北海道警留置管理課の30代の男性警察官が、保管している留置人の現金を十数回にわたって盗んだ疑いがあることが13日、道警への取材で分かった。被害総額は10万円前後とみられるという。道警は窃盗容疑などで、この警察官から事情を聴いている。 道警によると、この警察官は琴似留置場(札幌市西区)に看守係として昨春から勤務。6月下旬、留置人から預かっている所持金を管理する書類とレシートなどを照合したところ、現金が千円少ないことが分かり、同課内で調査を始めた。昨秋から1件あたり数千円から1万円前後の金額が合わず、計約10万円が少なかったという。道警では、留置人が警察官に依頼して日用品などを買う際、現金の出し入れを操作して盗みを繰り返していたとみている。 道警では今月上旬、札幌白石署留置管理課の巡査が、留置人だった容疑者が勤めていた会社に脅迫状を送って、現金300万円を脅し取ろうとしたとして恐喝未遂容疑