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エスノグラフィの検索結果1 - 40 件 / 44件

  • 「まさか」の本との出会い:『暴力のエスノグラフィー』の衝撃(前田健太郎さん・評)|じんぶん堂

    記事:明石書店 『暴力のエスノグラフィー――産業化された屠殺と視界の政治』(明石書店)と原書『Every Twelve Seconds: Industrialized Slaughter and the Politics of Sight』(Yale University Press) 書籍情報はこちら 驚きの一冊 研究者として様々な本を読んでいると、時に「まさか」と思うような本に出会うことがある。それは、自分が決して思いつかなかったようなテーマについて、絶対に真似をできないような手法で書かれた本だ。アメリカの政治学者ティモシー・パチラットの『暴力のエスノグラフィー』は、まさにそのような「まさか」の本である。数年前、本書の原書である『Every Twelve Seconds』 (Yale University Press, 2011)を初めて手に取ったとき、私はその一風変わったタイトルにま

      「まさか」の本との出会い:『暴力のエスノグラフィー』の衝撃(前田健太郎さん・評)|じんぶん堂
    • 現実の複雑さに向き合うために――ヤンキーの生活世界/『〈ヤンチャな子ら〉のエスノグラフィー』著者、知念渉氏インタビュー - SYNODOS

      現実の複雑さに向き合うために――ヤンキーの生活世界 『〈ヤンチャな子ら〉のエスノグラフィー』著者、知念渉氏インタビュー 情報 #新刊インタビュー ――本日は、日本教育社会学会奨励賞〔著書の部〕に選ばれた『〈ヤンチャな子ら〉のエスノグラフィー』の著者、知念歩さんにお話を伺います。なぜ「ヤンチャな子ら」を研究しようと思ったのですか? 卒論を書くときに、若者文化をテーマにしたいと思ったんです。そのことを、当時の指導教員であった『裸足で逃げる』の上間陽子先生に相談したところ、渡されたのがポール・ウィリスの『ハマータウンの野郎ども』とディック・ヘブディジの『サブカルチャー』という本でした。 とくに『ハマータウンの野郎ども』の第一部は、とても興味深く読んだことを覚えています。ただ、卒論では、自分自身が当時足繁く通っていた那覇の国際通りの裏路地にあるセレクトショップに集う若者たちの文化について書きました

        現実の複雑さに向き合うために――ヤンキーの生活世界/『〈ヤンチャな子ら〉のエスノグラフィー』著者、知念渉氏インタビュー - SYNODOS
      • マッチングアプリを作るはずが、オタク向けSNSを作ることに 「自己エスノグラフィ」を実践してわかった“顧客が本当に求めていたもの”

        マッチングアプリを作るはずが、オタク向けSNSを作ることに 「自己エスノグラフィ」を実践してわかった“顧客が本当に求めていたもの” 個人開発はユーザーリサーチが9割 むろ氏の自己紹介 むろ氏(以下、むろ):「個人開発はユーザーリサーチが9割」という話をします。 (スライドを示して)「残りの1割は何なの~」と言ってくれている小さな子(のイラスト)がいます。伏線みたいに見えるかもしれませんが、別に1割の話はしません。よろしくお願いいたします。 (一同笑) (説明を)しそうに見えるがしない(笑)。 自己紹介です。インターネットでは「murokaco」というIDで活動しています。仕事はUXデザイナーです。10月に転職したばかりで、今の所属はfreee株式会社で、SaaSのサービスのデザインの基盤のあたりにいます。 その関係もあってこの個人開発の話を今回するんですが、今は転職したばかりなので、実は副

          マッチングアプリを作るはずが、オタク向けSNSを作ることに 「自己エスノグラフィ」を実践してわかった“顧客が本当に求めていたもの”
        • Amazon.co.jp: 暴力のエスノグラフィー――産業化された屠殺と視界の政治: ティモシー・パチラット (著), 小坂恵理 (翻訳), 羅芝賢 (解説): 本

            Amazon.co.jp: 暴力のエスノグラフィー――産業化された屠殺と視界の政治: ティモシー・パチラット (著), 小坂恵理 (翻訳), 羅芝賢 (解説): 本
          • エスノグラフィー調査を成功させるための7つの方法

            この記事はInteraction Design Foundationからの翻訳転載です。配信元または著者の許可を得て配信しています。 7 Simple Ways to Get Better Results from Ethnographic Research UXデザインやデザイン思考のプロセスを始めるには、まずユーザーをよく知る必要があります。 一からプロジェクトを始めたり、新しいマーケットに進出したりするときには、ユーザーについて経験や深い知識を持っているわけではありません。ユーザー観察やインタビューといったエスノグラフィー調査を使えば、ユーザーが実際どのような人間なのか、どのような環境で生きているのかを知ることができます。それにより、ユーザーがどのようにプロダクトを操作するのかについて、貴重な知見が得られます。 エスノグラフィーには特有の課題が存在します。主なものとして、エスノグラフ

              エスノグラフィー調査を成功させるための7つの方法
            • ミニ・エスノグラフィーから学ぶ臨床学術的アプローチ 異質馴化/馴質異化を他者理解と省察的実践へ応用する - 南砺の病院家庭医が勉強記録を始めました。An archive of medical articles summarized by a family physician from Nanto Municipal Hospital.

              第17回 日本プライマリ・ケア連合学会 秋季生涯教育セミナー WS28 ミニ・エスノグラフィーから学ぶ臨床学術的アプローチより 最近、趣味丸出しの論文紹介になっている。 このままではMultimorbidity大好きおじさんである。 ここをご覧の皆さんも少し飽きているのではないだろうか。 今回は少し角度を変えて、臨床・教育に役立ちそうな話題をさせてください。 皆さんはエスノグラフィーという言葉をご存知でしょうか? エスノグラフィーは、英語でethno(民族)、graphy(記述したもの)の2つの単語からできた言葉です。民族誌という訳をされ、文化人類学や社会学、心理学で使われる研究手法の1つです。 もともとは、対象となる部族や民族の「文化」における特徴や日常的な行動様式を詳細に記述する方法のことを指します。 もともと西洋の社会科学から生まれた言葉で、植民地時代、ヨーロッパ人が南米やアジア、ア

                ミニ・エスノグラフィーから学ぶ臨床学術的アプローチ 異質馴化/馴質異化を他者理解と省察的実践へ応用する - 南砺の病院家庭医が勉強記録を始めました。An archive of medical articles summarized by a family physician from Nanto Municipal Hospital.
              • 移動する記録と記憶──デザイン/アーカイブ/エスノグラフィー

                水野大二郎(慶應義塾大学環境情報学部准教授、デザインリサーチャー)+松本篤(NPO法人remo研究員、AHA!世話人)+大橋香奈(慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科博士課程) 2 場所と生活を記録する方法 ──移動前提社会や複雑なコミュニティでは、場所の記憶のような抽象的で視覚化され得ないものを把握することは、より困難なことだと思います。そうした対象の記録のあり方を、いくつかの異なる角度から考えてみたいと思います。 まなざしの差異と相互作用 松本──場所の記憶というものは、じつは非常に複雑なものです。人はこれまで移動を繰り返してきました。例えば、戦時中、多くの人々が「内地」を離れ、「外地」や占領地に移住しました。戦後、南国パラオから引き揚げてきた人々が、宮城県の蔵王に集団で入植しました。彼らはその場所を「北原尾(きたはらお)」と名づけて暮らしはじめました。北のパラオという意味です。あ

                  移動する記録と記憶──デザイン/アーカイブ/エスノグラフィー
                • ユーザーの生活に深く潜り込む、エスノグラフィで大切にしたいマインドセット|Goodpatch Blog グッドパッチブログ

                  はじめに この記事は Goodpatch Design Advent Calendar 2020 の8日目の記事です。 Goodpatchのクライアントワークではデジタル領域のUXリサーチやUIデザインを行う以外に、商品企画に関わるリサーチを行うこともあります。今回は商品企画のリサーチフェーズにおいてプロジェクトチームでエスノグラフィを実践した際の手法とその中で私が大切にしていたマインドセットについてご紹介いたします。 エスノグラフィとは そもそもエスノグラフィ(ethnography)とはethno(=民族)にgraphy(=画法や記述したもの)という接尾語がくっついた言葉で、主に文化人類学や社会学の調査手法の1つです。 観察者とは異なる文化圏にいる人々の生活やコミュニティの様子を深く観察し、入り込むことによって理解することを目的として実施することが多いです。アンケートのような定量調査と

                    ユーザーの生活に深く潜り込む、エスノグラフィで大切にしたいマインドセット|Goodpatch Blog グッドパッチブログ
                  • 大規模多人数同時参加型オンライン ロールプレイングゲームのエスノグラフィ

                    先行研究では,大規模多人数同時参加型オンラインロールプレイングゲームの中に存在する仮想世界は,自宅や職場から隔離された心地の良い第3 の居場所である「サードプレイス」としての機能を有するとされる.しかし,仮想世 界におけるプレイヤーの本来の目的は「ゲームコンテンツ」を楽しむことにあり,どのような経緯で他者との世間話といった「交流」を目的に仮想世界に訪問するようになるかが明らかでない.本稿は,同一集団に属するプレイヤーら の語りや「ゲームコンテンツ」と「交流」の各プレイ時間の推移から,仮想世界はゲームコンテンツへの没入期および欠乏期を繰り返すことで,次第にゲームコンテンツを楽しむ場から交流を楽しむ場へと主役割が遷移する『創発的サ ードプレイス』であることを示した.また,創発的サードプレイスの成立には,サードプレイスの基盤を成す「交流」と,各成員の能動的な参加が肝要な「集団活動」との互恵関係が

                    • エスノグラフィーとは?効果やメリット、ビジネス成功事例を解説 - あしたの人事オンライン

                      (画像=Chainarong Prasertthai/iStock) エスノグラフィーは、ビジネスにおいて対象者の行動を研究するために役立つ調査手法の1つです。 今回は、エスノグラフィーの意味や調査方法、活用することの効果や成功事例を紹介します。 エスノグラフィー(ethnography)とは、集団・社会の生活や行動様式を、フィールドワークによって調査する手法や、記録文書を指します。 データや統計を活用して調査する定量的な研究とは対照的で、インタビューや観察などを重視する手法です。 もともと、社会学や文化人類学などの領域で用いられていた調査手法で、特定の文化や民族を研究する場面などで活用されてきました。 この言葉の語源は、ギリシア語の「ethnos」(民族)と「graphein」(記述する)の組み合わせです。 エスノグラフィーの調査方法 エスノグラフィーはもともと民族研究などで活用されてい

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                      • 文化人類学が導き出すインサイトとデータフィールドワークとは──エスノグラフィの現在地とビジネス活用 | Biz/Zine

                        2022年3月23日開催、Biz/Zine Academy「消費者インサイトを理解するための『エスノグラフィ』活用講座」。その中から、『アイデア資本主義』の著者で、文化人類学の知見をビジネスに活用する企業アイデアファンド・大川内直子氏の講演内容をレポートする。後編である本稿では、文化人類学のビジネス活用を、実践的なレベルで取り組むためのヒントが提供された講演内容をお届けする。 文化人類学のアプローチでインサイトを導き出す 本講座は、(1)エスノグラフィを仕事に活かす、(2)エスノグラフィからインサイトを導出する勘所を掴む、という2つの目的で実施された。講師の大川内氏が経営するアイデアファンドでは、文化人類学がビジネスで活用されるようになった社会的な背景を次のように語る。 「20世紀はモノの時代でしたが、21世紀はアイデアの時代です。売れるために重要な要素は“定量的なスペック”から“定量化で

                          文化人類学が導き出すインサイトとデータフィールドワークとは──エスノグラフィの現在地とビジネス活用 | Biz/Zine
                        • エスノグラフィーとは?意味やビジネスで活用するやり方を徹底解説

                          次なるイノベーションの種を見つけるため、ビジネスにエスノグラフィーを採用する企業が増えています。一方で、やってみたものの上手く企業戦略に活用できない例も多くあります。この記事ではエスノグラフィーのやり方と失敗しないコツを、ステップに沿って専門家が丁寧に解説していきます。 1.エスノグラフィーとは メリットや活用シーンを紹介 エスノグラフィーとは、調査対象者の生活の場に実際に身をおいて、行動を共にしながら観察して記録する調査手法のことです。定性調査の一種になります。 もともとエスノグラフィーは、主に文化人類学の分野での研究手法として発達してきました。異国・異文化の生活様式やその根底にある価値観を深く理解するため、現地に赴いて生活を共にしながら調査を行い、対象者の視点から物事を見るための手法です。 そうすることで、「何が行われているか」を把握するだけではなく、その行動が行われる文脈や意味を理解

                            エスノグラフィーとは?意味やビジネスで活用するやり方を徹底解説
                          • 反復を通して、新たな共有地を紡ぎ出す――木村周平さん・評『震災後のエスノグラフィ』|じんぶん堂

                            記事:明石書店 本書の装画を担当した瀬尾夏美さんの作品『atsumaru』。 書籍情報はこちら 「震災後」を言葉にする タイトルの「震災後」が目を引く。災害が起きると、私たちは「復興」という言葉でその後の様々なことを語ろうとする。だが「復興」という言葉は、目指すべき地点があること、英語でBuild Back Betterと訳されるように、その地点がより良いものであることを含意する。だからこそ、この言葉は災害に巻き込まれた人々を勇気づける。しかし逆に、人々を苦しませることもある。災害の後に起きるのは決して「より良いもの」につながることばかりでも、思い通りにいくことばかりでもないからだ。では、そうした〈ままならなさ〉(本書のキーワードである)に満ちた事態は、失敗でしかないのだろうか、語る価値がないものなのだろうか。 決してそうではない、と著者は言うだろう。著者は、災害後の日々――それがいかなる

                              反復を通して、新たな共有地を紡ぎ出す――木村周平さん・評『震災後のエスノグラフィ』|じんぶん堂
                            • 【エスノグラフィーとはなにか】その意味や書き方をわかりやすく解説 - 世の中やってらんないわ

                              エスノグラフィーとは エスノグラフィー(行動観察調査)とは、定性調査の一種であり、顧客の生活環境に調査員が身を置いて顧客と行動を共にすることで、顧客のことを深く知る調査手法を表しています。エスノグラフィーはギリシア語のethnos(民族)、graphein(記述)に由来し、もともとは文化人類学や民族学の分野で主に用いられてきた研究手法でした。調査対象となる民族の文化を解き明かすことを目的として、その土地の風習、行動様式などを詳細に記録することを表しています。 そのエスノグラフィーは、近年では新たな課題を発見する手段として、マーケティングをはじめ、人材育成やマネジメントなど、ビジネスの分野にも取り入れられるようになりました。インタビューやアンケートでは顧客の顕在化したニーズについて直接伺うことができますが、エスノグラフィーでは被験者の日常の行動や何気ない言動を観察する中で、潜在ニーズを探り、

                                【エスノグラフィーとはなにか】その意味や書き方をわかりやすく解説 - 世の中やってらんないわ
                              • 試行錯誤を享受する実践コミュニティのエスノグラフィ: PBLの経験を記述するパターン・ランゲージの開発を通じて

                                From the perspective of supporting the activities of students participating in PBL at university, this research describes an ethnography of a community of practice that appreciates trial and error. The processes of change were clarified in the discourses and the contents of the pattern languages developed there. The results show the importance of knowledge sharing and support that leaves students

                                • SDN Japan Chapter Meetup vol.9〜デザインリサーチの新しい地平を拓く:Quantitative Ethnography(定量的エスノグラフィー)参加レポート|リクルート プロダクトデザイン室

                                  SDN Japan Chapter Meetup vol.9〜デザインリサーチの新しい地平を拓く:Quantitative Ethnography(定量的エスノグラフィー)参加レポート こんにちは。リクルートの新卒メディアHR領域・プランナーの古谷仁です。 普段は、新卒採用における体験デザインを生業としています。採用体験を、単なるコストではなく少しでもワクワクするようなコミュニケーションに落とし込み、企業と学生の良質な採用マッチングを目指しています。 また、個人的に、コクヨ株式会社リサーチ&デザインラボ「ヨコク研究所」の外部編集員や、発酵デザインラボ「ラジオ・ただいま発酵中」番組ディレクター、慶應義塾大学SFC研究所所員として、いろいろな領域へアンテナを巡らせております。 今回は、私個人としてこれまで興味があったものの触れる機会のなかった「デザインリサーチ」に関するトークイベント「SDN

                                    SDN Japan Chapter Meetup vol.9〜デザインリサーチの新しい地平を拓く:Quantitative Ethnography(定量的エスノグラフィー)参加レポート|リクルート プロダクトデザイン室
                                  • エスノグラフィー | マーケティングリサーチの電通マクロミルインサイト

                                    調査協力者からの“質問に対する回答”だけでなく、ありのままの言葉や行動から マーケティングのヒントを得ようという動きが拡がっています。 エスノグラフィでは生活者の日々の振る舞いを観察し、振る舞いだけでなく生活文脈そのものも 包括して生活者を理解することで、インターネットリサーチやインタビューとは違う 新しい気づきが得られる手法です。 エスノグラフィーとはエスノグラフィーは、ギリシア語のethnos(民族)、graphein(記述)から来た英語で、民族学、文化人類学などで使われている中心的な研究手法で、フィールドワークによって行動観察をし、その記録を残すことです。ある民族の特徴を調査するためにその民族の生活に入り込み、長期間にわたって彼らの生活スタイルを観察し、対話して、文化や行動様式の詳細を記録していくアプローチです。 近年、このエスノグラフィーという手法がビジネスにおいて新しいニーズや課

                                      エスノグラフィー | マーケティングリサーチの電通マクロミルインサイト
                                    • 対話的な自己エスノグラフィ

                                      本稿は近年注目されつつある自己エスノグラフィの手法を発展させ,対話的に実践した試みを紹介し,その有用性と意義を検討することを目的としている。自己エスノグラフィとは,自分自身の経験を探求し,自身の意識のありようや文化について明らかにしていく質的研究のひとつの方法である。従来は研究者本人による想起的な記述がその手法として広く知れ渡っていたが,筆者は対話者を設定して,障害を抱える妹との関係を中心としたライフストーリーを語り,それに対して継続して共同的に分析・解釈を行なうことを試みた。従来の自己エスノグラフィについては,データの信頼性の問題,物語としての読みやすさやわかりやすさの欠落,分析よりも自己語りへの過度な依存,そして他者との相互的なつながりが見えにくい点が批判されてきた。また,自己を客観視することの困難さ,自己探究に伴う精神的苦痛への対応の問題も研究の実践において指摘されてきた。それに対し

                                      • PCRの誕生【新装版】 | バイオテクノロジーのエスノグラフィー | みすず書房

                                        「PCR法の発明は、1993年のノーベル化学賞に輝いた。受賞したのは、製薬ベンチャー企業シータス社の社員だったキャリー・B・マリスである。そのマリスは、2019年8月に74歳で亡くなった。 今や、PCR法の技術や装置は格段の進歩を遂げている。とはいえ、PCRの原理が発明されて実用化した場所とそれにまつわる人間模様を描いた本書の価値が失われたわけではない。むしろ、PCR法の原点を知るための必読文献というべきだろう。なにしろ、PCR法は、遺伝子研究全般のみならず、ウイルス感染の診断検査にまで広く活用されているのだから。」 (「新装版のための訳者あとがき」) PCRは、誰が「発明」したのか。マリス、同僚研究者、実験助手、管理者… 文化人類学者が、1980年代のベンチャー企業の実像を、エスノグラフィー(民族誌)の手法により、科学社会学の研究対象として描く。シータス社の設立から買収されるまで、関係者

                                          PCRの誕生【新装版】 | バイオテクノロジーのエスノグラフィー | みすず書房
                                        • 障害を持つ図書館員の経験に関するオートエスノグラフィ(文献紹介)

                                          2024年1月10日付けで、査読付きオープンアクセス誌“In The Library With The Lead Pipe”に、論文“Chronically Honest: An Autoethnographic Paper on the Experiences of a Disabled Librarian”が掲載されています。著者は、オーストラリア・サザンクイーンズランド大学の司書であるNikki Andersen氏です。 障害を持つ図書館員の経験に関して、著者が個人的経験を分析したオートエスノグラフィ(自らの経験を活用し分析する学術的なストーリーテリングの一形態)です。障害と図書館員に関する現在の文献のほとんどは障害のある学生や利用者へのサービスに焦点が当てられており、障害を持つ図書館員の経験について考察されたものは少ないとし、論文では、結合組織疾患であるスティックラー症候群を持つ自

                                            障害を持つ図書館員の経験に関するオートエスノグラフィ(文献紹介)
                                          • オートエスノグラフィーとは?-自分を質的に社会調査する方法- | KAYAKURA

                                            今回、取り扱うのは「オートエスノグラフィー」です。社会学の中でもマイナーなこの言葉。オートエスノグラフィーについて解説された本はまだあまりないので、この記事を通して基本となる考え方だけでも覚えてみてください。 →おすすめの社会学入門書10選-社会学研究科の大学院生が選書-はこちらから。 →最新の社会学用語解説記事『リスク社会とは?社会学的にわかりやすく解説-新型コロナウイルス・原発を具体例に-』はこちらから。 →現代を正しく認識するために知っておきたい「アイデンティティ」の社会学的視点からのわかりやすい解説はこちら。 エスノグラフィーとは?オートエスノグラフィーの前にエスノグラフィーについて押さえておきましょう。エスノグラフィーは社会学だけでなく、文化人類学や心理学の世界でも広く用いられる質的調査方法です。対象となる社会や民族の特徴や日常的な行動を詳細に記述する調査方法です。 質的社会調査

                                            • コクラヤギャラリーのエスノグラフィー―長崎市の画廊「コクラヤギャラリー」― - 関西学院大学 現代民俗学 島村恭則研究室

                                              コクラヤギャラリーのエスノグラフィー―長崎市の画廊「コクラヤギャラリー」― 芝野さくら 【目次】 はじめに 第一章 コクラヤギャラリー 第一節 めがねのコクラヤ 第二節 露天画廊(青空ギャラリー) 第三節 近視予防 第四節 ギャラリーの現在 第二章 少国民資料館 第一節 憲法9条とノーベル平和賞 第二節 資料館に込められた思い 第三節 資料館の今後 第四節 高浪氏の主張 第三章 結び 謝辞 註 参考文献 付録 長崎雑貨店「たてまつる」 はじめに 長崎県長崎市万屋町のよろずや通りには、長崎では有名な眼鏡店「めがねのコクラヤ」がある。めがねのコクラヤはこの万屋店以外にも長崎県と北九州地区に店舗があり、万屋店は中でも特徴的な店舗となっている。店の3階と4階に「コクラヤギャラリー」というギャラリーを併設しており、万屋店独自の広告などによって他店舗とは違う雰囲気を作り上げてきたようだ。高浪藤夫氏(※

                                                コクラヤギャラリーのエスノグラフィー―長崎市の画廊「コクラヤギャラリー」― - 関西学院大学 現代民俗学 島村恭則研究室
                                              • 神輿と闘争の民俗学──浅草・三社祭のエスノグラフィー

                                                神輿渡御の闘争史 下町・浅草の初夏を熱狂の渦に巻き込む三社祭。 その花形である三基の本社神輿を担いでるのは誰なのか? 神輿の棒を激しい争奪戦で勝ち取ってきた有名神輿会に飛び込んだ著者が、祭りの狂騒と闘争をリアルに描き出すエスノグラフィー。 目次 序章 神輿渡御を闘争として分析する 第一章 民俗学の(複数の)新しい方向性の提示を目指して 一 民俗学的研究の三つの方針 二 「非公式」的祭礼研究宣言 第二章 神輿渡御をどう理解するのか──本書の分析視角 一 東京圏の神輿渡御の社会的背景 二 祭礼研究の地図──分析視角の批判的考察 三 闘争からみる浅草の神輿渡御 四 浅草地域と三社祭 第三章 モノの観点からみる東京圏の神輿渡御 一 神輿とは何か 二 神輿渡御とは何か 三 「江戸前」の美学と標準化した祭礼運営の手法 四 本書は神輿渡御をどのように理解するか 第四章 江戸・東京の祭礼史 一 前史──天

                                                  神輿と闘争の民俗学──浅草・三社祭のエスノグラフィー
                                                • Z世代はInstagramで見たものを覚えていない? エスノグラフィ×アンケートでZ世代を理解

                                                  『MarkeZine』が主催するマーケティング・イベント『MarkeZine Day』『MarkeZine Academy』『MarkeZine プレミアムセミナー』の 最新情報をはじめ、様々なイベント情報をまとめてご紹介します。 MarkeZine Day

                                                    Z世代はInstagramで見たものを覚えていない? エスノグラフィ×アンケートでZ世代を理解
                                                  • オーケストラ演奏における〈ピリオド対モダン〉の問題系の再考 : モダンの文脈から見たエスノグラフィーの試み -東京藝術大学リポジトリ

                                                    ・東京藝術大学で博士号を授与した学位論文について、「学位規則」の規定により、「内容の要旨及び論文審査の結果の要旨」及び「本文」を公表しています。

                                                    • 新興市場でのオートエスノグラフィー:婚活市場において商品化される私 - Google 検索

                                                      なにしろその頃は、婚活パーティーでの経験を. もとに「増大するあなたの価値、無力化される私:婚活パーティーにおけるフィールドワー. クを通じて」と題する論文を作成し ...

                                                      • 京都でプチ留学、外国人スタッフが英語でおもてなし ホテルエスノグラフィー|経済|地域のニュース|京都新聞 ON BUSINESS

                                                        海外旅行に行きづらいいま、京都でプチ留学しませんかー。京都市東山区の「HOTEL ETHNOGRAPHY(ホテルエスノグラフィー)祇園新門…

                                                          京都でプチ留学、外国人スタッフが英語でおもてなし ホテルエスノグラフィー|経済|地域のニュース|京都新聞 ON BUSINESS
                                                        • 結婚移住女性のエスノグラフィー 地域日本語教育の新しい在り方 | 早稲田大学出版部

                                                          福村 真紀子 著 A5判 270ページ 本体:4,000円+税(2023年12月25日発売) ISBN:978-4-657-23807-8 「日本では何もできない」。夫の国である日本に移住したものの、日本語が自在に操れず、孤立していた子育て中の外国人女性のことばである。出自国と日本との経済格差により弱い立場に置かれることも多く、社会で活躍するチャンスも奪われ、人的ネットワークも築けない。そのような結婚移住女性たちのコミュニケーションの力を、いかに育てればよいのか。日本語教師である著者が立ち上げた、結婚移住女性と日本人女性が交流する親子参加型サークルでの実践研究をもとに、地域日本語教育の在り方を考える。コミュニケーションの力が育つ過程で〈ことばの学び〉がどのように促されるのか、エスノグラフィーを通して浮かび上がらせる。 茨城大学大学院理工学研究科(工学野)数理・応用科学領域 助教。1968年

                                                          • 文化人類学(エスノグラフィー)で他者(同僚、お客さん)を知る 第一弾

                                                            ■Co-Project M白熱教室シリーズ 「文化人類学セミナー 第一弾」 ~文化人類学で他者(家族、顧客、同僚)を知る~ 「他人」の視点から「他人が見てる世界」を知って、そこからさらに「自分を知る」 「相手を知り、自分を知れば、百戦危うからず」 ここに文化人類学の真骨頂があります! 大学から講師を招いて、松本にてセミナー開催! ■今回のセミナーのポイント 「自分は他人とは違う」は知っているけど、「自分と違う他人には世界がどう見えているか?」 って、考えたことありますか? 家族でも、ビジネスでも、組織になったら関わらなければいけない「他人」。すると、この「他人」と、どううまくやっていくか?が必須の課題になります。 コミュニケーション能力が強く求められる昨今、このセミナーにはその「他人」とうまくやっていくヒントとコツがあるかも知れません。 今回は大学での講義を、社会人向けにアレンジして、実施

                                                              文化人類学(エスノグラフィー)で他者(同僚、お客さん)を知る 第一弾
                                                            • 非農家出身者が非農家出身者になるまでのエスノグラフィ

                                                              メタデータをダウンロード RIS形式 (EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)

                                                              • 前田泰樹・西村ユミ(2020)『急性期病院のエスノグラフィー:協働実践としての看護』合評会 - 呂律 / a mode distinction

                                                                考える読書会第6回合評会のお知らせ 考える読書会では1冊の書籍を様々な分野の評者を迎え著者と共に議論する合評会を開催しています。第6回合評会では『急性期病院のエスノグラフィー 協働実践としての看護』(新曜社、2020年)を読んでいきます。 今回も学際的な評者をお迎えします!海外の医療現場でのエスノグラファーである浜田明範さん(医療人類学)、看護管理学の研究をおこなっている安部陽子さん(看護学)、己と他者をめぐる語りとその社会的条件を研究する鈴木智之さん(社会学)です。そして、著者である前田泰樹さん(社会学)、西村ユミさん(看護学)とともにディスカッションを深めていきます。 【日時】2022年8月13日(土)13:30~17:00 【場所】オンラインZoom 【書籍】前田泰樹・西村ユミ著『急性期病院のエスノグラフィー 協働実践としての看護』(新曜社、2020年) 【評者】 浜田明範さん(東京

                                                                  前田泰樹・西村ユミ(2020)『急性期病院のエスノグラフィー:協働実践としての看護』合評会 - 呂律 / a mode distinction
                                                                • オートエスノグラフィー、日本語文献の紹介。|Teppei Tsuchimoto

                                                                  オートエスノグラフィー (autoethnography)で,よく引かれる定義は,Ellis & Bochner(2006/2000)の「自分自身の生を重視するの。自分の身体感覚や思考や感情に注意を払うわけ。自分の生きられた経験を理解するために,体系的な社会学的内省と感情的想起と私が呼ぶものを使いながらね。最後は,物語として自分の経験を記述する。個別的な生の探求によって,リード=ダナヘイ(Reed-Danahay)のいう生活様式の理解をめざすのよ」(p.134)という定義かと思います。 オートエスノグラフィーのとりあえず必読書――Ellis & Bochner(2006/2000)は,『質的研究ハンドブック 3巻(北大路書房)』の一部で、日本語で訳されている中でも貴重な論考の一つなのですが、この文献・・・・・・実はめちゃくちゃ難しい。読みやすい表現ですらすらーと読めるのですが、ところどころ

                                                                    オートエスノグラフィー、日本語文献の紹介。|Teppei Tsuchimoto
                                                                  • 【4月開講】つたない自分を観察する〜微創造のオートエスノグラフィ"Autoethnography of Micro-Creativity"

                                                                    情報学研究者のドミニク・チェンさんと、コンテクストデザイナーの渡邉康太郎さんのお二人が登壇する待望のflier book campが開講します! 本講座のテーマは、「つたない自分を観察する〜微創造のオートエスノグラフィ」。 なにかの表現を試みるとき、つたない自分のなかで微かな動きを観察してみよう。そこからなにが生まれるのか。4ヶ月間の自分の変化や気づきに向き合うこの過程を一緒に楽しみましょう。 \ 申込期間:3/6~3/25 / ー 目次 ー 1. 開講記念ウェビナー 2. このワークショップの想い 3. 講座カリキュラム 4. 申込詳細(開講日時・金額・受講形式) 5. 講師プロフィール 6. 参加者の声 7. 確認事項 1. 開講記念ウェビナー 【日時】3月14日(木)12:00-12:55 【ゲスト】ドミニク・チェン氏、渡邉康太郎氏 【ファシリテーター】久保彩 申込みフォーム:htt

                                                                      【4月開講】つたない自分を観察する〜微創造のオートエスノグラフィ"Autoethnography of Micro-Creativity"
                                                                    • ホーム |フォト・エスノグラフィー

                                                                      以下の予定で、2015年度第2回フォト・エスノグラフィー研究会 【日時】2016年02月06日(土) 13時30分〜17時15分(予定) 【場所】国立民族学博物館 第3セミナー室 【プログラム】 13時30分 趣旨説明 岩谷 洋史 14時00分〜15時15分 大日方 欣一(九州産業大学) 「スナップ写真の読解ー「道」はどう撮られたか」 15時15分〜15時30分 休憩 15時30分〜16時45分 岡田 浩樹(神戸大学大学院) 「フィールドと民族誌の「間」における認識論的問題ーフォトエスノグラフィの教育上の問題を通して」 16時45分〜17時15分(予定) 総合討論 チラシのダウンロードは、こちら 以下のように、2015年度第1回目研究会を開催します。 【日時】2015年7月29日(水) 14:00〜17:00 【場所】大阪市立大学梅田サテライト 107教室(大阪駅前第2ビル 6階) 【報告

                                                                        ホーム |フォト・エスノグラフィー
                                                                      • 『石黒宏昭『社会文化的アプローチの実際 学習活動の理解と変革のエスノグラフィー』 』

                                                                        この本で紹介されている「社会文化的アプローチ」とは、人の学習活動のあり方に迫る際の、いくつかの方法論である。 名前の通り、人の活動を社会・文化に埋め込まれたものとして捉えることに新しさがある。 ・・・と言ってもよくわからないが、このアプローチが批判する古典的な学習観を対置することで、いくぶんわかりやすくなるかもしれない。 古典的な学習観は、デカルト的な二元論(物と心)に立って、知識や能力を、物を器に入れるように、頭に入れこむものとして捉える。ここにおいては、知識は誰にとっても、どのような状況で学ばれても同じ物である。 社会文化的アプローチは、このような学習観にはっきりと異を唱える。 このアプローチの先駆けとなるヴィゴツキーは、主体と対象世界(環境)の間に、「道具=人工物」をおき、この3つを結んだ3角形において学習を捉える。 彼によれば、人間は、工具などの目に見えるものや言語、文化モデルとい

                                                                          『石黒宏昭『社会文化的アプローチの実際 学習活動の理解と変革のエスノグラフィー』 』
                                                                        • 鈴木舞『科学鑑定のエスノグラフィ―ニュージーランドにおける法科学ラボラトリーの実践』

                                                                          メタデータをダウンロード RIS形式 (EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)

                                                                          • 住民運動と行政権力のエスノグラフィ - 株式会社晃洋書房

                                                                            はじめに 本書のねらい 1 1.差別・マイノリティを論じる場としての地域社会  2.方法以前で問われるもの――当事者性  3.歴史と現象の結晶としての社会学的現実  4.本研究のフィールドと調査概要について  5.本書の構成  6.本書における地名・人名等に関する方針 序 章 本書における方法論的課題 12 1.地域社会と住民運動を記述する  2.社会運動研究と差別・マイノリティ研究の接点 3.「調査者―被調査者論争」再論  4.歴史的文脈という課題  5.エスノグラフィの方途 第Ⅰ部 都市下層社会と差別の変容―分断と横断の地域社会史 33 第1章 高度経済成長期における同和地区とスラムの形成 34 1.同和地区とスラムの関係  2.部落問題の位相  3.都市下層社会の変容と実態調査 4.社会運動の展開  5.政策的分岐の意味 第2章 スラム対策と住民運動の生成過程 62 1.スラム対策と

                                                                            • 【共同研究】データ・エスノグラフィーによる生活者理解 | ideafund

                                                                              研究概要 株式会社アイデアファンドは、株式会社インテージと共同研究を行い、文化人類学のフィールドワークを応用した新たな質的分析手法(データ・エスノグラフィー)を用いてビッグデータを分析し、未来の生活者像を明らかにした。 ポイント 「対面」を前提とせず、オンラインで完結できる手法として、「定量・行動ログデータ」と「エスノグラフィー」、「ワークショップ」を組み合わせ、インサイト発掘と生活者像の具体化を試みた。 研究ステップ ステップ1 対象者の絞り込み 未来の生活者が持ちうる特性を仮定した上で、「定量調査」と「行動ログデータ」を組み合わせ、特徴的な対象者を抽出した。 ステップ2 データ・エスノグラフィー 対象者の1年分の行動ログデータ(購買ログ、TV視聴ログ、PC・スマホ利用ログ)に対して、文化人類学者が1年間対象者と共に生活しながらその生活様式や価値観を紐解いていく通常のフィールドワークと同

                                                                                【共同研究】データ・エスノグラフィーによる生活者理解 | ideafund
                                                                              • ジョブ理論をもちいたエスノグラフィーとは?-SEEDATAエスノグラフィーセミナーレポート② - SEEDATA

                                                                                SEEDATAではこれまでも、エスノグラフィーについての記事を掲載してきましたが、2017年12月7日(木)、株式会社NTTテクノクロス様、株式会社マーシュ様と共同で、企業対象のエスノグラフィーのセミナーを開催しました。 当社宮井が登壇した様子をお届けした前回に続き、今回はSEEDATAアナリスト大川が登壇し、エスノグラフィーをもちいて、具体的にどのようにしてイノベーションや事業開発、商品開発にいかすのかを解説した様子をレポートします。 ジョブ(片付けなければならない仕事)とハイヤー(ジョブを解決するために使うもの) 前回、エスノグラフィーは目的の問題、分析の問題、蓄積の問題により、日本ではなかなか浸透しづらいという現状があるとご紹介しました。 SEEDATAでは、クリステンセンのジョブ理論をSEEDATA独自の解釈をしたうえでもちいることで、エスノグラフィーをより実務に使えるものにしてい

                                                                                  ジョブ理論をもちいたエスノグラフィーとは?-SEEDATAエスノグラフィーセミナーレポート② - SEEDATA
                                                                                • ヴェルト、因果推論プラットフォーム「データ・エスノグラフィー」にて頑健性評価機能や論文検索機能を開発 | Biz/Zine

                                                                                  CausalAI(因果推論AI)ソリューションを手がけるヴェルトは、企業・公的機関などの研究開発部門、企画部門、経営層を対象に、データ活用によって解像度の高い課題解決策発見やアイデア出しを加速するアジャイルな因果推論プラットフォーム「Data Ethnography(データ・エスノグラフィー)」の高機能オプションを開発した。 具体的には、データ上から推定した因果関係の構造を確認し、仮想的に介入効果を検証する機能を強化したほか、発見した因果関係の信頼度を確認する頑健性評価機能や、関連する論文を即座に検索出来る機能を搭載した「アドバンス・オプション」を開発。5月18日よりリリースした。 昨今、企業や公的機関のDX推進とAI活用によって、業務効率の改善や生産性の向上が進められている。一方、同社の調査によれば、洞察や創造性が求められるプロジェクトの構想段階で、調査対象の過半数が「データはあっても活

                                                                                    ヴェルト、因果推論プラットフォーム「データ・エスノグラフィー」にて頑健性評価機能や論文検索機能を開発 | Biz/Zine