス金利政策をできるだけ早くやめたいが、それは大規模な金融緩和を終わらせる「出口」に急いでいるという意味ではないと発言。長期にわたりいつまでも低金利を維持することは望んでいないと述べた。 若田部氏はまた、危機対応時の政策協調について、財政政策当局と金融政策当局が協力して状況に対処する必要があると指摘した。 関連記事

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                                                                      • 貿易戦争、名目硬直性、および金融政策 - himaginary’s diary

                                                                        というNBER論文が上がっている。原題は「Trade Wars, Nominal Rigidities and Monetary Policy」で、著者はStéphane Auray(ENSAI)、Michael B. Devereux(ブリティッシュコロンビア大)、Aurélien Eyquem(HECローザンヌ)。 以下はその要旨。 This paper shows that the outcome of trade wars for tariffs and welfare will be affected by the monetary policy regime. The key message is that trade policy interacts with monetary policy in a way that magnifies the welfare costs

                                                                          貿易戦争、名目硬直性、および金融政策 - himaginary’s diary
                                                                        • 日銀の金融緩和「非常に適切」 インフレ圧力弱さ続く―IMFエコノミスト:時事ドットコム

                                                                          日銀の金融緩和「非常に適切」 インフレ圧力弱さ続く―IMFエコノミスト 2022年07月28日07時07分 国際通貨基金(IMF)チーフエコノミストのピエール・オリビエ・グランシャ氏(IMF提供・時事) 【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)のチーフエコノミスト、ピエール・オリビエ・グランシャ氏は26日、時事通信のインタビューに応じ、日本経済について「(欧米に比べ)インフレ圧力が弱く、現時点で金融引き締めが必要な兆候は見られない」との認識を示した。景気を支えるため、日銀が金融緩和策を続けることは「非常に適切」と明言した。 緩和継続「賃上げ後押し」 6月の日銀会合議事要旨 グランシャ氏は日本のインフレ率が2022年は1.9%、23年は1.3%と、日銀が目標とする2%を下回ると予想。「金融緩和が持続的な経済活動を支え、(円安で)日本製品の国際競争力も増す」と強調した。 米国や欧州などの主要中

                                                                            日銀の金融緩和「非常に適切」 インフレ圧力弱さ続く―IMFエコノミスト:時事ドットコム
                                                                          • 日本における非伝統的金融政策と債務の持続可能性 - himaginary’s diary

                                                                            というのが、前回エントリで紹介したブランシャールのツイートで、確率的債務持続可能性分析(stochastic debt sustainability analysis=SDSA)の好例として取り上げられていたSSRN論文のタイトルである(原題は「Unconventional monetary policy and debt sustainability in Japan」)。著者はEnrique Alberola(スペイン銀行)、Gong Cheng(BIS)、Andrea Consiglio(パレルモ大)、Stavros A. Zenios(キプロス大)。 論文の中心的な結果は以下の図5に表されている。 横軸が年、縦軸が債務GDP比率であり、赤線と青線はそれぞれ下から順に10%、25%、50%、75%、90%の確率での分位グラフである(50%は破線、他は実線)。赤線は実際のデータならびに

                                                                              日本における非伝統的金融政策と債務の持続可能性 - himaginary’s diary
                                                                            • 「2%インフレ目標」堅持を 植田和男日銀新総裁の課題 本多佑三・大阪学院大学教授 - 日本経済新聞

                                                                              ポイント○黒田体制はデフレ基調からの脱却に成功○インフレ目標を見直せば円高など弊害大○新執行部は現在の緩和政策の継続明確に黒田東彦総裁をはじめとする日銀の現執行部が退任し、植田和男氏を総裁とする新体制がスタートする。本稿では黒田体制の約10年間の金融政策を振り返るとともに、これを引き継ぐ新執行部の課題を考えたい。金融政策について考える場合、その目的、目標、手段の3つに分けて議論を整理すると理解

                                                                                「2%インフレ目標」堅持を 植田和男日銀新総裁の課題 本多佑三・大阪学院大学教授 - 日本経済新聞
                                                                              • 財政ツールとしての為替管理 - himaginary’s diary

                                                                                というNBER論文(原題は「Exchange Controls As A Fiscal Instrument」)をStephanie Schmitt-Grohé(コロンビア大)とMartín Uribe(同)が上げている(ungated版)。以下はその要旨。 About 20 percent of countries have in place dual, multiple, or parallel exchange rates. Exchange controls represent a form of distortionary commercial policy. We study an optimal taxation problem of a government with chronic fiscal deficits and two distortionary instrum

                                                                                  財政ツールとしての為替管理 - himaginary’s diary
                                                                                • 豪州準備銀行の債務超過が心配に及ばないわけ - himaginary’s diary

                                                                                  既に日本でも共同やロイターが報じているが、豪州準備銀行のブロック副総裁が同行が債務超過に陥ったことを明らかにした。その講演をMostly Economicsが「Australia central bank has negative equity due to losses from bond holdings, but nothing to worry」と題したエントリで紹介しているので、以下に孫引きしてみる。 I am going to use my time to talk about two issues: the review of our bond purchase program (BPP) during the pandemic; and the Bank’s financial statements for 2021/22. The two issues are relat

                                                                                    豪州準備銀行の債務超過が心配に及ばないわけ - himaginary’s diary

                                                                                  新着記事