「スパースモデリング」と呼ばれるデータ分析手法をご存知だろうか。わずかなデータからでもAIモデルを構築可能な技術であり、2019年にイベント・ホライズン・テレスコープが公開した、ブラックホールシャドウの撮影に利用された手法としても知られる。 スパースモデリングは膨大な量のデータから学習するディープラーニングとは反対に、わずかなデータ量からでもAIを構築可能であり、AIが結論を導く過程が人間にも理解しやすく、AIのブラックボックス化問題の回避も可能だという。 独自のスパースモデリング技術をAIに応用してデジタルソリューションを開発する、AIスタートアップ HACARUSの代表取締役 CEO 藤原健真氏に、同技術の概要と今後の発展性について話を聞いた。 HACARUS 代表取締役 CEO 藤原健真氏 プロフィール 1976年生まれ、滋賀県出身。カリフォルニア州立大学コンピューター科学学部卒業。