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内田樹の検索結果481 - 520 件 / 659件

  • 内田樹氏が京都市長選で松井孝治氏を応援、読者の一部から「フォローを外す」「がっかり」とブーイング。 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

    おはようございます。今日はオフです。午後に松井孝治さんの応援動画の撮影があります。松井さんともずいぶん長いお付き合いになります。鳩山政権の官房副長官をされている頃ですからもう15年ですね。高橋源一郎さんと僕を呼んで「教育行政への提言を」と言ったんですから豪胆な方です。— 内田樹 (@levinassien) January 24, 2024 松井こうじ 応援メッセージ 内田 樹 思想家「文化行政や教育行政に素晴らしい仕事をしてくださることを期待しております」 www.youtube.com はい皆さんこんにちは内田達ですえっと 今日はあの松井浩司さんの応援のために一言申し上げたいと思います えっと松井さんとはもすごい長い付き合いでですね 民主党政権の頃からだから15年ぐらい前になるんですけど当時松井さん官房副長官 されていてえっと松井さんにですねよくあの呼んでいただいてえ当時ですね民主党

      内田樹氏が京都市長選で松井孝治氏を応援、読者の一部から「フォローを外す」「がっかり」とブーイング。 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
    • 『自家用車も書店も時代遅れ?』と『海の幸のパフェ』 - 特別な1日

      爽やかな朝、いよいよゴールデンウィークも後半です。 3連休や4連休くらいで、こんなに嬉しいのだから普段自分がいかに精神的に貧しい生活をしているか、を実感してしまいます。住んでいる国自体がずいぶん貧しくなってしまいましたけど(笑)。 24年世界成長、3.1%に上げ 日本は大幅減速―OECD予測https://t.co/JPWrQFuxe4 経済協力開発機構(OECD)は発表した最新の経済見通しで、2024年の世界全体の成長率を3.1%と、2月の前回予測から0.2ポイント引き上げました。— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) 2024年5月2日 なんか、元事務次官、前川喜平氏もボケちゃったみたいです。山本太郎の支援を受けて東京15区に立候補、落選した須藤元気を『野党共闘で活用したらどうか』と言っている。 前川氏に限らず、須藤元気氏が筋金入りのスピ & 陰謀論者だということ

        『自家用車も書店も時代遅れ?』と『海の幸のパフェ』 - 特別な1日  
      • 内田樹 on X: "これは僕も同じ意見です。初動があれほど遅かったのも、議員の被災地入り自粛を申し合わせたり、ドローンを禁止したりしたのも「志賀原発の被害状況がわからなかったから」ということならすべて腑に落ちます。総理大臣が「私は被災地には行かない」と言明するなんて、おかしいでしょう?"

        • 『内田樹 on X: "60-70年代の学生運動の高揚の理由を「実家が太い」と解した人がいたみたいですけど、これはいかにも「現代風」な解釈だなと感服しました。若い人には想像がつかないと思いますが、あの時代の日本はすごくリッチだったんです。学生運動の財政的基盤は「学生が金を持っていた」ことです。"』へのコメント

          世の中 内田樹 on X: "60-70年代の学生運動の高揚の理由を「実家が太い」と解した人がいたみたいですけど、これはいかにも「現代風」な解釈だなと感服しました。若い人には想像がつかないと思いますが、あの時代の日本はすごくリッチだったんです。学生運動の財政的基盤は「学生が金を持っていた」ことです。"

            『内田樹 on X: "60-70年代の学生運動の高揚の理由を「実家が太い」と解した人がいたみたいですけど、これはいかにも「現代風」な解釈だなと感服しました。若い人には想像がつかないと思いますが、あの時代の日本はすごくリッチだったんです。学生運動の財政的基盤は「学生が金を持っていた」ことです。"』へのコメント
          • 日本のイデオクラシー - 内田樹の研究室

            ローマ時代の法諺に「事実の無知は弁疏となるが、法の無知は弁疏とならず」というものがある。ある事実を知らなかったというのは罪を逃れる言い訳になるが、その行為を罰する法律があることを知らずにその行為をなしたものは罪を逃れることができないという意味である。 国会での大臣や役人たちの答弁を聴いていると、彼らがこの法諺を熟知していることわかる。国民に疑念を抱かせるような行為について「あった」と言えば責任を取らなければならない。「なかった」と言えば、後から「あった」という事実が判明すると虚偽答弁になる。そこで、窮余の一策として彼らが採択したのが「国民に疑念を抱かせるような行為があったかなかったかについての記憶がない」という「事実の無知」による弁疏であった。事実の無知については、これを処罰することができないから、これは遁辞としては有効である。 けれども、政治家や官僚がかかる弁疏を繰り返した場合には「重大

            • 在宅勤務なら大丈夫でしょ! 「100万人の引きこもり」を活用できるのか

              在宅勤務なら大丈夫でしょ! 「100万人の引きこもり」を活用できるのか:スピン経済の歩き方(1/6 ページ) 「これからの時代は女性活用だ!」 「それだけじゃまだ足りないから、入管法を改正して安い賃金でコキ使える外国人労働者をジャンジャン呼べ!」 「思っていたほど外国人が来てくれないから、元気な高齢者を働かせろ! 定年を80歳まで延長だ!」 というような流れで近年、日本では「人材」を広げることで、労働人口の減少という問題を乗り切ろうとしてきたわけだが、ここにきていよいよ奥の手というか、「そこまできたか」と驚くようなダイナミックな意見が出ている。 それは、「引きこもり人材」の活用だ。 例えば、城西国際大学院准教授、不登校訪問専門員の柏木理佳氏は、10月7日に発売された『ひきこもりは“金の卵”』(日経プレミアムシリーズ)の中で、さまざまな分野で活躍する元ひきこもりの方たちを紹介し、ひきこもりと

                在宅勤務なら大丈夫でしょ! 「100万人の引きこもり」を活用できるのか
              • 「それってあなたの感想ですよね」に対抗できる適切な返し言葉は「君のようなやり方は『糞味噌』というのだよ」かもしれない話

                内田樹 @levinassien 卒業生からメールがあって、小学校4年生の息子さんが「それってあなたの感想ですよね」に対抗できる言葉を日々ネットで探しているそうです。学校で言われてよっぽど悔しかったらしい。何か適切な「返し言葉」はありませんかと訊かれました。こんなご返事をしました。 2024-05-12 13:37:37 内田樹 @levinassien 「これって個人の感想でしょ」というのは知性の価値を認めない反知性主義的言明です。どのような科学的仮説もある意味では「個人の感想」です。でも、専門家が学術的に厳密な仕方で導いた「仮説」は、素人がネットをぱらぱら見て思いついた「仮説」とでは「真実である程度の差」が天地ほどもある。 2024-05-12 13:45:58 内田樹 @levinassien 僕たちが本を読んだり、人の話を聴くのは「宇宙の真理」を会得するためではありません(それは凡

                  「それってあなたの感想ですよね」に対抗できる適切な返し言葉は「君のようなやり方は『糞味噌』というのだよ」かもしれない話
                • ウクライナ停戦の条件 - 内田樹の研究室

                  ウクライナの戦争が始まってもうすぐ1年になる。始まった当初はまさかこれほど長く戦争が続くとは誰も思っていなかっただろう。侵攻を命じたプーチン大統領自身は短期間に首都は陥落し、ゼレンスキー大統領は亡命し、親露傀儡政権ができると信じていたと思う。アメリカも侵攻直後にゼレンスキーに亡命を提案したくらいだから、ウクライナがこれほど頑強な抵抗をするとは思っていなかったはずである。しかし、戦争は今も終わる気配はない。 ロシアはたぶん決して譲歩しないだろうとアメリカの外交専門家たちは推測している。 ロシア軍は軍事的に劣勢であり、国内経済の先行きは暗く、国際社会からの支持も得られていない。とりあえず停戦をして、国内問題の解決にリソースを優先的に分配する方が、意地になって戦争を継続するより合理的であることは誰でもわかる。ロシアのリアリストたちもそれくらいのことはもう分かっている。でも、誰もそれを口に出せない

                  • 内田樹 on Twitter: "大学授業料値上げは財政的にはまったく不必要なものでした。月額1000円の国立大学授業料を3000円に上げることで国庫に入る金なんかたかが知れています。当時は10%近い成長率で国庫には税収がじゃんじゃん入っていたんですから。でも、学生にとっては大きな負担増でした。"

                    大学授業料値上げは財政的にはまったく不必要なものでした。月額1000円の国立大学授業料を3000円に上げることで国庫に入る金なんかたかが知れています。当時は10%近い成長率で国庫には税収がじゃんじゃん入っていたんですから。でも、学生にとっては大きな負担増でした。

                      内田樹 on Twitter: "大学授業料値上げは財政的にはまったく不必要なものでした。月額1000円の国立大学授業料を3000円に上げることで国庫に入る金なんかたかが知れています。当時は10%近い成長率で国庫には税収がじゃんじゃん入っていたんですから。でも、学生にとっては大きな負担増でした。"
                    • 三浦英之 著『災害特派員』より。未来がどうなるのかなんて、結局誰にもわからない。 - 田舎教師ときどき都会教師

                      「今になって色々なことを言う人がいるけれどさ」と渡辺は出てきたソーセージを楊枝の先でつつきながら言った。「当時を知っている人間からすればさ、あの日、自分たちの住む町にあんなに大きな津波が押し寄せてくることを予測できた人なんて、一人もいなかったと思うんだ。だから今でもよく考える。未来がどうなるのかなんて、結局誰にもわからないんだって」 (三浦英之『災害特派員』朝日新聞出版、2021) こんばんは。先日、朝日新聞の発行部数が400万部を切ったというニュースが流れていました。1年を待たずして50万部ほどの減少になったそうです。10年前には800万部近くの発行部数を誇っていた「天下の朝日」が、単純に計算すると、8年後には廃刊に追い込まれるかもしれないということです。 先月、内田樹さんと平川克美さんの対談を聞きに行ったときに、内田さんが「10年前、朝日の幹部に危機意識はあるのか(?)と訊ねたところ、

                        三浦英之 著『災害特派員』より。未来がどうなるのかなんて、結局誰にもわからない。 - 田舎教師ときどき都会教師
                      • 内田某先生が雑語りして総ツッコミをくらう

                        内田樹 @levinassien Air Mistyという特殊薬剤噴霧器を道場に導入しました。これで空気中のウイルスはほぼ不活性化できるということです。道場内だけは「ウイルスフリー」です。花粉症も大丈夫ですよ。今日の杖道稽古から経験してみてください。 ひろゆき @hirox246 古文・漢文は、センター試験以降、全く使わない人が多数なので、「お金の貯め方」「生活保護、失業保険等の社会保障の取り方」「宗教」「PCスキル」の教育と入れ替えたほうが良い派です。 古文漢文はやりたい人が学問としてやればいいだけで必須にする必要ないかと。 news.yahoo.co.jp/articles/25b87… 佐藤賢一の中の人 @ke_1sato 古典教育(今の日本なら古文漢文)は必要か?という話が度々持ち上がるが、そこに欠けている視点は「いつかは我々の今の言葉や行動も古典になってしまう」こと。古典教育を捨

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                        • 2022年に読んだ469冊から星5の15冊を紹介 - 海外文学読書録

                          このブログでは原則的に海外文学しか扱ってないが、実は日本文学やノンフィクションも陰でそこそこ読んでおり、それらを読書メーターに登録している。 今回、2022年に読んだすべての本から、最高点(星5)を付けた本をピックアップすることにした。読書の参考にしてもらえれば幸いである。 評価の目安は以下の通り。 ★★★★★---超面白い ★★★★---面白い ★★★---普通 ★★---厳しい ★---超厳しい 戦争は女の顔をしていない (岩波現代文庫) 作者:スヴェトラーナ アレクシエーヴィチ 岩波書店 Amazon 狙撃兵や外科医、パルチザンなど、独ソ戦に関わった女性たちの証言を集めている。 わたしたちが戦争について知っていることは全て「男の言葉」で語られていた。わたしたちは「男の」戦争観、男の感覚にとらわれている。男の言葉の。女たちは黙っている。(p.9) 上記のような問題意識から本書は徹頭徹尾

                            2022年に読んだ469冊から星5の15冊を紹介 - 海外文学読書録
                          • 松竹伸幸・鈴木元除名問題 - Wikipedia

                            松竹伸幸・鈴木元除名問題は、日本共産党において2023年に起きた、党員の松竹伸幸および鈴木元を同党が除名したことに起因する問題。京都の出版社「かもがわ出版」の出版物に関連して繰り広げられており、2024年の第29回党大会後も収束を見るに至っていない問題である。 2022年 8月23日 - 日本共産党党建設委員会が、同党の志位和夫委員長の在任期間が長いことなどへの批判に対し、「日本社会の根本的変革をめざす革命政党にふさわしい幹部政策とは何か 一部の批判にこたえる」という見解を発表(8月24日「しんぶん赤旗」に掲載)[1]。 11月28日 - かもがわ出版から『日本共産党100年 理論と体験からの分析』(有田芳生、森田成也、木下ちがや、梶原渉著)が刊行される[2]。「日本共産党の行き詰まりの原因のひとつは、国民にたいして自らが変わる、変われるという姿勢を打ち出せていないことにある」(序論)とい

                            • 内田さん「日本は米国からF 35とかいう産廃戦闘機を押し付けられている」Twitter有識者「なんだろう、うそつくのやめてもらっていいですか?」

                              内田樹 @levinassien 朝一仕事は信濃毎日の連載。「どうして防衛費をGDP2%なんて言い出したのか」について。近年、米軍は従来型のハブ&スポークの中央集権型から、離散・自律型ネットワークへの切り替えが進んでいます。でも、大型固定基地、空母、戦闘機といった旧いシステムに依然として執着している人たちがいます。 2022-12-11 10:10:58 内田樹 @levinassien そういうシステムから受益している人たちはそのシステムが「時代遅れ」だということを受け入れません。兵器産業も同じです。大量の在庫を売りさばかないうちには最新兵器に投資できない。だからF-35戦闘機のような「時代遅れのレガシープログラム」は日本に売って在庫整理しているのです。 2022-12-11 10:13:21 内田樹 @levinassien 兵器産業がロビイストや議員を使って株価維持のために軍事テクノ

                                内田さん「日本は米国からF 35とかいう産廃戦闘機を押し付けられている」Twitter有識者「なんだろう、うそつくのやめてもらっていいですか?」
                              • 内田樹 on Twitter: "複数のソースから「経営が危ない」という話を聞きました。なりふり構わぬ「中抜き」は強欲と言うよりは本当に切羽詰まって、とにかく金が欲しいからのようです。五輪が来年開催されなければどうなるのか。 https://t.co/NP8FDhTukY"

                                複数のソースから「経営が危ない」という話を聞きました。なりふり構わぬ「中抜き」は強欲と言うよりは本当に切羽詰まって、とにかく金が欲しいからのようです。五輪が来年開催されなければどうなるのか。 https://t.co/NP8FDhTukY

                                  内田樹 on Twitter: "複数のソースから「経営が危ない」という話を聞きました。なりふり構わぬ「中抜き」は強欲と言うよりは本当に切羽詰まって、とにかく金が欲しいからのようです。五輪が来年開催されなければどうなるのか。 https://t.co/NP8FDhTukY"
                                • 『ビロード革命とバラモン左翼』と『バッサーノ村の白アスパラ』 - 特別な1日

                                  今週は穏やかな陽気で助かりました。梅雨前の束の間の穏やかさ、でしょうか。 先週、今週と放送されたNHKの番組『映像の世紀 バタフライエフェクト「ヴェルヴェットの奇跡 革命家とロックシンガー」』は面白かったです。 amass.jp 1968年チェコの劇作家ハヴェルは自分の作品を上演するために訪れたNYで、デビューしたばかりのロックバンド、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドを知り、熱心なファンになります。 アンディ・ウォホールがプロデュースし、麻薬や同性愛を公然と歌うヴェルヴェット・アンダーグラウンドに、ハヴェルは自由を感じたそうです。ハヴェルはチェコへレコードを持ち帰り、その影響を受けた''The Plastic People of The Universe''(PPU)といったバンドも生まれます。 ●ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのデビュー作。アンディ・ウォホールが描いたこのジャケット

                                    『ビロード革命とバラモン左翼』と『バッサーノ村の白アスパラ』 - 特別な1日  
                                  • 「お姉ちゃんは我慢しなさい」「イヤなら出ていけ」…家庭内の「呪いの言葉」に立ち向かうには なぜそこまで言われなければいけないの?|人間関係|婦人公論.jp

                                    「誰のおかげでメシが食えると思っているんだ」「長女は親の介護をして当然」。親やきょうだいからこのような言葉をぶつけられたとき、どう切り返せばよいのだろう。強い立場の者が弱い者を萎縮させる言葉を「呪いの言葉」と呼んだ上西充子さんに、対抗するためのヒントを聞いた(構成=上田恵子 イラスト=村田善子) 追い詰められていると感じたら パワーハラスメント、セクシュアルハラスメントなど、最近では日本でも「ハラスメント(嫌がらせ)」という言葉が定着してきました。ハラスメントとは、自分の地位を利用して、相手が嫌がることをしたり、言ったりすること。そこには必ず「権力」が絡み、上下関係が存在しています。 私の言う「呪いの言葉」とは、言語化されたハラスメント。労働問題の舞台となる現場では、しばしば見られるものです。たとえば、不満を訴えた従業員に対して店長が、「嫌なら辞めればいい」「給料をもらえるだけありがたいと

                                      「お姉ちゃんは我慢しなさい」「イヤなら出ていけ」…家庭内の「呪いの言葉」に立ち向かうには なぜそこまで言われなければいけないの?|人間関係|婦人公論.jp
                                    • 最終講座 - クルルのおじさん 料理を楽しむ

                                      最終講義というと大学の教授が退官される時の最後の講義で、内田樹の「最終講義」は有名だし、中井久夫さんにも「最終講義」という論文、エッセイ集があります(これは昨年12月の「100分de名著」で知りました)。今回のお題は最終講義ではなくて「最終講座」。 3月10日(金)、鯱城学園34期生の最終講座でした。10時から学園ホールでの「共通講座」、午後は園芸科のクラスミーテイング。通常は2年で卒業するところをコロナのお陰で4年かけて卒業することになる34期生の最後の講座です。 共通講座のテーマは「高齢者の生きがいと地域活動」。鯱城学園での最後の講座に相応しいテーマ。日本福祉大学の中川晴夫さんが熱弁を振るわれました。中川さんは75歳、すでに教授を退官されていますが大学からの要請で講演(講義)を継続している由。「福祉大学ではなく『酷使』大学です」と楽しそうに話されていました。最後の講座でもあり面白いと思

                                        最終講座 - クルルのおじさん 料理を楽しむ
                                      • 特別鼎談★内田樹×寺脇研×前川喜平 公共とは何か〜学術会議任命拒否問題から考える≪前編≫

                                        日本学術会議の新会員を菅新政権が任命拒否した問題は、日本社会に波紋を広げています。思想家・武道家の内田樹さん、元文部官僚で映画評論家の寺脇研さん、元文部科学事務次官の前川喜平さんが、この問題の核心に迫りました。(2020年10月7日収録) 内田 相当怒っていますよね、インターネットを見ていると。僕は「安全保障関連法に反対する学者の会」のメンバーなんですけれど、学会からの抗議声明が先ほど段階(10月7日時点)で80を越したと言っていました。これからも自然科学・社会科学を含めてどんどん学会が声明を出して、最終的には200くらいの学会が声明を出すそうです。 前川 ひどい話です。僕はそんなに愛国者ではないんだけど、やっぱり日本の恥だと思う。 内田 本当に日本の恥です。 前川 恥ずかしいですよね。もし僕が今現職の文部官僚で科学関係の国際会議に行ったとしたら、うちの政府はこんなに遅れた政府なんです、と

                                          特別鼎談★内田樹×寺脇研×前川喜平 公共とは何か〜学術会議任命拒否問題から考える≪前編≫
                                        • ウクライナ停戦の条件 - 内田樹の研究室

                                          ウクライナとロシアの停戦はありうるかという質問をある媒体から受けた。私は国際政治についてはただの素人である。私の意見は「床屋政談」の域を出ない。それでもよいならという条件でこんなことを書いた。 ウクライナにとっての「国土回復」はロシアにとっての「国土喪失」であるというゼロサムゲームを両国は戦っている。戦力は拮抗していて、どちらかの国が圧倒的勝利を収めるという終わり方は今のところなさそうである。 ロシアは憲法で領土割譲を認めていないのでロシアには「停戦のための領土的譲歩」という外交カードがない。軍事的勝利以外にプーチンには自分が始めた「特別軍事作戦」の出口がない。領土的既得権を失うかたちでの停戦はプーチンの政権基盤を危うくし、失権のリスクがある。だから、プーチンは自分からは絶対に譲歩しない。 一方、ゼレンスキー大統領はその「ぶれない姿勢」でウクライナ国民と欧米諸国の支持を集めている。もし彼が

                                          • 内田樹「都市部のみが居住可能になると『人口減で巨利を得る仕組み』ができる」〈AERA〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース

                                            哲学者の内田樹さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、倫理的視点からアプローチします。 *  *  * ある農業団体から講演の依頼があった。演題は「ポストコロナの農業」。私は農業にはまったくの門外漢であるが、農業関係の団体や媒体からよくお座敷がかかる。「農業の専門家が決して口にしないような話」をしてほしいというご依頼であろうから、ご期待に沿うべく、大風呂敷を広げて、人口減が農業に及ぼす影響について話してきた。 今から80年で日本の人口は60%減ると予測されている。均(なら)すと年間90万ペースでの人口減である。農村の過疎化が進むにつれて、限界集落に行政コストをかけるのは「金をどぶに捨てるようなものだ」という非情な言説が行き交うようになるだろう。里山は無住地化し、人々は地方の中核都市(コンパクトでスマートでデジタルな田園都市)に集住させられる。でも、人口減が止ま

                                              内田樹「都市部のみが居住可能になると『人口減で巨利を得る仕組み』ができる」〈AERA〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース
                                            • 会社概要 | 株式会社雨風太陽

                                              雨風太陽は、東日本大震災をきっかけに生まれました。 当時、岩手県議会議員だった私は、それまで交わることのなかった都市の消費者(支援者)と地方の生産者(被災者)が被災地で初めて出会い、お互いを知り、活動を共にするにつれ、関係性が深まっていく様子を目にしました。 東北の農漁村は、震災前から過疎・高齢化で衰退していました。食べものをつくっている生産者自身が食べていけない、後継者がいない、耕作放棄地が広がる、鳥獣被害が増える、気候変動が猛威を振るう… ボランティアとして被災地に訪れた都市の消費者は、そのような地方の生産現場の実態に心を痛めたり、食べものの裏側にいた生産者の哲学や生き様に共感したことで、継続的な復興支援に参加していきました。 一方で、東北の豊かな自然に触れ、目の前の困っている人を助け感謝されることで、都市生活では得にくかった生きる実感ややりがいを得て、支援に来たはずの彼らが逆に被災者

                                                会社概要 | 株式会社雨風太陽
                                              • 鍋と本棚 01 辻村豪文(キセル/ミュージシャン)

                                                ───本棚はここだけじゃないですよね? 家の外にログハウスがあってそっちにもあります。こっちの本棚は向こうから持ってきた本を一時的に置いておく場所です。 ───ログハウス!? それはまた後でうかがうとして。こっちが最近読んでいた本ですね。いろんなジャンルが混ざってますね。一番最近読んでた本ってどれですか? 辻村:本当に最近だと、内田樹『街場の天皇論』。平川さん周りよく読んでますね。あ、これ、よく子どもと読んでます。奥さんが買ってきた『おーい ぽぽんた』。 ───「小学生に暗唱してほしい」とありますね。 辻村:俳句とか現代詩から万葉集まで一緒に並んでいて面白いですよ。学校の宿題で音読があって、親からしたらその音読楽しいんかな、みたいに思える時があって。子どももただ読んでる時だけの時とかあるから、だったらこっちはどうっていうことで。 (ログハウスへ移動) ───ログハウスすごいですね。まさに憧

                                                • 「ブックオフは著者や版元に失礼か」論に一石…「ブックオフ大学ぶらぶら学部」 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

                                                  世間では「ブックオフで本を買うのは非常に失礼なこと。著者や出版社の得るべき利益を失わせる行為だ」など、ブックオフを敵視するという主張が時々あるのね。 togetter.com togetter.com togetter.com togetter.com 図書館批判の親戚でもある。 togetter.com 「実際にブックオフがあって、それを利用するのは仕方がない。ただそれを公言するべきではない」 という主張もあった。 これらの主張が正しいか正しくないかといえば、論理的には正しくないと思ったが、それと同時にこれは感情の問題であり、感情面でなかなか実際に本を執筆した人、出版社の人がこういう思いを払拭できるかといえば難しい面もあるのだろう。 でまぁ自分も暫定的に「 BOOKOFF で書籍やCDを買うのが道徳的に問題があるとはついぞ思わないが、それが作者や出版関係者の耳に入らないように、そうであっ

                                                    「ブックオフは著者や版元に失礼か」論に一石…「ブックオフ大学ぶらぶら学部」 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
                                                  • 医療費削減の先にある恐怖…アメリカのパンデミックが収束しない理由を内田樹と岩田健太郎が指摘 | AERA dot. (アエラドット)

                                                    内田樹さん(撮影/水野浩志)この記事の写真をすべて見る 岩田健太郎さん(撮影/水野浩志) コロナ・パンデミックは、「医療は商品である」という原理の無効性を可視化させた。そう語るのは、思想家の内田樹さんと医師の岩田健太郎さんだ。二人の対談が収められた『コロナと生きる』(朝日新書)から、なぜアメリカのパンデミックは収束しないのか、その背景について紹介する。 【対談相手の岩田健太郎医師の写真はこちら】 *  *  * ■コロナが晒した新自由主義の限界 内田:医療費の増加は、ここ20年ぐらい日本が抱える財政上の最大の問題とされてきました。国家財政を逼迫させているのは医療費である、だから医療費削減を達成することが焦眉の課題なんだと、政府も経済評論家も口を揃えて言い続けてきた。その結果、病床数を減らし、保健所を減らし、医薬品や医療器材の備蓄を減らすことになった。そうやって医療体制が十分に脆弱になったと

                                                      医療費削減の先にある恐怖…アメリカのパンデミックが収束しない理由を内田樹と岩田健太郎が指摘 | AERA dot. (アエラドット)
                                                    • 未来について - 内田樹の研究室

                                                      僕はよく講演に呼ばれます。胸を衝かれるのはどこに行っても聴衆のほとんどが高齢者であることです。若い人をみかけることはほとんどありません。告知が若い人たちの心に届いていないせいだと思います(「高齢者大学」とか「九条の会」だと若い人はタイトル見ただけでスルーするでしょうから)。 でも、僕が話すのは若い人にこそ聴いて欲しい話なんです。人口減社会において生き残る雇用は何かとか、格差社会においてどうやって弱者のための相互扶助システムを構築するかとか、ポスト資本主義の共同体はどうあるかとか、どちらかと言うと「70歳過ぎの人間にはあまり関係ない話(だって、もうすぐ死ぬから)」で、若い人の未来に切実にかかわることなのに、肝心の若い人は聴きに来てくれません。 どうしてなんでしょうか。自分たちの未来にあまり興味がないのでしょうか。未来のことを考えると、なんとなく気持ちが沈んで来るから、できるだけ先のことは考え

                                                      • 斎藤元彦(兵庫県知事選)の件で、内田樹が「大山鳴動して鼠一匹の予感」というふざけたXを発信していた(怒) - kojitakenの日記

                                                        斎藤元彦(兵庫県知事選)の件で、神戸市東灘区のJR住吉駅近くに豪邸を構えているとの噂の内田樹が呑気なXをポストしていたことを知って腹が立った。 兵庫県知事選のどたばた。終わりが見えません。これで「大山鳴動して鼠一匹(二匹くらいかな)」で終わるなら(なんだかそういう顛末になりそうないや~な予感がしますが)、日本の司法は「誰だかわからないけれど、権力のある誰かに気を使って法を枉げている」とみなされることになるでしょう。 — 内田樹 (@levinassien) 2024年11月23日 あんた兵庫県民だろうが。斎藤元彦や立花孝志や折田楓の味方でもするつもりなのか? いや、折田は一匹の「鼠」だと言いたいのかもしれないけど。 先生、住吉やねんから、ガッツリとコミットしてよ🙇‍♂️ — yasubow202 (@yasubow202) 2024年11月24日 その通りだよ。内田樹、神戸は腰掛けのつも

                                                          斎藤元彦(兵庫県知事選)の件で、内田樹が「大山鳴動して鼠一匹の予感」というふざけたXを発信していた(怒) - kojitakenの日記
                                                        • 図書カード使い放題?!|誕生日や記念日、母の日や父の日、クリスマス、お年玉などの季節の贈り物、お祝い、お礼、お返し、ご挨拶に。| 図書カードNEXT

                                                          もし手元に自由に使える3万円の図書カードNEXTがあったら、あなたならどんな本を買いますか? このコーナーでは、そんな夢のような話を作家さんに体験していただき、どんな本を選んだかを大公開! 図書カードNEXTで本を選ぶ楽しみをあなたも疑似体験してください。 いつか読むつもりの本 <プロフィール> 内田樹(うちだ・たつる) 1950年生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。凱風館館長。神戸女学院大学名誉教授。専門はフランス文学・哲学、武道論、教育論、映画論など。 主な著書に『ためらいの倫理学』『「おじさん」的思考』(共に角川文庫)、『街場の憂国論』(晶文社)、『先生はえらい』(ちくまプリマー新書)、『レヴィナスと愛の現象学』(文春文庫)、近著に『勇気論』(光文社)、『だからあれほど言ったのに』(マガジンハウス新書)、『コモンの再生』(文春文庫)などがあ

                                                          • 村上春樹と上田秋成 - 内田樹の研究室

                                                            2017年の4月に台湾の淡江大学の「村上春樹研究センター」に招かれて「村上春樹の系譜と構造」というタイトルの講演をした。全文はのちに『街場の芸術論』に収録された。 先日、ある新聞から映画『ドライブ・マイ・カー』についてインタビューをされたときに、この映画の主題も「傷つくべきときに十分に傷つかない人間が引き受けることを拒絶した負の感情は悪霊になる」ということだったという話をした。記事は短いものなので、それだけでは説明が足りないと思うので、ここに講演中の関連部分を再録しておく。 村上春樹は小説を書くという行為についてほとんど排他的に「穴を掘る」という比喩を使うとさきほど申し上げました。でも、別の比喩も使います。それは「地下二階」あるいは「井戸の底」におりるという比喩です。地下室の下に別の地下室がある。 「人間の存在というのは、二階建ての家だと僕は思っているわけです。一階は人がみんなで集まってご

                                                            • 内田樹氏が批判 松井市長の「買物発言」は「世界標準なら政治生命を失う愚行」(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース

                                                              「街場のメディア論」「日本辺境論」など数多くの著作で知られる思想家で神戸女学院大名誉教授の内田樹(たつる)氏が25日、ツイッターに新規投稿。松井一郎大阪市長が新型コロナウイルス対策の中でスーパーが混む問題について「女性は時間がかかるので、男性が買いに行くのがいい」と発言したことが海外で報じられている現状を挙げ「世界標準に照らせば政治生命を失う愚行」と断じた。 内田氏は松井氏の発言について「CNNに続いてフランスのメディアでも取り上げられました。世界標準に照らせば、ただちに政治生命を失うレベルの大都市の市長としてはありえない『愚行』だからです。大阪の有権者にはその基礎的事実を知って欲しいです」と訴えた。 同氏は24日のツイートでも「CNNのニュースになってしまいました。『日本が依然とし圧倒的な男性優位社会であり、ジェンダーギャップ指数で世界149か国の111位にランクされている』ことの生きる

                                                                内田樹氏が批判 松井市長の「買物発言」は「世界標準なら政治生命を失う愚行」(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
                                                              • 内田樹 @levinassien 大学教員は世間に疎いので不要不急の研究で無駄飯を食っている。生き馬の目を抜くビジネスワールドを生き抜いてきた「実務家」こそが大学経営をすべきだと言って2004年から鳴り物入りで登場したあの株式会社立大学の「末路」のことを皆さんもうお忘れなのだろうか?

                                                                • Qrio Smart Lock サービス終了に感じる犠牲的アーキテクチャと期間限定の価値 - 太陽がまぶしかったから

                                                                  Qrio Smart Lock 初代モデルのサービス終了 アプリとの接続による解施錠などは急に使えなくなることはないが、アカウント認証情報の更新やカギ情報の更新など、セキュリティに関わる重要な機能の担保ができないため、使い続けないでほしいとユーザーに呼び掛けている。 Qrio Smart Lockの初代モデルがサービス終了とのこと。僕自身は二代目モデルを使っているので今のところは影響がないのだけど、将来的なリスクに少し憂鬱になった。結局はオートロック機能の後付けのためにしか使っておらず、物理鍵で開けているからカギ情報は完全に抹消して登録不可にできた方が安全なのかもしれない。インキーロックすると終わるけれど。 それはさておき、ソフトウェア組み込みの買い切りハードウェアのサポートを無償で続けるのはそもそも無理があるビジネス設計であり、永続的に使える前提で売るのも、それを期待して買うのもスマート

                                                                    Qrio Smart Lock サービス終了に感じる犠牲的アーキテクチャと期間限定の価値 - 太陽がまぶしかったから
                                                                  • 『愛と幻想のファシズム』再読 - 内田樹の研究室

                                                                    事情があって村上龍の初期の傑作『愛と幻想のファシズム』を読み返した。1984年から86年まで週刊誌に連載されていた小説だから、40年ほど前の日本の「近未来」が描かれている。作家の想像が外れているところもあるし、恐ろしいほど当たっているところもある。 多国籍産業が世界の政治経済を支配し、日本が米国の属国としてその激しい収奪の対象となり、財政の失敗で中小企業が次々倒産し、巷に失業者があふれ、社会不安が限界まで亢進する...という暗い未来図は今から少し先のことを言い当てているようである。 しかし、何よりも私が驚いたのは、メディアからは「ファシスト」と呼ばれ、アメリカを相手に戦いを挑む主人公鈴原冬二の思想が現代の「加速主義」そのものだからである。 加速主義というのは、アメリカに発生したポスト資本主義を望見する思想で、シリコンバレーの若手ビジネスマンたちの間では支配的なイデオロギーとなっていると聞く

                                                                    • 辰巳孝太郎さんと対談した - 内田樹の研究室

                                                                      1月25日に大阪府知事に立候補表明をしたたつみコータローさんが凱風館にいらした。私がTwitterで「辰巳孝太郎さんに大阪市長選に出て欲しい。出たら応援するのに」と書いたのを見て、対談のオファーをしてくれたのである。はじめてお会いするのだけれど、予想通りさわやかな好漢だった。こういう誠実で知的な人に大阪府政を任せたいとしみじみ思った。 対談は「大阪民主新報」に掲載されるが、字数制限があったので、以下にロングヴァージョンを掲げておく。 内田 大阪市長じゃなくて府知事だったんですね(笑)。 たつみ 年末に「明るい会」という政治団体から要請を受けて快諾しました。記者会見で、国政でやってきたが迷いはなかったかと聞かれましたが「ゼロです」と答えました。大阪の悪い政治の大本である維新政治をとにかく変えたいと。 内田 僕は学生時代は反代々木系の活動家だったので、共産党に対してはかなり批判的でした。でも、

                                                                      • となりのマンガ編集部 第13回:マトグロッソ編集部 書店の奥にあるこの本を必要として、救いとする人のために | マンバ通信

                                                                        となりのマンガ編集部 第13回:マトグロッソ編集部 書店の奥にあるこの本を必要として、救いとする人のために マンガの編集部に赴き、編集者が今おすすめしたいマンガやマンガ制作・業界の裏側などを取材する連載企画「となりのマンガ編集部」。第13回は、マトグロッソを運営しているイースト・プレスを訪ねました。イースト・プレスといえば『COMIC CUE』を始めとして『失踪日記』や『人間仮免中』など昔からコアなファンに訴求力の強い作品を発信してきている会社で、マトグロッソも個性豊かな作品が多く掲載されているサイトというイメージが強いのではないでしょうか。ただ、最近では『プリンタニア・ニッポン』の人気などもあり少しずつ変化し始めているイースト・プレスの内情や作品作りについて、書籍3部の編集者である石井さん・棒田さんに取材しました。 取材:マンガソムリエ・兎来栄寿 すべての辛さはこの1冊のために ――最初

                                                                          となりのマンガ編集部 第13回:マトグロッソ編集部 書店の奥にあるこの本を必要として、救いとする人のために | マンバ通信
                                                                        • 第5回:イーユン・リー

                                                                          中国語を母語とする英語表現作家イーユン・リー(李翊雲)は、1972年、中国は北京の生まれ。父親は核開発の研究者で、核開発研究所の施設の中で育った。母親は教師。文化大革命のさなかに出生し、17歳の頃に天安門事件が発生したことは彼女の人生に強い影響を与えたものと想見される。高校卒業後、北京大学に進んだ才媛だが、入学するや思想教育のために軍に入隊させられ、軍事訓練を受けることとなる。その後、アメリカのアイオワ大学大学院に進学して免疫学の修士号を取得、博士課程にまで進学したが、「本当は作家になりたい」ということにはたと気づき、同大学大学院修士課程創作科に編入して、修士号を取得する。在学中の2003年に「不滅(原題:Immortality)」という短編が『パリス・レビュー』に掲載され、翌年、プリンプトン新人賞を受賞、脚光を浴びた。「不滅」は代々宦官を宮廷に捧げてきた町そのものを〈主体=わたしたち〉と

                                                                            第5回:イーユン・リー
                                                                          • 大学存続の秘策 - 内田樹の研究室

                                                                            大学入試の季節になった。東京にある医療系大学の理事と地方の女子大学の評議員をしているので、この季節になるとそれぞれで入試状況の報告を聞き、生き残れる大学と崖っぷちの大学の格差が年々広がっていることを実感する。 今のところは定員を満たしている大学も少子化が続けば、遠からず「崖っぷち」に立たされる。せっかく全国津々浦々に良質の教育研究拠点があるのだ。これを市場原理に委ねて統廃合し、教育機関の東京一極集中を放置しておいてよいのだろうか。 近代日本において、教育の充実は国家的急務であった。明治末までに東京、京都、仙台、福岡に四つの帝大ができ、最終的には台北、京城を含む九帝大ができた。旧制高校の設立はさらに早く、東京の一高が明治19年。明治41年までに仙台、京都、金沢、熊本、岡山、鹿児島、名古屋に8つの「ナンバースクール」が設立され、以後も都市名を校名とする「ネームスクール」は松江、弘前、水戸から旅

                                                                            • 【京都精華大学】松任谷由実さんに「死んだほうがいい」と言った講師・白井聡さん炎上中…橋下徹「さすがにこんな講師を雇い続けるのはまずいだろ」無職フラグが立つ : ハムスター速報

                                                                              【京都精華大学】松任谷由実さんに「死んだほうがいい」と言った講師・白井聡さん炎上中…橋下徹「さすがにこんな講師を雇い続けるのはまずいだろ」無職フラグが立つ Tweet カテゴリ話題 安倍総理退任に涙した松任谷由実さんに「死んだほうがいい」とかいう講師様wwwwwwwwww http://hamusoku.com/archives/10282215.html 0 :ハムスター速報 2020年9月01日 09:12 ID:hamusoku 京都精華大学は、さすがにこんな教授を雇い続けるのはまずいだろ。この白井氏も、内田樹氏、相田和弘氏、山口二郎氏らと同じ匂いのするタイプ。そして朝日新聞や毎日新聞が重用するタイプ。 pic.twitter.com/DOyhX4ENvm— 橋下徹 (@hashimoto_lo) August 31, 2020 白井氏は教授ではなく講師であるとのこと。こんは発言を俺

                                                                                【京都精華大学】松任谷由実さんに「死んだほうがいい」と言った講師・白井聡さん炎上中…橋下徹「さすがにこんな講師を雇い続けるのはまずいだろ」無職フラグが立つ : ハムスター速報
                                                                              • 「コモンの再生」まえがき - 内田樹の研究室

                                                                                みなさん、こんにちは。内田樹です。 今回は『GQ JAPAN』に連載中のエッセイを単行本化しました。 この連載は、毎月いろいろなテーマについて担当編集者の今尾直樹さんからご質問を頂いて、それに僕が答えるという結構のものです。もうずいぶん長く続いています。前に一度、2016年に、自由国民社から『内田樹の生存戦略』というタイトルでまとめて単行本にしてもらいました。今回はそれ以後に寄稿したものを文藝春秋から出してもらうことになりました。 ご存じの方はご存じでしょうが、『GQ』って、すごくお洒落な雑誌なんです。なにしろ『VOGUE』の姉妹誌なんですからね。広告頁の時計とか服とか鞄とか車とかのブランドは、僕のような野暮な人間は生まれ変わってもご縁がないだろうと思われるものばかりです。でも、なぜか、その鈴木正文編集長は僕の反時代的な書きものが気に入ってくださって、もうずいぶん長いこと『GQ』でコラムを

                                                                                • 被査定マインドについて - 内田樹の研究室

                                                                                  合気道という武道を教えている。稽古を始めて半世紀、教えるようになってから30年経った。数百人の門人を育てて分かったことは、今の日本社会が「非武道的な人間」を量産するための仕組みだということである。 誤解している人が多いが、武道は勝敗強弱巧拙を競うものではない。ふつうの人は武道というのは、競技場にいて、ライバルと対峙し、勝敗を争ったり、技量を査定されるものだと思っている。たしかに、サッカーやボクシングやフィギュアスケートはそうである。でも、武道は本来はそういうものではない。というのは、「査定」されるというのは「後手に回る」ことだからである。「後手に回る」ということは武道的には「遅れる」ということであり、それは勝敗を競う以前に「すでに敗けている」ということである。 武道修業の目標は「場を主宰する」ことである。柳生宗矩の『兵法家伝書』には「座を見る 機を見る」という言い方があるけれど、要するに「