オリックスが、最短で8月14日に国内フリーエージェント(FA)権を取得する金子千尋投手(30)と、同月中にも残留交渉を行うことが17日、分かった。3年総額10億円(プラス出来高払い)をベースとした条件で誠意を見せ、前半戦だけで9勝(3敗)をマークし、防御率(1・74)と奪三振(146)でリーグ1位のエース右腕を慰留する。 侍ジャパン小久保代表監督と握手を交わす金子 オリックスが全精力を傾けて、金子を引き留めにかかる。故障がなく順調なら、国内FA権取得は8月14日。2010年に最多勝(17勝)、13年には最多奪三振(200個)に輝くなど、実績十分の右腕だけに、FA宣言すればシーズン後に複数球団が獲得を狙うのは間違いない。球団幹部は「シーズン中なので彼の日程も考慮しながらだが、FAを取得すれば、期間を空けずに一席設けるつもりだ」と、8月中旬にも交渉のテーブルに着きたい考えだ。 金子はここま