ブラジル・サンジョアンドポレジニの古生物学研究支援センターCAPPAに展示されているグナトボラクス・カブレイライの化石(2019年12月2日撮影)。(c)CARL DE SOUZA / AFP 【12月24日 AFP】今から約2億5000万年前、現在のブラジル南部では三畳紀の王ともいえる肉食恐竜のグナトボラクス・カブレイライ(Gnathovorax cabreirai)が君臨していた──。体長は3メートル近くあり、当時の食物連鎖の頂点にいたと考えられている。 グナトボラクスの化石は2014年、リオグランデドスル(Rio Grande do Sul)州の州都ポルトアレグレ(Porto Alegre)西方300キロに位置する小さな町サンジョアンドポレジニ(Sao Joao do Polesine)で初めて発見された。 グナトボラクスが生息していたブラジルの平原は、今や古生物学者らにとって宝の山