山口県警岩国署は9日、米国から合成麻薬MDMA95錠を密輸したとして、米海兵隊岩国基地(同県岩国市)の3等軍曹(25)を麻薬及び向精神薬取締法違反(輸入)の疑いで山口地検岩国支部に書類送検した、と発表した。軍曹は同署の任意聴取に「身に覚えがない」と否認している、と同署は説明している。 発表によると、軍曹は米国内の郵便局からMDMA95錠が入った小包を同基地内の自分あてに発送させ、2月23日、成田空港から国内に持ち込んだ疑い。 同基地報道部は「米軍は薬物使用を断じて許容しない。この事件では地元の関係機関に全面的に協力している」とコメントした。