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米川正夫 ドストエフスキーの検索結果1 - 40 件 / 60件

  • 「海外文学・世界文学ベスト100冊」は、どの1冊から読み始めればいいか - ボヘミアの海岸線

    #2019年、編集済み。 「海外文学の名作100冊」を分類する 世界文学・海外文学は広大な海あるいは原野のようだ。それゆえ、初心者にとって地図がとても見づらい。「面白い」「古典」「話題になっている」という定性的な物差しはたくさんあるけれど、それだけで歩くにはあまりにタイトルの数が多すぎる。さらに「面白い」の基準は人それぞれなので、リストは無数にある。ほんのり海外文学に興味はあるけれど、どの羅針盤を使えばいいのかわからない人が「とりあえず海外文学ベストならまちがいないのでは」とベスト荒野に向かい、アチャス&エペペする姿を何度も目撃してきた。 というわけで、ノルウェー・ブック・クラブが2002年に公表した”Top 100 Books of All Time”「世界最高の文学100冊」を「値段」「ページ数(読了までの長さ)」「入手可能さ」という定量的な指標で分類してみた。本リストを選んだのは、お

      「海外文学・世界文学ベスト100冊」は、どの1冊から読み始めればいいか - ボヘミアの海岸線
    • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 東大教師が新入生にすすめる100冊

      昨年の「東大教官がすすめる100冊」の2007年版。企画の趣旨は以下のとおり。 ■企画「東大教師が新入生にすすめる100冊」の趣旨 東大教師が選んだ新入生向けのブックリストとして、新書「東大教官が新入生すすめる本」と、紀伊國屋書店のサイト[参照]がある。全部で2100冊程と膨大なので、まとめる。まとめるだけでは面白くないので、100冊に絞ってランキングする。 新書もサイトも、「ただ並べてあるだけ」なので非常に見づらい。さらに、くりかえしオススメされる本の「重み」が見えないため、以下の基準で編集→ランキングする。 年を越えてオススメされる本は、それぞれ1票としてカウント 複数の教官にオススメされる本は、それぞれ1票としてカウント 全集・分冊は丸めて1冊にした。ただし、全集の中の特定巻を指してある場合は「ソコを読め」というメッセージなので別枠とした 参照元では「文系」「理系」と分けているが、混

        わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 東大教師が新入生にすすめる100冊
      • 仕事力が身につく古典100冊 - 経済的独立を目指して

        2014-03-22 仕事力が身につく古典100冊 どんな時代、社会状況にあっても価値を持ち続ける本というものがあります。 何十年何百年もの間読み継がれてきた古典といわれるものです。 中には二千年にもわたって読み継がれてきたものもあります。 古典というと、どうしても難いイメージがありますが、それらの本が語りかけてくる言葉や投げかけてくる問題の数々は、根源的なものであるだけに、現代を生きている僕たちとも深くかかわっています。 ビジネスの最新理論や仕事術を紹介されている新しい本が出ても数カ月で消えてしまうことも珍しくない昨今、一冊の古典をじっくり読んだ方が、何倍もの不変の知恵、仕事力を身につけることができるのです。 イソップ寓話集 (岩波文庫)作者: イソップ,中務哲郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1999/03/16メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 29回この商品を

          仕事力が身につく古典100冊 - 経済的独立を目指して
        • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: これから読む徹夜小説

          はてな「徹夜するほど面白かった小説を教えてください」[参照]のエントリからピックアップして、一作家一作品でリスティング。続けて読むと睡眠時間がゼロになってしまい、生活に支障をきたす(かもしれない)ので注意しながら読むつもり。 た・の・し・み ~ (^^ アドバイスいただいた皆さまに大感謝。はてなポイントじゃ足りないぐらい ■これから読む徹夜小説 永遠の仔(天童荒太) 第六大陸(小川 一水) ガダラの豚(中島らも) 傭兵ピエール(佐藤賢一) ゼウスガーデン衰亡史(小林恭二) 魔術師(J.ファウルズ) 北壁の死闘(ボブ・ラングレー) イヤー・オブ・ミート(ルース.L.オゼキ) スワン・ソング(ロバート.R.マキャモン) シャドウ・ダイバー(ロバート・カーソン) カラマーゾフの兄弟(ドストエフスキー)米川正夫訳 /岩波文庫版 ■徹夜を覚悟・徹夜した小説 火車(宮部みゆき)某弁護士事務所では、新人

            わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: これから読む徹夜小説
          • 百合ラノベ、百合SF、百合ミステリその他、百合小説約30冊を読んだ - Close To The Wall

            ここしばらく百合小説を集中的に読んでいて、ツイッターでもその都度書いていた感想を適宜手を入れてひとまとめにした。アニメや漫画に比べてそういや百合小説ってそんなに読んでないなと思っていた時、百合ラノベ、百合SFが三月くらいにばっと出たのを機に、手持ちのなから百合と呼びうる本を集めたら結構な量になってしまった。積んだままなものもいくつかある。ここでは、性愛でないものまで含めた女性同士の関係を広く包含するものを百合と呼ぶ広めの解釈なので、同性愛を描いたものからバディものや友人関係のもの、一冊のなかの短篇一篇だけが百合というものも並べてある。 以下は読んだ順に並んでいる。とはいえラノベから読み出したので下に行くほどジャンル的に硬くなる傾向がある。 目次 鳩見すた『ひとつ海のパラスアテナ』 二月公『声優ラジオのウラオモテ ♯01 夕陽とやすみは隠しきれない? 』 みかみてれん『わたしが恋人になれるわ

              百合ラノベ、百合SF、百合ミステリその他、百合小説約30冊を読んだ - Close To The Wall
            • 徹夜本「復讐する海」

              徹夜するほど面白かった小説企画。「徹夜するほど面白かった小説」で知った「復讐する海」を読了、これはスゴい。ありがとうございます、Bさん。 ただし、ボリュームは無いので徹夜するまでもなし。しかも開始早々度肝を抜かれ(予備知識ゼロで手にしたのだ!)→以後イッキ読み→気づいたら終わってた、幸せな読書体験…というのは真っ赤な偽り。 幸せと評したが、マチガイ、 これを読めば地獄体験ができる。 特に、この本、食前食後に読むの禁止。 さらに、心臓の弱い方もやめておいたほうが吉。 怒ったマッコウクジラに体当たりされ、沈没させられた捕鯨船の話は、『モービィ・ディック』が有名だが、本当の悲劇は「白鯨」のクライマックスから始まる。捕鯨船から脱出したのは20名――そのうち、生き残ったのはわずかに8人――赤道直下の太平洋で起きた極限状況を綿密な調査の下に描いたノンフィクション。2000年の全米図書賞を受賞。 紹介文

                徹夜本「復讐する海」
              • 英ガーディアン紙が選ぶ「死ぬまでに読むべき」必読小説1000冊

                2009年1月23日に英国ガーディアン紙のレビューチームと外部専門家が纏めた「死ぬまでに読むべき」必読小説1000冊決定版リスト(“1000 novels everyone must read: the definiteive list“)。 時代および言語を問わず、長編小説だけに限定しており、回想録、短編(集)、あるいは長歌などは含まれていない。発表当初は「Love (ロマンス系)」「Crime (犯罪系)」「Comedy (コメディ系)」「Family and Self (家族・私小説系)」「State of the Nation (社会派系)」「Science Fiction and Fantasy (SFおよびファンタジー系)」「War and Travel (戦争および旅行記系)」に分けられていたものを、今回ここに一纏めに決定版リストとしてまとめたもの。 読書メーターのコミュニテ

                  英ガーディアン紙が選ぶ「死ぬまでに読むべき」必読小説1000冊
                • 「ベルガリアード物語」はドラクエとFFを足して2倍した面白さ

                  これはすごい。ファンタジーの王道まっしぐら、読みながら雄叫びを上げたくなる面白さ。なおかつ端々に記憶の奥底に残る物語を垣間見て、初読なのに懐かしい思いをする。 傑作は姿を変えて他の物語に潜む。読み手の読書歴により異なるが、本書を通じ様々な物語を思い出すに違いない。 どんなに誉めても足りないので、どうのようにこの5巻をたいらげたかを書く。 【予言の守護者】物語に入り込むのにちょい手間取る。歴史や風俗を丹念に描いてあり、異国の風物詩のように楽しむ。後に全部が伏線という仕掛けに気づく。つゆ知らず壮大な「自分探しの旅」なんだなーと次へ 【蛇神の女王】物語にのめりこむ。意外性を追求していないところ(王道)に安心する。表紙の娘に萌えてみる。おおかたツンデレだろうと予想し、当たりはしたが、後巻で「そこまでツンデレだったんかッ」と絶叫するハメに 【竜神の高僧】このへんから徹夜。すさまじく面白い。昔ハマった

                    「ベルガリアード物語」はドラクエとFFを足して2倍した面白さ
                  • ドストエフスキー | 名古屋市【愛知県青い鳥医療療育センター】

                    「大多数のものは、癲癇発作に襲われた人を見て、神秘的なあるものを含んだ、激しく耐え難い恐怖を抱くものである」 ドストエフスキー「白痴」米川正夫訳 「そう、わたしは「倒れ病」にかかっている。これは、12年前、人生のうちでももっとも最悪の時期に、不幸にも背負うことになった病だ。しかし、病気を恥じる必要などない。それに、倒れ病といえども活動を止めることはできないのだ」 1865年12月のドストエフスキー自筆ノート ▲このページの一番上へ戻る ドストエフスキーは、ご存じのように、19世紀ロシアの小説家です。 生まれたのは1821年11月11日。この年、ナポレオンがセントヘレナ島で死に、ヨーロッパは政治的反動期を迎えていました。一方、同じ年にフローベール、ボードレールなど新たな文学の担い手も誕生しており、7年後にはトルストイも生まれています。 父親は医者でした。司祭の子として生まれた父親は、ナポレオ

                    • 『クリストファー・ノーランの嘘 思想で読む映画論』 | ためし読み トッド・マガウアン

                      全米をはじめ世界各国でオープニング初登場NO.1を獲得し、いまもっとも話題の映画『ダンケルク』。2018年アカデミー賞の最有力候補と目されています。 日本では9月9日の全国公開が決定していますが、公開にさきがけて『ダンケルク』の監督・脚本・製作をつとめたクリストファー・ノーランの来日も決定しています(8月23日~25日)。 フィルムアート社の2017年5月の新刊『クリストファー・ノーランの嘘 思想で読む映画論』では、ノーラン映画の特徴である「嘘と真実」を軸に、『フォロウィング』から『インターステラー』までの全長編作品を徹底考察しています。 今回は、そのイントロダクション全文を一挙公開いたします。 イントロダクション|嘘の倫理学 虚偽を前景化する クリストファー・ノーランのすべての映画において、嘘は中心的な役割を担っている。最初の長編映画『フォロウィング』(1998年)の主人公ビル(ジェレミ

                        『クリストファー・ノーランの嘘 思想で読む映画論』 | ためし読み トッド・マガウアン
                      • カラマーゾフの兄弟 - Wikipedia

                        『カラマーゾフの兄弟』(カラマーゾフのきょうだい、露: Братья Карамазовы)は、ロシアの文学者フョードル・ドストエフスキーの最後の長編小説。 概要[編集] この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "カラマーゾフの兄弟" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2019年7月) 1879年に文芸雑誌『ロシア報知(英語版)』(露: Русскій Вѣстникъ)で連載が開始、翌1880年に単行本が出版された。『罪と罰』と並ぶドストエフスキーの最高傑作とされ、後期五大長編作品(他は『白痴』、『悪霊』、『未成年』)の最終作である。 複雑な4部構成(1 - 3編、

                          カラマーゾフの兄弟 - Wikipedia
                        • Dead Writers Society 死せる作家の会 あの人は今……死んでから何年?

                          あの人は今……死んでから何年? ~参考文献~ 岩井寛編『作家の臨終・墓碑事典』東京堂出版,1997.6.10 『広辞苑・第五版』岩波書店,1998 市古貞次編『日本文学大年表・増補版』おうふう,1995.4.25 日本近代文学館編『日本近代文学大事典』講談社,1992.2.28 『増補改訂・新潮日本文学辞典』新潮社,1988.1.20 『著作権台帳・第23版』(社)日本著作権協議会監修,1995.10 この情報については何も保証いたしません。どの事典にも間違いはそれなりに……が、間違い、追加等ありましたら、お気軽に earthian@tama.or.jpまでどうぞ。 著作権が失効(昭和二十八年までに逝去)の作家は青空文庫のリストをどうぞ。 昭和二十三年(1948) 高須芳次郎(1880.4.13~1948.2.2)「」「」 菊池寛(1888.12.26~1948.3.6)「」「」 千家元麿

                          • 上海と満州のユダヤ難民 ~ユダヤ難民を保護した日本~ ■■第3章:満州のユダヤ人と「フグ(河豚)計画」の謎

                            ■■第1章:上海のユダヤ難民を保護した日本政府 ●19世紀末、上海には、「アヘン戦争」(1840年)が大きなきっかけとなって、ユダヤ・コミュニティーが結成されていた。 上海におけるユダヤ人口は、中東出身のスファラディ系ユダヤ人700人、欧米系のアシュケナジー系ユダヤ人4000人ほどであったが、「アヘン戦争」以来、上海港を根拠地として発展した英・米・仏国籍のスファラディ系ユダヤ人が、あらゆる点で支配的勢力を占めていた。 ※「上海証券取引所」の所長と99人の会員の3分の1以上がスファラディ系ユダヤ人であった。 中東出身のユダヤ人 デビッド・サッスーン (1792~1864年) 彼はアヘン密売で莫大な 富を築き「アヘン王」と呼ばれた ビクター・サッスーン(ユダヤ人) (1881~1961年) 「上海キング」と呼ばれていた彼は 極東で一、二を競うユダヤ人大富豪であり、 上海のユダヤ人社会のリーダー

                            • イワン・ツルゲーネフ - Wikipedia

                              イワン・セルゲーエヴィチ・ツルゲーネフ(ロシア語: Ивáн Серге́евич Турге́нев, ラテン文字転写: Ivan Sergeevich Turgenev, 1818年11月9日(ユリウス暦:10月28日) - 1883年9月3日(ユリウス暦:8月22日)[1])は、フョードル・ドストエフスキー、レフ・トルストイと並んで、19世紀ロシア文学を代表する文豪である。ロシア帝国の貴族。 名前の表記は「ツルゲーネフ」の他、ロシア語の発音に近い「トゥルゲーネフ」という表記も用いられる。 概要[編集] ロシア中部オリョールに、地主貴族の家庭の次男として生まれる。デカブリストの乱において「北方結社(ロシア語版)(露: Северное общество)」を設立したN.I.ツルゲーネフ(英語版)も同じ一族である。 15歳でモスクワ大学教育学部に入学、1年後、ペテルブルク大学哲学部に転じ

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                              • ミハエル・コーガン - Wikipedia

                                ミハエル・コーガン[注釈 1](ウクライナ語: Михайло Коган, 英語: Michael Kogan、1920年1月1日 - 1984年2月5日)は、ユダヤ系ウクライナ人の実業家、タイトー創業者[1]。 経歴[編集] 極東のユダヤ人[編集] 1920年1月、ウクライナのオデッサにて、建設会社の経営者の6人兄弟の末子として生まれる[1]。1932年、ロシア革命の混乱を避けるため満洲のハルビンに移住し、地元の商業高校を卒業する[1]。 1938年にハルビンで開催された「第2回極東ユダヤ人大会」では、シオニスト青年団の1人として参加し、ハルビン特務機関長・樋口季一郎、大連特務機関長・安江仙弘に出会う。 「極東のユダヤ人保護」に奮戦する安江大佐に感銘を受け、親日家となったコーガンは、翌1939年(19歳の時)に来日し、東京の「早稲田経済学院」で貿易実業を学んだ[1]。5年間の日本滞在中

                                  ミハエル・コーガン - Wikipedia
                                • 作家別作品リスト:ドストエフスキー フィヨードル・ミハイロヴィチ

                                  公開中の作品 永遠の夫 (旧字新仮名、作品ID:46886)     →神西 清(翻訳者) カラマゾフの兄弟 01 上(新字新仮名、作品ID:42286)     →中山 省三郎(翻訳者) キリストのヨルカに召された少年 (新字新仮名、作品ID:47042)     →神西 清(翻訳者) クリスマスと結婚式 ――無名氏の手記より――(新字新仮名、作品ID:60812)     →米川 正夫(翻訳者) 正直な泥棒 ――無名氏の手記より――(新字新仮名、作品ID:60809)     →米川 正夫(翻訳者) 地下生活者の手記 (新字新仮名、作品ID:57393)     →米川 正夫(翻訳者) 罪と罰 (新字新仮名、作品ID:56656)     →米川 正夫(翻訳者) 百姓マレイ (新字新仮名、作品ID:47043)     →神西 清(翻訳者) 鱷 (新字旧仮名、作品ID:2069)   

                                  • 悪霊 (ドストエフスキー) - Wikipedia

                                    『悪霊』(あくりょう、Бесы)は、フョードル・ドストエフスキーの長編小説。1871年から翌年にかけて雑誌『ロシア報知(英語版)』(露: Русскій Вѣстникъ)に連載され、1873年に単行本として出版された。 無政府主義、無神論、ニヒリズム、信仰、社会主義革命、ナロードニキなどをテーマにもつ深遠な作品であり著者の代表作。『罪と罰』、『白痴』、『未成年』、『カラマーゾフの兄弟』と並ぶドストエフスキーの五大長編の1つで、3番目に書かれた。 題名は作品のエピグラフにも使われているプーシキンの同題の詩および新約聖書<ルカによる福音書>第八章三二-三六節からとられている。 フリードリヒ・ニーチェは、スタヴローギン、キリーロフ、ピョートル、シャートフたちの世界解釈に注目して、抜書きをしていた[1]。 登場人物[編集] 主要人物[編集] ニコライ・フセヴォロドヴィチ・スタヴローギン 類い稀な

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                                    • 坂本一亀 - Wikipedia

                                      坂本 一亀(さかもと かずき、1921年12月8日 - 2002年9月28日[1])は、日本の編集者。坂本龍一の父。 来歴・人物[編集] 福岡県甘木市(現:朝倉市)生まれ。愛称は「ワンカメさん」。 旧制福岡県立朝倉中学校を卒業後、上京。1943年に学徒出陣により、日本大学法文学部文学科(国文学専攻)を繰上卒業し入隊。佐賀と満洲の通信隊にいたとされる。福岡県筑紫野の通信基地で敗戦を迎え[2]、3ヵ月後に復員。故郷に帰り、近所の鋳物工場でなどで働く。文学書に読み耽りながら『朝倉文学』という小さな同人誌をやっていたところ、甘木に療養に来ていた元河出書房社員の眼にとまったのがきっかけとなり、1947年1月に河出書房に入社[1]。1947年7月、待望の編集部に移り、『ドストエフスキー全集』の訳者米川正夫の担当となる。同月、伊藤整、瀬沼茂樹、平野謙の三人を揃えて文芸評論全集を企画。 以後、野間宏『真空

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                                      • The Red Diptych 奇書探訪(1)――ジャン・ジュネ『花のノートルダム』

                                        ヴァイドマンが頭を白くうやうやしい細布で包帯され、そしてさらに花のノートルダムの名前が知られた日と同じような九月のある日に、ライ麦畑のなかに墜落して負傷した飛行士といったいでたちであなたたちの前に姿を現したのは五時の夕刊だった。輪転機によって増殖された彼の美しい顔は、パリとフランスに、人里離れた村々のもっとも奥深いところ、城と茅屋のなかにまで襲いかかり、悲嘆に暮れるブルジョワたちに、彼らの日常生活のそばをうっとりするような殺人者たちがかすめていることを、彼らはブルジョワたちの眠りにまでこっそり持ち上げられ、何らかの専用階段を通っていまにもその眠りを通り抜けようとしているのだが、彼らに対するひそかな同意を示すように、階段は軋む音ひとつ立てなかったことを明かしているのだ。彼の写真の下では、その犯罪が曙光に輝いていた。第一の殺人、第二の殺人、第三の殺人、それは第六まであるのだが、それらの殺人は彼

                                        • 【おススメの小説】あなたの人生を揺さぶる”海外文学”10冊 - 伝説の”レインボースーパーざかな”

                                          世にこれだけ本がある中で、海外文学を読むなんていうのは見る人から見たら「けったいなこと」にしか思われないかもしれない。 僕も昔は”海外の小説”ってとっつきにくいと思っていたので、本格的に読みだしたのは受験勉強が終わって大学に入学してからだったと思う。 で、今、それなりの本を読んできて思うのは・・・ 「食わず嫌いのままにしないでよかったなー」 ということでした。 具体的に何がいいの?っていわれると正直一言で言うのは難しいです。 「ある小説のある場面が、ふっと思い浮かぶ」とか、時々「あの小説の主人公って何考えてたんだろ?」と突然思ってみたりとか。。。 そんなの日本の小説もそうだよねって、なりますよね。 もちろんそうなんです。 しかしやはり日本の小説にはない魅力があるのも事実。スケール感、ものの考え方やとらえ方、人間として共感できること、できないこと。 日本の小説では得られない体験が自分のものに

                                            【おススメの小説】あなたの人生を揺さぶる”海外文学”10冊 - 伝説の”レインボースーパーざかな”
                                          • 2016年から作品が自由に使えるようになった人たち|Colorless Green Histories

                                            はじめに 著作権の保護期間終了によって、2016年1月1日からその作品が自由に使えるようになった人について紹介する。 日本の著作権法では、基本的に著作者が死んでから50年経つと著作権がなくなることになっている [1] 。つまり、死んでから50年の間は、著作権の保護を受けるので、勝手にコピーしたり、インターネット上で配付することができない。しかし、50年経つと、著作権がなくなるので、だれもが自由に作品を使うことができるようになる。そうすると、自由にコピーができるし、インターネット上に掲載しても文句を言われないことになる。 なお、死んでから50年というのは、死んだ日からちょうど50年が経ってからという意味ではない。著作権は、死んだ年の50年後の年末まで残り、その翌年の初めから自由に使えるようになる。例えば、1965年に死んだ人の作品は、1月に死のうとも12月に死のうとも、2015年の12月31

                                              2016年から作品が自由に使えるようになった人たち|Colorless Green Histories
                                            • 自分のゼミ生用の「知の教養」的ブックガイド

                                              経済学以外にいまのゼミ生(三年生)に読んでもらいたい読書リストを作成する。順番は特に意味はない。思いついた順番。 1)ジェームズ・クラベル 『23分間の奇跡』 「学ぶ」ということの意義と危険性についての考察 23分間の奇跡 (集英社文庫) 作者: ジェームズ・クラベル,青島幸男出版社/メーカー: 集英社発売日: 1988/07/20メディア: 文庫購入: 25人 クリック: 467回この商品を含むブログ (38件) を見る2)マキャベリ『君主論』 状況に応じて、また運命とも思える事態への、「柔軟な身振り」を学ぶために。君主論 (岩波文庫) 作者: ニッコロマキアヴェッリ,Nicoll`o Machiavelli,河島英昭出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1998/06/16メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 71回この商品を含むブログ (55件) を見る3)エリアス・カネッティ『

                                                自分のゼミ生用の「知の教養」的ブックガイド
                                              • 作家別作品リスト:米川 正夫

                                                公開中の作品 クリスマスと結婚式 ――無名氏の手記より――(新字新仮名、作品ID:60812)     →ドストエフスキー フィヨードル・ミハイロヴィチ(著者) クロイツェル・ソナタ 01 クロイツェル・ソナタ(新字新仮名、作品ID:58199)     →トルストイ レオ(著者) クロイツェル・ソナタ 02 解題(新字新仮名、作品ID:51339) 正直な泥棒 ――無名氏の手記より――(新字新仮名、作品ID:60809)     →ドストエフスキー フィヨードル・ミハイロヴィチ(著者) 身体検査 (新字新仮名、作品ID:56654)     →ソログープ フョードル(著者) 地下生活者の手記 (新字新仮名、作品ID:57393)     →ドストエフスキー フィヨードル・ミハイロヴィチ(著者) 罪と罰 (新字新仮名、作品ID:56656)     →ドストエフスキー フィヨードル・ミハイ

                                                • 2016年にワタシは面白いと思ったが、ほとんど注目を集めなかったエントリ一覧 - YAMDAS現更新履歴

                                                  長いことブログをやっていると、これは公開したら受けるというのもある程度は分かってくる。それとは別に、これは面白いとか価値があるだろうと書いたのにほとんどブックマークなどがつかず注目されないのに首を捻り、残念に思うことも多々ある。 折角なので、今年そのように感じたエントリをざっとあげさせてもらう。 ドストエフスキー『罪と罰』が刊行されて150年&米川正夫氏の訳業のパブリックドメイン化 - YAMDAS現更新履歴 ウィキペディアの15年の歴史上もっとも多く編集されたページは何か? - YAMDAS現更新履歴 フィクションよりも奇なりな身の毛もよだつドキュメンタリー映画10選 - YAMDAS現更新履歴 物事の仕組みを説明する25個のGIF画像が地味に面白い - YAMDAS現更新履歴 (合法、医療用)マリファナ版価格比較サイトWikileaf - YAMDAS現更新履歴 「大麻についての5つの

                                                    2016年にワタシは面白いと思ったが、ほとんど注目を集めなかったエントリ一覧 - YAMDAS現更新履歴
                                                  • 何を今さらカラマーゾフ:阿部重夫主筆ブログ:FACTA online

                                                    阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2007年12月 6日 [書評]何を今さらカラマーゾフ 世界文学全集がはやらなくなって久しい。なに、どうせ怠惰になっただけである。もう舶来物は信奉しない、と大見得を切るならいいが、情けなや、相変わらずハリウッド拝跪ではないか。ミステリーはやっぱり洋物と相場が決まっている。書斎のスノビズムに縁なき衆生は、薄型テレビと携帯の液晶画面に涎を垂らすだけになっただけのことだ。 出版業界はいにしえの「円本」の夢が忘れられない。売れなくなった翻訳の在庫を抱えて、ひとひねり工夫を加え、古典新訳文庫なるシリーズを売り出した。店ざらしの品の埃を払うばかりでは芸がないので、ちょいと甘く味付けして包装を替え、新品同然と売り出したにひとしい。 そうして出た亀山郁夫訳の「カラマーゾフの兄弟」が飛ぶような売れゆきだという。ああ、まことに慶賀に耐えない。光文社の努力がようやく実

                                                    • 白痴 (ドストエフスキー) - Wikipedia

                                                      『白痴』(はくち、Идиот)はフョードル・ドストエフスキーの長編小説の代表作。1868年に雑誌『ロシア報知(英語版)』(露: Русскій Вѣстникъ)で連載された。『罪と罰』に続き出され、後期五大長編作品(他は『悪霊』、『未成年』、『カラマーゾフの兄弟』)の一つ。 レフ・トルストイは本作について、「これはダイヤモンドだ。その値打ちを知っているものにとっては何千というダイヤモンドに匹敵する」と評したといわれる。 題名の『白痴』には2つの意味がある。主人公ムイシュキン公爵が文字通り知能が著しく劣っているというもの(現代ではこの意味での「白痴」は差別的意味に捉えられることもある)と、「世間知らずのおばかさん」という意味である。しかし、作者はどちらの意味においても否定的に描いていない。ドストエフスキーは、白痴であるムイシュキン公爵を、誰からも好かれる文句なしの善人として描いた。ドストエ

                                                        白痴 (ドストエフスキー) - Wikipedia
                                                      • 徹夜小説「告白」でトランス

                                                        はてなでオススメいただいた徹夜小説「告白」を読んだ。一言で表すなら、読むロック(ただし8beat)。幸いなことに(?)これが何の小説であるか予備知識ゼロで読んだ。真黒なラストへ全速力で向かっていることをビクビク感じながら、まさかこんなとんでもない「事件」とは露知らず。 テンポのいい河内弁でじゃかじゃか話が進む。この一定のリズムは音楽を聴いているようで心地よい。中毒性があり、ハマると本を閉じられなくなる。読み進むにつれ、朦朧とした不思議な感覚に包まれる。 面白いなぁ、と思ったのは、明治時代の主人公の頭を極度に思弁的にしている設定。当然、ムラの衆との意思疎通や日常生活まで齟齬を来たしまくる。語彙と相手さえあれば、とてつもなく知的な存在になりえたのに、それが無いがために周囲からは理解を得られず、痴的な存在と見なされる。読み手はこの葛藤にまず笑うだろう。 「告白」の名の通り一人称でずっと進むと思い

                                                          徹夜小説「告白」でトランス
                                                        • エンタメ至上主義宣言! 居眠書生の50冊 - 書物を積む者はやがて人生を積むだろう

                                                          基本方針。 ・エンターテイメント至上主義。 ・一作家につき一作品とする。 ・私自身の趣味に忠実に、文学史に遠慮しないで選ぶことを心がける。 ・冒険的なリストを作るため、有名な作品はあえて外す。ただし、ドストエフスキーだけは例外とする。 ・お勧めの作品には(!)を、特にお勧めの作品には(☆)をつける。 ・コメントはいい加減。 とりあえず何か面白いものを読みたいひとのために アリオスト『狂えるオルランド』(名古屋大学出版会)(!) イタリア・ルネサンスの掉尾を飾り、『ドン・キホーテ』にも影響を与えた名作……とか、こういう堅苦しい説明はいらない。お間抜けな騎士・女騎士たちの活躍を存分に楽しむがよいのだ。 狂えるオルランド 作者: ルドヴィコアリオスト,Ludovico Ariosto,脇功出版社/メーカー: 名古屋大学出版会発売日: 2001/08メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 11

                                                            エンタメ至上主義宣言! 居眠書生の50冊 - 書物を積む者はやがて人生を積むだろう
                                                          • 公開中 作家リスト:全て

                                                            ア アーヴィング ワシントン (公開中:16) アークム フレデリック (公開中:1) 愛知 敬一 (公開中:1) 会津 八一 (公開中:12) アイプ・ロシディ  (公開中:1)  *著作権存続* アインシュタイン アルベルト (公開中:1) 饗庭 篁村 (公開中:3) 青木 栄瞳 (公開中:1)  *著作権存続* 青木 正児 (公開中:1) 青空文庫  (公開中:1)  *著作権存続* 青野 季吉 (公開中:1) 青柳 喜兵衛 (公開中:1) 秋田 雨雀 (公開中:1) 秋田 滋 (公開中:7) 秋月 種樹 (公開中:2) 芥川 紗織 (公開中:5)  (→間所 紗織) 芥川 多加志 (公開中:1) 芥川 竜之介 (公開中:379) 浅井 洌 (公開中:2) 朝倉 克彦 (公開中:1)  *著作権存続* 浅沼 稲次郎 (公開中:4) 浅野 正恭 (公開中:1) 浅野 和三郎 (公開中:

                                                            • 芸術家であることと芸術家でないこと  ジョン・カサヴェテス論

                                                              ジョン・カサヴェテスの映画を見る経験は、何ものにも代え難い。カサヴェテスの映画を良いとも言いたくないし、悪いとも言いたくない。面白いとも言いたくなければ、面白くないとも言いたくない。美しいとも言いたくなければ、美しくないとも言いたくない。 ジョン・カサヴェテスの映画は、そのような単純な判断から隔絶したところにある。スクリーンの向こうに写っている映像が、単に自分の外部にある別の世界だとは思えない。そこにあるのは自分自身の魂の延長である、自分の人生の一部である。自分の人生を振り返り距離を置いて反省しつつある時ならともかく、今まさに生きられている自分の人生は、良くも悪くもなく、面白くも面白くなくもなく、美しくも美しくなくもない。それは単に、生きられている。 だがもちろん、それでは何も言ったことにならない。私は、カサヴェテスの映画の価値は分析不可能であるなどと言いたいのではない。言葉にできないほど

                                                                芸術家であることと芸術家でないこと  ジョン・カサヴェテス論
                                                              • 作話てんかん(代理によるミュンヒハウゼン症候群) | 名古屋市【愛知県青い鳥医療療育センター】

                                                                「母親はつねに正しい、と人には教えているし、また、そのように教えるべきだと信じている。しかし、母親が間違うときには、身の毛がよだつほどの間違いをおかすのである。そのことはきちんと認識すべきだ」 ロイ・メドー「児童虐待の奥地」 「人類は、はるか昔から嬰児殺しを繰り返してきたのである。嬰児殺しが起こりうるという冷厳な事実をわれわれは受け止める必要がある」 ロイ・メドー「作話てんかん」 「いかなる子どもも、信頼できる人間によって無条件に愛される権利を有する。私を生んだ女性は「母親」と呼ばれるに値しなかった。彼女は子育てを許されるべきではなかったのだ」 メアリー・ブライク「母が私を病気に仕立てた:代行性ホラ吹き男爵症候群を生き抜いた子どもの物語」 「現在の子どもたちも神聖な追憶をもつようになる…さもなくば生きた生活が中絶してしまうからである。少年時代の追憶から得た神聖な、貴重なものなしには、人間は

                                                                • 地下室の手記 - Wikipedia

                                                                  『地下室の手記』(ちかしつのしゅき、原題:Записки из подполья)は、フョードル・ドストエフスキーの中編小説。 1864年、雑誌『エポーハ』(『世紀』)に掲載。 中村融訳や米川正夫訳では『地下生活者の手記』(ちかせいかつしゃのしゅき)、亀山郁夫訳では『新訳 地下室の記録』(しんやく ちかしつのきろく)の題で出版された。 「地下室」と「ぼた雪に寄せて」 の二部構成からなる。 参考文献[編集] 江川卓訳『地下室の手記』新潮文庫、ISBN 978-4102010099 - 本項目の引用元 バラエティ・アートワークス企画『地下室の手記 まんがで読破』イースト・プレス、ISBN 978-4781606682 別訳版[編集] 中村融訳『地下生活者の手記』角川文庫 米川正夫訳「地下生活者の手記」-『ドストエーフスキイ全集 第5巻』河出書房新社 - 電子書籍で再刊 小沼文彦訳「地下生活者の

                                                                    地下室の手記 - Wikipedia
                                                                  • 工藤精一郎訳『罪と罰』(新潮文庫)の二つの問題場面 - 文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

                                                                    亀山郁夫訳のドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』(光文社文庫)が、古典新訳としては異例とも言うべき売れ行きを示しているようで、それに先導されるように、にわかにドストエフスキー・ブームが起きているらしいが、その余波ではないかと思われるが、亀山訳ドストエフスキーの「誤訳問題」が一部のロシア文学者、ないしはドストエフスキー研究家の間でひそかに注目されいるらしく、先日は、週刊誌「週刊新潮」の記事にもなったらしい。「らしい……」と言っても、実は僕も読んだのだが、僕などは翻訳には多少の誤訳はつきもので、別に大騒ぎする必要もないと考えるが、一部のドストエフスキー研究家の中には、亀山訳「カラマーゾフの兄弟」が、爆発的に売れていることへの複雑な感情もあって、かなり「誤訳問題」がヒートアップして、各方面に波及しつつあるらしい。というわけで、ドストエフスキー研究と言えば、日大芸術学部の清水正(まさし)教授の膨

                                                                      工藤精一郎訳『罪と罰』(新潮文庫)の二つの問題場面 - 文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』
                                                                    • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 東大教師が新入生にすすめる100冊

                                                                      昨年の「東大教官がすすめる100冊」の2007年版。企画の趣旨は以下のとおり。 ■企画「東大教師が新入生にすすめる100冊」の趣旨 東大教師が選んだ新入生向けのブックリストとして、新書「東大教官が新入生すすめる本」と、紀伊國屋書店のサイト[参照]がある。全部で2100冊程と膨大なので、まとめる。まとめるだけでは面白くないので、100冊に絞ってランキングする。 新書もサイトも、「ただ並べてあるだけ」なので非常に見づらい。さらに、くりかえしオススメされる本の「重み」が見えないため、以下の基準で編集→ランキングする。 年を越えてオススメされる本は、それぞれ1票としてカウント 複数の教官にオススメされる本は、それぞれ1票としてカウント 全集・分冊は丸めて1冊にした。ただし、全集の中の特定巻を指してある場合は「ソコを読め」というメッセージなので別枠とした 参照元では「文系」「理系」と分けているが、混

                                                                        わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 東大教師が新入生にすすめる100冊
                                                                      • 米川正夫 - Wikipedia

                                                                        米川 正夫(よねかわ まさお、1891年11月25日 - 1965年12月29日)は、日本のロシア文学者、翻訳家。 経歴[編集] 1891年、岡山県高梁町の質屋を営む家庭に四男として生まれ育つ。高梁中学校時代にツルゲーネフ『片恋』(訳:二葉亭四迷)を愛読、ロシア語の道を志して、1909年、東京外国語学校(通称・外語/現・東京外国語大学)ロシヤ語本科に入学。翌年、級友の中村白葉などと共に雑誌『露西亜文学』を創刊し、この雑誌で翻訳を始める。1912年、東京外国語学校を首席で卒業。 卒業後、鉄道省の採用試験を受験するも失敗。しばらくフリーランスの翻訳や来日ロシア人の通訳で生計を立てた。1912年8月、三菱に入社し、長崎支店に勤務。同年11月から旭川第七師団のロシア語教師として北海道に赴任する。ドストエーフスキイ「白痴」翻訳に着手、1914年、処女出版として新潮文庫(第1次)から刊行開始(1917

                                                                          米川正夫 - Wikipedia
                                                                        • 幸せな人とは「幸せ探し」の上手な人。植西聡著「ひと言セラピー」より - 風に吹かれて旅するブログ (話題・記念日&ハッピートーク)

                                                                          ☆彡今日のハッピー 一日一言 ハッピーを呼ぶヒント 『小さい幸せ見つけた♪~』 幸福は探さなければ見つからないものではないでしょうか。 その意味では、幸せな人とは「幸せ探し」の上手な人なのです。 幸福な人は、いつも自分の人生の中に幸福といえるものを探しています。 「私の勤めている会社は中小企業だが、やりがいのある仕事がある。そんな私は幸せ者だ」 「長年続けている趣味がある。一緒に楽しむたくさんの友もいる。お金はないけれど、そんな私は幸せだ。」 「職場では思うように出世できないが、私には愛する家族がいる。家族に恵まれた私は、幸福だ。」と いったふうに、いつもの日常に幸せを見出して、幸福だと感じている人が幸福なんです。 つまり、自分自身に「私は幸福だ」と語り掛けている人です。 探してみると、思いがけない幸福が自分の人生に見つかるものです。 反対に、不幸を探せば、嫌なこと、つらいことばかりが目に

                                                                          • 日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ/高階秀爾オーラル・ヒストリー

                                                                            高階秀爾オーラル・ヒストリー 2010年6月4日 国立西洋美術館にて インタヴュアー:林道郎、池上裕子 書き起こし:畑井恵 公開日:2013年6月16日 更新日:2018年6月7日 高階秀爾(たかしな・しゅうじ 1932年~) 美術史家・美術評論家(ルネサンス以降の西洋美術、日本の近現代美術) 東京大学教養学部卒業後、1954年、東京大学大学院在学中にフランス政府給費留学生として渡仏、1959年まで滞在。帰国後、国立西洋美術館の研究員として1971年まで勤務。1971年から1992年まで東京大学で教鞭を執り、1992年から2000年まで国立西洋美術館館長。2002年より大原美術館館長。2012年、文化勲章受章。聞き取りは、東京大学での教え子である林道郎を聞き手として行われた。4回にわたって、フランス留学や美術館勤めの時代から、研究・評論活動、東京大学での教育、また国際学会での活動まで、多岐

                                                                            • ドストエフスキー 『悪霊』

                                                                              『罪と罰』を読んでそれ以上にとりつきにくいそうな『悪霊』を読んでみましょうと思い立ちました。そこで岩波文庫、米川正夫訳を読もうとしたのですが上巻の半分も進まないうちに嫌気がさしてきたのです。自分の読み方が悪いことを棚に上げ、訳者の翻訳がいけないからこうもわかりにくいのだと思ったものですからこんどは新潮文庫、江川卓訳に挑戦しました。あまり代わり映えがしないものだと気がつきましたが、これも放棄するのはあまりにももったいないことなので、ぼちぼちと通り一遍ですが読み終えたのが半年ほど前のことです。 『罪と罰』も三回読んでようやく自分なりの読み方ができたとの気分に到達した経験からこれもやはりもう一度読む必要があります。その前にどうして難解であったのかについて整理しておくことが理解を進めるような気がしました。 もっとも基本的な過ちはこの作品の「あらすじ」をはき違えて読んだことにあったんじゃないか。 た

                                                                              • 美しさの中を歩め2022 目覚めへと向けて

                                                                                今年3月に出ました紀要論文を紹介します。 「透明な力で人を動かす ―無分節/分節の世界モデルより理解された身体とエネルギーの関係について―」 最近やってる武術的身体操作の研究の一つで、いわゆる「相手の中に入る」という現象(これが合気とも考えますが)について、その本質を考えたもの。これに際して、井筒俊彦の無分節・分節の世界モデルから解釈しています。一般的な近代的な世界理解からは理解不能であるものを、拡大した枠組みによって理解可能なものとするというわけです。 なお、そもそも相手の中に入るとか、無力化するという現象がそもそも存在するのか、という問いはここでは対象外です。 あえて、そのようなことが経験の地平として実在することは自明なものとみなしています。 そのこと自体は経験すればわかることであって、科学的あるいは学問的な論証の埒外にあると考えます。 もちろんそれを「信じない」という人に対して、実在

                                                                                  美しさの中を歩め2022 目覚めへと向けて
                                                                                • ドストエフスキー 〜作家つれづれ・その1 - ことばを食する

                                                                                  異常気象で雪が積もらなかった昨年と打って変わり、いつもの冬がやってきました。朝、目が覚めて見れば一面の銀世界。まるで世界をリセットしたよう。庭のサクラも雪をまとって、枝垂れ桜みたいな風情になっていました。 (今朝の庭) わたしの住む地では、基本的に雪をいい言葉で語りません。冬の生活が苦しいことの象徴でもあるからです。しかしわたしは子供の頃から変わらず、雪と冬が好きです。高校時代まで、あれほどロシア文学に惹かれたのは、そんなベースがあったからだと思います。 講談社から出た新訳のドストエフスキー「罪と罰」(北垣信行訳、2冊本)を買ったのは坊主頭の中学2年の時でした。当時、作家や作品に事前知識があったとは思えず、表紙カバーに使われていた美しいロシア人少女の写真(映画のソーニャ役)のせいだったのでしょう。 わたしが読む本を、見咎めた父が言いました。 「お前にその小説が分かるのか?」 生意気な中学生

                                                                                    ドストエフスキー 〜作家つれづれ・その1 - ことばを食する