熊本県内で公共交通を運営する交通事業者は、運賃の支払い手段としてクレジットカードのタッチ決済などを導入する方針を決めた。一方で全国相互利用サービスに対応した交通系ICカード(全国交通系ICカード)は利用できなくなる。 熊本市などによると、熊本県内の5社(九州産交バス・産交バス・熊本電鉄・熊本バス・熊本都市バス)は来年2025年4月以降、タッチ決済を導入。クレジットカードをスマートフォンに登録して利用するモバイルクレジットや、肥後銀行が開発を進めているアプリ「くまモン!Pay」での決済も可能にする。1日乗車券などの企画乗車券はQRコード化し、スマホ上で購入して利用できるようにする。 一方、SuicaやSUGOCAなどの全国交通系ICカードはモバイルタイプも含め今年2024年12月中旬以降、利用できなくなる。地域限定型の熊本地域振興ICカード(くまモンのIC CARD)は引き続き利用できる。