並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 35 件 / 35件

新着順 人気順

北大路魯山人の検索結果1 - 35 件 / 35件

タグ検索の該当結果が少ないため、タイトル検索結果を表示しています。

北大路魯山人に関するエントリは35件あります。 文学テレビ などが関連タグです。 人気エントリには 『北大路魯山人とは誰!何した人? - japan-eat’s blog』などがあります。
  • 北大路魯山人とは誰!何した人? - japan-eat’s blog

    北大路魯山人のような人物は、残寝ながら世界中どこにも見当たりません。知られているだけでも、その顔は美食家、料理家、書道家、陶芸家、芸術家、文筆家、批評家……と実に!かなり!様々。仏の美食家、ブリア・サヴァランのように自己流のグルメ道を貫き、英国のデザイナー、ウィリアム・モリスのように「人々の生活を少しでも美しく」と言いつつ一般には手が届かない高級品を作り、さらにドイツの哲学者、ニーチェのように周囲の人々との衝突を繰り返した魯山人。しかし伝わっている横柄なエピソードに似合わず、作品は自由で大らか、素朴と呼べるものまであります。では、彼が愛した食の現場では、一体彼はどういう存在なのでしょうか。彼の器と料理の関係には、日本食をもっと楽しむためのヒントが散りばめられていました。 北大路魯山人 魯山人の書の才能が開花したのは、なんと10代! 0歳の折に実母がいる東京へ。 美食倶楽部から、会員制料亭の

      北大路魯山人とは誰!何した人? - japan-eat’s blog
    • 文豪スイング 北大路魯山人『甘鯛の姿焼き』第6回 - 素振り文武両道

      皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【120】バットを振りました。 前回では、興津だいの一種、白皮(しらかわ)が特別高価で美味しいとのことでした。 今日は九州にも「白皮」があり、これは、お安いというお話です。 青空文庫より、北大路魯山人, 『甘鯛の姿焼き』第6回, 九州の白皮という甘だいは、関東には少ないが、九州から五島列島に行くと、そればかりのように多い。塩をして持って来るけれど、非常にまずく、従って値も安い。時によっては、普通の甘だいの値段の五分の一から十分の一ぐらい安い時もある。形も大きいので、小田原ではかまぼこの材料にずいぶん使っている。 列車で持って来るほど使っているので、現今の小田原のかまぼこは色がついていて、味がくどく、昔の面目を失っている。 8行にして【言って振り】ました。5回ずつ繰り返し40の素振りでした。 九州の白皮という甘だいは、 関東には少ないが、 九州から五島列

        文豪スイング 北大路魯山人『甘鯛の姿焼き』第6回 - 素振り文武両道
      • 文豪スイング 北大路魯山人『てんぷらの茶漬け』第2回 - 素振り文武両道

        皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【120】バットを振りました。 北大路魯山人さんの『てんぷらの茶漬け』を読み、バットを振る2回目です。 青空文庫より, てんぷらの茶漬け (途中から途中まで) 北大路魯山人, 前にまぐろの茶漬けで話したように、濃い目の熱いお茶をかける。御飯の量は、みずからの腹具合に相談して、盛ったらよい。ただ、ここに注意すべきは、てんぷらの茶漬けは甘いものを嫌うが故に、てんぷらのつゆをかけてはならぬ。必ず生醤油か、塩をかけるべきである。 大根おろしは新鮮なものほどよく、辛い大根があれば、なおさら具合がいい。 (『まぐろの茶漬け』も 青空文庫にあります) まず8行にします。 濃い目の熱い茶をかける。 御飯の量は、腹具合に相談する。 てんぷらの茶漬けは 甘いものを嫌うが故に、 てんぷらのつゆをかけてはならぬ。 必ず生醤油か、塩をかける。 大根おろしは新鮮なものほどよく、

          文豪スイング 北大路魯山人『てんぷらの茶漬け』第2回 - 素振り文武両道
        • 文豪スイング 北大路魯山人『甘鯛の姿焼き』第1回 - 素振り文武両道

          皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【140】バットを振りました。 北大路魯山人『甘鯛の姿焼き』 を読みながら振りました。 青空文庫より, この料理は、東京に昔からあるものだが、大きいのでちょっと厄介である。金串を打つのにコツがあり、なにも知らずに、ただやたらに何本も串を打ってはいけない。 最初に金串を扇形になるように打つ。それからあとは何本打とうと、扇の要かなめのところを中心にすれば適当に打ってよい。そうすると、手で持つのに便利であるし、焼けても扱うたびに身がこわれるという憂いはなくなる。実際やっているのをごらんになれば、一目で納得されるだろうと思う。 10行にしました。 この料理は、東京に昔からある。 金串を打つコツがある。 やたらに何本も打ってはいけない。 最初に金串を扇形に打つ。 あとは扇のかなめのを中心に、 適当に打ってよい。 すると、手で持つのに便利。 焼けても身が壊れる憂い

            文豪スイング 北大路魯山人『甘鯛の姿焼き』第1回 - 素振り文武両道
          • 文豪スイング『数の子は音を食うもの』北大路魯山人 その1 - 素振り文武両道

            本日は【150】バットを振りました。 皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 今日は『数の子は音を食うもの』 北大路魯山人 著 を読みながらバットを振りました。 青空文庫より お正月になると、大概の人は数の子を食う。私は正月でなくても、好物として、ふだんでもよろこんで食っている。なかなか美味うまいものだ。 さて、どんな味があるかと言われてもちょっと困るが、とにかく美味い。しかし、考えてみると、数の子を歯の上に載せてパチパチプツプツと噛む、あの音の響きがよい。もし数の子からこの音の響きを取り除けたら、到底あの美味はなかろう。 音が味を助けるとか、音響が味の重きをなしているものには、魚の卵などのほかに、海月くらげ、木耳きくらげ、かき餅、煎餅せんべい、沢庵たくあんなど。そのほか、音の響きがあるために美味いというものを数え上げたら切りがない。 つづく, ウィキペディア「寿司」の項より, 12行にしてバット

              文豪スイング『数の子は音を食うもの』北大路魯山人 その1 - 素振り文武両道
            • 文豪スイング 北大路魯山人『沢庵』第4回で最終回 - 素振り文武両道

              皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【130】バットを振りました。 北大路魯山人さんの『沢庵』を読みながらバットを振った、第4回です。 『沢庵』は最終回です。 青空文庫より。 東京のたくあんの漬け方は、黄色の色素でカムフラージュされていて、うまくない。これは明らかにぬかの少ないせいだといえよう。 ついでにいうと、やさいでも、魚でも、総じて寒帯地方のものがよい。北海道で獲れるさけ、ます、にしん、棒だらが美味であることなど、その一例である。 一概にはいえないが、暖地で間違いないのはくだものであろう。くだもの類は概して暖地に名果ができるものである。 (昭和九年) 素振り時のセリフは次の6行です。 【東京の沢庵は、黄色の色素で、】 【カムフラージュされ旨くない】 【明らかにぬかの少ないせいだ】 【野菜も魚も総じて寒帯地方がよい】 【一概にはいえないが、】 【暖地で間違いないのは果物】 5回ずつ【

                文豪スイング 北大路魯山人『沢庵』第4回で最終回 - 素振り文武両道
              • 文豪スイング 北大路魯山人『甘鯛の姿焼き』第5回 - 素振り文武両道

                皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【130】バットを振りました。 『甘鯛の姿焼き』を読みながらバットを振るシリーズ、第5回です。 先日、めんくい さん(id:menkui375)に「白甘鯛」のことをコメントで教えて頂きました。ありがとうございます。 今回は多分、その鯛ことについて述べられている箇所だと思います。 青空文庫より、 北大路魯山人, 『甘鯛の姿焼き』第5回, 若狭のぐじは、このようにしゃれた食い方になっているので、それを知っておくことも無駄ではなかろう。また興津だいにも種類があり、白皮(しらかわ)と称されているのがある。白皮とは普通のように皮が赤くなく、薄桃色とか、白いものをいうのであって、東京の魚河岸に行くと普通のたいの二倍、三倍の値がしている。それだけに非常にうまい魚である。肉が柔らかいので生で食うことはないが、焼いて食う場合は見事なものである。 8行にして【言って振り】

                  文豪スイング 北大路魯山人『甘鯛の姿焼き』第5回 - 素振り文武両道
                • 文豪スイング 北大路魯山人『甘鯛の姿焼き』第7回 最終回です。 - 素振り文武両道

                  皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【130】バットを振りました。 『甘鯛の姿焼き』の、 最終回を迎えることができました。 ありがとうございます。 今回、北大路魯山人さんは、産地で食べるのが良いと、語っておられます。 青空文庫より、 北大路魯山人,『甘鯛の姿焼き』 第7回、最終回, 本来高級魚である甘だいが、遠隔のため時間が経ち、その美味をまっとうしないのである。産地で食うと、もちろん美味なものである。 この魚は、イタリアのナポリで食ったことがあるが、うまい魚のなかった外国で、とても美味に感じた魚である。 6行にして【言いながら】バットを【振り】ました。 5回ずつ繰り返し、30本の素振りとなりました。 高級魚の甘だいは、 遠隔のため時間が経ち、 美味をまっとうしない。 産地で食うと、もちろん美味い。 この魚はナポリで食ったが、 美味い魚のない外国では美味しい。 やはりできるだけ、産地で食

                    文豪スイング 北大路魯山人『甘鯛の姿焼き』第7回 最終回です。 - 素振り文武両道
                  • 文豪スイング 北大路魯山人『鮑の水貝』その3 最終回 - 素振り文武両道

                    本日は【130】バットを振りました。 皆様こんばんは。 いかがお過ごしでしょうか。 今日は、『鮑の水貝』北大路魯山人さんの文章を読みながら、バットを振りました。 青空文庫より引用。 腸を食べる方法は、水貝の時、生で器の中に入れると水が濁るから水貝と離して食べるほうがよい。生で食うにしても、そうしたほうがよろしい。また、やわらかいのをブツブツ切り、熱湯にサッと入れ、上皮の部分を熱湯に通して中は生のような、つまり、半熟につくり、それにレモン酢をつけて食べる。この方法もよろしい。しかし、ものの味から言うと、生で食べられるものは出来るだけ生、または生に近い方法で食べたほうが美味い。煮たり焼いたり、手を加えるほど味が崩れることを知っておくことが肝心だ。日本人が刺身を賞味するのは、総じて魚は生の肉が一番美味いことを証明していると言えよう。 そのほか、甘辛く味付けして煮て食べるのもよい。これはただ煮れば

                      文豪スイング 北大路魯山人『鮑の水貝』その3 最終回 - 素振り文武両道
                    • 文豪スイング 北大路魯山人『湯豆腐のやり方』1 - 素振り文武両道

                      本日は【140】バットを振りました。 皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 寒くなってきたので湯豆腐を食べたくなりました。 そこで北大路魯山人さんの『湯豆腐のやり方』を読み、バットを振りました。 その第1回です。3回に渡ります。 青空文庫より引用。 『湯豆腐のやり方』 北大路魯山人 一番最初鍋の中に切れ目のある昆布を敷き、鍋の深さの半分目以上水を入れる。三寸の鍋なら上一寸を余して水を入れ、およそ一寸角くらいに切った豆腐をこわさないようにそっと入れる。杉箸ではさんでそっと入れる。それを火力の強い火の上にかけ、鍋の蓋をしておく。約五分位で、火さえ強ければ、初めてぽっと煮え上がる。その時豆腐を箸でおして見ると軽い弾力ができていて、肴の白子かクリームのようにぽとぽとしていい煮え加減になっている、その刹那がうまい。これを煮すぎて豆腐がしまって来たり、豆腐と豆腐がくっついたり、鬆がたって来たりしてはもううま

                        文豪スイング 北大路魯山人『湯豆腐のやり方』1 - 素振り文武両道
                      • 文豪スイング 北大路魯山人『沢庵』第2回 - 素振り文武両道

                        皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【150】バットを振りました。 北大路魯山人さんの『沢庵』を読みながらバットを振った、第2回です。 青空文庫より。 山代のは他のコツもあって伊勢のものとも違う。伊勢のも種類があり、いいものだが、山代のには及ばない。伊勢は産業として、大量に生産しているので、山代のようなウブなうまさはない。 (つづく) 素振り時のセリフは次の5行です。 【山代のは、他のコツもあり】 【伊勢のものとも違う】 【伊勢のものは大量生産】 【山代のウブなうまさはない】 10回ずつ【言う振る】を繰り返し、50本の素振りでした。 「大量生産なのでウブさがない」って面白いですね。 確かに大量生産の炊飯器や鍋より、手製の鍋の方が、ウブな味のご飯が食べられそうです。 本日の素振り文武両道の概要。 2023/06/10 素振りの本数 : 150 本, 文武両道スイング, 【20】本, ペーパ

                          文豪スイング 北大路魯山人『沢庵』第2回 - 素振り文武両道
                        • 文豪スイング 『胡瓜』🥒北大路魯山人 第1回 - 素振り文武両道

                          皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【130】バットを振りました。 そのうち40本は、 北大路魯山人さんの『きゅうり』を読んでバットを振りました。 青空文庫より『胡瓜』 北大路魯山人 著 (途中まで) 今日では温室栽培の向上によって、くだもの、野菜など季節がなくなってしまった。早晩、俳諧はいかい歳時記など書き改めねばならなくなりそうだ。とはいっても、やはり旬しゅんのものに越したことはない。 あえてきゅうりにはかぎらないが、旬がうまいということは、今も昔も変わらない。 しかし、促成野菜を味なきもののようにいうのは、促成野菜の価値を認識しない批評であって、促成野菜は、いわゆる旬のものにない味わいを持っている。従って、軽々に取り扱うのは考えものである。 素振りですが、これを短く8行にしてバットを振りました。 今日、温室栽培が向上し、 くだもの、野菜の季節がない。 とはいっても、 胡瓜に限らず、

                            文豪スイング 『胡瓜』🥒北大路魯山人 第1回 - 素振り文武両道
                          • 文豪スイング 北大路魯山人『沢庵』第3回 - 素振り文武両道

                            皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【160】バットを振りました。 北大路魯山人さんの『沢庵』を読みながらバットを振った、第3回です。 青空文庫より。 (伊勢の沢庵は)五十年も前には、山代のようなうまさもあったようだが、しかし、伊勢のもぬかが多いので、それだけのうまさはあるといえよう。 山代のも、多量のぬかを使っていて、ぬかの中からたくあんを掘り出す感があるが、このようにぬかを多く使用することは、うまいたくあんを作るコツである。 (つづく、多分次これは最終回) 素振り時のセリフは次の6行です。 【伊勢のも50年も前には、】 【山代の様な旨さがあったようだ】 【伊勢も山代もぬかを多く使い】 【それだけ旨さがある】 【ぬかを大量に使うのは、】 【旨い沢庵を作るコツである】 10回ずつ【言う振る】を繰り返し、60本の素振りでした。 要するに山代も伊勢もぬかを多く使って旨いとのことです。 50年

                              文豪スイング 北大路魯山人『沢庵』第3回 - 素振り文武両道
                            • 文豪スイング 北大路魯山人『胡瓜』第3回 - 素振り文武両道

                              皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【160】バットを振りました。 今日の寒さは、兵庫県南東部では、交通網に大きな遅延を発生させました。 ということで、北大路魯山人さんの『胡瓜』を読み、バットを振りました。 青空文庫より『胡瓜』 北大路魯山人 著 (途中から途中まで) 漬けものの漬かり加減は非常にむずかしく、気候とぬかみそ漬けの置き場で、漬かり方の速度に非常な差異ができるから、その点、注意深く心がける必要がある。不精して漬け過ぎると、きゅうりはすっぱくなるから、いい加減の時にぬかみそから取り出しておく。取り出しておいても味は急に変わらない。そのまま漬けておいたのでは酸っぱくなってしまう。 12行にして【言って振り】ました。 5回ずつで、60スイングでした。 漬け物の、漬かり加減は、難しい。 気候とぬかみそ漬けの置き場で、 漬かり方の速度に差異ができる。 その点、注意深く心がける必要あり。

                                文豪スイング 北大路魯山人『胡瓜』第3回 - 素振り文武両道
                              • 文豪スイング 『てんぷらの茶漬け』北大路魯山人 第1回 - 素振り文武両道

                                皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【160】バットを振りました。 文豪スイングですが、3回にわたり、『てんぷらの茶漬け』を読みながら、バットを振って行きます。 てんぷらの茶漬けなんて、食べたことも、考えたこともないですが、どうなっているのでしょうか。 青空文庫より, てんぷらの茶漬け(途中まで) 北大路魯山人, てんぷらの茶漬けは油っ濃いもので、油っ濃いものの好きな方に好かれるのは無論である。 揚げたてのてんぷらを茶漬けにするのはもとより差支えないが、本来、てんぷらの茶漬けは古いてんぷらの利用にある。昨日の残りのてんぷらだとか、一旦、冷え切ったものを生かして食う食い方である。それにはまず火鉢に網を載せ、一旦、てんぷらを火にかける。いくぶん焦げができるくらいに火をあてる。それを熱い飯の上に載せ、塩を適宜にかけるのである。 これを10行にしました。1行につき【言う振る】を6回繰り返しました

                                  文豪スイング 『てんぷらの茶漬け』北大路魯山人 第1回 - 素振り文武両道
                                • 文豪スイング 北大路魯山人『沢庵』第1回 - 素振り文武両道

                                  皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【140】バットを振りました。 沢庵は好きですか? 北大路魯山人さんの『沢庵』を読みながらバットを振りました。 青空文庫より。 たくあんの話をしてみよう。 今日食べたたくあんは、加賀の山代(やましろ)でできたものである。わたしの知っているかぎりでは、山代産のたくあんが一等よいものだと思う。これは、だいこんが寒国でできたことが主なる原因だが、 (つづく) 素振りの時にセリフを言うのですが、次の3行の文章です。 【魯山人さんの知る限りでは】 【山代産のたくあんが一等よい】 【大根が寒国でできたことが原因】 10回ずつ【言う振る】を繰り返し、30本の素振りでした。 意外と知られたことですが、プラスチックが石油からできているように、沢庵は大根からできているんですね。 本日の素振り文武両道の概要。 2023/06/07 素振りの本数 : 140 本, 文武両道ス

                                    文豪スイング 北大路魯山人『沢庵』第1回 - 素振り文武両道
                                  • 文豪スイング 『鮑の水貝』北大路魯山人 その1 - 素振り文武両道

                                    本日は180本バットを振りました。 皆様こんばんは。 いかがお過ごしでしょうか。 今日は文豪の文章を読んで、バットを振りました。 青空文庫より、北大路魯山人 『鮑の水貝』 あわびの水貝は、あわびを切っただけでよいようなものであるが、これは元来、江戸前の料理だ。それと言うのも、関西にあわびがないからだ。あわびにかぎらず、貝というものは、東京を本場としなければならない。東京のほうは品物も豊富なので、料理法も心得ている。私どもも、そのコツは江戸前の料理から覚えたのだが、あわびの水貝料理は、あわびを固くすることが秘訣だ。まず生きのいい雄貝を塩をたくさん使って揉む。そうすると、塩のために、石突きが石のように固くなる。塩をたくさん用いれば用いるほど固くなる。塩が少ないと中の方までは固くならない。上皮だけが固くても、中の方がグニャグニャしていては余り美味いものはつくれない。中まで固い方がよいのだが、それ

                                      文豪スイング 『鮑の水貝』北大路魯山人 その1 - 素振り文武両道
                                    • 文豪スイング 北大路魯山人『納豆の茶漬け』 - 素振り文武両道

                                      本日は150本バットを振りました。 皆様こんばんは。 いかがお過ごしでしょうか。 今日は文豪スイングで北大路魯山人の『納豆の茶漬け』の3回目で最後です。 青空文庫より引用 納豆のよしあし 納豆には美味いものと不味いものとある。不味いのは、ねっても糸をひかないで、ざくざくとしている。それは納豆として充分に発酵していない未熟な品である。糸をひかずに豆がざくざくぽくぽくしている。充分にかもされている納豆は、豆の質がこまかく、豆がねちねちしていないものは、手をいかに下すとも救い難いものである。だから、糸をひかない納豆は食べられない。一番美味いのは、仙台、水戸などの小粒の納豆である。神田で有名な大粒の納豆も美味い。しかし、昔のように美味くなくなったのは遺憾である。豆が多くて、素人目にはよい納豆にはなっているが。 (昭和七年) ということで、昭和7年のお話でした。不味くなって遺憾、とありますが。今はそ

                                        文豪スイング 北大路魯山人『納豆の茶漬け』 - 素振り文武両道
                                      • 文豪スイング 北大路魯山人『甘鯛の姿焼き』第3回 - 素振り文武両道

                                        皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【140】バットを振りました。 文豪の文章を堪能しながら、また、甘鯛をイメージで味わいながら、バットを振って行きました。 左脳と右脳を駆使したワケですが、バッティングは左打ちです。 ライトとレフトはどちらも守ったことあります。センターが一番多かったです。 北大路魯山人, 『甘鯛の姿焼き』第3回, 興津だいという甘だいとぐじといっている日本海の甘だいとは一見同じものだが、色が若狭ものはうす赤く桃色であり、興津だいと称する甘だいは通常のたいと同じくらい赤色を呈している。ぐじの方は鱗うろこごと焼いても食えるが、興津だいの方は剥はがさねば食えない。 8行にしました。1行5回ずつ【言う振る】しました。40素振りです。 興津だいという甘だいと ぐじという日本海の甘だいとは 一見同じものだが、 若狭ものはうす赤く桃色、 興津だいは通常のたいと 同じくらい赤色。 ぐじ

                                          文豪スイング 北大路魯山人『甘鯛の姿焼き』第3回 - 素振り文武両道
                                        • 文豪スイング『胡瓜』北大路魯山人 第2回 - 素振り文武両道

                                          皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【140】バットを振りました。 今日は文豪を読むスイングをしました。『胡瓜』第2回。 青空文庫より『胡瓜』 北大路魯山人 著 (途中から途中まで) 昔は旬のきゅうりという一つのものであったが、今日では促成野菜というものができて、きゅうりもなすも二種類になっているわけである。その他にも一が二になっている促成野菜というものは多種多様に発明されている。 従って促成と季節と楽しみは二つにふえているわけである。 ところできゅうりはまっすぐなのがよく、ひょうたん形のものはまずい。総じてよいきゅうりは形が平均している。真盛りになると、大きくなっても種がないうちはうまいが、種ができるように成長してしまっては落第である。一般に、温室など利用して作った小さなきゅうり、俗に初物と呼ぶような出たてのきゅうりで、料理屋などで使うのは、小さなのがよい。これは贅沢なシャレた食べ物の

                                            文豪スイング『胡瓜』北大路魯山人 第2回 - 素振り文武両道
                                          • 文豪スイング『数の子は音で食うもの』北大路魯山人 著 その5 - 素振り文武両道

                                            本日は【170】バットを振りました。 皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 今日は『数の子は音を食うもの』を読んでバットを振る、第5回目です。 (次回最終回予定) 青空文庫より、 『数の子は音で食うもの』 北大路魯山人 著, 途中から途中まで, 数の子を食うのに他の味を滲み込ませることは禁物だ。だから味噌漬けや粕漬けは、ほんとうに数の子の美味さを知る者は決してよろこばない。醤油に漬け込んでおくことも禁物だ。水にもどしてやわらかくなったものをよく洗い、適当の大きさに指先でほぐし、花がつおかまたは粉がつおのよいものを、少し余計目にかけて、その上に醤油をかけ、醤油があまり卵の中に滲み込まない中に食うのが、数の子を美味く食う一番の方法である。しかも、これが在来、世間でふつうに行われている方法である。これ以外、変った料理をしてみても、ただ目先が変っているというだけで、味覚に、これが美味いというようなものに

                                              文豪スイング『数の子は音で食うもの』北大路魯山人 著 その5 - 素振り文武両道
                                            • 文豪スイング 北大路魯山人『納豆の茶漬け』その2 - 素振り文武両道

                                              本日は160本バットを振りました。 皆様こんばんは。 いかがお過ごしでしょうか。 以下の文章でバットを振りました。 青空文庫より引用 『納豆の茶漬け』北大路魯山人 お茶潰けのやり方 ⚾︎そこで以上のように出来上がったものを、 ⚾︎まぐろの茶漬けなどと同様に、 ⚾︎茶碗に飯を少量盛った上へ、 ⚾︎適当にのせる。 ⚾︎納豆の場合は、とりわけ熱飯がよい。⚾︎煎茶をかけ、納豆に混和した醤油で ⚾︎塩加減が足りなければ、 ⚾︎飯の上に醤油を数滴たらすのもいい。⚾︎最初から納豆の茶漬けのためにねる時は、 ⚾︎はじめから醤油を余計まぜた方がいい。 ⚾︎元来、いい味わいを持つ納豆に対して、 ⚾︎化学調味料を加えたりするのは好ましいやり方ではない。 ⚾︎そうして飯の中に入れる納豆の量は、⚾︎飯の四分の一程度がもっとも美味しい。 ⚾︎納豆は少なきに過ぎては味がわるく、⚾︎多きに過ぎては口の中でうるさくて食べに

                                                文豪スイング 北大路魯山人『納豆の茶漬け』その2 - 素振り文武両道
                                              • 北大路魯山人とかいう大げさな名前のおっさん

                                                どうせ芸名やろと思って調べてみたら本名:北大路 房次郎(きたおおじ ふさじろう)とか出てきた や、やるやんケ 今日はこの辺にしといたるワ

                                                  北大路魯山人とかいう大げさな名前のおっさん
                                                • 近代食文化研究会@『串かつの戦前史』発売中 on Twitter: "北大路魯山人がパリのトゥールダルジャンの鴨を醤油とわさびで食べた話がTLに流れてきましたが たまたまその場に同席した作家・大岡昇平の「巴里の酢豆腐」によると、実はこの話、魯山人が通ぶって失敗し笑いものになったという話(続く) https://t.co/BTlAGgZSOu"

                                                  北大路魯山人がパリのトゥールダルジャンの鴨を醤油とわさびで食べた話がTLに流れてきましたが たまたまその場に同席した作家・大岡昇平の「巴里の酢豆腐」によると、実はこの話、魯山人が通ぶって失敗し笑いものになったという話(続く) https://t.co/BTlAGgZSOu

                                                    近代食文化研究会@『串かつの戦前史』発売中 on Twitter: "北大路魯山人がパリのトゥールダルジャンの鴨を醤油とわさびで食べた話がTLに流れてきましたが たまたまその場に同席した作家・大岡昇平の「巴里の酢豆腐」によると、実はこの話、魯山人が通ぶって失敗し笑いものになったという話(続く) https://t.co/BTlAGgZSOu"
                                                  • 文豪スイング 『納豆の茶漬け』北大路魯山人 その1 - 素振り文武両道

                                                    本日は150本バットを振りました。 皆様こんばんは。 いかがお過ごしでしょうか。 『納豆の茶漬け』を読んでバットを振りました。 わたくし、どう考えても料理オンチです。納豆のお茶漬けぐらいは、できるかなと思いました。 青空文庫より引用 『納豆の茶漬け』北大路魯山人 ⚾︎納豆の茶漬けは意想外に美味いものである。しかも、ほとんど人の知らないところである。食通間といえども、 ⚾︎これを知る人は意外に少ない。と言って、私の発明したものではないが、世上これを知らないのはふしぎである。 納豆の拵え方 ⚾︎ここでいう納豆の拵え方とは、ねり方のことである。このねり方がまずいと、納豆の味が出ない。納豆を器に出して、それになにも加えないで、そのまま、 ⚾︎二本の箸でよくねりまぜる。そうすると、 ⚾︎納豆の糸が多くなる。蓮から出る糸のようなものがふえて来て、かたくて練りにくくなって来る。 ⚾︎この糸を出せば出すほ

                                                      文豪スイング 『納豆の茶漬け』北大路魯山人 その1 - 素振り文武両道
                                                    • 文豪スイング 北大路魯山人『胡瓜』第4回(最終回)ナスのことも記述あり。 - 素振り文武両道

                                                      皆様、ご機嫌いかがでしょうか。 本日は【150】バットを振りました。 文豪、北大路魯山人さんの、 『胡瓜』を読みながら、 バットを振る最終回です。 青空文庫より『胡瓜』 北大路魯山人 著 (途中から最後まで) (ぬかみそから胡瓜を)ちょうどいいと思える時に取り出して、ぬかのついたまま包み、冷たいところに置いておく。そうすれば二、三時間経たってもうまく食べられる。そのわけは塩が中まで浸潤していかないので味が変わらないからである。 そういったコツは、万人の苦労の集積から生み出されたものであろうが、そのコツを会得し、利用することはよいことである。しかし、なすの場合は出すと、間もなく色が変わるからそういうわけにはいかない。出し置きの利かないなすは、適当な時にぬかみそから出して食べることだ。 次の15行にして1行ずつ 【言って振り】ました。 4回ずつ繰り返し、60振りでした。 胡瓜を丁度いいと思える

                                                        文豪スイング 北大路魯山人『胡瓜』第4回(最終回)ナスのことも記述あり。 - 素振り文武両道
                                                      • 【旅行記】北陸で冬の味覚食べ歩き③<高級旅館>加賀 山代温泉 あらや滔々庵宿泊記② 館内編  北大路魯山人って知ってる? - おいしいもんが好き!

                                                        前回の記事の続きです。 www.oisiimon.com おいしい蟹を食べたい。 この一心で北陸まで来て、 1人1泊ナナマンエンもする宿を選んだわけですが、 おいしい蟹を提供する本物の高級宿というのは、料理だけではないようです。 美術館並みの美術品を保有していました。 北大路魯山人? 「あぁ魯山人ね、知ってる」 という人は多いと思いますが、実際どれくらいご存じでしょうか。 恥ずかしながらワタクシは 「美味しんぼのお父さんのモデル」くらいのイメージでした。 多芸で美食家でなんかの倶楽部を作っちゃってワーッとやってる。 みたいな?(語彙力) 改めてGoogle先生に「魯山人って?」と問うたところ、 Wikkipediaを読むように勧められました。 ja.wikipedia.org これを読むと、成功するまでは大変苦労された方だったんですね。 なんかの倶楽部を作ってワーッとよろしくやってる、やん

                                                          【旅行記】北陸で冬の味覚食べ歩き③<高級旅館>加賀 山代温泉 あらや滔々庵宿泊記② 館内編  北大路魯山人って知ってる? - おいしいもんが好き!
                                                        • 文豪スイング114 北大路魯山人3回目 - 素振り文武両道

                                                          本日は140本バットを振りました。 皆様こんばんは。 いかがお過ごしでしょうか。 今日は北大路魯山人さんの文章を読みながら、バットを振りました。 料理のお話ですが、料理のことはわたくしには、サッパリ分かりません。 文豪スイングなので、北大路魯山人さん文章を、国語として読みました。 青空文庫より『日本料理の基礎観念』 抜粋 原料第一──選定 さて、原料は鳥にしても、あまり成熟しない中くらいのものがよろしいのでありまして、真に賞味出来るのは、そういうものであります。たいについて申しましても、四、五百匁 のところがちょうど美味本位に当たるので、一貫目から一貫目以上になると、非常に味が大味になります。しかし、味はたとえ落ちても、大きいたいの頭を兜蒸しなどに使うのは立派でいいでしょうが、実際からいいますと、やはり、美味くありません。大きいのは形と色彩がよくて感じは立派だが、味は論になりません。それな

                                                            文豪スイング114 北大路魯山人3回目 - 素振り文武両道
                                                          • 文豪スイング115 北大路魯山人の3回目 - 素振り文武両道

                                                            本日は150本バットを振りました。 皆様こんばんは。 いかがお過ごしでしょうか。 今日は文豪スイングをしました。 北大路魯山人さんです。 読みにくいかも知れませんが、ディスレクシア気味のわたくしには読みやすくしました。 青空文庫より、抜粋。 『日本料理の基礎観念』 原料の原味を殺すな(小タイトル) 原料の原味を 原料の原味を 原料の原味を 殺さないのが料理のコツのひとつ 殺さないのが料理のコツのひとつ きゅうりならきゅうり、 きゅうりならきゅうり、 そらまめならそらまめに そらまめならそらまめに そらまめならそらまめに その持って生まれた味を その持って生まれた味を その持って生まれた味を 殺さないように工夫 殺さないように工夫 小芋の味ひとつにしたって、 小芋の味ひとつにしたって、 人の力ではどうにもできない 人の力ではどうにもできない 人の力ではどうにもできない 持ち味を生かすというこ

                                                              文豪スイング115 北大路魯山人の3回目 - 素振り文武両道
                                                            • ヒガシマルのお膝元、兵庫県たつの市で、薄口龍野醤油資料館を訪ねる。北大路魯山人の濃口しょうゆの扱いがエグイ。 - 暮らしの顛末(くまくまコアラ)

                                                              兵庫県たつの市の情景 旧ヒガシマル本社、薄口龍野醤油資料館 北大路魯山人の東京の濃口しょうゆのディスりがエグイわ 武家屋敷だとか 兵庫県たつの市の情景 さて、今日訪れたのは兵庫県たつの市。 龍野城の城下町として、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている場所へ。 播磨の小京都なんて言われてたりもする。 資料館や武家屋敷など、そのほとんどが無料で拝観できるのがうれしい。 旧ヒガシマル本社、薄口龍野醤油資料館 で、やってきたのはヒガシマル醤油株式会社と書かれたこの建物。 昭和7年に建てられたヒガシマル醤油の旧本社なんですが、この建物を利用し、薄口龍野醤油資料館として一般公開をされているんですね。 この界隈は薄口しょうゆの製造が盛んで、ヒガシマル以外のしょうゆ蔵もたくさんあり、大正13年に建設された龍野醤油同業組合旧組合事務所なども一般公開をされている。 で、この薄口龍野醤油資料館の入館料はなぜ

                                                                ヒガシマルのお膝元、兵庫県たつの市で、薄口龍野醤油資料館を訪ねる。北大路魯山人の濃口しょうゆの扱いがエグイ。 - 暮らしの顛末(くまくまコアラ)
                                                              • 北大路魯山人 化学調味料

                                                                化学調味料は近来非常に宣伝されているが、わたしは化学調味料の味は気に入らない。料理人の傍らに置けば、不精からどうしても過度に用いるということになってしまうので、その味に災いされる。わたしなどは化学調味料をぜんぜん調理場に置かぬことにしている。化学調味料も使い方でお惣菜的料理に適する場合もあるのだろうが、そういうことは純粋な味を求める料理の場合には問題にならない。今のところ、純粋な味を求める料理のためには、なるだけ化学調味料は使わないのがよいと思う。上等の料理、最高の料理には、わたしの経験上化学調味料は味を低め、かつ味を一定していけないようだ。こぶなりかつおぶしなりのだしで自分流に調味するのがいちばんいい。 たとえ化学調味料がいいとしても、物にはそれぞれ千差万別の持ち味があるのだから、こればかりは人間の力ではどうすることもできないものだといえよう。それを化学調味料という一つの味で、日本料理・

                                                                • 北大路魯山人  美食俱楽部による至高のメニュー そしてパブロ・ピカソとの出会い - こうへいブログ 京都案内と文章研究について

                                                                  美食倶楽部 陶芸、篆刻、書画とマルチにその才能を発揮させた北大路魯山人(ろさんじん)。 美食家という称号をこの国で初めて獲得したのも、他ならぬ彼だったのではないでしょうか。 大正10年、魯山人は38歳のときに、経営していた美術店の2階に会員制割烹「美食倶楽部」を開店しています。 それは、下の階の美術店に置かれていた古陶器を使って、魯山人みずからが手料理をふるまうといった贅沢な趣向を凝らしたものでした。 その場で注文を聞いて料理人がこしらえるという外食の形態というのは、そう、大正の終わりから昭和にかけての、ちょうどこの時代にやっと始まったんですね。 なぜなら、この頃から都市ガスが広く普及して迅速に火が使用できるようになったからで、それまでは、いちいち炭を熾さなければならなかったので、とても客の注文に応えることなど出来なかったのです。 魯山人がこの時代の変化に迅速に対応して割烹経営に取り組んだ

                                                                    北大路魯山人  美食俱楽部による至高のメニュー そしてパブロ・ピカソとの出会い - こうへいブログ 京都案内と文章研究について  
                                                                  • 文豪スイング 112 北大路魯山人 - 素振り文武両道

                                                                    本日は140本バットを振りました。 皆様こんばんは。 いかがお過ごしでしょうか。 今日は料理についてのお話と素振りの本数のことです。 ある料理の文献を読んだところ、正直言いまして、面食らいました。ラーメンを食べたのではないですよ。 それを言うなら、麺です。 そして、私にも料理ができるかな、という期待は裏切られました。 完全に無理と分かりました。 希望があるとすれば、この書は日本料理について書かれており、西洋料理や中華料理ではないとのことです。 なので、私でも洋食なら、もしかして行けるかな。希望ですが。 青空文庫より 北大路魯山人 (きたおおじ ろさんじん) 『日本料理の基礎観念』 途中から 料理とは理を料ること (ことわり を はかる) 料理とは食というものの理を料る 10 という文字を書きますが、 そこに深い意味があるように思います。5 ですから、 合理的でなくてはなりません。5 ものの

                                                                      文豪スイング 112 北大路魯山人 - 素振り文武両道
                                                                    • 納豆の茶漬け 北大路魯山人 - ひつじの記録屋

                                                                      www.aozora.gr.jp 目次 納豆の茶漬けは意想外(いそうがい)*1に美味いものである。しかも、ほとんど人の知らないところである。食通間といえども、これを知る人は意外に少ない。と言って、私の発明したものではないが、世上(せじょう)*2これを知らないのはふしぎである。 納豆の拵え方 ここでいう納豆の拵(こしらえ)*3方とは、ねり方のことである。このねり方がまずいと、納豆の味が出ない。納豆を器に出して、それになにも加えないで、そのまま、二本の箸でよくねりまぜる。そうすると、納豆の糸が多くなる。蓮から出る糸のようなものがふえて来て、かたくて練りにくくなって来る。この糸を出せば出すほど納豆は美味くなるのであるから、不精(ぶしょう)*4をしないで、また手間を惜しまず、極力ねりかえすべきである。 かたく練り上げたら、醤油を数滴落としてまた練るのである。また醤油数滴を落として練る。要するにほん

                                                                        納豆の茶漬け 北大路魯山人 - ひつじの記録屋
                                                                      • 【イベントレポート】村上隆×菅野康晴×黒田佳雄「北大路魯山人展」トークイベント | 銀座 蔦屋書店

                                                                        黒田佳雄(以下、黒田):本日はよろしくお願いします。 村上隆(以下、村上):はい、よろしくお願いします。「北大路魯山人展」という場で話ができるのは大変光栄です。「魯山人」という冠がついたイベントで話すのは生まれて初めてです。自分は、現在存命中のアート関係者の中で10本の指に入るくらい魯山人を語れると思っています。僕は、現代美術の制作と販売が本業で、日本画も骨董も「生活工芸」系の陶芸作品、もちろん魯山人の作品も随分コレクションしています。そういう蓄積と魯山人との相対的な考察においても、色々、話せると思います。 村上:彼の日本における、果たした功績の凄さに比べて、評価が異常に低い人物です。存命中のスキャンダラスな各種の炎上が、今も尾を引いているんでしょうね。どれくらいの評価が必要かというと、本阿弥光悦との比較くらいは行なわれて然るべきです。魯山人が成し遂げてきたことは、巨人級です。なんと言って

                                                                          【イベントレポート】村上隆×菅野康晴×黒田佳雄「北大路魯山人展」トークイベント | 銀座 蔦屋書店
                                                                        1

                                                                        新着記事