「八田容疑者に似ている男性が派遣の住み込みで働いている。しかも身分証もなく、いつもフードを被っている」そんな情報を頼りに、元徳島県警警部の秋山博康氏は「その情報は確度が高い」と現地に足を運んだ。 秋山氏は手配犯を追っていた刑事時代、寄せられた情報の確度が高い順からAからDランクに分類。Aランクの情報を優先し、現地で確認してきたそう。情報提供者のメッセージによれば、関東地方のある温泉地のホテルで、住み込みで働いている男性が八田容疑者に似ているという。さらに、他の従業員とは口を利かず、いつもフードつきの服で顔を覆い、写真なども撮られないように警戒しているように見えるとの情報も。秋山氏は、これらの情報に加え「身分証が不要」であること「八田容疑者のこれまでのバイト実績」との関連から、Aランクに分類した。 情報提供者に直接話を聞くと、派遣スタッフは身分証だけでなく健康保険証も持っていない人も数人いる