「2023年、特殊詐欺に悪用された携帯電話回線契約において、偽造とされるマイナンバーカードが1回線だけ」──。河野太郎デジタル大臣は6月8日、自身のWebサイトで、このようなデータを公表した。券面の複製=個人情報が盗み取られる、などという誤情報が広まったことを受け、デジタル庁は河野大臣を筆頭にマイナンバーカードの安全性をしきりにアピールする。 河野大臣によると、同年、特殊詐欺に悪用された携帯電話回線のうち、契約時の本人確認に使われた書類は運転免許証が534回線と最多で、偽造運転免許証が386回線。マイナンバーカードが本人確認に使われたものは23回線、うち偽造マイナンバーカードは1回線だった。 健康保険証が本人確認に使われていたのは13回線、うち偽造保険証が10回線。在留カードは45回線、うち偽造カードが19回線となっていた。その他の本人確認書類が4回線、うち偽造が3回線だった。 河野大臣は