急な通知1枚で暮らしが急変 「またお金が」 成長喜べず自己嫌悪 支援団体 所得制限「厳しすぎる」 児童扶養手当は命綱 制度改善を 政府が「異次元の少子化対策」で児童手当の所得制限を完全になくす方針を決めた中、ひとり親世帯のための「児童扶養手当」の制限も緩和するよう求める声が広がっています。困窮から抜け出そうと働いた結果、児童扶養手当を停止され、再び経済的に苦しい生活に舞い戻る親子を取材しました。(デジタル報道部・篠原知恵) 少しでも豊かな生活を目指して転職したはずなのに、真逆の結果になった。 小学生を育てるひとり親のアキさん(40)=仮名、沖縄本島中部=は昨年末、所得制限を超えたために児童扶養手当を停止され、次々に就学援助など他の公的な支援も打ち切られた。「支援対象」のボーダーライン上で納得できない思いを抱える。 児童扶養手当の停止を告げる通知は、紙1枚で突然届いた。自治体に電話し確認す