8月12日日本公開の韓国映画「キングメーカー 大統領を作った男」。 そのモデルになったのは厳昌録オムチャンノク。彼のことは『東亜日報』に連載された「南山の部長たち」の中に詳細に描かれている。金忠植キムチュンシク記者が執筆し、1990年8月から1992年10月まで週末版に掲載された。その連載の33〜35回に厳昌録が登場する。 この連載は1992年11月に単行本として出版され、50万部を超えるベストセラーとなった。1994年には日本で『実録KCIA-南山と呼ばれた男たち』(講談社 1994)として翻訳出版されたが、上下2冊本の韓国語原本を日本語版では1冊本としたため、残念ながら厳昌録の部分は日本語版には入ってない。 以下、この『東亜日報』の3回の記事を翻訳掲載する。 南山の部長たち(33)「選挙懐柔工作」 南山の部長たち(34)背反と義理の分かれ道 南山の部長たち(35)金大中・厳昌録分断の特