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太陽系外縁天体の検索結果41 - 80 件 / 98件

  • 木星が彗星を地球に送り込んできているらしい

    木星が彗星を地球に送り込んできているらしい2020.01.17 07:0020,736 山田ちとら [原文] ( 山田ちとら ) シールドだけじゃない。 木星はその強大な重力で彗星や小惑星などの小天体を引き寄せて、地球を隕石の脅威から護ってくれていると考える人もいれば、むしろまったく逆で小天体を地球方面にどんどんリダイレクト(転送)しちゃってますよって主張している科学者もいます。今回新たに発表された研究では、その「リダイレクト説」の仕組みがシミュレーションによって明らかになりました。 木星は地球にとって盾なのか、それとも小惑星を投げつけてくる脅威なのか。ぶっちゃけ、どちらの側面も持っているようです。 揺らぐ「盾説」木星の重力は巨大な盾のように機能していて、飛来してくる小惑星や彗星の軌道を変えて違う方向へはねのけたり、そのまま吸収していると考えられてきました。しかしこの木星「盾説」は20年ぐ

      木星が彗星を地球に送り込んできているらしい
    • ベルナーディネッリ・バーンスティーン彗星 - Wikipedia

      ベルナーディネッリ・バーンスティーン彗星[1](正式名称: C/2014 UN271 (Bernardinelli-Bernstein)[2][3])は天文学者のペドロ・ベルナーディネッリ (Pedro Bernardinelli) と ギャリー・バーンスティン (Gary Bernstein) が2021年にダークエネルギーサーベイ(英語版)計画で撮影されたアーカイブ画像から発見を報告した、オールトの雲から飛来してきたと考えられている長周期彗星である[8]。BBという愛称も用いられる[4]。2014年10月に初めて観測されたとき、それまでに発見されていた彗星の中では最も太陽から遠い、海王星軌道にほぼ匹敵する約 29 au(約 43億 km)離れたところに位置していた。核の直径は最低でも約 120 km はあるとされ、オールトの雲から飛来してきたと考えられる既知の長周期彗星の中では最大であ

        ベルナーディネッリ・バーンスティーン彗星 - Wikipedia
      • 「3:2の軌道共鳴」状態にある5つの系外惑星を発見

        4000個以上が見つかっている太陽系外惑星のなかには、主星に近すぎるために小さな恒星を上回る温度まで加熱された表面や、地球に近い環境を持っている可能性が大きいといった、大きな特徴を備えたものも幾つかあります。今回、重力の相互作用によって公転周期が整数比に近づく「軌道共鳴」の状態にある5つの系外惑星が見つかったとする研究成果が発表されています。 ■内側から外側まで「3:2」の軌道共鳴で結びついた5つの系外惑星恒星「ケプラー11」を周回する6つの系外惑星を描いたイメージ図。今回発見された5つの系外惑星(および1つの系外惑星候補)も、ケプラー11を周回する系外惑星と同様に、いずれもスーパーアースもしくはミニネプチューンとみられている(Credit: NASA/Tim Pyle)軌道共鳴とは、ある天体を周回する2つの天体(主星を公転する2つの惑星や、惑星を周回する2つの衛星など)が重力で相互作用し

          「3:2の軌道共鳴」状態にある5つの系外惑星を発見
        • 謎の「第9惑星」の正体は原始ブラックホールか? 英天文学者が提唱

          海王星よりも外側の軌道を周回するトランスネプチュニアン天体の動きから、太陽系には未知の「第9惑星」が存在すると考えている天文学者たちがいる。第9惑星の正体は不明だが、最近の「光学重力レンズ観測」プロジェクトの成果を踏まえて、第9惑星が「原始ブラックホール」ではないかというアイデアが提唱されている。 by Emerging Technology from the arXiv2019.10.09 18 61 2 4 天文学者たちが「大物」を追跡している。ターゲットとしているのは、地球の5~15倍の質量を持ち、海王星の向こう側で太陽を周回している「第9惑星(プラネット・ナイン)」。太陽系最後の未知なる周回天体だ。そう遠くない未来での発見が期待されている。 期待が高まっているのは、第9惑星の存在が確実だとする証拠が増えてきたためだ。天文学者によると、小惑星や彗星を含むトランスネプチュニアン天体(太

            謎の「第9惑星」の正体は原始ブラックホールか? 英天文学者が提唱
          • オウムアムア

            学習レベルで探す 小学生 中学生 高校生 五十音で探す あ行 あ い う え お か行 か き く け こ さ行 さ し す せ そ た行 た ち つ て と な行 な に ぬ ね の は行 は ひ ふ へ ほ ま行 ま み む め も や行 や ゆ よ ら行 ら り る れ ろ わ行 わ アルファベット 数字 カテゴリーで探す 太陽 太陽内部 太陽表面 太陽外部 その他 太陽系 惑星 衛星・環 隕石 小天体 地球 地球環境 その他 太陽系外惑星 恒星 恒星の種類と性質 大気とスペクトル 超新星 その他 星間物質と星形成 星間物質 星形成 星団 その他 銀河・銀河団 天の川銀河 銀河 活動銀河 局所銀河群 銀河団 その他 宇宙の進化 大規模構造 高赤偏移銀河 宇宙論的観測 その他 高エネルギー現象 原子・分子過程 理論 天体物理学基礎理論 星形成・構造・進化論 宇宙論 天体力学 シミュレー

              オウムアムア
            • JAXA、太陽系外縁部から小惑星帯まで移動してきた可能性がある小惑星を発見

              宇宙航空研究開発機構(JAXA) 宇宙科学研究所(ISAS)は7月27日、火星~木星間の小惑星帯において、「ポンペヤ(203)」と「ユスティティア(269)」という2つの小惑星が非常に赤いスペクトルを持っていることを発見し、太陽系外縁天体が小惑星にまではるばる移動してきた可能性があることを発表した。 同成果は、ISASの長谷川直主任研究開発員を中心に、米・マサチューセッツ工科大学、米・ハワイ大学、韓国・ソウル大学、京都大学、仏・マルセイユ天体物理学研究所の研究者が参加した国際共同研究チームによるもの。詳細は、米天体物理学専門誌「The Astrophysical Journal Letters」に掲載された。 太陽系形成初期の調査をしようとしたとき、その対象となるのは内部構造が分化していない天体である小惑星や彗星などである。中でも小惑星の多くは、火星と木星の間にある小惑星帯に位置しているこ

                JAXA、太陽系外縁部から小惑星帯まで移動してきた可能性がある小惑星を発見
              • “冥王星のハート” は低速の巨大衝突が起源? 地下に海はないかもしれない

                「冥王星」の表面には、目を引くハート型の地形「トンボー地域」があります。トンボー地域は東西で地形が大きく異なっており、特に西側は「スプートニク平原」と呼ばれる非常に平らな低地となっています。 ベルン大学のHarry A. Ballantyne氏などの研究チームは、スプートニク平原の起源は衝突クレーターではないかと考察し、シミュレーションを実行しました。その結果、直径約730kmの天体が低速で斜めに衝突すると、スプートニク平原に一致する涙形の低地が形成されることが判明しました。一方、このシミュレーションが正しい場合、冥王星の地下には液体の水でできた海がないという、これまでの推定とは異なる内部構造が予想されます。 【▲ 図1: 冥王星に大きな天体が衝突する様子の想像図。今回の研究で、冥王星のハート型の地形の成因として示されました。(Credit: Universität Bern / Illu

                  “冥王星のハート” は低速の巨大衝突が起源? 地下に海はないかもしれない
                • 星・宇宙を観て楽しむ「天文年鑑 2021年」 - mojiru【もじをもじる】

                  天文年鑑 2021年 2021年の注目の天文現象 「天文年鑑 2021年」目次 「天文年鑑 2021年」Amazonでの購入はこちら 「天文年鑑 2021年」楽天市場での購入はこちら 天文年鑑 2021年 誠文堂新光社は、2020年11月24日(火)に、天文年鑑編集委員会編者による、星・宇宙を観て楽しむ天文ファンのバイブル「天文年鑑 2021年」を発売した。 表紙画像:ネオワイズ彗星 「天文年鑑 2021年」は、2021年に起こる天文現象の予報と解説(全国8都市における日の出入り・月の出入りの時刻や月の出・月の入りの時刻をはじめ、毎月(12ヵ月)の星空、日食や月食などの食現象、各惑星の動き、準惑星や小惑星の動き、彗星の出現予報、流星群の予報など)や、2020年に起こった天文現象の観測結果を収録。 2021年版の巻頭口絵では、2020年の7月には肉眼でも長大な彗星の尾を見ることができた“ネオ

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                  • 今と昔でちがう「理科の学習」びっくりランキング

                    今回はウェブアンケートにて総勢9,676名に調査した<今と昔でちがう「理科の学習」びっくりランキング>を発表します。さっそくランキングをチェック! 1位アルコールランプは使用しなくなった (1,896票) 2位カエルの解剖の代わりにイカの解剖をするようになった (1,218票) 3位冥王星が惑星から外れた (957票) 4位富士山は活火山の扱いになった (775票) 5位優性・劣性遺伝は顕性・潜性に言い換えている (749票) 6位SDGsの項目が追加された (712票) 7位哺乳類までの進化の過程の認識が変わった (562票) 8位「化合」という語句を使わなくなった (479票) 9位「希ガス」から「貴ガス」表記になった (477票) 10位「ダニエル電池」が登場した (463票) 第1位:アルコールランプは使用しなくなった(1,896票) 某番組で最近登場したアルコールランプ。実は、理

                      今と昔でちがう「理科の学習」びっくりランキング
                    • ニュー・ホライズンズ、まもなく地球と太陽の50倍の距離に。史上5番目の探査機

                      【▲ NASAの探査機「ニュー・ホライズンズ」を描いた想像図(Credit: NASA/JHUAPL/SwRI)】2015年7月に準惑星「冥王星」、2019年1月に太陽系外縁天体「アロコス」(当時は「ウルティマ・トゥーレ」と呼ばれていました)を接近観測したアメリカ航空宇宙局(NASA)の探査機「ニュー・ホライズンズ」。現在ニュー・ホライズンズは太陽系の外に向かって飛行を続けつつ、地球から遠く離れていることを活かした観測を行っています。 関連 ・宇宙の明るさはどれくらい? ニュー・ホライズンズのデータから測定に成功 ・立体視できる星空!地球と70億km彼方からの画像のステレオグラムが公開 NASAによると、ニュー・ホライズンズは日本時間2021年4月18日21時42分に太陽から50天文単位(約75億km)離れたところを通過します。これは光の速さで移動しても約7時間かかる距離に相当します。ちな

                        ニュー・ホライズンズ、まもなく地球と太陽の50倍の距離に。史上5番目の探査機
                      • 新たな太陽系第9惑星の有力情報!未知の「巨大地球型惑星」の公転軌道を特定か(宇宙ヤバイchキャベチ) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                        どうも!宇宙ヤバイch中の人のキャベチです。 今回は「太陽系第9惑星の概要と最新有力情報」というテーマで動画をお送りします。 ●太陽系の第9惑星 太陽系には現在、8つの惑星が知られています。 太陽から近い順に、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星です。 以前までは冥王星が第9の惑星として扱われてきました。 しかし2006年に冥王星は「準惑星」に降格しています。 その理由は観測技術の進歩により、冥王星が存在する海王星以遠の領域(太陽系外縁部)に、冥王星に匹敵する規模の天体が数多く発見されるようになったためです。 研究者たちは惑星を再定義し、その下に「準惑星」という新たな天体分類を設けることで、惑星の数が不用意に増加するのを防ぎました。 では海王星以遠の遠く暗い領域に、未発見の第9惑星は実在するのでしょうか? これまで明確な観測的根拠をもとに、いくつかの第9惑星の候補天体の存在が

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                        • 宇宙の明るさはどれくらい? ニュー・ホライズンズのデータから測定に成功

                          NASAの太陽系外縁天体探査機ニュー・ホライズンズの想像図。太陽の周りでぼんやりと輝いているのは黄道光と呼ばれるもの。宇宙塵が太陽光を反射して生じる。(Image Credit:Joe Olmsted/STScI)NASAは1月14日、太陽系外縁天体探査機「ニュー・ホライズンズ」の観測データを使って、アメリカ国立科学財団のTod Lauerさん率いる研究チームが、宇宙の明るさの新たな測定に成功したと発表しました。ニュー・ホライズンズは、冥王星の探査で知られ、現在、冥王星以遠のカイパーベルトを探査しています。 みなさんは宇宙の銀河などが全く存在しない部分の明るさはどれくらいだと思いますか?完全に真っ暗なのでしょうか? 実は、そのような部分でも、宇宙は無数の銀河などが放つ光によって満たされているために、ごくわずかですが明るくなっています。これを「宇宙可視光背景放射」といいます。 ただ、その明る

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                          • 天文年鑑 2023年版 通販|セブンネットショッピング

                            商品の説明 天文ファンが毎年安心して手に取れる、天文現象を観測するための予報データブックです。12カ月の毎月の星空、日食や月食、各惑星の動き、彗星の予報、流星の予報など、2023年に起こる天文現象について数値データや図版をもとに解説します。また2021年~2022年にかけて観測した天文現象についての観測結果を掲載。そのほか天体観測に役立つ星図、月面図などの資料も掲載します。 2023年に見るこのできる主な天文現象としては日食が2回、月食が1回が起こります。4月20日はオーストラリアで皆既日食が起こり、日本では部分日食を見ることができます。10月15日にはアメリカを縦断する金環日食が起こります。10月29日に起こる部分月食は、満月から12%欠ける部分月食を見ることができます。そのほか3月24日には、南西諸島で金星食が起こります。 ● 2023年の主な天文イベントとして 3月24日夕方:南西諸

                            • 地球外生命体へのメッセージを公募

                              冥王星近傍を通過するNASAの無人探査機ニューホライズン(想像図)。地球外知的生命体に向けたメッセージを同機に送信するプロジェクトが、2014年8月に発足する。世界中の誰もが応募できるという。 PHOTOGRAPH BY JHUAPL/SOUTHWEST RESEARCH INSTITUTE もし地球外生命体にメッセージを送る機会を得たら、あなたが伝えたい内容を想像してみて欲しい。 先週、ワシントンD.C.のスミソニアン博物館で、「The Future Is Here」というイベントが開催された。地球外生命体に向けたメッセージをNASAの無人探査機ニューホライズンに送信するプロジェクト、「ニューホライズン・メッセージ・イニシアチブ」(www.newhorizonsmessage.com)の主催者、ジョン・ロンバーグ(Jon Lomberg)氏とアルバート・ユーミン・リン(Albert Yu

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                              • NASAが打ち上げた木星探査機たち - Tools.PIATA-JAPAN

                                太陽からのおよその距離は、水星が0.387AU、金星が0.723AU、火星が1.524AU、木星は、5.203AU、土星が9.537AU、天王星が19.191AU、海王星が30.069AUとなっています。木星は遠いだけでなく、水星・金星・火星とは異なるタイプの惑星です。木星の直径は実に地球の11倍以上、重力も2倍以上で、非常に強い磁場が存在し、探査船の観測成果としてオーロラも計測されています。これまでの木星探査機は下記の通りです。 CGではない! ジュノーが撮影した木星が凄い JAXA、JUICE探査機を2022年に打ち上げ、2029年に木星系に到着、2032年に衛星ガニメデの周回軌道へ 2021年打ち上げ木星トロヤ群小惑星を目指す探査機ルーシー パイオニア10号 1972年03月02日打ち上げ パイオニア計画の10号機として、1972年3月2日にケープカナベラル空軍基地第36発射施設より

                                  NASAが打ち上げた木星探査機たち - Tools.PIATA-JAPAN
                                • 「ゴーストライト!」太陽系を取り囲む淡い光の正体は?

                                  <空一面に広がる極めてわずかな光。この光は「ゴーストライト」と呼ばれ、その起源はまだ明らかになっていない......> 輝く星や満ち欠けする月を除けば、夜空は漆黒の闇に見えるが、実際はどれくらい暗いのだろうか。 米アリゾナ州立大学(ASU)、アメリカ航空宇宙局(NASA)、豪マッコリー大学らの研究プロジェクト「スカイサーフ(SKYSURF)」では、ハッブル宇宙望遠鏡が観測した20万枚の画像とこれらから得られる数万件の測定データをもとに、惑星、恒星、銀河、黄道光(太陽系の平面上の塵からの光)からの輝きを差し引いた残光を調べた。その研究成果は「スカイサーフ」の4本目の研究論文としてまとめられ、プレプリントサーバー「arXiv」で公開されている。 無人探査機「ニュー・ホライズンズ」からの観測データを分析 これによると、空一面にホタル10匹の光が広がっているような極めてわずかな光が検出された。この

                                    「ゴーストライト!」太陽系を取り囲む淡い光の正体は?
                                  • 小惑星族 - Wikipedia

                                    この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "小惑星族" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2013年4月) 小惑星族とは、軌道長半径、離心率、軌道傾斜角など類似の固有軌道要素を持つ小惑星の集団である。小惑星族に分類されるものは、過去の小惑星同士の衝突によって生じた断片であることもあるが、現在その軌道に偶然入り込んだもので過去は違った軌道を取っていたもの、あるいはたまたま軌道要素が同じだけで別々に形成された場合もある。 特徴[編集] 大きく、顕著な小惑星族は族内に数百の小惑星を含んでおり、まだ発見されていない小惑星やまだ分析されていない小さな小惑星を含んでいる可能性がある

                                    • 冥王星とカロン、アルマ望遠鏡撮影

                                      チリにあるアルマ望遠鏡がとらえた冥王星とその最大の衛星カロン(7月15日撮影)。 Image by NRAO/AUI/NSF 太陽系外縁天体の探査に向かうNASAの宇宙探査機ニューホライズンの航行精度を高めるため、天文学者はアルマ望遠鏡(アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計:Atacama Large Millimeter/submillimeter Array)を使って、冥王星の位置と太陽周回軌道を高精度で計測している。 画像は、冥王星とその最大の衛星カロンの冷たい表面を表す(7月15日撮影)。ニューホライズンは2015年7月に冥王星と5つの衛星の探査を予定している。 Image by NRAO/AUI/NSF

                                        冥王星とカロン、アルマ望遠鏡撮影
                                      • 最近の科学ニュース解説×6&お知らせ|彩恵りり

                                        皆さんおはこんにちばんは!サイエンスライターの彩恵りりだよ! 今回は、最近あった科学ニュースを6本解説してみたんだけど、なぜここにまとめて書いたのかと言うと、見本としてなんだよね。何の見本かと言えば、ニュース解説のサブスク化、まぁ少し古く言えば有料のメルマガ化をちょっと検討してるんだよね。私も生活しなきゃならないし……!ってことで、これくらいのクオリティや分量で果たして有料化してもいいのかどうかというところで、ぜひ意見を頂戴したいんだよ……! ちなみに見本だからって手を抜いてないよ!内容はもちろんちゃんとしてるつもりだよ! 78万年前の "コイの土鍋オーブン焼き" の痕跡を発見!世界最古の火を使った調理の証拠78万年前の魚の化石を分析した結果は、恐らくコイの仲間を土製の容器で覆って火にくべる、現代風に言うなら "コイの土鍋オーブン焼き" にしたことを示唆しているよ!これは世界最古の火を使っ

                                          最近の科学ニュース解説×6&お知らせ|彩恵りり
                                        • 2024年版 太陽・月・星のこよみ | 月光天文台ネットショップ

                                          ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡がとらえた圧巻の天体画像 人類が初めて目にする宇宙・・・ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡がとらえた美しい天体画像が12カ月のカレンダーを彩ります。 1月 │ JWSTがとらえたカメレオン座分子雲の一部 2月 │ JWSTが撮影した暗黒星雲L1527の中の原始星 3月 │ JWSTがとらえた惑星状星雲NGC3132 4月 │ JWSTがとらえたカリーナ星雲の一部NGC3324 5月 │ JWSTがとらえた大マゼラン星雲のタランチュラ星雲の中心部 6月 │ イベント・ホライゾン・テレスコープがとらえた銀河系中心のブラックホール・シャドー 7月 │ 土星探査機カッシーニがとらえた衛星エンケラドゥスから吹き上がる水の間欠泉 8月 │ JWSTが撮影したパンドラ銀河団エイベル2744 9月 │ 探査機ニューホライゾンズがとらえた太陽系外縁天体アロコスの姿 10月 │ JW

                                          • 外縁天体セドナ、予想より小さかった

                                            太陽系外縁天体セドナと衛星の想像図(衛星の存在は仮説の段階)。 Illustration courtesy R. Hurt, SSC/Caltech/NASA 冥王星型天体の1つかもしれないと言われる太陽系外縁天体「セドナ」の大きさが、これまで考えられていたよりも小さかったことが、新たな観測からわかった。 セドナは、2003年に発見された時点では太陽系で最も太陽から離れた天体であり、発見時の太陽からの距離は冥王星の2倍以上あった(ただしそのすぐ後に、もっと離れた外縁天体エリスが発見された)。このときの観測による見かけの明るさをもとに、セドナの直径は冥王星の約3分の2と推定された。 しかし、このほど実施された赤外線による観測で、セドナの推定直径は縮小され、冥王星のわずか43%とされた。 ◆予想外に反射率が高かったセドナ 今回の観測ではハンガリー、コンコリー天文台のアンドラーシュ・パール(An

                                              外縁天体セドナ、予想より小さかった
                                            • 「第9惑星(プラネット・ナイン)」太陽系の未発見天体【今日の宇宙画像】

                                              Image Credit: Caltech/R. Hurt (IPAC) sorae - 未発見の「第9惑星」その正体は小さなブラックホールだとする説が登場 こちらは、soraeが2019年9月30日の記事内で紹介した『ガス惑星であると仮定した「第9惑星(プラネット・ナイン)」の想像図』です。 太陽系では、現在(2023年)8つの惑星の存在が確認されています。そのうち太陽から一番遠い海王星よりも外側には「太陽系外縁天体」と呼ばれる小さな天体が幾つも見つかっています。かつて惑星に分類されていた冥王星も、太陽系外縁天体に含まれる天体のひとつです。 ところが、太陽系外縁天体の軌道を詳しく調べた過去の研究によって、海王星よりもずっと外側に「未知の惑星」が存在する可能性が浮上しました。(2016年当時の研究発表) その未知の惑星を「プラネット・ナイン」と呼んでいます。もしも、プラネット・ナインが存在

                                                「第9惑星(プラネット・ナイン)」太陽系の未発見天体【今日の宇宙画像】
                                              • 太陽系に新たな惑星「プラネット・ナイン」を発見?木星に弾き飛ばされた説、浮遊惑星を捕獲説などを紹介(スペースチャンネル) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                ■太陽系に未知の惑星「プラネット・ナイン」を発見? 私達が住んでいる太陽系には、地球を含めて惑星が8個あります。2006年には元t元惑星であった冥王星が太陽系の仲間から外れています。水星、金星、地球、火星は岩石型惑星。木星、土星はガス型惑星。天王星、海王星は氷や液体の水を主体とした、氷惑星と呼ばれています。 そして、海王星より更に遠い天体の軌道を調査したところ、新たに9個目となる惑星「プラネット・ナイン」が存在する可能性が浮上しました。その惑星は地球の約1.5から3倍の質量を持ち、天王星や海王星のように、薄いガスで覆われた巨大な氷惑星と考えられています。 セドナからみた太陽系の想像図 出典:Wikipedia プラネット・ナインは、地球と太陽の距離の250倍以上の距離を公転していると考えられています。このような領域を公転している「太陽系外縁天体」は、マケマケやエリスなど、今までにも複数見つ

                                                  太陽系に新たな惑星「プラネット・ナイン」を発見?木星に弾き飛ばされた説、浮遊惑星を捕獲説などを紹介(スペースチャンネル) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                • 土星衛星の海に高濃度のリン 生命に必須の元素―東工大など:時事ドットコム

                                                  土星衛星の海に高濃度のリン 生命に必須の元素―東工大など 2023年06月15日00時14分配信 氷に覆われた海を持つ土星の衛星「エンケラドス」内部構造の想像図。南半球から氷の粒や蒸気を噴き出している。(NASA/JPL提供) 東京工業大、海洋研究開発機構と米航空宇宙局(NASA)など日米欧の国際共同研究チームは、氷に覆われた海を持つ土星の衛星「エンケラドス」の海水中に、高濃度のリン酸が含まれていることが分かったと発表した。リンはDNAや細胞膜の材料となる元素で、濃度の高い環境が地球外で見つかったのは初めて。地球と似た仕組みの生命の存在が期待されるという。論文は15日付の英科学誌ネイチャーに掲載される。 「クワオアー」に謎の大きな輪 太陽系外縁天体―国際チーム エンケラドスは直径約500キロ。2005年、米欧の探査機「カッシーニ」が南半球から氷の粒を含む蒸気が噴き出しているのを発見し、氷の

                                                    土星衛星の海に高濃度のリン 生命に必須の元素―東工大など:時事ドットコム
                                                  • Queenのギタリスト ブライアン・メイは何を専門に研究しているのか

                                                    言わずと知れた伝説のロックバンドQueenのギタリストであり、天体物理学博士でもあることで知られるブライアン・メイであるが、より具体的に彼はいったい何を専門にしているのだろうと気になった方もいるのではないだろうか?ここでは、彼の研究論文からその内容を探ってみようと思う。 だがその前に、彼の人物像や奇跡(Miracle)のような経歴を簡単に紹介しておこう。 略歴 1947年生まれの彼は、インペリアル・カレッジ・ロンドンの学生であった1968年に、後にQueenの前身となるバンドSmileを結成し1969年にはレコードもリリースしている。その後1970年からは博士論文のための研究を始めるが、その間にメンバー変更を経て1971年頃にQueenが結成され、1973年にはデビューアルバム『Queen』がリリースされる。そして、翌年の2ndアルバム『Queen II』のヒットにより、本格的にブレイクを

                                                      Queenのギタリスト ブライアン・メイは何を専門に研究しているのか
                                                    • 太陽系外縁天体クワオアーに大気はあるか? 「トモエゴゼン」がその謎に迫る

                                                      地球から太陽までの距離の40倍以上も遠くにある太陽系外縁天体「クワオアー(Quaoar)」。地球から離れているために探査機もすぐには届かず、望遠鏡でも点にしか見えないほど小さな天体には大気があるのか。その謎に東京大学木曽観測所の観測装置「Tomo-e Gozen(トモエゴゼン、名称は巴御前に由来)」が迫りました。 関連:東京大学木曽観測所、計1億9000万画素の観測装置「トモエゴゼン」を本格稼働 ■クワオアーが恒星を隠す「掩蔽」を観測太陽系外縁天体「クワオアー」(手前)の想像図(Credit: 有松亘/AONEKOYA)2002年に発見されたクワオアーは、地球の10分の1ほどの大きさ(推定直径1100km)を持つとみられる小さな天体です。太陽からおよそ43天文単位(軌道長半径。1天文単位は地球から太陽までの距離に由来)離れた軌道を290年ほどかけて周回しています。 有松亘氏(京都大学附属天

                                                        太陽系外縁天体クワオアーに大気はあるか? 「トモエゴゼン」がその謎に迫る
                                                      • 準惑星「クワオアー」に環を発見 - 観測を成し遂げた技術と環に秘められた謎(マイナビニュース) - Yahoo!ニュース

                                                        土星といえば大きな輪っか。そんな輪っかが、太陽系の端を孤独に回る小さな天体にもあることがわかった。それも、ある宇宙望遠鏡の”予想外”の活躍によって。 【画像】太陽系外縁天体クワオアーと、その周囲にある環の想像図 欧州宇宙機関(ESA)は2023年2月8日、宇宙望遠鏡「CHEOPS」などの観測によって、太陽系外縁天体「クワオアー」に環があることがわかったと発表した。 CHEOPSは、太陽系外にある惑星を観測することを目的として開発された宇宙望遠鏡で、それが太陽系内の小さな天体の環の発見にも使えたことは、科学者たちに予想外の喜びをもたらした。 それと同時に、クワオアーの環は、従来の考えでは存在するはずがなく、なぜ環が存在できるのかという新たな謎も浮かび上がった。 この研究をまとめた論文は、2月8日付けで『nature』に掲載された。 クワオアーを系外惑星望遠鏡で観測 クワオアー(Quaoar、

                                                          準惑星「クワオアー」に環を発見 - 観測を成し遂げた技術と環に秘められた謎(マイナビニュース) - Yahoo!ニュース
                                                        • すばる望遠鏡と「ニュー・ホライズンズ」の共同観測で探る太陽系外縁部 | トピックス・お知らせ | すばる望遠鏡

                                                          すばる望遠鏡は、米国航空宇宙局 (NASA) の太陽系外縁天体探査機「ニュー・ホライズンズ (New Horizons)」との共同観測を、2020年5月から進めています。すばる望遠鏡に搭載した超広視野主焦点カメラ Hyper Suprime-Cam (ハイパー・シュプリーム・カム, HSC) を活用して、探査機が今後調査する対象天体の候補を探す、たいへん重要な役割を担います。この共同観測には国立天文台ハワイ観測所など日本の研究者も参加しています。 図1:2020年6月19日 (ハワイ時間) に行われた観測の様子。マウナケアにあるすばる望遠鏡山頂施設、ヒロ山麓施設にあるリモート観測室、そして各地にいる観測チームメンバーをテレビ会議システムでつなぎ、観測が進められました。リモート観測室では、観測チームの中心メンバーの一人で、HSC を担当するサポート・アストロノマーの寺居剛さん (ハワイ観測所

                                                            すばる望遠鏡と「ニュー・ホライズンズ」の共同観測で探る太陽系外縁部 | トピックス・お知らせ | すばる望遠鏡
                                                          • 太陽系を物体が高速移動できる「宇宙の高速道路」が発見される。惑星の重力を利用 (2020年12月18日) - エキサイトニュース

                                                            太陽系にある天体の高速道路 / Pixabay 太陽系内の惑星の重力が生み出すカオスは、「宇宙多様体」という目に見えない構造を作り出している。 太陽はもちろん、地球を含めた惑星はそれぞれの重力を持ち、これらが相互につながりあっており、「惑星間輸送ネットワーク」すなわち宇宙の高速道路を作り出しているのだそうだ。 星の王子さまはこれで星々を旅したのかもしれないし、異星人もちゃっかり地球に遊びに来ちゃってるのかもしれない。 【宇宙の高速道路の手がかり】 この隠された構造を見つける手がかりは、彗星や小惑星にある。 木星と海王星の間を公転する彗星・小惑星のグループ「ケンタウルス族」は、軌道が不安定で、巨大惑星の影響によっていずれは太陽系の外に飛び出すだろうと推測されている。 こうした一時的な性質から、その起源は散乱円盤天体といった「太陽系外縁天体」で、やがてケンタウルス族の軌道に入り、現在は「木星族

                                                              太陽系を物体が高速移動できる「宇宙の高速道路」が発見される。惑星の重力を利用 (2020年12月18日) - エキサイトニュース
                                                            • すばる望遠鏡、カイパーベルトの外縁を超える可能性のある天体を発見

                                                              千葉工業大学(千葉工大)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、国立天文台(NAOJ)の3者は6月26日、現在、海王星の外側に広がる「エッジワース・カイパーベルト(カイパーベルト)天体」を探査中のNASAの探査機「ニュー・ホライズンズ」の探査天体候補を探すため、すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラ「Hyper Suprime-Cam」(HSC)で撮影されたカイパーベルト天体の探査画像に独自の解析手法を適用した結果、カイパーベルト領域を広げる可能性のある天体を発見したと発表した。 同成果は、千葉工大 惑星探査研究センター 非常勤研究員の吉田二美博士(産業医科大学 医学部 准教授兼任)、NAOJ 天文シミュレーションプロジェクトの伊藤孝士講師らの共同研究チームによるもの。詳細は、日本天文学会が刊行する欧文学術誌「Publications of the Astronomical Society of

                                                                すばる望遠鏡、カイパーベルトの外縁を超える可能性のある天体を発見
                                                              • 太陽系外縁部から移動してきた?非常に「赤い小惑星」が小惑星帯に存在することを発見 | sorae

                                                                【▲ 岩石や塵を含む小惑星帯を描いた想像図(Credit: NASA/JPL-Caltech/T. Pyle)】 宇宙航空研究開発機構・宇宙科学研究所(JAXA/ISAS)の長谷川直氏ら国際研究グループは、火星と木星の間に位置する小惑星帯に、スペクトル(波長ごとの電磁波の強さ)が非常に赤い特徴を持つ小惑星が2つ存在することが明らかになったとする研究成果を発表しました。研究グループは、この2つの小惑星から初期の太陽系外縁部の情報が手に入る可能性があるとして注目しています。 ■探査すれば初期の太陽系外縁部の情報が小惑星帯で得られる可能性 初期の太陽系にはガスや塵でできた原始惑星系円盤が存在しており、そのなかで塵が集まって微惑星が形成され、微惑星どうしが衝突・合体して原始惑星へ成長したとみられています。研究グループによると、小惑星帯に存在する直径100km以上の小惑星は太陽系初期に形成された微惑

                                                                  太陽系外縁部から移動してきた?非常に「赤い小惑星」が小惑星帯に存在することを発見 | sorae
                                                                • 太陽系9番目の惑星の存在を示す新たな証拠がみつかる - ナゾロジー

                                                                  Point ・太陽系には質量が大きく太陽の遠方に位置する軌道の第9惑星の存在が提唱されている ・太陽系外縁天体として見つかった天体の軌道が普通ではない垂直なものであった ・この軌道の説明に成功したのは第9惑星を仮定した時だけ 国際チームが、第9惑星が存在するというさらなる証拠を発見しました。新たに見つかった遠方の天体の動きが、巨大な惑星の影響を示唆しているようです。 2年前、カリフォルニア工科大学の天文学者が、太陽の周りを回る巨大な惑星の存在を提唱しました。これが確認されれば、私たちの知る太陽系のモデルを変えることになります。 研究者たちがこの予測の基にしたのが、太陽系の外縁部にある凍った天体の観測です。こういった天体の軌道は明らかに重力質量によって歪められています。彼らは、およそ地球の4倍の大きさの質量では10倍ある超遠距離の惑星が、この奇妙な動きの理由ではないかと論じています。もしこの

                                                                    太陽系9番目の惑星の存在を示す新たな証拠がみつかる - ナゾロジー
                                                                  • 『小惑星・オルクス』

                                                                    工藤明彦占星学教室 西洋占星術の正しい認識を広げると同時に、占い全般の信頼性を問い、人生と日常生活における活用法をお話しします。 皆さんはオルクスという小惑星を聞いたことがあるでしょうか? 7月3日の記事のコメントに読者Neptuneさんからオルクスについてのご意見をいただきました。 オルクス(Orcus、小惑星番号90482)は2004年2月17日に発見された太陽系外縁天体で、その公転周期245年は冥王星の247年とほぼ同じです。そのため、Neptuneさんが引用したサイト「占星術思いつきメモ(天体位相調査室)」の2015年4月6日の記事では次のサブタイトルが付けられています。 ―― 呪縛から人類を解放する”裏冥王星” ―― オルクスという名は神話の「冥府の住人ー死神ー」の意味で、冥王星と関連づけられています。つまり、冥王星とペアなのです。そして意味は対比します。冥王星が人類を「縛るもの

                                                                      『小惑星・オルクス』
                                                                    • 地球の準衛星「2004 GU9」の命名キャンペーン開始! その意外なきっかけとは

                                                                      ある天体から見ると、その天体の周りをまるで衛星のように回って見える小惑星があります。これは実際には衛星ではなく、見かけ上は衛星のように見えるというだけの存在なため、これを「準衛星」と呼びます。地球の準衛星は10個以上見つかっていますが、ほとんどの準衛星にはまだ名前がつけられていません。 天体の公式名称を決定している「国際天文学連合(IAU)」は2024年5月31日付の発表で、ニューヨーク市の公共ラジオ局「WNYC」の番組「Radiolab」とのコラボレーション企画として、まだ名称がつけられていない地球の準衛星の1つである164207番小惑星「2004 GU9」の命名キャンペーンを2024年6月1日から行うと発表しました。このキャンペーンは一般公募と一般投票を経て行われるものであり、一般の人々が天体に命名できる数少ない機会となります。採用された名称は2025年1月中旬に公表される予定です。

                                                                        地球の準衛星「2004 GU9」の命名キャンペーン開始! その意外なきっかけとは
                                                                      • マグマからのメタンが原因?冥王星の衛星「カロン」の北極が赤い理由

                                                                        1978年に発見された冥王星の衛星「カロン」は、冥王星と比べて直径は半分、質量は7分の1という極端な割合を持つことで知られています。惑星と衛星の比率が最大である地球と月でも、直径は6分の1、質量は81分の1であることを考えると、冥王星とカロンの極端さが実感いただけるかと思います。 しかし、カロンは地球から極めて遠くにあるために、発見以来しばらくはその性質についてほとんど何も分かっていませんでした。 【▲ 図1: 2015年にフライバイ探査を行ったNASAの探査機ニュー・ホライズンズが撮影したカロンの画像。色は強調されています。 (Image Credit: NASA/JHUAPL/SwRI) 】この状況を打開したのが、2015年にフライバイ探査を行ったNASA (アメリカ航空宇宙局) の冥王星探査機「ニュー・ホライズンズ」です。ニュー・ホライズンズはカロンの表面から約3万kmまで接近して、

                                                                          マグマからのメタンが原因?冥王星の衛星「カロン」の北極が赤い理由
                                                                        • 謎の準惑星「マケマケ」の詳細が判明

                                                                          太陽系外縁天体「マケマケ」の地表(想像図)。大きさは冥王星の3分の2ほどとみられる。 Illustration courtesy Nick Risinger and L. Calcada, ESO 謎の多い太陽系外縁天体、「マケマケ」の詳細がこのほど明らかになった。 2005年に発見され、ポリネシア地方に伝わる創造神にちなんで名付けられたマケマケは、大きさが冥王星の約3分の2。4つある冥王星型天体の1つに数えられている。惑星が再定義されるきっかけとなり、2006年に新たに作られたカテゴリー「準惑星」の1つでもある。 冥王星と同様、全体が大気に覆われていると考えられていた。しかし今回の観測で、実際にはほとんど大気が存在しないことがわかった。 ◆恒星の前を通過 調査にあたった国際チームは、チリにあるヨーロッパ南天天文台(ESO)の3基の高性能天体望遠鏡で観測。初めてマケマケの物理特性が詳細に分

                                                                            謎の準惑星「マケマケ」の詳細が判明
                                                                          • 冥王星(めいおうせい)とは? 意味や使い方 - コトバンク

                                                                            太陽系に属し、太陽を海王星よりも外側(ときに内側になるときもある)で周回する天体。長らく太陽系第9惑星とされてきたが、現在は太陽系外縁天体のなかの準惑星に分類されている。 冥王星発見の経緯は天王星の発見にまでさかのぼる。天王星は1781年に発見されたが、やがてその軌道運動が計算された位置からわずかにずれることが問題となった。未知惑星の重力が天王星をふらつかせていると考えた天文学者らが、天王星のふらつきから未知惑星の軌道を推測し、1846年に発見されたのが海王星であった。ところが、海王星からの重力の影響を考慮しても天王星のふらつきの一部が未解明として残った。そこで、さらなる未知惑星を海王星の外側に探す試みが始まった。 アメリカのP・ローウェルは未知惑星を惑星Xとよび、背景の星々に対し位置を変える天体を写真乾板から探そうとした。ローウェルの死後、ローウェル天文台に雇われたトンボーが海王星よりも

                                                                              冥王星(めいおうせい)とは? 意味や使い方 - コトバンク
                                                                            • 5つの惑星が紡ぐリズミカルな関係、恒星「TOI-178」を周回する系外惑星の研究成果

                                                                              恒星「TOI-178」とその周囲で検出された6つの系外惑星を描いたイメージ図(Credit: ESA)ジュネーブ大学/ベルン大学のAdrien Leleu氏らの研究グループは、南天の「ちょうこくしつ座」(彫刻室座)の方向およそ200光年先にある恒星「TOI-178」を周回する6つの太陽系外惑星に関する研究成果を発表しました。研究グループによると、最も内側の1つを除く5つの系外惑星は「軌道共鳴」によって結びついているようです。 ■5つの惑星が「18:9:6:4:3」の比率で軌道共鳴軌道共鳴とは、ある天体を周回する2つの天体(主星を公転する2つの惑星や、惑星を周回する2つの衛星など)が重力で相互作用した結果、公転周期の比が「2:1」や「3:2」といった単純な整数比に近づく現象です。 たとえば太陽系では、木星のガリレオ衛星のうちイオ、エウロパ、ガニメデの3つが「4:2:1」の軌道共鳴の関係にあり

                                                                                5つの惑星が紡ぐリズミカルな関係、恒星「TOI-178」を周回する系外惑星の研究成果
                                                                              • カイパーベルト天体「クアオアー」に太陽系で7番目の環を発見。中心天体から遠すぎるその謎とは?(秋山文野) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                                2023年2月8日、英国シェフィールド大学らの研究チームは、海王星以遠の太陽系外縁天体「クアオアー(50000 Quaoar)」が土星のように環を持っていることが判明したと発表した。太陽系で7番目となる天体の環の発見は、8日付けの科学誌「ネイチャー」に掲載された。これまで土星や木星など大型の惑星以外にも小惑星に環が発見されているが、クアオアーの環は他の天体に比べてかなり遠くにあり、リング状に存在していることは珍しいという。 クアオアーは、2002年に発見された太陽系外縁天体。直径はおよそ1100キロメートルと推定され、2006年にはハッブル宇宙望遠鏡の観測からその衛星「ウェイウォット(Weywot)」が発見された。冥王星のように準惑星の可能性を持つ候補天体であり、太陽系外縁天体の中では高い密度を持つとも考えられている。太陽系外縁部はその距離から観測は難しく、米国の探査機「ニュー・ホライズン

                                                                                  カイパーベルト天体「クアオアー」に太陽系で7番目の環を発見。中心天体から遠すぎるその謎とは?(秋山文野) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                                • 未知の「太陽系第9惑星」は超小型のブラックホールかもしれない - ナゾロジー

                                                                                  Point ■太陽系外縁の天体に見られる重力的な影響から、太陽系には地球10個分程度の質量を持った第9惑星が存在すると予想されている ■この第9惑星「プラネット・ナイン」について、実は惑星ではなく原始ブラックホールではないかと予想する論文が発表された ■初期宇宙の密度の揺らぎから生まれた原始ブラックホールは、理論上「プラネット・ナイン」の予想質量でも成立可能で、その場合サイズはボーリング程度になるという ちょっと前まで、太陽系の第9惑星と言えば「冥王星」でしたが、残念ながら彼は岩の塊に降格されてしまったため、太陽系第9惑星のポストは現在空席になっています。 この空席に収まる可能性のある天体が、2016年頃から科学者の間で囁かれるようになりました。 それが「プラネット・ナイン」と呼ばれる未知の天体です。 重力的な影響から考えると、太陽系外縁には地球の10倍程度の質量を持った、巨大天体が存在す

                                                                                    未知の「太陽系第9惑星」は超小型のブラックホールかもしれない - ナゾロジー