リゾートバイトはシニアの｢理想の働き方｣。50歳超が増加、住み込みで老後の貯蓄に｢マンション購入｣も

金城寛昭さん。当初、別の製造関係の派遣事業者へ出向いたが｢冷たくされてしまった｣。その後、偶然見つけたのがDiveが仲介するリゾートバイトだという。 Dive提供 ｢正社員の時と比べてストレスが全くない。以前は部下が何人もいて、人事評価をしなければならなかった。今は指導はしますけど、評価には関わらないので精神的にとても楽です｣ こう話すのは、群馬県・草津温泉の旅館で住み込みで働く金城寛昭さん（64）だ。主に日々の客室清掃を担当する。働き始めてもうすぐ8年が経つ。 金城さんは大学卒業後、地方銀行に就職。ファンドマネージャーを務めた。リーマンショックを経てブライダル関係の企業に移ったが、業績不振で55歳の時に退職を余儀なくされた。 再就職した先が肌に合わず、正社員にこだわらない働き方に目を向けたときに見つけたのが、住み込みのリゾートバイトだった。以来、派遣社員として同じ場所で働き続けている。