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TGS2023
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「電車で寝てしまって遅れました。本当にごめんなさい!」 7月初旬のある日、兵庫・明石の小さな出版社、ライツ社にて。大塚啓志郎(おおつか・けいしろう)さんと高野翔(たかの・しょう)さんに、私は深々と頭を下げていました。 自宅のある京都市内からライツ社まで、電車で約2時間。大阪の高層ビル街、緑豊かな阪神間のモダンな住宅地、そして神戸随一の繁華街・三宮。小気味よく、車窓の景色は移ろいます。取材メモを2回見直すと、おだやかな須磨の海。きらめく波を眺めて、文庫本のページをめくる至福に浸っていたら……寝落ちして乗り過ごしてしまったのです。 (注:こんな失態はライター人生初です) 寛大にも、怒りもせずに大笑いしてくれたおふたりに、「ミスから始まる記事って読みたくなるし、絶対書いてください」と念を押され、この書き出しを約束したわけです。そして、電車で考えてきた最初の質問を切り出しました。 「2016年9月
突然ですが、思い浮かべてください。 あなたはスーパーに夕食の食材を買いに来ています。お腹をすかせて待っている家族を思うと、一刻も早く帰りたい。でも、いまレジにはあなたより前に5人が待っています。 クレジットカード、電子マネー、QR決済。さまざまな方法で支払って、前のお客さんたちが店を出ていきます。いよいよ次は、あなたの番。しかし、あなたの前の人は現金払いのようです。しかも、小銭がなくて・・・と時間がかかっている様子。 この状況、あなたはイライラしますか。 それともゆっくり待てますか。 せっかちで時間を無駄にするのが大嫌いな僕ならばきっと、イライラしてしまうことでしょう。 新型コロナウイルスの影響もあり、無人レジや非接触の支払い方法がたくさん増えました。スピーディーに精算ができるし、感染リスクも減らせる。いいことづくめに見えますが、こういったデジタル技術の加速化により、便利になりすぎることが
世界的に注目されている、科学者と市民が協力して、プロジェクトを進めていく「シチズンサイエンス」。 こちらのキックオフ記事でもお伝えしたとおり、現在グリーンズでは、シチズンサイエンスの力をいかして、瀬戸内海の海ごみを減らすためのプロジェクトに取り組みはじめています。 とはいえ、シチズンサイエンスについては、まだまだグリーンズも勉強中の段階。シチズンサイエンスってそもそもなに? どんな事例があるの? そこで今回は、日本におけるシチズンサイエンスの第一人者であり、「シチズンサイエンスを推進する社会システムの構築を目指して」という提言づくりに関わった中村征樹さんと一緒に、シチズンサイエンスの世界を探っていきましょう! (こちらの記事は、2021年11月に開催された「シチズンサイエンスの教室」をもとに、記事を作成しています。) 中村征樹(なかむら・まさき) 大阪大学 全学教育推進機構 教授 1974
「家賃1万2000円のホームレス向けの家」と聞いて、「段ボールの家」「プレハブの仮設住宅」「狭くて暗いワンルーム」などを思い浮かべていたわたしは、この豊かでサステナブルな住宅計画を目にして、とても驚きました。 「誰もが家をもつ」をゴールにかかげて ハミルトンの人口は約58万人。そのうち約1600人がホームレスとして生活しています。街はシェルターを増やすなどの対策をしていますが、毎年メンタルヘルスや薬物の過剰摂取で死んでしまうホームレスが後を絶ちません。そこで策定されたのが、2025年までに誰もが家を持つことをゴールとした「住宅とホームレスのアクションプラン」です。 このアクションプランで重視されているのは、安い家賃の住宅を増やすこと。このパッシブハウスは安価に建築でき、また毎月の光熱費がほぼかかりません。そのため、1万2000円以下の家賃で貸すことができるのです。 ちなみに、ハミルトンの2
1日に約2万冊。 これは、オンラインを中心に本の買取・販売を手がける会社「バリューブックス」に届く本の数です。そしてその半分、つまり約1万冊は、さまざまな理由で値段がつかず、廃棄されています。 この本を使って、何かできないか。そんな思いから生まれたのが「本だったノート」です。 その名の通り、このノートはかつて本だった再生紙からつくられています。 いったいどんな経緯で「本だったノート」は生まれたのか、バリューブックスの取締役副社長・中村和義さんと取締役・内沼晋太郎さんに詳しくお話を伺いました。 値段のつかない本を活用したい 長野県上田市に拠点を置くバリューブックスは、約160万冊というオンライン中心の古本屋としては日本最大級の在庫数を誇り、主にインターネットと上田市内の実店舗「NABO(ネイボ)」で販売を行う古本屋です。「古本で社会を変える会社」として、施設や学校に無償で本を届ける「ブックギ
食とエネルギーを輸入に頼るわたしたちの暮らしは、とてももろい土台の上に築かれているーー新型コロナのパンデミックやロシアによるウクライナ侵攻を契機とした、世界的な食とエネルギーの高騰などを受けて、その実態が明らかになりました。 生きるのに欠かせない食とエネルギーをどうまかなうのか? 解決策のひとつが、今回のテーマである「ソーラーシェアリング」です。 ソーラーシェアリングとは「営農型太陽光発電」とも呼ばれ、作物を栽培する農地の上に太陽光発電を設置し、太陽の光を農業と発電の両方に活用(=シェア)する事業です。一般的な農地をつぶして太陽光を設置する売電目的の事業とは異なり、あくまで農業を持続可能にするための取り組みと言えます。
経営する出版社「NUMABOOKS」で数々の日記本をつくり、自らも日記を付け続けている内沼晋太郎さんは、ある種“日記にとりつかれた男”といえるかもしれません。ついには「日記屋 月日(つきひ)」という店までつくってしまったのだから。 でもそこは、事業を多く手がけている内沼さんのこと。ビジネスとして成り立たせるための巧みな仕掛けがあちらこちらに組み立てられていました。 内沼さんと日記屋 月日の店長・栗本凌太郎さん、BONUS TRACKを運営する散歩社の共同代表であるグリーンズのビジネスアドバイザー・小野裕之、散歩社スタッフの桜木彩佳さんの4名で言葉が交わされた、今回の「ソーシャルな社会のつくりかた」企画。 日記屋 月日にまつわるビジネスの話をしながらも、日記への愛が至る所に感じられた時間でした。 日記っていいな。 日記屋にコーヒースタンドを併設した理由 小野 日記屋 月日は、日記の魅力を伝え
AIで顔や声を合成する技術「ディープフェイク」をドキュメンタリーに。 映画『チェチェンへようこそ-ゲイの粛清-』に見る、 デジタル技術やアバター(分身)で社会を変える方法。 522 2022.02.24 supported by greenz people supported by greenz people 土居 彩 土居 彩 CHECK IN チェックイン ディープフェイクとは人工知能(AI)を使って、映像や音声を本物のように合成する技術のこと。この技術をドキュメンタリー映画として初めて応用し、被写体の身元を守りながら臨場感あふれる映像を届けたのが『チェチェンへようこそ-ゲイの粛清-』です。 迫害を受ける性的マイノリティ(LGBTQ)の人たちの逃避行に迫る映像では、彼らの苦しみや安らぎの表情が見てとれ、まさにリアル。他人の顔や声を合成したとは思えず、心に訴えかけてきます。 一方ディープ
※LGBTQIA+:LGBTの説明は割愛。 Questioning(クエスチョニング):性自認や性的指向を迷っている、決めていない状態。 Queer(クィア):同性愛者を肯定的に捉えた言葉。 Intersex(インターセックス):身体的性において男性と女性の両方の性別を有しているセクシュアリティ。 Asexual(アセクシュアル):どの性にも恋愛感情を抱かないセクシュアリティ。+は、その他のセクシュアリティの指す。 (出典元: eleminist.com/article/912, jibun-rashiku.jp/column) コミュニティの役割を持たせることが、一人ひとりの表現の糧になる。 それでは、ジャストバッファローセンターが提供しているワークショップを紹介していきましょう。 青少年向けには、今考えているアイデアや自分でつくった作品を、同世代の仲間たちに共有する場。 言葉だけでは表
10月5日に、一般社団法人シェアリングエコノミー協会主催の「SHARE SUMMIT2021」がオンラインで開催されました。 「企業、個人、政府、自治体、NPO、教育機関が手を取りあい、持続可能な共生社会『Co-Society』の実現に向けた具体的な行動『Sustainable Action』を起こし、新たな社会を創造していく。」というテーマのもと、オープニングとクロージングに加え14のセッションが開かれ、「シェア」を起点に、地域社会やSDGs、ツーリズムなど様々な分野で議論がかわされました。 greenz.jpでは、その中から「シェアという思想〜本質的な豊かさを実現する経済社会の行方〜」と題されたセッションを取り上げ、私たちひとりひとりが「いかしあうつながり」ある社会に向けて、どう経済と向き合えば未来をつくっていけるのか考えていきたいと思います。 モデレーター:石山アンジュ(いしやま・あ
5/28(日) 地方からも海外からもどうぞ! あなたと社会を作文がつなぐ。書きたいことを楽しく共創で書く体験「作文の教室 1DAY(オンライン)」 【新着記事】グリーンズ新旧編集長・鈴木菜央と増村江利子対談:共に探究して見つけた「暮らしを自分でつくると楽しい」という生き方 何かと何かの間(あいだ)を意味する「あわい」という言葉。みなさんはどのくらいよく使う言葉、あるいは、なじみがありますか? 個人的には、「あわい」をテーマにしたフォーラムに参加することになってから意識しはじめた言葉なのですが、でもフォーラム中にいろいろな方の話を聞くにつれ、「あわい」の意味しているところは日頃からよく考えていることだった、と気づかされました。 端的に言ってしまうと、「あわい」とは白黒はっきりしない、ゆるやかで曖昧なゾーンのこと。二元論では捉えきれないような「余白」であり、また、さまざまな対象をゆるやかに結ぶ
5/28(日) 地方からも海外からもどうぞ! あなたと社会を作文がつなぐ。書きたいことを楽しく共創で書く体験「作文の教室 1DAY(オンライン)」 5/28(日) 地方からも海外からもどうぞ! あなたと社会を作文がつなぐ。書きたいことを楽しく共創で書く体験「作文の教室 1DAY(オンライン)」 新型コロナウイルスにより世界は一変。わたしたちは、新しい生活習慣を迎えると共に、かつての習慣を手放す必要がありました。気軽に遠出すること、誰かの近くに行くこと、マスクなしで話しかけること、それまで当たり前だったこれらのことがしばらく難しいとなったとき、どうしても気にあることがありました。それは、身近なシニア世代のこと。 聞けば、90歳目前の友人のご両親は、それまで日常的に楽しんでいたカラオケと社交ダンスの場を失い、80代の親戚も40年も続いている合唱グループが休止しているといいます。 「生きがいがな
「本の読める店」という新しい業態をゼロからつくった「fuzkue」の阿久津隆さん。本屋「B&B」内沼晋太郎さんとの対話から見えてきた、体験から生まれる価値のつくりかた 739 2020.12.16 ソーシャルな会社のつくりかた 坪根 育美 坪根 育美 最近、ゆっくりと読書する時間を過ごせていますか? この問いに「どきっ」としたあなたは、「fuzkue(フヅクエ)」に行くことをおすすめします。 fuzkueは本を読みたいと思う人のためにつくられた特別な場所だから。 2014年、東京・初台に店舗をオープンしてから本好きを虜にし続けて6年。店主の阿久津隆さんが次の店舗を出す場所として選んだのが、2020年4月に誕生した下北沢のBONUS TRACKでした。 今回は、このBONUS TRACKを運営する散歩社の共同代表であるグリーンズのビジネスアドバイザー・小野裕之と本屋B&B/numabooks
5/28(日) 地方からも海外からもどうぞ! あなたと社会を作文がつなぐ。書きたいことを楽しく共創で書く体験「作文の教室 1DAY(オンライン)」 【新着記事】継業も編集者も広告マンも「いいことをして、たのしく、稼ぎたい」ひと、この指とまれ!地域に飛び込むココホレジャパンの仲間募集 #求人 総務省の調査によれば、2020年、日本の完全失業率は毎月増加しているそうです。職を失い生活に困窮しそうな人が増える一方で、まだ食べられるのに捨てられる食料廃棄の多さも、いまだ仕組みとしての解決は難しいままです。 同じ社会で二極化するような奇妙な状態を考えると、社会のなにか大切な部分がバランスを崩しているように思えてなりません。そこで、この2つの社会課題にまっすぐに向き合い、誠実に解決策を模索するプロジェクトとして立ち上がった「夜のパン屋さん」を訪ねました。 「夜のパン屋さん」とはパン屋さんから売れ残りそ
5/28(日) 地方からも海外からもどうぞ! あなたと社会を作文がつなぐ。書きたいことを楽しく共創で書く体験「作文の教室 1DAY(オンライン)」 グリーンズ新旧編集長・鈴木菜央と増村江利子対談:共に探究して見つけた「暮らしを自分でつくると楽しい」という生き方 突然ですが、みなさんは自分が住むまちの魅力を語ることができますか? 自治体がまちをプロモーションする活動として、市民にまちの魅力をレポートしてもらう取り組みが広がっています。グリーンズでもまちの魅力を発信する市民記者のお手伝いをしたことがあります。 今回ご紹介するのは、奈良県生駒市の「グッドサイクルいこま」というFacebookページで記事を書いている市民PRチーム「いこまち宣伝部」です。 「グッドサイクルいこま」には5700人以上ものフォロワーがおり(2020年10月現在)、頻繁に発信されるまちの情報は住民同士のコミュニケーション
5/28(日) 地方からも海外からもどうぞ! あなたと社会を作文がつなぐ。書きたいことを楽しく共創で書く体験「作文の教室 1DAY(オンライン)」 【6/10開催!】〜自分をいかす“はたらく”を考えよう〜green drinks Tokyo 2020年7月1日からレジ袋が原則有料となりました。エコバッグを持参することが定着し、プラスチック問題や使い捨てに対する人びとの意識が増す機会につながるといいですよね。 一方で、これまでレジ袋を家庭ごみやキッチンの生ゴミ用に活用していた方は「ゴミ袋が少なくなって困った」という声もあるようです。「100均でポリ袋を買う」という人もいるようですが、100円とはいえチリも積もれば出費ですし、それに、プラスチックの消費を減らす目的から離れてしまうのも本末転倒。 そこで今日は、レジ袋を買わずとも「新聞紙でつくるゴミ袋」についてご紹介します。 ようは折り紙。 考え
5/28(日) 地方からも海外からもどうぞ! あなたと社会を作文がつなぐ。書きたいことを楽しく共創で書く体験「作文の教室 1DAY(オンライン)」 5/28(日) 地方からも海外からもどうぞ! あなたと社会を作文がつなぐ。書きたいことを楽しく共創で書く体験「作文の教室 1DAY(オンライン)」 小田急線の地下化に伴って生まれた、東北沢から世田谷代田までの1.7キロの土地。小田急電鉄はこのエリアを「下北線路街」と名付け、13のブロックに分けて開発を行っています。 その中の一つ、世田谷代田と下北沢のちょうど真ん中あたりにあるのが「BONUS TRACK(ボーナストラック)」。グリーンズのビジネスアドバイザー・小野裕之とグリーンズの記事でもおなじみのB&B/numabooksの内沼晋太郎さんを中心に設立した散歩社が運営し、「本屋 B&B」、「発酵デパートメント」、「恋する豚研究所 コロッケカフェ
5/28(日) 地方からも海外からもどうぞ! あなたと社会を作文がつなぐ。書きたいことを楽しく共創で書く体験「作文の教室 1DAY(オンライン)」 グリーンズ新旧編集長・鈴木菜央と増村江利子対談:共に探究して見つけた「暮らしを自分でつくると楽しい」という生き方 コロナ禍の社会を牽引するのは、こんな小さな学校かもしれない。わずか1ヶ月で全生徒へのオンライン授業配信を実現した島根県立隠岐島前高校に見る、自律分散型意志決定の可能性 2.0K 2020.08.21 世界と日本、子どものとなりで 世界と日本、子どものとなりで 池田 美砂子 池田 美砂子 何か新しいこと、初めてのことに踏み出そうとするときに立ちはだかる「壁」。 それはお金だったり時間だったり家庭環境だったり。ときには、法律や制度、あるいは慣習や苦手意識という心理的なハードルだったりすることもあるでしょう。 それを乗り越えられるかどうか
5/28(日) 地方からも海外からもどうぞ! あなたと社会を作文がつなぐ。書きたいことを楽しく共創で書く体験「作文の教室 1DAY(オンライン)」 【6/10開催!】〜自分をいかす“はたらく”を考えよう〜green drinks Tokyo 今、「地方で生きる」という選択肢がこれまで以上に注目を集めています。 内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局が行った調査によれば、20~59歳の東京圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)に住む方々の約半数が、地方での暮らしに関心を持っているそう。(参考: 「移住等の増加に向けた広報戦略の立案・実施のための調査事業 報告書」内閣官房 まち・ひと・しごと創生本部事務局) この記事を読んでくださっているみなさんも、程度の差はあれど「地方で働くこと・生きること」に関心を持っているかもしれません。 しかし、移住にせよ転職にせよ、いきなり環境や働き方をガラッと変
5/28(日) 地方からも海外からもどうぞ! あなたと社会を作文がつなぐ。書きたいことを楽しく共創で書く体験「作文の教室 1DAY(オンライン)」 【新着記事】継業も編集者も広告マンも「いいことをして、たのしく、稼ぎたい」ひと、この指とまれ!地域に飛び込むココホレジャパンの仲間募集 #求人 香川県は「うどん県」。 2011年より香川県観光協会がそう宣言しているほど、讃岐うどんは県民に愛され、また観光PRの目玉としてなくてはならないものです。実際、全国でうどん店の店舗数堂々1位、うどん用小麦粉使用量と関連支出金額も第1位を誇っています。(出典元) しかし新型コロナウイルス流行による全国的な外出自粛要請は、香川の讃岐うどん店にも大きな影響を与えはじめました。そんななか、「愛するうどん店を救いたい!」とスタートした「SAVE THE UDON」プロジェクト。 小さな経済圏を守ることが、その土地の
5/28(日) 地方からも海外からもどうぞ! あなたと社会を作文がつなぐ。書きたいことを楽しく共創で書く体験「作文の教室 1DAY(オンライン)」 5/28(日) 地方からも海外からもどうぞ! あなたと社会を作文がつなぐ。書きたいことを楽しく共創で書く体験「作文の教室 1DAY(オンライン)」 コロナ禍で浮かび上がったのは、ずっと宿題だった問題。今議論しないと、子どもをめぐる状況は悪化する。命と向き合い続ける「上町しぜんの国保育園」の保育者たちからのメッセージ 3.8K 2020.06.24 世界と日本、子どものとなりで 世界と日本、子どものとなりで 池田 美砂子 池田 美砂子 緊急事態宣言が全国的に解除されてから間もなく1ヶ月。あなたの周りの環境は、落ち着きを取り戻していますか? 日常に戻るにはまだまだ時間がかかりそう、という方も多いと思います。 大きな変化に直面していたのは、小さな子ど
5/28(日) 地方からも海外からもどうぞ! あなたと社会を作文がつなぐ。書きたいことを楽しく共創で書く体験「作文の教室 1DAY(オンライン)」 【6/10開催!】〜自分をいかす“はたらく”を考えよう〜green drinks Tokyo 近年見聞きすることが増えた「サーキュラーエコノミー」とは、「サーキュラー」=「循環」する経済、のこと。 これまでは捨てられていたものを「資源」として社会の中で循環させるために、設計やデザインから製品づくりを見直すことや、従来のサプライチェーンの再構築、化石燃料から再生可能エネルギーへのシフトなど、私たちが迎えるこれからの未来を見据え整理された新しい経済モデルです。 従来の大量生産・大量消費を是としていた世界では、GDP(国内総生産)というものさしで短期的な経済成長が偏重される傾向がありましたが、そこでは長期的視点が欠如し、環境負荷や廃棄物が地球や人間の
英国「シューマッハ・カレッジ(Schumacher College)」の創始者であり世界的な思想家であるサティシュ・クマール。 本稿は、サティシュ・クマールがカレッジの卒業生に届けてくれたコロナ禍におけるメッセージを、Economics for Transitionコースの卒業生である寄稿者が本人の許可を得て、日本語に訳しお届けするものです。(本稿の簡易英語版HP) サティシュ・クマール(Satish Kumar) 思想家/社会活動家、1936年インドに生まれる。インド独立の父であるマハトマ・ガンディーの非暴力と自立に根ざした思想に共鳴し、自然や人への愛をもって核廃絶を訴える1万4千キロの平和巡礼を行う。『スモール・イズ・ビューティフル —人間中心の経済学—』の著者として知られる経済学者E・F・シューマッハーとの出会いから、1973年に英国定住。それ以来、社会変革エコロジー雑誌『リサージェ
ヨーロッパの「都市封鎖」という言葉を聞いたとき、真っ先に思い浮かんだのは、食べ物は大丈夫なのだろうかということでした。 今、世界は地球規模で複雑につながっています。日本の市販のお弁当など、原料の多くは海外から運ばれてくる食材ばかり。 巨大なサプライチェーンに普段は疑問を抱かなくても、有事である今、輸入品が一部目に見えて品薄になったり、食料に輸出制限がかけられたりといったニュースを見ると、不安も感じます。 人の幸せと地域経済のあり方を探ってきたこの連載「ローカルから始める、新しい経済の話」。今回ご紹介するのは、地産品の割合を増やして地域経済を活性化させようと10年間取り組みを続けてきた民間のスーパー「キヌヤ」です。 なぜ他の小売店ではなかなか進まない地産地消が、キヌヤでは実現できているのか。現地に出向き、領家康元社長に話を伺ってきました。
紆余曲折ありましたが、新型コロナウイルスの支援金として全国民に一律10万円が支給されることになりました。今回の政府の決断は緊急措置ですが、Facebook創業者のMark Zuckerberg(マーク・ザッカーバーグ)氏や起業家の堀江貴文氏も支持しているベーシック・インカム(Universal Basic Income)制度というものがあります。 これは国が永遠に全ての人に対して無条件に最低限の生活費を配るというもの。伴う税金の大幅な上乗せや働く意欲が失われるのでは?という懸念もありますが、すでに社会実験が行われたというフィンランドの結果はどうだったのでしょう? また既存のマネーゲームとは違う、与え合い、支え合いで成立するギフト経済もあります。ベーシック・インカム制度とギフト経済、新しいお金との付き合い方・働き方について、その仕組み・実態について取り上げます。 国が生活費を支給するベーシッ
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