今年も恒例の「銭闘」シーズンがやってまいりました! 毎年この時期には思うことですが、プロスポーツ選手というのは本当に恵まれた商売です。自分が好きで得意なことを生業としている、そのことだけでも十分ではありますが、試合でいい結果を残したり、チームが優勝したりすると給料が上がるという好待遇。いや、正確に言うと「上がると勝手に思っている」だけなのですが、それでも十分うらやましい。実に恵まれている。まさに頭が小春日和といった麗らかな感じです。 バブル崩壊、派遣・契約社員など労働法規制緩和などを経て、民間の雇用形態はかつての「終身雇用」「年功序列」など無きに等しい昨今。成果主義の名のもとに、逆に所得の伸びを抑え込むシステムが出来あがっているのは周知の通りです。そんな世情の中で、プロスポーツ選手は活躍できる期間が短い…などと言う理屈は、大衆を納得させられるものではなくなりました。見世物としては「銭闘」も