ベトナム・ハノイでの首脳会談で物別れに終わった核協議だが、ストックホルムで再開した実務協議も決裂したことがわかった/Carl Court/Getty Images (CNN) 北朝鮮の非核化をめぐり、スウェーデンの首都ストックホルムで5日に開かれた米朝実務協議が決裂した。双方の当局者が語った。 北朝鮮の金明吉(キムミョンギル)首席代表は現地での会見で「交渉は我々の期待を満たさず、最終的に決裂した」と述べ、「何の結果も出せず決裂したのは全面的に、米国が旧態依然とした観点と態度を改めなかったためだ」と非難した。 一方、米国務省の報道官は金氏の発言に対し、「8時間半に及んだきょうの協議の内容と精神を反映していない」と反論した。 報道官によれば、協議ではトランプ米大統領と金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が昨年シンガポールで初会談してからの経緯を振り返り、より集中的な取り組みの必要性について