“その年を代表するリノベーション作品”を決める「リノベーション・オブ・ザ・イヤー」。『ひと気のない薄暗いアーケードにともされた、暮らしの明かりに衝撃を受けた』そんな審査員評を受けて、2016年度のリノベーション・オブ・ザ・イヤー(主催:一般社団法人リノベーション住宅推進協議会)の総合グランプリに輝いた福岡県行橋市のリノベーション物件「アーケードハウス」。単にデザインという視点だけでなく、リノベーションがこれからの時代に果たしていくべき役割を考えさせられる空間です。とりわけ地方都市の抱える問題にもヒントを与えてくれそうな今回のリノベーション物件に関して、さらに詳しくお話を聞いてみました。 【連載】リノベオブザイヤー受賞の素敵リノベ実例 中古物件を現代のライフスタイル、好みのデザインや機能に合わせて改修する「リノベーション」。この連載では『リノベーション・オブ・ザ・イヤー2016』の受賞物件の