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  • タモリがジャズについて語る 村上春樹訳の評伝『スタン・ゲッツ』を読んで | レビュー | Book Bang -ブックバン-

    タモリさん 天才的ジャズテナーサックス奏者スタン・ゲッツの克明な伝記。ジャズファンなら必ず聴いているはずだがそれ以外の方なら、ボサノバの名曲「イパネマの娘」でテナーを吹いている人といえば思い出してくれるでしょう。ジョン・コルトレーンやマイルス・デイビスのようにジャズに革命を起こしたミュージシァンではないが、その時代に応じてまたその時の共演者によって美妙に反応し影響を受けながら自分の魂を深めていくジャズマンだ。その才能が見事に開花したのが「イパネマの娘」。ボサノバという当時ブラジルの片隅で生まれたポルトガル語でしか歌われなかった音楽を、全く無名の歌手アストラッド・ジルベルトに英語で歌わせジャズに巧みに取り込んで世界的にヒットさせた。これはジャズ史上最も多く売れたレコードのひとつで一九六五年グラミー賞において投票の結果ビートルズの「抱きしめたい」を抜き最優秀レコードに、またボサノバを創った一人

      タモリがジャズについて語る 村上春樹訳の評伝『スタン・ゲッツ』を読んで | レビュー | Book Bang -ブックバン-
    • 現在に至る種を広範囲にわたってまきつづけてきた悪魔的な天才──『未来から来た男 ジョン・フォン・ノイマン』 - 基本読書

      未来から来た男 ジョン・フォン・ノイマン みすず書房Amazonこの『未来から来た男 ジョン・フォン・ノイマン』はその名の通りフォン・ノイマンの伝記である。1903年生まれの1957年没。数学からはじまって、物理学、計算機科学、ゲーム理論など幅広い分野で革新的な成果をあげ、史上最高の天才など、彼を称える言葉に際限はない。彼と同時代を生きた人物に、クルト・ゲーデルやアルベルト・アインシュタインなどそうそうたる人物が揃っているが、三人すべてを知る人物も、フォン・ノイマンが飛び抜けて鋭い知性の持ち主だと思っていたと語る。 実際、それが誇張表現ではないぐらい彼が一人で成し遂げたことは凄まじかった。その天才性は幼少期から発揮されていて、古代ギリシャ語やラテン語をマスターし、母語のハンガリー語だけでなくフランス語、ドイツ語、英語も話した。45巻の世界史全集を読んで、それから何十年も経った後でも第一章の

        現在に至る種を広範囲にわたってまきつづけてきた悪魔的な天才──『未来から来た男 ジョン・フォン・ノイマン』 - 基本読書
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        • 伝説が終わり、伝記が始まる - 書評 - ミルトン・フリードマン : 404 Blog Not Found

          2008年01月28日19:45 カテゴリ翻訳/紹介Money 伝説が終わり、伝記が始まる - 書評 - ミルトン・フリードマン 日経BP出版局黒沢様より献本御礼。 最強の経済学者 ミルトン・フリードマン Lanny Ebenstein / 大野一 [原著:Milton Friedman by Lanny Ebenstein] これだけ面白くてかつ役に立つ伝記を久しぶりに読んだ。 最強の経済学者 ミルトン・フリードマン - 池田信夫 blog 彼の著書をまったく読んだことのない人には、わかりやすい入門書だが、経済学者が読んでも得るものはないだろう。 ああ、なんともったいない。 仮にこれが100%真実だとしても、一人の男として、夫として、父としてのフリードマンに学べることはあまりに多いのに。 本書「最強の経済学者 ミルトン・フリードマン」は、ミルトン・フリードマン公認の伝記。 目次 - 日経

            伝説が終わり、伝記が始まる - 書評 - ミルトン・フリードマン : 404 Blog Not Found
          • 鯨イルカ・イデオロギーを考える(�W) ― ジョン・C・リリーの場合 ―

            鯨イルカ・イデオロギーを考える(Ⅳ) — ジョン・C・リリーの場合 — (『人文科学研究第122輯』 (新潟大学人文学部、2008年7月)より) 三浦 淳 (新潟大学人文学部教授) 4.イルカ研究者はいかにしてマッドサイエンティストになったか A.鯨イルカ・イデオロギーには、イルカは知能が高いという言説がしばしばつきまとう。 その元締めは誰か、或いは淵源はどこにあるのだろうか。 ジョン・C・リリー(John Cunningham Lily)という人物がいる。 1915年に生まれ2001年に死去したアメリカ人で、イルカと人間のコミュニケーション研究によってその筋では著名な存在である。 彼は55年頃から、イルカは高い知能を持ち人間と言語交流が可能との説を喧伝するようになった。 ここでは彼の著書や自伝を主な材料として、彼の学説の内実と軌跡をたどってみよう。1) リリーのイルカ研究は二期に分けられ

            • 「突破者」宮崎学が絶対に譲らなかった矜持と生涯

              1984年に江崎グリコ社長が何者かに誘拐されたことをきっかけに、食品会社を標的とする脅迫事件が相次いだ。いわゆるグリコ・森永事件である。容疑者はその風貌から「キツネ目の男」と呼ばれた。この「キツネ目の男」ではないかと疑われていたのが、宮崎学氏である。 宮崎氏は自らの半生を振り返った『突破者』(南風社、のちに幻冬舎アウトロー文庫、新潮文庫)で作家デビューすると、一躍論壇の寵児となり、次々に作品を世に放ってきた。体調を崩してからも創作意欲は衰えなかったが、残念ながら昨年刊行した『突破者の遺言』(K&Kプレス)が遺作となった。 忘れられない一節 宮崎学氏ほど差別を憎み、差別と戦った人はいない。氏の訃報に接し、その思いを改めて強くしている。 忘れられない一節がある。宮崎氏がデビュー作『突破者』につづった、上田という人物との思い出だ。 上田は宮崎氏の実家・寺村組の行儀見習いの住み込み若衆で、当時はま

                「突破者」宮崎学が絶対に譲らなかった矜持と生涯
              • 『完全なるチェス 天才ボビー・フィッシャーの生涯』 クイーンを犠牲にした世界チャンピオン - HONZ

                すべからく、天才は類まれなる努力の結果、生まれるものだと思っている。天才が天才であるのは、あることが好きで好きでたまらず、その好きなことだったらどれだけ練習しても、勉強しても飽き足らずに、身体の一部になるまで反復しなければ気が済まない、そういう精神力を持っていることだろう。天才の伝記は、凡人にとっては神話のようだ。どれだけ奇矯な人間であっても、どこか神々しい。私が初めて知ったボビー・フィッシャーという天才チェスプレイヤーも、やはり怒れる神のような印象を持った。 私はチェスを知らない。さすがにこのゲームがどのようなものを使うかくらいは知っているが、ルールもシステムもまったくわからない。しかし将棋を知らなくても『真剣師小池重明』や『聖の青春』が面白かったように、マージャンの牌を握ったことがなくても『麻雀放浪記』を読みふけったように、五目並べしかできなくても『未完の対局』に心を奪われたように、こ

                  『完全なるチェス 天才ボビー・フィッシャーの生涯』 クイーンを犠牲にした世界チャンピオン - HONZ
                • Amazon.co.jp: ユークリッドの窓~平行線から超空間にいたる幾何学の物語: レナード・ムロディナウ (著), 青木薫 (翻訳): 本

                    Amazon.co.jp: ユークリッドの窓~平行線から超空間にいたる幾何学の物語: レナード・ムロディナウ (著), 青木薫 (翻訳): 本
                  • 石橋湛山 連載一覧 | 連載/石橋湛山を語る - 東洋経済新報社 創立115周年

                    「もういちど本気で考えよう日本!」。本気で考えるのは、あなた自身です。 「健全なる経済社会の発展に貢献する」。 115年前の設立以来、東洋経済新報社の企業理念はぶれることはありませんでした。 健全なる経済社会は「個の確立」なくしては実現できないと考え そのために必要不可欠な知識と情報を提供し続けてきましたが、 現在の日本は、未だ自立した個が構成する社会とは程遠い状況にあります。 そこで、創立115周年を迎えた現在、 混迷の続く時代の最良の指針として石橋湛山と高橋亀吉という 二人の巨星が記した主要著作を紐解くべきとの想いから 『石橋湛山全集』と『高橋亀吉著作集』の復刊を決定いたしました。 今回の記念出版を機に、東洋経済新報社では、 「もういちど本気で考えよう日本!」とのキャンペーンを立ち上げ シンポジウムやブックフェアの開催、『週刊東洋経済』との連動企画、 東洋経済オンラインサイトの新設など

                    • 松下幸之助 vol.1(福田 和也) @gendai_biz

                      文芸批評の仕事からやや逸れて、最初の評伝『地ひらく 石原莞爾と昭和の夢』を上梓した後、私は松下幸之助について、書こうと思った。 それは、いずれトータルな形で、昭和という時代を書いてみたいという「野心」の、その重要な段階としてでもあった—戦略的には—が、いま一つは、石原莞爾という稀代の理想家の横に、松下幸之助という今一人の理想主義者を配してみたかったからである。 石原は挫折した。失敗した。自らの理想が瓦礫に帰した光景をまのあたりにしたのにたいして、松下幸之助は、成功した理想家である。理想が、理念が、この地上で成功するのは稀有な事だけれど、松下はそれを成し遂げた、と私は思う。 皮肉にも、軍需化が技術力を高めた 松下の抱いた理念とは、いわゆる「水道哲学」である。 水道の水は、ただではない。とはいえ通りかかりの人が、勝手に呑んでも怒る人はいない。それは水が豊富にあり、安価だからだ。 もしも、家電製

                        松下幸之助 vol.1(福田 和也) @gendai_biz
                      • Amazon.co.jp: 仮面ライダー・仮面の忍者赤影・隠密剣士・・・ 伊上勝評伝 昭和ヒーロー像を作った男 (Tokuma critical biography Seri): 井上敏樹, 竹中清: 本

                          Amazon.co.jp: 仮面ライダー・仮面の忍者赤影・隠密剣士・・・ 伊上勝評伝 昭和ヒーロー像を作った男 (Tokuma critical biography Seri): 井上敏樹, 竹中清: 本
                        • 【評伝】小松左京さん 愛妻家、関西のおっちゃん+(1/2ページ) - MSN産経ニュース

                          SF界の巨星が落ちた。衝撃的な代表作「日本沈没」などの著書をはじめ、日本の文壇に大きな足跡を残した巨人。でも、素顔は、たばことお酒が大好きで、無類の愛妻家の関西のおっちゃんだった。 仕事の話は早々と済ませると、行きつけのスナックへ。そこはさまざまなジャンルの人たちが集う“小松サロン”で、おもしろいものやみんなで楽しめることが大好きな小松さんの、交友の広さと博学多才ぶりが際立った。 実は、小松さんのデビューが小説ではなく、「漫画家モリ・ミノル」だったこと。手塚治虫さんの作品を見て、あまりの絵のうまさに“こりゃ、かなわん”と、漫画をかくのをやめたこと。最初の書き下ろしのSF小説「日本アパッチ族」は、奥さまを楽しませるために書き下ろしたこと…など、ウンチクたっぷりに話された。興が乗った最後は得意のシャンソンが締めくくりになった。 東京へ居を移さず、関西をベースに活動を続けたことについては、「東京

                          • 「生命の哲学」書評 「光の世界」求め唯物論と激闘|好書好日

                            生命の哲学 知の巨人フェヒナーの数奇なる生涯 [著]岩渕輝 19世紀の「知の巨人」フェヒナーは、科学、哲学、美学を「光の世界観」という概念で統合しようとした。だが、その領域が広すぎて、死後の生存から「植物の内面生活」までに及んだため、宗教やオカルトとも誤解され、真価を把握するのが困難だった。だが、その業績の全貌(ぜんぼう)を徹底的に紹介できる研究家が、ついに日本にも登場した。この仕事のためにドイツ語を一から学んだという情熱も尋常ではない。 フェヒナーは世界を、科学的に実体を探究できる「物質面」と、探究しえない「ゼーレ面」とから構成されると考えた。ドイツ語のゼーレは心や霊という心理学的な意味もあるが、生命現象をもたらす生理学的な原理をも意味する。 ところが彼の時代に優勢となる唯物論は、生物を死物の機械として取り扱い、色彩や音響も脳が作りだす幻であって「世界の実相は無色無音の暗黒だ」と唱えた。

                              「生命の哲学」書評 「光の世界」求め唯物論と激闘|好書好日
                            • Amazon.co.jp: ヴィスコンティ集成―退廃の美しさに彩られた孤独の肖像 (ブック・シネマテーク 4): フィルムアート社: 本

                                Amazon.co.jp: ヴィスコンティ集成―退廃の美しさに彩られた孤独の肖像 (ブック・シネマテーク 4): フィルムアート社: 本
                              • http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0029.html

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