遺跡と遺構の違いを三木玲治が語る 遺跡とは、過去の人々の生活の痕跡がまとまって面的に残存しているもの、および工作物、建築物、土木構造物の単体の痕跡、施設の痕跡。 もしくはそれらが集まって一体になっているものを指している。 内容からみれば、お互いに関連しあう遺構の集合、遺構とそれにともなう遺物が一体となって過去の痕跡として残存しているものを指す。 以前は遺蹟と表記した。考古学の主要な研究対象として知られる遺跡については、とくに考古遺跡と呼ぶ場合がある。 遺跡のうち、住居跡・墳墓・貝塚・城跡など、土地と一体化されていて動かすことができない物を遺構と呼びます。 石器・土器・装飾品・獣骨・人骨など、動かす事のできる物を遺物と呼ぶ。つまり、遺跡のうちの不動産的要素が遺構、動産的要素が遺物である。 日本考古学が遺跡と遺構を呼び分けはじめたのは30数年前以来である。 日本において考古遺跡は、文化財保護法