【野球】サッカー王国に誕生した極貧球団・くふうハヤテの現在地 ジャイアントキリングの精神も 「ないものづくし」に経営苦悩 7枚 静岡県に初めてプロ野球の球団が誕生した。「くふうハヤテベンチャーズ静岡」。ファームリーグ拡大に伴う形だが、球団増は現在の12球団制となった1958年以来、66年ぶり。昨年11月のオーナー会議でオイシックス新潟アルビレックスBCとともに新規参入が正式承認されて約半年が経過した。母体がないまさに“ゼロからのスタート”を切った新球団の経営、チーム運営の苦労など現在地を追った。 ◇ ◇ 5月末の日曜日、静岡県のJR清水駅。構内には、J2清水エスパルスのユニホームを着たファンが多く目についた。今も昔も“サッカー王国”。この静岡の地に誕生したプロ野球球団が「くふうハヤテ」だ。戦う舞台は1軍ではなくセ・パのファーム。同じく2軍に新規参入した「オイシックス新潟」は独立リーグの球