6月3日から全国公開されている『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』。旧作からのファンはもちろん、若い世代にも『ガンダム』の魅力を知ってもらう絶好の機会となった本作の魅力や制作の舞台裏について、イムガヒ副監督にインタビューした。 ――イムガヒさんは韓国の出身ですが、ガンダムシリーズはもともと知っていたのでしょうか? イム 私が初めて見た『ガンダム』は高校生の頃に韓国に入ってきた『新機動戦記ガンダムW』だったんです。じつはその前の幼少期からロボットアニメが好きな女児だったこともあり、どこの国で作られた作品かは意識せずともサンライズの作品はかなり見ていました。とくに『魔神英雄伝ワタル』や『絶対無敵ライジンオー』『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』が大好きで、その流れで『ガンダム』も見始めたのがきっかけです。韓国でも「ガンダム」という名前は絶大な知名度がありますから、それがどういうものかはわ