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やまもといちろうの検索結果241 - 280 件 / 649件

  • 「ロシア産海産物の日本輸入は継続」を巡って大揉め : やまもといちろう 公式ブログ

    事実関係としては、ロシア産を国産を偽って輸入しているという話よりも、漁獲の中心となっているのはロシア側経済水域であってむしろ「日本が獲らせていただいている」「いままでうまい具合にロシア側と調整してモノが入ってきていた」という状態なので、今回「禁輸や」とやられると本当に産業が死ぬのでどうにかしてほしいという事案であろうと認識しています。 他方、ロシアがウクライナでやったことはガチもんの侵略と解され、民主主義国家として日本も国際社会の重要な一員として対ロシア制裁に加わらないわけにはいかない、また、実際に産業が死ぬよりもウクライナ人もロシア人も死んでしまっているわけで、この戦争をやめさせるために態度をしっかり示す目的で禁輸措置も含めた経済制裁をしっかりやらなければならないのもまた当然のことです。 ところが、特定の自民党議員が地元経済からの陳情を理由にロシア側に事実上立って、これらの海産物の禁輸措

      「ロシア産海産物の日本輸入は継続」を巡って大揉め : やまもといちろう 公式ブログ
    • 西野亮廣さんのサロン、『えんとつ町のプペル』で咲いたサクラが散り始める : やまもといちろう 公式ブログ

      国内アニメ界隈を活況に湧かせた『鬼滅の刃』と『シンエヴァンゲリオン』というふたつの大ヒット作に挟まれる形で、俺たちの西野亮廣さんが送り出した『えんぴつ町のプペル』が忘れ去られているのではないかと危惧しています。 映画サイトの評価ではそれなりに高い評判を得ている割に、マーケティング会社のピックアップパネルによる映画評価では全年齢平均男女で☆2を割り込むという低迷をしてしまっている本作品ですが、西野亮廣さんが好きな人たちにとっては強いメッセージ性とスタジオ4℃のアニメ制作能力の高さでリピーターを多く確保し、興行収入という点ではまずまずの結果になったのではないでしょうか。 ただ、どうもネタとしていろんな反動があったようで、サクラの木が植わっている「西野亮廣エンタメ研究所」では早くもサクラが散り始めています。まだこれからが花見のシーズンだと思っていたのに、これは大変なことです。 このままでは「えん

        西野亮廣さんのサロン、『えんとつ町のプペル』で咲いたサクラが散り始める : やまもといちろう 公式ブログ
      • 【書評連載】『100分de名著』(NHKテキスト)に公共放送の本気と闇を見た|山本一郎(やまもといちろう)

        月刊『MONOQLO』で書評連載を続けて早ン年、読者の皆さんからたびたび「Webと連動せんの?」と言われていたのを思い出し、先月24年1月号の掲載本をプレイバックしようと思うんですよ。 お題はNHK『100分de名著』でございますね。 ぶっちゃけ、毎月いろいろあって面白い。もうこれでいいじゃん 世には本の要約サービスがあって同一性保持権で面倒ごとがあったり、隙間時間にAudibleを1.5倍速で聴き読んで理解したつもりになって全部忘れてたり、いろいろあるじゃないですか。 でもNHKが繰り出す『100分de名著』は違う。本当の意味で、知の塊を口の中に押し込むような、確かに大学時代に良く分からん授業で岩波新書のような良書()を課題図書に掲げられ、そのクソ難解な何かを押し込まれて四苦八苦するのとはまた異なる、完全なるそれっぽい世界に誘ってくれるのであります。 いわば、歴史や物理学のような「教科書

          【書評連載】『100分de名著』(NHKテキスト)に公共放送の本気と闇を見た|山本一郎(やまもといちろう)
        • ガーシー、堀江貴文、立花孝志による中傷とガサ入れについて : やまもといちろう 公式ブログ

          ガーシーこと東谷義和さんの関係先にガサ入れが入り、常習的脅迫という割と強いアカン感じのネタになっておりました。 ガーシー議員の関係先捜索 複数の著名人を脅迫の疑い 立花党首「3月に帰ってくる…」 | FNNプライムオンライン https://www.fnn.jp/articles/-/469768 一部報道機関に前打ちもあったため、昨夜から大量の取材やコメント依頼を各社からいただいていたのですが、誤解もあるようですが、ガーシーさんを刑事告訴したのは私ではありません…。あくまで、ガーシーさんに取り上げられた著名人や所属事務所から相談を受けた際に、所轄署への被害届や警察関係に強い弁護士の紹介をしたのみで、その後の経緯は知りません。今回のガサ入れについても記者クラブで察知した特定の記者の方からご連絡を個人的に頂戴して知ったのみです。当然ですが、それ以上の捜査情報も存じません。 ひろゆき、ホリエモ

            ガーシー、堀江貴文、立花孝志による中傷とガサ入れについて : やまもといちろう 公式ブログ
          • 朝日新聞系『論座』のコロナ統計記事で、安倍政権批判したいが故の盛大な誤報が勃発 : やまもといちろう 公式ブログ

            あまりにも滅茶苦茶な論考記事が朝日新聞系ウェブメディア『論座』に掲載されていたので、驚いて質問をTwitterでしてみたのですが回答は得られませんでした。Youtubeでも第一報についてコメントしてみました。 元の記事はこちらです。 「超過死亡グラフ改竄」疑惑に、国立感染研は誠実に答えよ! - 佐藤章|論座 - 朝日新聞社の言論サイト https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020052600001.html (魚拓) https://web.archive.org/web/20200527093546/https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020052600001.html うーん、どこから突っ込んだらいいんだろう。そのぐらい、かなり無茶な記事なのですが、結論から言えば、グラフ改竄な

              朝日新聞系『論座』のコロナ統計記事で、安倍政権批判したいが故の盛大な誤報が勃発 : やまもといちろう 公式ブログ
            • それって,ブロックチェーン使わなくてもいいんじゃないですか? 第1回:あなたのWebはいくつ?

              それって,ブロックチェーン使わなくてもいいんじゃないですか? 第1回:あなたのWebはいくつ? ライター:しおにく お久しぶりです,しおにくです。 昔からの4Gamerの読者からすると「まだ生きてたんだ?」という感じかと思いますが,ご無沙汰しております。 最近の読者の皆さんに自己紹介をしておくと,今から20年ほど前にMMORPG「SealOnline」の運営会社の社長兼ゲームマスターとして,ゲーム業界でのキャリアをスタートしました。その後もソーシャルゲームやスマホゲームの企画開発運営を続けつつ,RMT(Real Money Trading)対策に取り組んだり,コンプガチャ問題の解決で業界ガイドラインを作ったりしながら,ゲームとそれを取り巻く社会について考え続けています。 今回の連載のテーマに関連したところですと,直近で「NFTゲーム・ブロックチェーンゲームの法制」(商事法務,2022年)や

                それって,ブロックチェーン使わなくてもいいんじゃないですか? 第1回:あなたのWebはいくつ?
              • 山本一郎、ついに家業の一部から足抜けする|山本一郎(やまもといちろう)

                4月5日付で、いままで関係していた産業廃棄物関連や運送の仕事、計7社から降ろさせていただくことになりました。2026年3月までは資源関係だけのお付き合いとなろうかと思います。関係先の皆さまには、いままでの長らくのお付き合いについて深い御礼とともに、この後のご清栄を心よりお祈り申し上げます。 本当は昨年で契約満了と共にすべて終わるはずが、皆さんご存じのように働き方改革で当業界も激震に見舞われることを見越して諸事対応に追われる中、業界事情を知る人間は私のようなパートタイム経営者(意味深)でも必要、と仰ってくださった皆様のご厚情による部分も大きかったと思います。 私も「多少経営は痛んでも賃上げしましょうよ」と口を酸っぱくして言い続けて、非常にうざく感じた部分もあったかとは存じますが、今週各社にて退任のご挨拶をするにあたってはなんか拍手までいただいて、取り組んできた甲斐もあったのかなとかちょっとは

                  山本一郎、ついに家業の一部から足抜けする|山本一郎(やまもといちろう)
                • 厚切りジェイソンが炎上した相場下落局面の長期投資について : やまもといちろう 公式ブログ

                  厚切りジェイソンさんの本は読んでいて、すでに月刊『MONOQLO』の書評連載で論じてるんですが、非常に真面目なアメリカ人が真正面から長期投資をお薦めしているので個人的にはよいと思うんですよ。 MONOQLO https://www.shinyusha.co.jp/media_cat/monoqlo/ ただ、長期投資をやってきた者としては、ドルコスト平均法や、本書でほんのり例示されるようなインデックスファンドで分散投資だ、ってのはあくまで「リスクの少ない投資手法のひとつというだけで、必勝法というわけではなくタイミングを間違えると面倒なことになる」のは変わりないと考えています。 例えば、私がサイバーエージェント株に投資をしたのは上場した2000年からで、その後、少し買い増したあとそのままになって22年保有しています。その間、シーエーモバイル上場未遂問題とかアメーバピグ未成年者略取問題などさまざ

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                  • 芦原妃名子さんの『セクシー田中さん』の調査報告が日本テレビから出た件で|山本一郎(やまもといちろう)

                    小学館さんからも何かあるかもしれませんが、まずは日本テレビからの調査報告が出たってことで良かったなと思っています。芦原(松本)さんとはあれこれご一緒したのはかなり前からですが、いろいろあった身としては、調査を経て報告書が出たのは良かったと感じています。 また、いわゆる原作レイプ問題では、この界隈で生きている人たちからすれば切実な問題ですが、事実関係が分からないうちから、テレビ局など大手事業者が漫画作者などの原作者の意向を踏まえず原作を改変している、それを苦にして芦原さんが自殺したのだ、と強く思い込み、短絡的に批判・批難する人も多数ネットに出てきました。疑われるのは仕方ない面はあるかもしれませんが、事情をご存じないであろうかたがたが、確たることが何もない段階で強く論難するのはよろしくないと感じます。 ただ、ご存知の通り、一連のドラマだけでなく、過去の芦原さんの著作において、具体的に関わった人

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                    • 北条かやさんが引退していた|山本一郎(やまもといちろう)

                      プロレスの興行において、往々にして引退したはずのレスラーが電撃参戦したり、駅前で派手に閉店セールをした紳士服屋が四半期を経て無事に営業再開したりするのと同様のことかもしれませんが、北条かやさんが引退すると書いておりました。 現在、北条かやとしての活動はほぼ行っておりません。今後はプライベートを大切に、目立たず、ネットの悪意に翻弄されないおだやかな職業人生を歩んでいきたいと思います。メディア出演等は、知人経由でのみお受けして参ります。よろしくお願いいたします。 北条 pic.twitter.com/RkoBzDvmBg — 北条かや休業中 (@kaya_hojo) December 7, 2019 一応、画像でバックアップだけ取っておきました。 個人的には、たまに流れてくる北条さんの現状を見たり、いろんな書き物での彼女なりのテーマや視点が好きでしたので、今回の北条さんの話を見て、毎年トライア

                        北条かやさんが引退していた|山本一郎(やまもといちろう)
                      • 笑ってはいけない小池百合子緊急記者会見東京都庁24時(追記あり) : やまもといちろう 公式ブログ

                        小池百合子さん、パフォーマンスしか考えていないようですが、まだ細目が詰まってないのに会見をやるってことだけ決まってて、騒動になっております。いまが18時30分ですから、一時間半の間に全部の調整を終えるつもりなんでしょうか、さすがは我らが小池百合子さん。安定感ゼロでも全力で走る姿勢、感動を禁じ得ません。 小池百合子さんと言えば、豊洲市場移転では共産党や森山高至さんの与太話に乗せられて多額の都税を無駄にし、さらに2号線の着工も遅れたうえに東京オリンピックの開催にあたってはホストであるにもかかわらず意志決定から外されるという大技を披露されましたが、今回もこの大ピンチの状況でスーパー見切り発車をして都政と都民を大混乱に陥れてしまうのでありましょうか。 いまさら何を笑うのかという話ではありますが、千葉を見て「森田健作よりはマシ」と自分を慰める以上のことはできない都民としては、今回の見切り発車が「緊急

                          笑ってはいけない小池百合子緊急記者会見東京都庁24時(追記あり) : やまもといちろう 公式ブログ
                        • 終わらない「漫画村」問題やポノレノハブBAN関連と、広瀬隆雄の与太話について|山本一郎(やまもといちろう)

                          いずれも当事者なので問題のない範囲で簡潔に書きますけれども、先日、海賊版サイト「漫画村」事件で、日本政府がサイトブロッキングを採用しようとして紛糾した件と絡み、ブロッキング推進派のドワンゴの川上量生さんと法的紛争にまで発展しました。 ここで重要なのは違法コンテンツの展開にあたって「法的制限が緩く国内法で追及しづらい海外で事業化し、サーバーを設置していること」と「広告やユーザーからのクレジット課金で事業を成立させていること」、そして「ユーザーの自主的なアップロードが行われているという前提で事業者に責任はないと標榜すること」あたりが懸案となります。 その点では、「漫画村」をはじめとする海賊版問題については、実はまだまったくと言っていいほど終わっていません。漫画だけでなく、実況を含むゲーム動画、アニメなど映画など、著作権者がコントロールできない著作物をサービスが閲覧させることで、集まってきた人向

                            終わらない「漫画村」問題やポノレノハブBAN関連と、広瀬隆雄の与太話について|山本一郎(やまもといちろう)
                          • 『信長の野望 覇道』は自由度の低いクソゲーである件 #信長覇道|山本一郎(やまもといちろう)|note

                            いま、結構かっちょいいテレビCFとか宣伝で流してる、コーエーテクモのソシャゲ『信長の野望 覇道(信長覇道)』。いわゆるトラビアンクローンから派生した村ゲーム(村ゲ)であります。実績のあるRTSライクな『三國志 覇道』のシステムを上手く発展的に流用した(はずの)システムで、戦国時代をモチーフにしたビジュアルも武将の造形もすごく伝統的な『信長の野望』シリーズをちゃんと踏襲しているし、音楽もいい感じなので、ガワの仕上がりは良いと思うんですよね。個人的に、春の雰囲気が好きです。ええ。とても。平松健治さん、ありがとう。 先日、そんな『信長覇道』について、4Gamer.netにも期待感込みでプレイレビューなど書かせていただきました。ずいぶん課金してしまいましたが、スタートダッシュして本当に楽しかった時期が、俺にもありました。 駄菓子菓子。一向にゲームシステムのクソ具合が直らず、しまいには一門レベル25

                              『信長の野望 覇道』は自由度の低いクソゲーである件 #信長覇道|山本一郎(やまもといちろう)|note
                            • 「トランプさん、最高裁門前払い」でなぜかトランプ支持の日本の陰謀論者がお通夜に|山本一郎(やまもといちろう)

                              トランプさん、一発逆転を賭けた最高裁での審議は秒殺されて終わりました。 トランプさんサイドの申し立てを退ける、シンプルな決定文が涙を誘います。ペンシルバニア州ですでにこれですので、本来ならば「トランプさんの戦いはここで終わり」になります。 ところが、太平洋の向かい側にある島国では、俺たちのトランプ大統領の完全勝利を信じて疑わない陰謀脳の皆さんがたくさんおられます。 アメリカ大統領選挙は不正選挙だったのだ、という謎の主張と共に、不沈艦トランプ万歳を叫んでいる日本人がいまだに多いのには驚きます。 現実の見えてないっぷりを、よりによって毎日新聞に記事にされて馬鹿にされてしまうという屈辱を見て、何も思わないのでしょうか。それも「安倍晋三前首相を強く支持し、右派メディアでもおなじみの顔ぶれ」との安倍シンパ評とともに作家の百田尚樹氏、ジャーナリストの門田隆将氏、編集者の有本香氏、政治評論家の加藤清隆氏

                                「トランプさん、最高裁門前払い」でなぜかトランプ支持の日本の陰謀論者がお通夜に|山本一郎(やまもといちろう)
                              • 【謹告】伊藤春香(はあちゅう)さんからテレサ文書が来た人たちへ|山本一郎(やまもといちろう)

                                どうも、あちこちテレサ文書を出しておられる福永活也さんの件で、書き込んだコメントなどの違法性が確定したわけでもないのに伊藤春香さんに謝罪してしまう優しい人がおられるようです。 「良くない書き込みをした。脊髄反射で書いてしまい、悪いことをした」と率直に思われたのであれば、また「法的措置を取られた、面倒なことになった」とお感じになるのもまた当然ですので、お詫びして済むものならばその気持ちを伊藤春香さんにお伝えするのも悪くはないのかもしれません。 ただ、一般的に侮辱について言えば、違法な書き込みとは言えないケースが圧倒的に多数なので、このあたりの対応については後ほどLINEブログに改めてまとめて「こういうことですよ」と説明してまいりたいと存じます。 いまのところ、対応に困った人たちから何件かご相談を戴いていますが、基本的にまずは接続プロバイダさんに対する開示請求、その接続プロバイダさんから書き込

                                  【謹告】伊藤春香(はあちゅう)さんからテレサ文書が来た人たちへ|山本一郎(やまもといちろう)
                                • 私の愛の矢文が川上量生さんに刺さったようなので #川上量生 : やまもといちろう 公式ブログ

                                  どうやら私の想いは川上量生さんに届いたようです。いやー、良かった良かった。本当に、ドワンゴ社や川上量生さんには深く感謝はしているんですよね。無事に役割は果たせたようなので安心しました。本件記事公開後10分程度で、ひとつ前のエントリーは非表示とさせていただきます。 で、川上量生さんに幾つかお伝えしておきたいことがありまして、そのうちのひとつは「Tokyo Tokyo Festival(以下、TTF)」についてです。 https://tokyotokyofestival.jp/#events 川上量生さんもご自身のブログで釈明をされているとおり、2018年7月に川上量生さんは利益相反があるということで本件プロジェクトの統括プロデューサーをご自身の意志で辞任をされました。非常に残念なことです。 TTF 統括プロデューサーの辞任について https://ch.nicovideo.jp/kawang

                                    私の愛の矢文が川上量生さんに刺さったようなので #川上量生 : やまもといちろう 公式ブログ
                                  • 映画『ダンジョンズアンドドラゴンズ』が控えめに言って本当に最高だった|山本一郎(やまもといちろう)

                                    最高に面白かったよ下のほうに注意書き以下ネタバレを書いていますが、本作品はネタバレで良いと思っておりまして、その理由も記しています。それでもネタバレが嫌な人は、注意書きまででお引き返しください。 思いがけずアメリカ国内線に家族で搭乗する機会があり、クソ揺れるアメリカン航空機内での唯一の楽しみは映画ぐらいじゃないですかね。で、何があるかなと思ってみていたら、気になっていたけど観ていなかった『ダンジョンズアンドドラゴンズ アウトローたちの誇り(Dungeons & Dragons: Honor Among Thieves)』があるじゃないですか。 結論から言うと、これは寸分違(たが)わぬ男の中の男の映画でした。素晴らしい。最高だ。逆噴射聡一郎先生が激賞していたにもかかわらず、過去の『ダンジョンアンドドラゴン』系映画の、まあなんというか、雰囲気は出てるんだけどどうしようもない駄作のトラウマが強す

                                      映画『ダンジョンズアンドドラゴンズ』が控えめに言って本当に最高だった|山本一郎(やまもといちろう)
                                    • 大紛糾『パルワールド』の生成AIパクリ問題がいきなり日本本土上陸の難|山本一郎(やまもといちろう)

                                      ※ この記事は、私の有料メルマガ『人間迷路』に収録予定の記事です。すでにご購入いただいている方には同じ記事が配信されますので、お布施の意図でもない限り間違ってご購入されないようご留意ください。 画像は、AIが考えた『村おこしのため人気のあるキャラクターを生成AI使って構築して上手いことやろうと思ったら、思った以上に火が噴いてあたりが完全に焼け落ちてしまって呆然とする村長』です。 Steamで数日で500万ダウンロードを達成して急成長しているぞ的な取り上げられ方をしている『パルワールド』ですが、ゲーム屋界隈では特に知財やマーケを中心に大激震となっておりまして、非常に多難な状態になりつつあります。 「ここまで売ったからには、うまい具合に版権元さん(ポケモン社)もカバーして買い取りなりロイヤリティを取って公式化なりしてくれるんじゃないか」という声もある一方で「他のゲームからも『インスパイア()』

                                        大紛糾『パルワールド』の生成AIパクリ問題がいきなり日本本土上陸の難|山本一郎(やまもといちろう)
                                      • 習近平有能説とマルクス回帰、それとプーチン連携の真相 : やまもといちろう 公式ブログ

                                        峯村健司さんが、結構ピンズドな議論をしていて、昨今一層顕著に見える清貧的な習近平さんの思想の根幹がロシアの作家・チェルヌイシェフスキーの著作にあるのではないかという話で、言われてみればそうだな、と。 【プーチンと習近平】世界でもっとも危険なふたり 習近平が“籠絡”されたプーチンからのプレゼント|NEWSポストセブン https://www.news-postseven.com/archives/20220706_1768841.html チェルヌイシェフスキーは極東とも縁が深く、まあ要するにやらかして政治犯として長年シベリア送りになっておったわけですが、何を言ったかといえばマルクス社会主義国家建設にあたって、資本家の清貧的活動であったり、『農村共同体論』という、ある種の計画経済・マルクス経済学の政策実践のひな型のような著作を持ち、またユートピア社会主義を体現したような人物でもあります。 な

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                                        • アメリカの教育データ利活用の現状に関する報告書と課題について|山本一郎(やまもといちろう)

                                          NII(情報・システム研究機構 国立情報学研究所)とKDDI総研が、アメリカの教育データに関する報告書を出していたので見物していました。 なかなか良くできているのでぜひご一読いただきたいのですが、一方で、データ標準化までの教育分野での政策議論についてはフォローアップされておらず、アメリカではこんなにデータ利活用が進んでますよ凄いですねという資料にしかなっていないので、いくつか論点を付記しないといけないのかなあとも思います。 脚注でも一部書かれていますが共和党のブッシュ(倅) 政権時代の教育政策の目玉である「どの子も置き去りにしない法(No Child Left Behind Act of 2002:NCLB)」(2002年)の改定をするはずだったオバマ大統領が、どういうわけかNCLB法の賛同者であったダンカンさんを教育長官にしてしまい、より野心的で競争を促す「頂点への競争(Race to

                                            アメリカの教育データ利活用の現状に関する報告書と課題について|山本一郎(やまもといちろう)
                                          • 小池百合子さんの過労→緊急入院を、生田よしかつさんが煽った件で : やまもといちろう 公式ブログ

                                            俺たちの東京都知事・小池百合子さんが過労で入院してしまわれました。 どこの病院か知りませんが、入院先の病院の岩戸の前でみんなで宴会して吉田沙保里さんが躍らないと出てきてくれそうにありません。ただでさえコロナ対応(の行き詰まり)や東京オリンピック開催(の行き詰まり)に都議会選挙で必敗と目される小池私党・都民ファースト(の行き詰まり)などもあって、さしもの歴戦の女帝・小池百合子さんといえどもご苦労が重なったのでしょう。 ご体調が心配でなりません。まずはゆっくり休んでいただいて、また元気に復活して「7つのゼロ」とかいう大罪のような公約に向けて邁進していただければと願っています。 そんななか、中央区民として小池百合子さんを心から愛する生田よしかつさんが凄いボールを投げて物議を醸していました。 どこまで狡猾なんだよサイコパス。この入院が同情をかって陰ながら都民ファの応援? もしそこまで考えてたら根っ

                                              小池百合子さんの過労→緊急入院を、生田よしかつさんが煽った件で : やまもといちろう 公式ブログ
                                            • 【書評】お盆終わりに読みたい『日本人のための第一次世界大戦史』(板谷敏彦・著) : やまもといちろう 公式ブログ

                                              アフガニスタンからアメリカが撤退し、民主主義とはなんであるかが強く問われる事態となっているわけですが、日本を取り巻く環境もまた一変して、米中対立から台湾海峡有事で日本が再び冷戦の最前線に立たされる恐れが出てきている昨今であります。 世界の政治と対立の歴史というダイナミズムについて、とりわけ近代世界史を知り、その中の日本とは何だったのかを思い致すのに最適なテキストが本書『日本人のための第一次世界大戦史』(板谷敏彦・著)であります。 読め。 【Amazon】はこちら→ 日本人のための第一次世界大戦史 (角川ソフィア文庫) 舞台装置として、いまでも喧伝される世界経済の大いなる結びつきと、進展するブロック経済、発展する鉄道や海軍力など輸送手段の拡大、メディアの役割、モザイクのような国家ごとが目指すむき出しの国益の姿… さまざまなものが、第一次世界大戦の話のはずなのに相似形として現代日本の迷える姿に

                                                【書評】お盆終わりに読みたい『日本人のための第一次世界大戦史』(板谷敏彦・著) : やまもといちろう 公式ブログ
                                              • 「韓国」というカントリーリスク|山本一郎(やまもといちろう)

                                                で、例の韓国との政治紛争の果てに日本による「ホワイトリスト国除外」が騒ぎになりましたが、その後も順調に日韓間の経済面での交流は冷え込んできて、実にややこしい展開になってきてはいます。 私の身の回りでも、いままで特に問題の無かった取引が韓国企業の「スポンサー」から日本との取引に難色を示す発言が出て事業自体が突然クローズ宣告をされたり、経営難だというので払われなければ納品しない方針に変えたところ「スポットとはいえ信頼ベースの取引のはずだ、いきなり納品しないとは酷いから訴える」という素敵なレターを頂戴したりしました。好きにしろよ。 まあ、これらのビジネスは大した金額でもないのでどうでもいいんですが、一番困るのは半導体製造装置や自動車部品、大容量電池などの貿易を担う各社じゃないかと思います。やはり、横並びで話を聴いていると、経済失調だけでなく対日感情の悪化で不要不急のトラブル対処が発生し、取引の一

                                                  「韓国」というカントリーリスク|山本一郎(やまもといちろう)
                                                • 【ヤフーニュースはぶっ潰し担当者を全員首にしろ】【あほだろこいつ】小川たまか、各方面からボロカスにダメ出しされてて当然

                                                  まあ、今までの性犯罪被害者のインタビューは 1 完全な嘘で創作 2 虚言壁の女の虚言 3 勝手に人の話を捻じ曲げて性犯罪に仕立て上げていた のどれか以外ない。これが日本のフェミニストです。フェミニストはウソしか言わない。間違っても政治の場やマスコミや大学にいてはいけない連中なわけです。 しかしまあ、男に身も心も売り渡して寄りかかってエキスパートですか。AV女優よりもゲスすぎるのではないでしょうか。どんだけ男に甘やかされて依存して生きているのか。これで性被害とか言われても困るんですよね。 まあこんな頭のおかしい態度はフェミニストに共通しているので、フェミニストが万国共通に虚言癖の異常な馬鹿であり、一切聞く耳を持つ必要がないことが証明されましたね。 白人の夫を持ちながら白人批判するAOCとかと同じインチキな馬鹿しかいない。上野千鶴子からして頭のおかしい馬鹿じゃないですか。 あと堀口英利と同じ文

                                                    【ヤフーニュースはぶっ潰し担当者を全員首にしろ】【あほだろこいつ】小川たまか、各方面からボロカスにダメ出しされてて当然
                                                  • ロシアによるウクライナ侵攻が図らずも炙り出した「外れる占い師」と「実はヤバかった有識者」 : やまもといちろう 公式ブログ

                                                    鈴木宗男さんや佐藤優さんがどうもアカンかったようだというのは以前から薄々なんとなく分かっていたものの、本人はまあ国会議員だし、あるいはロシア専門家でもあるし、インテリジェンスの世界では実績もあり著名とされている人たちだったわけですけれども、今回はこの体たらくでした。 佐藤優「『プーチンの精神状態は異常』という報道は、西側が情報戦で負けている証拠である」 相手の内在的論理がわからなければ、対抗手段もわからない #プレジデントオンライン https://president.jp/articles/-/55331 たぶん、どこからもきちんとした情報を入手できておらず、誰にも頼られず、ちょっと宙に浮いてしまっているのではないかなと思いますが、これでインテリジェンスや諜報を語られてしまうと日露のオペレーターたちも苦笑するしかないのではないかと感じます。それ以上のことは良く分かりませんが。 また、鈴木

                                                      ロシアによるウクライナ侵攻が図らずも炙り出した「外れる占い師」と「実はヤバかった有識者」 : やまもといちろう 公式ブログ
                                                    • トヨタの未来都市プロジェクト満了に関するガセネタについて(訂正あり) : やまもといちろう 公式ブログ

                                                      イード社が展開する媒体レスポンスで、ちょっと信じられないガセネタが流れてきていて騒然としていたのですが、こりゃいったいどういうことなんでしょう。 カタカナが多くて無理? トヨタウーブン・シティ地元、裾野市の未来構想が終了 https://response.jp/article/2022/09/07/361521.html は?? カタカナが多くて無理…?? しかも、一時期はヤフーニュースにも掲載されていたようで、騙されてそのまま見解を述べている有識者まで出てきていました。ちょっとびっくりです。 「わりとストレートな表現」じゃねえよ。 わりとストレートな表現で書かれている。 「スマートシティの実現」を目的にICT技術の実証を進めることは、先進的である反面、市民生活に直接わかりやすい形で伝えることが難しい専門的なカタカナ用語が多く、市民生活に寄り添った取り組みでないことが指摘される場面がありま

                                                        トヨタの未来都市プロジェクト満了に関するガセネタについて(訂正あり) : やまもといちろう 公式ブログ
                                                      • フェミニストが静かなラグビーワールドカップ界隈|山本一郎(やまもといちろう)

                                                        私の観測範囲が狭くて偏っているからかもしれませんが、見る限り、私がモノを考えるに際し参考にしたり、この人は面白いなと思っているフェミニストの人たちは、今回のラグビーワールドカップでの話題を取り上げていないように思います。 もしも「これぞフェミが捉えたラグビーW杯」というコメントやツイートがあったら是非ご教示ください、見物に行きます。 逆に、日本チームが素晴らしい活躍をしているからというのもありますが、その奮闘と戦績を讃え、文字通り絶賛が渦巻く中でまったくと言っていいほど批判的な言論が見られないうちに大会が大盛会のうちに終わってしまいそうです。 もちろん、ラグビー選手も人の子ですから、何のスキャンダルもないというわけではなさそうですが、普段なら男性社会が優位とか、男女平等同権であるはずという話が鳴りを潜めているのは何なんでしょう。みんな盛り上がっているところに私的な価値観を押し付けて水を差す

                                                          フェミニストが静かなラグビーワールドカップ界隈|山本一郎(やまもといちろう)
                                                        • 伊藤忠岡藤正広さんが「ロシア産原油は大事」と正直に言って叩かれている件で|山本一郎(やまもといちろう)

                                                          結論から言うと、岡藤さんの言ってることは正しいです。 なぜかJSFさんが引用したロシア側プロパガンダ報道機関スプートニクを持ってきて批判してましたが、元はフィナンシャルタイムズのインタビュー記事です。 日本がロシア産燃料抜きに生き残ることは不可能=伊藤忠会長:スプートニク https://t.co/GJ6Y37NACH 日本のエネルギーのロシア依存度は高くなかった筈だが。伊藤忠が欧米から制裁を受ける可能性が出て来ましたね。 — JSF (@rockfish31) November 1, 2022 日本のロシア産エネルギーの依存度はパーセントとしてみると高くはないのは事実ですが、現況の円安下での貿易収支を考えるとこれ以上割高な資源調達に国富を浪費したくないのも間違いありませんので、岡藤さんの言ってることは資源貿易をやってる側からすれば共通認識です。というか、仮に4%のシェアしかないから要らん

                                                            伊藤忠岡藤正広さんが「ロシア産原油は大事」と正直に言って叩かれている件で|山本一郎(やまもといちろう)
                                                          • ジャニーズ問題は「芸能事務所のスキャンダル」ではなく「性犯罪組織の摘発過程なんだよ」という理解が不足してる(お詫びと修正あり)|山本一郎(やまもといちろう)

                                                            ジャニーズ問題は「芸能事務所のスキャンダル」ではなく「性犯罪組織の摘発過程なんだよ」という理解が不足してる(お詫びと修正あり) 私は、ネスレのガバナンスとコンプライアンス規定の観点から、キットカットと言えども一度もジャニーズのタレントをCMや販促に起用しなかった。私からすると、今回のジャニーズ問題はBIGモーター社と損保ジャパンの癒着問題と重なって見える。 今更、ジャニーズ事務所のタレントと契約しないという大手クライアントこそ、この手の問題を知っていたはずだし、知らなかったとしたら恥ずべきことだ。 それ以上に、日本のメディアはクライアントの不祥事や人気芸能事務所の問題に蓋をして、事が起こってから白々しく報じる体質だと理解しておくべきだ。 これは、単純にメディアとジャニーズ事務所の性犯罪における相互隠蔽や共謀関係にあったのではないか、という合理的な推測を行って、各事業者はジャニーズタレントを

                                                              ジャニーズ問題は「芸能事務所のスキャンダル」ではなく「性犯罪組織の摘発過程なんだよ」という理解が不足してる(お詫びと修正あり)|山本一郎(やまもといちろう)
                                                            • 改憲したい安倍政権が、野党の憲法第53条に基づく臨時国会早期召集に応じない件で : やまもといちろう 公式ブログ

                                                              コロナウイルスの感染拡大が進んでいる中で、これへの対策を行うための法律的な裏付けが必要だということもあって、新型インフルエンザ特措法などの改正や、経済支援の枠組みの再調整などの議論はどうしても必要だと思うんですよね。 で、昨日掲載の産経新聞にこんな記事を寄せました。 【新聞に喝!】コロナ対策、臨時国会召集は必要だ ブロガー・投資家・山本一郎 https://www.sankei.com/column/news/200809/clm2008090003-n1.html ところが、自由民主党は臨時国会の早期の召集に後ろ向きなんだそうですよ。閉会中審査でええやんけ、という話ではありますが、まあ、憲法53条にもそう明記されておりますからね。 与党、臨時国会召集を重ねて拒否 野党、首相の国会での説明要求:東京新聞 TOKYO Web https://www.tokyo-np.co.jp/articl

                                                                改憲したい安倍政権が、野党の憲法第53条に基づく臨時国会早期召集に応じない件で : やまもといちろう 公式ブログ
                                                              • メガソーラー発電と環境汚染と政策評価|山本一郎(やまもといちろう)

                                                                「だから言わんこっちゃない」という話がメガソーラー発電所開発周りで続発していて、これ関連の事態収拾依頼や相談が殺到しています。 日経の記事は穏やかに書いてありますが、定点観測している関係先のソーラープロジェクトはどれもそれなりに修羅場のような状況になっていて、まあ大変です。ボク言いましたよね。 もう何度も書いていることですが、熱海市で起きてしまったメガソーラーや研修所と建設残土を含む盛り土の件は、亡くなった方まで出てしまったので大変な刑事事件になっておりますけれども類似の事例はたくさんあります。熱海市はただ単に「最初に事故ったので分かっただけ」です。 いま緊急の調査をしたいというのでご一緒している内陸某県の場合も、私ら投資家や事業者から見て問題のあるプロジェクトが長年見過ごされてきた面もあるのですが、環境事務所が怠慢だったというよりは、取り締まったり、強制的に何かを行政ができる法律が不備だ

                                                                  メガソーラー発電と環境汚染と政策評価|山本一郎(やまもといちろう)
                                                                • 教育データとこども家庭庁議論との間で : やまもといちろう 公式ブログ

                                                                  足下、我が国の児童福祉政策において大変重要な「こども基本法」に関する議論が国会でもおおいに進んでいます。 私がやるべきことはこれから佳境ですが、EBPM()の観点から、これらの諸問題で子どもと教育データの利活用についての雑感を書けというので書くわけですが、まあなんというか悩みは深いわけです。 一番気にしているのは、プッシュ型の行政で手厚く児童福祉をやり、自分からなかなか声を上げることのできない、例えば経済的に困窮した家庭の子どもや、親などからの虐待を受けている疑いのある子どもに対して行政が素早く対応するために、教育データを活用しようという話になるわけですが。 必要なことだからやろう、公益だから踏み込もうという議論はもちろん賛同する一方で、学校で得られる教育データというものは、あくまで憲法で認められた子どもの権利である学習権を、よりよい形で実現するために学校が子どもとの信頼関係をもって取得す

                                                                    教育データとこども家庭庁議論との間で : やまもといちろう 公式ブログ
                                                                  • 君、消え給うことなかれ|山本一郎(やまもといちろう)

                                                                    まだ若い書き手でしょうに、なんて誠実な人なんでしょう…。 もちろん、界隈が狭いのは事実ですし、身バレを防ぐためにもボカして書いておられるとは思いますが、単なる身の上話で留まらない内容だったので、雑感のように思うことを書いてみたくなりました。 私は47歳、書き手としてのキャリアで言えば24年ほど、ネットでは高校時代からパソコン通信をやっていますので30年ぐらいやってきている、現役の書き手です。 最初に書かなければならないのは、実名である「山本一郎」で書いているのは「読者と一緒に歳をとっても良いオフィシャルの書き物」がほとんどです。文春や現代など、ウェブ連載や様々な媒体の特集記事は実名でやりますが、私の年代で活躍していた他の書き手さんがどんどん消えていって、なぜか生き残り組になりました。結果的に私の想定読者は主に、というかほとんど男性、35歳から50代後半ぐらいが8割という、媒体からは属性の分

                                                                      君、消え給うことなかれ|山本一郎(やまもといちろう)
                                                                    • コア視聴率低迷で「サンデーモーニング打ち切り」話と非コア視聴者の行方 : やまもといちろう 公式ブログ

                                                                      テレビ局も商売なので、いわゆる「コア視聴率」が下落すれば見た目の指標が良くても番組が打ち切りになるのは仕方がないと思うんですが、俺たちの東京スポーツが例の「張本勲の老害問題」を軸にサンデーモーニング打ち切り説を活字にしてくれました。 〝張本失言〟でTBS「サンデーモーニング打ち切り説」加速 コア視聴率低迷に追い打ち(東スポWeb) #Yahooニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/0037a06edcc8735fb13245e4a827fb7ac6d998a1 ありがとう、東京スポーツ。 ひとくちに「コア視聴率」と言っても、テレビ局や広告代理店がベタッと統一的な数値を出しているわけではなく、スポンサーサイドからの要望に基づいてT層(10代)とF1~F2層、M1~M2層を指すにせよ、あるトイレタリー製品大手の場合はF1既婚者層(想定)をコアにしたり、別

                                                                        コア視聴率低迷で「サンデーモーニング打ち切り」話と非コア視聴者の行方 : やまもといちろう 公式ブログ
                                                                      • 校則が厳しいのに「生徒の自主性を重んじる校風」と書いてしまう素敵な状況について | 文春オンライン

                                                                        ブラック企業の求人で「当社はアットホームな職場です」と書かれているというジョークがありますが、ブラック思考に染まった組織というのは、トップも社員も「俺たちはブラックなんだ」ってことにすら気づかないものなんですよ。世の中には信じられないほどの理不尽ってのが横行するのは何故なんですかね。 ブラック企業より酷いことになっている 最近いじめや不登校の生徒を出してしまっている学校が、いじめを減らそうとさらに校則を厳しくして生徒を締め付けた結果、かえっていじめが陰湿化して収拾がつかなくなったそうで、ICT教育の話の裏側で相当話題になっていました。ソサエティ5.0とか偉そうなことを教育行政で語る割に、足元ではとんでもない教育の現場が存在しているのは、ブラック企業より酷いことになっている証左じゃないかと思うのです。

                                                                          校則が厳しいのに「生徒の自主性を重んじる校風」と書いてしまう素敵な状況について | 文春オンライン
                                                                        • 【書評】『中国の大プロパガンダ――恐るべき「大外宣」の実態』(何清漣・著、福島香織・訳)の衝撃 : やまもといちろう 公式ブログ

                                                                          年末年始にこちら界隈でもっとも話題になった一冊が本書で、中国のジャーナリストである何清漣さんによるルポ風味も含む渾身の取材執筆に、日本での中国事情解説の第一人者の福島香織さんの訳による怪著になっていました。 Amazonリンクはこちら『中国の大プロパガンダ――恐るべき「大外宣」の実態』 私のYouTubeチャンネルでも、簡単な概要は述べてみましたが、ちょっと数分で語り切れるものでもないよなあという充実した内容なのが本書です。 山本一郎(やまもといちろう)YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCYngjP_3hOC-yu2A077rKbQ <書評>中国の対外プロパガンダの手法・実態が克明にわかるおすすめ本! 『中国の大プロパガンダー恐るべき「大外宣」の実態』何清漣著・福島香織訳 https://youtu.be/7xbSVvg8428 一

                                                                            【書評】『中国の大プロパガンダ――恐るべき「大外宣」の実態』(何清漣・著、福島香織・訳)の衝撃 : やまもといちろう 公式ブログ
                                                                          • 『ビビッド・アーミー』CTW社が高裁で「中傷サイトは山本一郎のもの」と誤爆した詐欺アプリ裁判で私ら全面勝訴の巻 : やまもといちろう 公式ブログ

                                                                            皆さんからすると一生に一度あるかないかの経験であろう個人にまつわる賠償の裁判ですが、私自身からしますと比較的経験しているほうでありまして、件数が多いこともあっていまや「山本さん割引」なるものまで存在してしまう昨今です。裁判沙汰になったところで弁護士費用は経費ですから、国に納める税金が少し減るだけですしねえ。 で、『ビビッド・アーミー』CTW社が、詐欺アプリ批判をした『アップトーキョー』との裁判において地裁で完敗、その後、新たにとんでもない「控訴理由書」を引っ提げ高等裁判所に突入するも無事に門前払いとなる事件がありました。 事の次第は、その『アップトーキョー』運営者の深町卓史さんのnoteに記載されております。 CTW株式会社に名誉毀損で訴えられ弁護士に依頼せず本人訴訟で挑み勝訴した話【高裁編】|アップトーキョー #note  https://note.com/apptokyo/n/n01f

                                                                              『ビビッド・アーミー』CTW社が高裁で「中傷サイトは山本一郎のもの」と誤爆した詐欺アプリ裁判で私ら全面勝訴の巻 : やまもといちろう 公式ブログ
                                                                            • 「伝えたい人がいるなら、嘘を書いていいいのか」という話|山本一郎(やまもといちろう)

                                                                              先日、立て続けに某地方国立大学でゼミ生さんや医学部生の皆さん相手にデータと社会問題について話をしてきました。といっても、私が何かを教えるというよりは、彼らが日常(授業やゼミ、研究など)にて困っているデータの扱い方についてアドバイスをする、という内容だったわけですが、そこでドクターを目指す紳士淑女との宴会の席で以下記事が話題になっておりました。 佐藤尚之さんは決して誰かを騙す人ではないし、何か悪気があって記事を書いたわけではないのです。本人に直接訊いたわけではないけれど、最初に佐藤さんの記事を読んで文字通り「ああ、警鐘を鳴らしているのだな」と読み取った私としては、佐藤さんに本当に誰かを不安がらせようとか、間違った情報で他人を動かそうなんて考えは微塵もないであろうということは、読み手のリテラシーとして良く分かる。 むしろ、佐藤さんは優れた書き手なのであって、動かない人、危機感のない人の背中を押

                                                                                「伝えたい人がいるなら、嘘を書いていいいのか」という話|山本一郎(やまもといちろう)
                                                                              • 月刊『公明』24年6月号に「退縮する地方で取り組む撤退戦」について寄稿しました|山本一郎(やまもといちろう)

                                                                                公明党支持に至る経緯 国重徹さんという公明党の議員さんがおられまして(大阪5区)、ちゃんとお会いしたことは無いんですが、妹さんが若くして急死、ご尊父もがん闘病中に司法試験合格、その後刑事事件の弁護で名を馳せ、現在は議員として活躍というヤバい先生なんですよ。ヤバイ。まともすぎてヤバイ。 東京に生まれ育ち、住んだ選挙区ではどちらかというと動物園の人気投票になりがちな私からしますと、こんなちゃんとした候補者を政治家として選べる大阪5区民は羨ましいなって思うんですよね。 そんな国重さんの人柄を思わせる素敵なYoutubeの再生回数が330回とか世の中おかしいよと感じます。お前らもっと観ろ。 本記事は、ワイ(山本一郎)がなぜか公明新聞に呼ばれてお話したり、誌面に論考を月刊公明に寄せたよって告知です。が、プロテスタント(なんちゃってキリスト教徒)である山本が何で公明党や創価学会に心を寄せてるのって話を

                                                                                  月刊『公明』24年6月号に「退縮する地方で取り組む撤退戦」について寄稿しました|山本一郎(やまもといちろう)
                                                                                • 本当に15歳とやってしまうロリコンを牢屋にぶち込む立法趣旨ど真ん中の記事が弁護士ドットコムに掲載され物議を醸す|山本一郎(やまもといちろう)

                                                                                  俺たちの弁護士ドットコムが、新鮮な素材で正面からもやしに来たと聞いて閲覧しにいきましたが、さっそく某所で黒煙が上がっております。 記事が消えると国民の資産が失われかねないので魚拓を置いておきます。pdfでも保存しておきました。ありがとうございました。 何だかよく分からない趣旨でも子どもとセックスしたらど真ん中で牢獄にぶち込めてしまう割と雑な刑法改正が通ってしまい、これはこれで大変な論争となった案件でしたが、このような記事が出てしまうと伊藤和子先生の問題意識や取り組みもひょっとして非常に正しかったのではないかという気持ちになってしまいますから、世の中は不思議なものです。 いわずもがなですが、敢えて申し上げるならば先般の法制審議会の刑事法(性犯罪関係)部会において、金杉美和師匠から「むなしさを感じざるを得ません」とか宮田桂子師匠から「15歳で世の中に出た男の子が、女性とそういう(セックス)行為

                                                                                    本当に15歳とやってしまうロリコンを牢屋にぶち込む立法趣旨ど真ん中の記事が弁護士ドットコムに掲載され物議を醸す|山本一郎(やまもといちろう)