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日々働いてばかり、 なのか どうなのか? 粛々と働いてばかりの日々である。観たい映画が気がつけば公開時期を終えていることにも慣れ、読みたくて購入した本もただベッドの脇に積まれていく。結婚式の招待状に仕事でやむなく欠席と返信する旨もさらさらと入力できるようになってしまった。粛々と働き、酒を飲む日もあれば、飲まない日もある。早くに仕事が終わる日は、一人で深夜まで喫茶店で作業する日もあれば、思いたって生牡蠣を食べに行く日もある。 何か気が滅入ることが起きても、数時間後にこの身体で照明の下で喋っていると思うと気が滅入っている場合ではないと背筋が伸びる日もあれば、こんな状態で照明に当たれば足元から溶けていってしまうのではないかと奇妙な不安に苛まれる日もある。 時々、好きな男ができる日もあれば、幻滅しては逃げるようにタクシーをつかまえる日もある。タクシーといえば運転手さんに不遜な態度を取られて一気に機
JRで乗車拒否にあったと発信した障害者に、誹謗中傷が投げつけられている。 発端は車いすを利用する伊是名夏子さんのブログ記事だ。ネットの炎上も含めて、今回の問題をどうみるのか、社会学者である東工大の西田亮介准教授に聞いた。 【写真】「乗車拒否」体験を語った伊是名夏子さん 私的な体験にもとづく問題提起は、攻撃を引き起こしやすい。西田氏はそれでも、個人攻撃に理由はなく「下品だ」と指摘する。 今回の問題を考え、解決するにあたって、我々は「冷たい日本社会」を現実として受け止める必要がある。(編集部・塚田賢慎) ●問題の本質を損なわせる下品な攻撃 ーー記事(4月4日)が出てから今もなお、批判は続いています。伊是名さんの投稿を掘り起こして、ディズニーランドに子ども料金で入園した疑いなどが指摘され、炎上が炎上を呼び、摩擦・分断が起きました。伊是名さんは誹謗中傷をやめるように呼びかけています 西田:障害者が
科学の活動をめぐるさまざまなダイナミズム――生成や変容、あるいは固定――を社会科学の視点から明らかにするSTS(科学技術社会論)という研究領域がある。本連載では、新型コロナウィルス感染症の対策にも使われ議論を呼んだ「感染症数理モデル」をとりあげ、STSというレンズが何を映し出すのかを紹介する。 STSという研究領域 AI(人工知能)や、自動運転技術、あるいは、ゲノム編集食品、人工食肉、自然エネルギーなど、私たちの社会には日々新しいテクノロジーが生まれていく。これらの新しいテクノロジーは、私たちの普段の生活や働き方に変化をもたらすだけではなく、自然や生命に対するそもそものイメージや、価値観を揺さぶるものである。他方、人口減少問題や地域活性化など一見「社会」のみにかかわるような課題であっても、実はその動きに科学・テクノロジーにかかわる要素が含まれていることもある。たとえば、急激な人口減少と並行
(ベストブック社)(光文社文庫) これまで米軍基地やデペンデント・ハウスの「天国」的側面について、繰り返し言及してしまったけれど、占領は強制的混住であったことからすれば、そのような綺麗事ばかりのイメージですまされるはずもない。 そのことを考えると、高校生の時に読んだ小説にもかかわらず、いつまで経っても記憶に残っている一冊が浮かんでくる。それは宇能鴻一郎の『肉の壁』である。カッパノベルスの『肉の壁』単行本の巻末を確認してみると、この小説はすでに廃刊となった月刊誌『宝石』に「昭和42年8月号から43年6月号まで連載された」と注記されている。奥付には昭和43年6月初版とあるので、連載終了後、ただちに刊行されたとわかるし、私の所持するのは7月7版となっていることから、準ベストセラー的売れ方をしたのではないかと想像される。 ただ私はリアルタイムで買い求めておらず、これはかなり後になって古本屋の均一台
『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)という本が話題を集めています。著者は、アジア・アフリカ・中南米など世界各地の辺境を探検し、独自の切り口でその冒険譚を綴ってきたノンフィクション作家の高野秀行さん。これまで訪れた国は約70、習得した言語は25以上。本書は、高野さんが言語とどのように向き合い、そして魅了されてきたかを、ユニークなエピソードとともに紹介した「語学エッセイ」です。 とはいっても、本書は自己の語学スキルを誇示しているわけではありません。それどころか「私ほど語学において連戦連敗をくり返し」ている人はいない、とまで言い切ります。見た目も違う、日本語も通じない、価値観も違う人々に囲まれながら、それでも「言語」を武器に、数々の難局を乗り切ってきた異文化コミュニケーションの達人に、多様性社会の中で共生していくためのヒントについて伺いました。 高野 秀行(たかの ひでゆき)さ
『こち亀』社会論 超一級の文化史料を読み解く 作者:稲田 豊史 発売日: 2020/09/12 メディア: 単行本(ソフトカバー) 『こち亀』とおれ、おれと『こち亀』。それについては日記に書いてきたので、気になるなら読まれたい。 goldhead.hatenablog.com 最初に単行本を買ったのは何巻だったか。買ってもらった場所は覚えている。ファミレス帰りに寄った手広の交差点近くのコンビニ。今あるのかどうかはしらない。内容は、いきなり『こち亀』の面々がSWATになっているというものだった。たしかか、55か56巻。当時は、そんなに巻数を重ねている漫画はほかになかった。おれは『こち亀』に夢中になった。そして、60巻を数えるころには、全巻そろっていた。それはおれが中学に入ったときのころだったろうか。おれが「こち亀全巻持っている」というと「オタク」呼ばわりされた。宮崎勤の事件の余韻冷めやらぬこ
その1500以上の作品のうち、1-1000話が無料配信されている… てな もんや。 物語の持つ力が少しでも皆さんの日々を明るくする一助になればと思い、『クッキングパパ』@cookingpapa_mor を2/7(日)まで1000話無料公開します。 多彩なレシピをぜひご自宅でお試しください。https://t.co/kM6F9Cvfv8 その他にも多くの講談社作品を無料公開予定です。詳細は追ってお知らせします。— 講談社「コミックDAYS」【毎日無料連載更新中 21誌が定期購読できます!】コミックデイズ (@comicdays_team) January 7, 2021 togetter.com クッキングパパ、すごく先進的で素敵 pic.twitter.com/ijgQCoBXSn— げんすけ (@San2645Aru) 2021年1月9日 クッキングパパめちゃくちゃ好きだし永遠に読めるけ
わたしを不安に駆り立てる 持たざる者と、 持つ者の境界線。 洗濯機のない家に住んでいた頃、あまり親しくない人から「ええ?家に洗濯機もないの?恥ずかしいね、かわいそうに」と大きな声でおおいに笑われたことがあった。いや、笑われたというよりかは、笑いを噛み殺すようにして笑われた、という表現の方が正しいような、なんとも意気地の悪いような笑いかたをされたものだった。 私は他人からの悪意に鈍感な節がある。ゆえに巷にはびこるマウントがどうだのこうだのという話題に幸か不幸かついていけた試しがなかった。 しかしこの時ばかりは違った。私に向けられた悪意というよりも、その人自身の価値観に内包されている侮蔑する対象に自分が放り込まれた感覚である。対他人に対する悪意ではなく、その人が確固として持つ尊敬と侮蔑の価値観なだけで、誰かがそれをジャッジする必要もない。 しかしそれはまるで鍋の中になみなみと揺らぐ油のようで、
5G最大の特徴といえる「ミリ波」。その標準化に大きな役割を果たした阪口教授が、ミリ波5Gの課題を解決する「効果歴然」の策を提示した。これにより一気に加速すると期待されるミリ波5Gを活用したイノベーション。「超スマート社会は『コンセプト』から『事業』の段階へと移り始めている」と話す阪口教授に、5G/6G時代に起こる「大革命」の本質を聞いた。 ――日本で5Gの商用サービスが始まり、1年半が経ちました。5Gの最大の特徴の1つであるミリ波5Gの実現に大きく寄与した阪口先生から、5Gの現状はどう見えていますか。 阪口 日本のキャリアと政府が、これほど早く28GHz帯を推進してくれるとは予想していないところがありましたので、期待以上に早く立ち上がったというのが私の印象です。 韓国は、世界に先駆けて5Gサービスを開始しましたが、2019年、2020年はミリ波に手を付けられませんでした。今、ようやく重い腰
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