国宝 憲一は幼い頃、父親の憲吉の不注意から川に流され、山で行方不明になってしまう。しかし、山に住む玄米茶に拾われた憲一は野生児としてたくましく成長する。そして本当の家族と街への憧れから憲一は下山し、程なく本当の家族と再会する。しかし憲一には都会の知識や常識がまるでなく、本人の人間離れした身体能力もあいまって、普通ではないトラブルに満ちた日常が繰り広げられるのであった。 舞台は東京都に存在するとされる架空の市、「是羽市」(これわし)。第一部の中学生編では「是羽市立第二中学校(是羽二中)」、それ以降は「是羽市立第二高等学校」が主な舞台である。 国宝 憲一(こくほう けんいち / お兄さん) 声 - 矢尾一樹、丸山裕子(赤子時) 主人公。玄米茶流空手の使い手。年齢は原作開始時15歳。1974年の夏に山で行方不明になり、13年間山の中で育ったために都会の常識は何一つ知らない。そのため、山を降りてか