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  • 「追い出し部屋」の背景と対策

    58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、UFJ総研など12社を経て、2005年に楽天証券経済研究所客員研究員、23年3月から現職。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 リストラ対象者を一堂に集める 「配属先は『追い出し部屋』」の衝撃 昨年末の『朝日新聞』(12月31日)の一面に、「配属先は『追い出し部屋』」と見出しの立った印象的な記事が載った。「追い出し部屋」とは、パナソニック・グループの従業員がそう呼ぶ、リストラ対象社員を集めてまとめて置いておく部署のことだ。 横浜市にある同グループの子会社にその部屋はあり、がらんとした室内に100台の古い机とパソコンが並んでおり、他の

      「追い出し部屋」の背景と対策
    • コロナ経済対策が「ベーシックインカム的」であるべき理由

      やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 日本政府は、コロナ対策として現金給付や商品券の支給などを「かつてない規模で」検討しているようだ。コロナ経済対策として重要なのは、一時的生活保護の役割を果たし

        コロナ経済対策が「ベーシックインカム的」であるべき理由
      • 前原氏は論外、野田氏も不適格次の首相に何を求めるか?

        58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、UFJ総研など12社を経て、2005年に楽天証券経済研究所客員研究員、23年3月から現職。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 「能力も覚悟もない」首相は願い下げ 8月13日の『読売新聞』朝刊一面に、印象的な記事があった。「前原氏、不出馬の意向」という見出しの記事だが、この中に次のような文章がある。 「前原氏は周囲に『首相と閣僚では仕事の大変さが違う。私には能力も覚悟もない』と語っているという」 前原誠司氏については、古くは、民主党代表時代に起きた「永田メール事件」、政権が民主党に交代してからは、八ッ場ダムを巡る問題や、JALの処理

          前原氏は論外、野田氏も不適格次の首相に何を求めるか?
        • 「小沢系」造反議員とAKB48指原莉乃さんにおける「処分」の考察

          58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、UFJ総研など12社を経て、2005年に楽天証券経済研究所客員研究員、23年3月から現職。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 「消費税率引き上げ法案」は 骨抜きのまま予定通り採決へ 社会保障と税の一体改革法案とは言うものの、社会保障改革の大半を先送りないし骨抜きにした、実質的な「消費税率引き上げ法案」の採決が迫ってきた。 ここまでの流れは、全く予想通りであり、政局勘の悪い谷垣自民党総裁は解散を賛成の条件としてゴリ押しせずに、いかにも彼らしく、勝負所を逃した。また、「小沢一郎氏を中心とする」と報じられることの多い与党内の消費税率引き

            「小沢系」造反議員とAKB48指原莉乃さんにおける「処分」の考察
          • 郵政・関電・日産…なぜ辞めるべき社長が辞めないのか

            やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 電力会社で「人間が腐る」? 元通産官僚が吐いた驚きの言葉 学生時代の思い出を語りたい。就職活動の時期のことだ。親しい友人が電力会社と銀行の内定を取った。どち

              郵政・関電・日産…なぜ辞めるべき社長が辞めないのか
            • 雑誌の「株式投資特集」とどう付き合うか

              やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 株特集を組むと株価がピークを打つ? 『週刊ダイヤモンド』の大胆な特集 創刊100周年に当たる今年、先週号で誌面を大幅リニューアルした『週刊ダイヤモンド』は、

                雑誌の「株式投資特集」とどう付き合うか
              • 割安なREITの二つの意味

                やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマネー経済の歩き方 12社を渡り歩いた資産運用の現場に一貫して携わってきた視点から、「資産運用」の方法をどう考えるべきか懇切丁寧に説く。投資家にもわかりやすい投資の考え方を伝授。 バックナンバー一覧 不動産投資は資産運用の有力な一分野だ。株式投資やFXを長くやって大ガネ持ちになったという人は、あまり見かけないが、不動産による大ガネ持ちは

                • 政策シンクタンク設立の必要性を訴える

                  やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 「君子豹変」した野田首相 官僚が政治家を動かす国 野田佳彦首相が、消費税率引き上げに向かって突っ走っている。前回総選挙時の民主党のマニフェスト(マニフェスト

                    政策シンクタンク設立の必要性を訴える
                  • 一般投資家向けの「仕組み物」は禁止したほうがが良い(山崎 元) @gendai_biz

                    岩手県は2007年の1月に50億円の債券を発行した。この債券の金利はドル・円の為替レートが1ドル98円よりも円安なら1.37%と当時としては低金利の調達になるのだったが、想定を超える円高が進んだことで2009年1月以降は年5%〜6%の金利を支払っているという(『日本経済新聞』12月3日夕刊)。 最近は、銀行の個人向けのカード・ローンでも条件によっては5%を切る金利のものがあるし、住宅ローンなら2%台の金利で借りられる。地方自治体として、情けなくなくなるくらいの高金利だが、約束なので仕方がない。証券会社側から見ると「顧客の自己責任です」ということになるが、果たして岩手県庁内では、さて、誰がどんな「責任」を取っているのだろうか。 この債券の場合、ドル円の為替レートに関するドルのプットオプションを売ることで得られるプレミアムを金利の割引に充てて当初低金利の調達を実現する一方で(フェアな条件はもっ

                      一般投資家向けの「仕組み物」は禁止したほうがが良い(山崎 元) @gendai_biz
                    • 推薦図書「東大を出ると社長になれない」

                      水指丈夫氏の小説「東大を出ると社長になれない」(講談社)が発売された。当ブログは、時に自分の新著も宣伝しそびれるくらいの怠慢ブログなので、発売されたばかりの本を推薦図書として取り上げるのは珍しいが、僭越にも私が帯の推薦のことばを書いた本なので、これは自分が本を書くよりも珍しいこと(!)だから、ご紹介する。 東大を出ると社長になれない、と言われると、確かに、そうかな、という気もする。現実には、多数の東大出サラリーマン社長が存在するので、「東大を出るといい社長になれない」の方が現実によくあてはまるような気がするが(世の中の平均よりも、「良くない社長」が多いような気がするし、東大出の役員の比率は会社の成長性に反比例する傾向があるように思う)、この本が言う「社長になる」は、起業に成功して社長になるタイプの社長を指している。これはなぜだろうか? 或いは、たとえば、学園祭でヤキソバ屋を出すとすれば、ど

                        推薦図書「東大を出ると社長になれない」
                      • 株価下落で露呈した進歩のない日本の銀行経営|山崎元のマルチスコープ|ダイヤモンド・オンライン

                        日本の銀行は、サブプライム問題では比較的傷が浅かったため、相対的に米欧の金融機関よりも状況はいい。しかし、その理由は、バブル処理に追われ、国際金融への展開が遅れていたためであり、いわば「怪我の功名」であった。株価がバブル後の最安値を更新するところまで下落してしまうと、安穏とはしていられなくなってきた。 結論から言えば、日本の銀行は、あれだけのお金と手間をかけて、やっと経営を立て直してきたにも関わらず、体質が何も変わっていない。要は、低金利と景気回復に助けられて、不良債権処理をし、多少の利益を蓄え、立派になったような顔をしていただけなのだ。経営的な質的改善は全くなかった。 率直に言って、筆者にも、世界的な金融の混乱を受けて、日本の金融にもあちこちに問題が出てくるのではないか、何か手当てをしなければならないのではないか、とした漠然とした感覚はあった。 メガバンクは三行(三菱UFJ、みずほ

                        • 「危機」を商売にする人たち

                          やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマネー経済の歩き方 12社を渡り歩いた資産運用の現場に一貫して携わってきた視点から、「資産運用」の方法をどう考えるべきか懇切丁寧に説く。投資家にもわかりやすい投資の考え方を伝授。 バックナンバー一覧 ギリシャの財政問題に始まった今回の経済的混乱は、資本市場に大きな影響を与えた。本稿執筆の時点では、日経平均も、ニューヨークダウも1万の大台

                          • Business Media 誠:新連載スタート! 山崎元の時事日想:クビと辞職、どちらがトク? 外資系金融のリストラについて考える (1/2)

                            クビと辞職、どちらがトク? 外資系金融のリストラについて考える:新連載スタート! 山崎元の時事日想(1/2 ページ) 著者プロフィール:山崎元 経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員、1958年生まれ。東京大学経済学部卒業後、三菱商事入社。以後、12回の転職(野村投信、住友生命、住友信託、シュローダー投信、バーラ、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一證券、DKA、UFJ総研)を経験。2005年から楽天証券経済研究所客員研究員。ファンドマネジャー、コンサルタントなどの経験を踏まえた資産運用分野が専門。雑誌やWebサイトで多数連載を執筆し、テレビのコメンテーターとしても活躍。主な著書に『会社は2年で辞めていい』(幻冬舎)、『「投資バカ」につける薬』(講談社)、『エコノミック恋愛術』など多数。ブログ:「王様の耳はロバの耳!」 人材紹介を手掛けるエグゼクティブ・サーチ・パートナーズ(ESP)の調査

                              Business Media 誠:新連載スタート! 山崎元の時事日想:クビと辞職、どちらがトク? 外資系金融のリストラについて考える (1/2)
                            • 個人投資家は要注意! 真夏に背筋を凍らせる「円高リスク」の現実味(山崎 元) @gendai_biz

                              円の為替レートが近年の高値圏で推移している。直近の動きは、基本的には米ドル安であり、米国経済が「異例に不透明」(バーナンキFRB議長)と言われるれる現在、「ある!」と断言できるものではないが、もう一段の円高があってもおかしくない状況だ。 しかし、為替リスクについては、過去数十年、理論家が考えるよりも、実務家がこれを軽視してきた歴史がある。 もともと構想段階での変動レート制は、異なる通貨建ての資本市場が為替リスクで分断されて、独立に機能する点がプラス面として強調されてきた。 たとえば、円とドルの二つの世界があったときに、円の世界の住人は、「円の預金・債券」と「ドルの預金・債券」とを較べるときに、両者の間には大きな為替リスクが存在するので、両者を同等の運用対象として見ることはないだろうと考えられていた。借金でも同様だ。 従って、ドルの世界の金利や金融政策は、円の世界には影響しないはずだ、という

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                              • なんとなくから卒業!実践・資産形成術 | 楽天証券の投資情報メディア

                                株価の乱高下がしんどい!NISA初心者のための3つの「下げ相場」対策 ●株価の乱高下、心臓に悪い? ●対策1:投資金額をセーブする ●対策2:分散投資路線にシフトする ●対策3:自分の投資のゴールを再確認する ●投資経験を積んで「慣れる」ことが個人投資家レベルアップのための近道 2024/5/15Z世代はいくら投資すべき?「2割投資生活」で目の前と未来の幸せを考える 2024/4/23始めたばかりのNISA、「下落相場に焦って売る」は要注意! 2024/4/10不適切にもほどがある?新社会人に向けた「お金のおせっかい」 2024/3/26新NISAで投資デビューをした女性のみなさんへ 2024/3/12株価上昇でもあえて「売らない」!新NISAの「売り方」戦略 2024/2/28大江英樹さん著「お金の賢い減らし方」から個人投資家が学ぶべきこと 2024/2/13山崎元さんが教えてくれたこと

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                                • 経済を「合計で考える」ことの重要性と有効性

                                  やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 ベーシックインカムが わからない人の盲点 今回は、経済の問題を考えるにあたって、見落とされがちだが、重要な発想法についてお伝えしたい。それは、「合計で考える

                                    経済を「合計で考える」ことの重要性と有効性
                                  • 「ノマド」について私も一言いいたい

                                    58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、UFJ総研など12社を経て、2005年に楽天証券経済研究所客員研究員、23年3月から現職。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 場所だけでなく組織にも縛られない 「ノマド1.0」と「ノマド2.0」の違い ダイヤモンド・オンラインでは、目下、「ノマド」が熱く語られている。ジャーナリストの佐々木俊尚氏、人材コンサルタントの常見陽平氏など、大物論客へのインタビューの連載『ノマドってどうよ?~賛否両論から「働く」を考える~』が始まっていて、ノマドに関する賛否両論が集まりつつある。 せっかくだから、私も参加したい。しかし、残念ながら、私はノマ

                                      「ノマド」について私も一言いいたい
                                    • ミスター年金・長妻厚労相の苦悩をどう解決すべきか | 山崎元のマルチスコープ | ダイヤモンド・オンライン

                                      2010年度予算の概算要求が出て、民主党政権の心配点が幾つか見えてきた。最大の懸念は、多くの大臣が所管する組織の惰性に飲み込まれそうになっていることだ。 政権交代に至った前回総選挙で、国民が最も期待した政策の筆頭は、どの世論調査を見ても「年金と社会保障」だった。こうした中、民主党マニフェストの「7割を一人で抱えている」と言われている「ミスター年金」こと長妻昭厚生労働大臣が「苦悩」しているようだ。 足を引っ張る身内の敵 『毎日新聞』(10月18日、朝刊)の記事によると、来年度予算の概算要求締切り日の10月15日に平野博文官房長官から「マニフェスト(政権公約)工程表の重要3項目以外は入れないでほしい。これは内閣の方針です」と電話があったという。「重要3項目」とは、子ども手当(半額)、年金記録問題対応、雇用保険拡充を指す。これによって、「診療報酬増額」「肝炎対策」「生活保護母子加算の復活」

                                      • 有識者会議の壮大な勘違い!「公的年金の株式投資拡大」がダメなこれだけの理由(山崎 元) @gendai_biz

                                        「巨大なカモ」に注目する投資家たち 国の厚生年金と国民年金の運用主体であるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用方針が、有識者会議にあって検討の俎上に上っており、衆目の見るところ、株式などのリスク資産運用を増やす方向に動きそうだ。 GPIFは目下120兆円を超す資産を運用する世界でも最大級の機関投資家だ。株式市場の側からGPIFの運用方針変更を眺めると、国内株への投資比率(現在の基本ポートフォリオでは12%)を1%引き上げると、直接的に1.2兆円、5%の引き上げなら6兆円の「買い余力」が生まれる。「異次元緩和」を誇る日銀のETF買い入れが1兆円、2兆円といった単位であり、それなりに大きな買い手の登場だ。 また、GPIFが基本方針として株式の組み入れを増やすと、企業の厚生年金基金や地方公務員共済、国家公務員共済など公務員の共済年金も追随することが予想され、年金運用による「買い余力」

                                          有識者会議の壮大な勘違い!「公的年金の株式投資拡大」がダメなこれだけの理由(山崎 元) @gendai_biz
                                        • 「名古屋革命」の意味と今後

                                          58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、UFJ総研など12社を経て、2005年に楽天証券経済研究所客員研究員、23年3月から現職。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 革命的圧勝 名古屋市の河村たかし市長が仕掛けた、名古屋市長選、愛知県知事選、加えて名古屋市議会の解散の是非を問う住民投票のトリプル選挙は、「名古屋革命」と呼びたくなるくらいの河村氏側の圧勝に終わった。 市長選における河村氏の得票は2位候補の3倍を超し、河村氏に呼応して愛知県知事選に立った大村秀章氏も2位候補のほぼ3倍の得票で、加えて、民主党が推薦した御園慎一郎氏は2位にもなれずに惨敗した。愛知県は、これまで

                                            「名古屋革命」の意味と今後
                                          • 労働組合は非正社員を救えるか?|山崎元のマルチスコープ|ダイヤモンド・オンライン

                                            6月6日土曜日の読売新聞夕刊トップに、労働組合という存在の今の難しい位置付けをよく表す興味深い記事が載っていた(見出しは「非正規社員の福利 社員並みに 私鉄総連 統一要求へ」)。私鉄総連は、大手私鉄や全国の鉄道、バス、タクシー会社の約230の労組で構成され、組合員数は昨年6月現在で約11万5000人に上る。その巨大な産業別労連が加盟労組の企業が抱える約2万1500人の契約社員やパートなど非正規社員の福利厚生の水準について、組合員たる正社員並みに引き上げることを秋の労使交渉の統一要求に盛り込む方針を固め、その要求実現のため、ストライキを設定して交渉に臨むことを検討しているというのだ。 私鉄総連自体は中央組織であるため、具体的な要求内容は、7月の中央委員会での正式決定を経て、各労組で詰めることになる。基本的には、住宅手当や社宅、更衣室や社員食堂の利用といった待遇面での格差是正が中心となるよう

                                            • 若者よ、史上最年少25歳で上場の村上太一氏に続け!

                                              やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 大学1年生で起業した村上太一氏 最年少上場は、久しぶりの明るい話題 12月7日、東証マザーズに株式会社リブセンスが上場した。公募価格990円に対して初値は1

                                                若者よ、史上最年少25歳で上場の村上太一氏に続け!
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                                                  Amazon.co.jp:お金をふやす本当の常識―シンプルで正しい30のルール: 本: 山崎元
                                                • 投資信託のことは投信投資家に訊け

                                                  やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 投信ブロガーが選ぶ! 「Fund of the Year 2014」 さる1月9日(金)に東京都渋谷区のあるホールで、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of

                                                    投資信託のことは投信投資家に訊け
                                                  • 羽生善治はなぜ「最強の棋士」であり続けるのか…その秘密が見えてきた(山崎 元) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)

                                                    なぜこの歳でも高勝率を維持できるのか 羽生善治氏は、プロ将棋の7大タイトルの全てに「永世」称号を持ち、現在、賞金額最高のタイトルである竜王を保持するトップ棋士だ。中学生でプロデビューした時から驚異的な勝率を長年記録している。大多数の将棋ファンは羽生氏が史上最強の棋士であることに同意するだろうし、筆者もそう思う。 また、単に最強の棋士であるというにとどまらず、我が国にあって、長年、「天才」、「頭のいい人」のアイコン的存在でもある。近年は、将棋にとどまらず、AI(人工知能)にも造詣が深く、AIの現在と将来について意見を求められる識者でもある。NHKの番組などで、羽生氏がAIについて解説する場面をご覧になった読者は少なくあるまい。 この羽生氏に対して、ノンフィクションライターの高川武将氏が足かけ7年以上の期間に合計9回に亘って行ったロング・インタビューが『超越の棋士 羽生善治との対話』という書籍

                                                      羽生善治はなぜ「最強の棋士」であり続けるのか…その秘密が見えてきた(山崎 元) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
                                                    • 鳩山内閣のマネジメントはこれで大丈夫なのか? | 山崎元のマルチスコープ | ダイヤモンド・オンライン

                                                      メディアは民主党政権に厳しい 鳩山内閣とメディアとの蜜月は、そう長くは続かないようだ。 予算編成や国家戦略室に関する報道は、民主党が選挙で訴えた政治主導の予算編成が必ずしも順調にスタートしていないことを滲ませている。前原国交相の対応のまずさもあって八ツ場ダム問題についても批判の論調が強い。亀井郵政・金融担当相のモラトリアム法案に関しても、もともと民主党の政策に中小企業向けの融資の返済猶予措置があったにも関わらず、連立政権の不一致を煽りつつ問題点をことさらに大きく報道した印象があった。また、鳩山首相のいわゆる「故人献金」問題についても、手厳しい。 そもそも、外国の真似をして「メディアは政権発足後100日間は批判を控える」必要などないし、政府も国民もそのような寝ぼけた期待を持つべきではない。民主党政権が、一個一個の問題に対してスピード感をもって対処しないと、国民の期待が失望に変わるのも早

                                                      • 山崎元直伝!相場に乗り遅れた人向け投資ガイド「3手法と唯一の王道」

                                                        やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 日経平均株価が2万9000円台に乗り、米国の株式市場では株価指数が史上最高値を更新。暗号資産(仮想通貨)のビットコインも価格が高騰している。しかし、この上昇

                                                          山崎元直伝!相場に乗り遅れた人向け投資ガイド「3手法と唯一の王道」
                                                        • またぞろ聞えてきた「株価対策」は学習効果ゼロ|山崎元のマルチスコープ|ダイヤモンド・オンライン

                                                          日経平均株価がバブル後最安値を更新する中、またぞろ株価対策を巡る議論が活発化してきた。米国株の下落に引きずられて、日本の株価は大きく下げている。日本の経済指標も現実に悪くなってきた。目先希望が持てる材料が乏しい。というわけで、ここで政府に株価対策を打って欲しいという声が財界を中心に増えている。 まだはっきりと何をするか決まったわけではないが、新聞報道によると、政府も対策には前向きのようだ。財務・金融・経済財政担当相を兼務する与謝野馨大臣は3月4日の参院財政金融委員会で「株価が急落すると、金融機関や生保などの経営に重大な影響を与え、一般企業の経営を何らかのかたちで圧迫する。それによって雇用が不安定化する」と発言している。 ただ、率直に言って、現在メディアから伝わってくる政府・与党の株価対策は、かなり筋が悪い。4日の財金委員会で可決された銀行等保有株式取得機構による買い取り再開を筆頭に、需

                                                          • 高齢者の資産運用心得7箇条|山崎元のマルチスコープ|ダイヤモンド・オンライン

                                                            やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 高齢者は特別ではない マネー運用の心得7箇条 雑誌の読者が目に見えて高齢化しているせいか、筆者は最近、「60歳からのマネー運用について」とか「退職金の運用方

                                                              高齢者の資産運用心得7箇条|山崎元のマルチスコープ|ダイヤモンド・オンライン
                                                            • なぜダフ屋は儲かるのか? ダフ屋規制の代替案を考える

                                                              著者プロフィール:山崎元 経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員、1958年生まれ。東京大学経済学部卒業後、三菱商事入社。以後、12回の転職(野村投信、住友生命、住友信託、シュローダー投信、バーラ、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一證券、DKA、UFJ総研)を経験。2005年から楽天証券経済研究所客員研究員。ファンドマネジャー、コンサルタントなどの経験を踏まえた資産運用分野が専門。雑誌やWebサイトで多数連載を執筆し、テレビのコメンテーターとしても活躍。主な著書に『会社は2年で辞めていい』(幻冬舎)、『「投資バカ」につける薬』(講談社)、『エコノミック恋愛術』など多数。ブログ:「王様の耳はロバの耳!」 筆者は東京ドームの近くを通りかかることが多い。ドームは自宅からも、借りているオフィスからも徒歩圏内だし、ドームの隣にある後楽園ホールに行く機会もある(時々ボクシングの試合を見に行く)。コン

                                                                なぜダフ屋は儲かるのか? ダフ屋規制の代替案を考える
                                                              • 亀井大臣は鳩山内閣を救うか?

                                                                この人くらい名が体を表さない人も珍しい。ここのところ大いに目立っている亀井静香郵政問題・金融担当大臣だ。「静香」とは一体何を間違えたのか。 亀井氏は、なかなかに複雑な人だ。前々回の衆院選では堀江貴文氏が刺客として彼の小選挙区に向かったような古き自民党の代表的な「抵抗勢力」出身でありながら、ご本人は革命家チェ・ゲバラが大好きらしい。かつてアメリカの要人が彼の事務所を訪れて、ゲバラの写真を見て仰天したという。また、警察に影響力を持ち、かつて許永中氏とも親交があったというような普通の人は怖くてとても付き合えないような強面かと思うと、実は、死刑廃止を訴えている代表的な政治家でもある。 親しくなりたいかどうかは別として、興味の湧く人物だ。 この亀井氏が、大臣に就任早々にぶち上げた返済猶予構想(「亀井モラトリアム」)は大いに物議を醸し、批判を呼んだ。私は幾つかのメディアでこの問題について書いたので、詳

                                                                • エンジニアが生き残るために、頼りにすべきものとは

                                                                  エンジニアが生き残るために、頼りにすべきものとは:経済評論家・山崎元の「エンジニアの生きる道」(2)(1/2 ページ) 会社にキャリアを託す時代は終わった。ではエンジニアは、何を頼りに社会人人生をサバイブすればよいのだろうか。ビジネスのプロである経済評論家の山崎元さんが、非エンジニアの立場からあえて、エンジニアが持つべき視点をアドバイスする。 連載目次 会社の寿命は約30年 ある工学系の学会の会員募集パンフレットを見て驚いた。「入会後のエンジニアリングライフ」というタイトルの図が載っていた。 大学院(修士)を出て会社に入り、入社の年から数えて12年目に「主任研究員」に昇格、15年目に「技術士資格取得」および「海外研究所に赴任」、18年目に「部長」に昇格、23年目に「営業副本部長」へ昇格、27年目に「事業本部長」に昇格とあって、30年目に「新規事業を立ち上げ」とこと細かく書き込まれている。そ

                                                                    エンジニアが生き残るために、頼りにすべきものとは
                                                                  • 米国株「S&P500」への妄信は今後リスクとなる訳

                                                                    コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕

                                                                      米国株「S&P500」への妄信は今後リスクとなる訳
                                                                    • 大衆薬ネット販売規制の是非を問う|山崎元のマルチスコープ|ダイヤモンド・オンライン

                                                                      薬のネット販売規制を巡る議論について持論を書こうと思っていたら、3月12日の日経新聞の朝刊一面に気になる記事が出ていた。 セブン&アイ・ホールディングスが、6月の改正薬事法施行で薬剤師がいなくても一般用医薬品(大衆薬)を販売できるようになる「規制緩和」を受け、調剤薬最大手のアインファーマシーズと5月を目途に共同出資会社を設立し、低価格ドラッグストアの全国展開に乗り出すという。割安なプライベートブランド(PB=自主企画)の医薬品も開発・販売し、傘下のコンビニエンスストアでの大衆薬販売も視野に入れているという。 また、同紙の13面には、大衆薬市場の成長への期待に加えて、イオンやマツモトキヨシホールディングスなどドラッグ大手も対抗策を打ち出す可能性があるといった分析記事も掲載されている。 この報道だけ見ると、薬の販売規制は緩和されるように見える。しかし、筆者は、他方では、薬のインターネット

                                                                      • さあ“こだわり”を捨てよう! それが運用の弱点だから

                                                                        著者プロフィール:山崎元 経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員、1958年生まれ。東京大学経済学部卒業後、三菱商事入社。以後、12回の転職(野村投信、住友生命、住友信託、シュローダー投信、バーラ、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一證券、DKA、UFJ総研)を経験。2005年から楽天証券経済研究所客員研究員。ファンドマネジャー、コンサルタントなどの経験を踏まえた資産運用分野が専門。雑誌やWebサイトで多数連載を執筆し、テレビのコメンテーターとしても活躍。主な著書に『会社は2年で辞めていい』(幻冬舎)、『「投資バカ」につける薬』(講談社)、『超簡単 お金の運用術』(朝日新書)など多数。ブログ:「王様の耳はロバの耳!」 2008年の12月に、筆者は『超簡単 お金の運用術』(朝日新書)という本を出版した。これまでは、前提となる理屈を説明してから具体的な運用方法を説明するような本を書くことが多か

                                                                          さあ“こだわり”を捨てよう! それが運用の弱点だから
                                                                        • 上司の暴言による自殺の事例に思うこと

                                                                          日研化学の社員が、「給料泥棒」、「目障りだから消えてくれ」といった数重なる上司の暴言の後に自殺したケースについて、東京地裁は自殺を労災と認める判決を下した。 何はともあれ、自殺に至ったことは、ご本人とご遺族に対してお気の毒と申し上げたい。自殺の原因の全てが分かるわけではないのだが、自殺することは普通ではない。特に、ご家族の苦しみは、想像するに余りある。 さて、このケースで一番印象的なのは「給料泥棒」という台詞だ。正直なところ、私は、この言葉を何度か使ったことがある。部下や同僚にではなく、上司に、それも直接本人にに言っているはずだが、当時は(十年以上前だ)、まあ、強くはあるけれども、普通の表現だと思って使っていた。 「給料泥棒!」と言うにも、気を遣わなければならない世の中なのかと思うと、窮屈な感じもするのだが、かつて、私があまりに無神経だったのかも知れないし、ともかく、どんな言葉でも、相手の

                                                                          • 小沢グループ離党前後の「政治劇鑑賞ガイド」

                                                                            58年北海道生まれ。81年東京大学経済学部卒。三菱商事、野村投信、住友信託銀行、メリルリンチ証券、山一證券、UFJ総研など12社を経て、2005年に楽天証券経済研究所客員研究員、23年3月から現職。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 民主党も自民党も顔が立つ 絶妙な勢力数の「離党議員」 小沢一郎元民主党代表と同氏に近いとされる衆参両院の議員が、合計50名、民主党に対して離党届を提出した。彼らは、今後、新党を結成するものと見られる。 この動きとその雰囲気には既視感がある。「新党」は、プロレスや落語などの「新団体」のようでもあるし、一般の企業でも、社内の一部の勢力が大勢の社員を引き連れて「新会社」をつくることがある。見所は、既存の団体・会社

                                                                              小沢グループ離党前後の「政治劇鑑賞ガイド」
                                                                            • 消費税率引き上げに向けていよいよ動き出した!

                                                                              財務省が消費税率引き上げに向けて本格的に動き出したようだ。 「新年金制度に関する検討会」(議長=鳩山由紀夫首相)を立ち上げて、5月をめどに基本的な考え方をまとめる方針を示すという。この鳩山政権らしからぬ手回しの良い物事の進め方は、夏の参院選前に、民主党のいうところの最低保証年金の財源の形をとって消費税率の引き上げを「予約」する手順に従ったものだろう。『朝日新聞』の3月8日夕刊の見出しは「年金改革 参院選にらみ」だが、実際には、参院選が消費税率の引き上げに利用されるということではないか。 たとえば、マニフェスト上は「国民にとって安心な年金制度の創設を約束する」といった形をとって、年金の目的税として消費税率の引き上げを入れ込むのではないだろうか。 民主党が参院選挙で過半数を取ればスムーズだし、そうでない場合も、自民党は、消費税率引き上げに関しては、強く反対しないだろう。 考えてみると、財務省に

                                                                              • FRBの「出口」に向き合うマネー運用戦略

                                                                                やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 まだ可能性に言及したに過ぎないが――。 FRBの「出口」の意味とインパクト 日経平均で前日比1100円を超えた5月23日の日本株急落から、世界の市場が不安定

                                                                                  FRBの「出口」に向き合うマネー運用戦略
                                                                                • 政策投資銀行完全民営化撤回に呆れる|山崎元のマルチスコープ|ダイヤモンド・オンライン

                                                                                  予想はしていたが「まさか」という時の驚きには二種類ある。「まさか、そこまではあるまい」という事が起こった時の驚きと、「予想はしていたが、まさか、こんなに早いのか」という時の驚きだ。今回のニュースは、後者の範疇に属する。 たぶん「100年に一度の危機」が終わらないうちに何とかしようと思ったのだろう。何と、政策投資銀行の完全民営化方針が早くもこの時期に撤回されるかも知れないという。 「産経新聞」(5月29日)は一面トップで「政投銀の完全民営化撤回 政府・与党 将来も公的役割」と報じた。政投銀は、昨年10月に将来の完全民営化を前提に株式会社化され(資本金1兆円。政府の全額出資)、5年から7年先を目処に完全民営化されることになっていた。しかし、今回、将来も政府が株式を3分の1以上保有しつづけて影響力を行使できる形を維持して、完全民営化を撤回することが決まりそうだという。 「産経」の見出しには