J1残留争い中の浦和が、来季監督の第1候補としてG大阪の西野朗監督(56)をリストアップしていることが20日、分かった。浦和は今季、選手としてチームで活躍したペトロビッチ監督(46)を招聘(しょうへい)。しかし、リーグ序盤に9戦勝ちなしなど低調が続き、終盤までJ1残留争いをする状況に陥った。来季の立て直しに向け、クラブはGM職を兼務できる手腕を持つ「全権監督」の就任を希望。G大阪を常勝チームへと押し上げた地元埼玉出身の西野監督に、白羽の矢が立った。 08年アジア最優秀監督にも選ばれた名将・西野監督に、浦和がクラブを託す可能性が浮上した。現在リーグ15位の浦和は、来季の監督候補を日本人にしぼって検討しているが、西野監督はそのリストの筆頭。橋本光夫社長はこの日、後任監督についてはノーコメントとしたものの、J1残留が決定次第、具体的な契約内容などをつめて交渉を進めるとみられる。 浦和は今季、優勝