というわけで、前回まで本因坊戦の縮小について思うところを書いてみた。残念ながら、囲碁という分野は衰退に向かっていると言わざるを得ない。だが、やはりこの文化は日本からなくなってほしくないと思う。 筆者自身、囲碁をやることによっていろいろなものが身についた。特に、粘り強く考え抜く能力がついたことは大きい。これは人生でも最重要の能力の一つだと思う。決断の前に抜け・漏れがないよう慎重に考えること、欲を張らず、49を与えて51を取ろうとする考え方なども、囲碁を通して身についたものだ。 個人的には、古い棋譜を並べて感動できるというのは、囲碁を知ってよかったと思う点だ。何百年前にもすげえ奴がいたんだなあと心から思えるのは、碁打ちならではの特権である。たとえばクラシック音楽の愛好家も、こういう気持ちなのだろう。 ということで、囲碁という競技を残していくためにできそうなことを記してみる。もちろん個人の思いつ