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資本主義の検索結果1 - 10 件 / 10件

  • 神宮外苑再開発問題の(右翼でも左翼でもない人向け)決定版まとめ|倉本圭造

    都知事選の争点になって再度人々の注目を集めている外苑再開発問題ですが、「強引な反対派」の無理のある主張が否定される言論が共有されるようになったはいいものの、なんだか今度は「神宮の私有地なんだよ!これだからアホの左翼どもは!」みたいなちょっと問題のある押し切り方もたくさん聞こえるようになってきて、実際どういうことなのかがわかりづらくなってると思います。 というわけで、過去に何度かコレに関する記事がバズって、TBSの討論番組にも呼ばれた私がこの問題の現在地や、これに限らず日本の再開発をどうしていったらいいのか?という話について掘り下げます。 今月末は都知事選候補3人についての記事をアップしており、先ほどアップした以下の石丸さんについての記事 とあわせてお読みください。 小池さん、石丸さんにつづく、蓮舫さんに関する記事の代わりでもあると思っていただければと思います。 (いつものように体裁として有

      神宮外苑再開発問題の(右翼でも左翼でもない人向け)決定版まとめ|倉本圭造
    • 猶予は72時間… パタゴニア、リモートで働く90人のスタッフに「引っ越し」か「退職」の選択を要求

      アメリカでは、パタゴニアがカスタマーサービス部門で働く90人のスタッフに対し、7カ所ある「ハブ」のうちのいずれかに移るか、退職するよう伝えた。 対象のスタッフは、通知から3日以内に自分の判断を会社に伝えなければならなかった。 チーム文化を改善し、ビジネスニーズをサポートしようとしていると、同社の広報担当者はBusiness Insiderにコメントした。 サステナブルなアウトドアブランドのパタゴニアは、アメリカの従業員90人に選択肢を与えた —— 金曜日までに引っ越すか会社を辞めるか決めるように、と。 90人はいずれも、パタゴニアでは「カスタマー・エクスペリエンス(CX)」チームとして知られるカスタマーサービス部門で働く従業員だ。電話や問い合わせに対応する仕事で、リモートで働くことができる。 最初の通知は火曜日の朝、テキストと電子メールで届いた。 「午前10時(アメリカ太平洋標準時)から重

        猶予は72時間… パタゴニア、リモートで働く90人のスタッフに「引っ越し」か「退職」の選択を要求
      • 政敵の悪魔化こそが支持者への報酬だからだよ

        https://anond.hatelabo.jp/20240628220617 いい質問だね 「なんでみんなそんなに悪魔化出来るの?」 政治界隈が政敵を悪魔化するのはそれが支持者への精神的報酬だからだよ 恨みがないから悪魔化できないって? 話は逆だ そこまで恨みがない相手に現実の不満を集約し、悪魔化して叩く根拠を与えるから意味があるんだよ それが政治のリーダーに求められる、フォロワーへの協力報酬の支払い方としてメジャーなんだ ちょっと考えてくれ 政治運動には多大な労力がかかるのに、協力者に報酬を払う方法は非常に限られている まず、金が払えない 当たり前だと思ってるやつ、この難しさを舐めすぎ いやマジで舐めすぎ 金が払えないんだぞ? 労働してもらうのに、対価として妥当なカネが払えない、この資本主義社会で それどころか経費すらまともに払えません、持ち出しです どうやって運営するんだそんな組織

          政敵の悪魔化こそが支持者への報酬だからだよ
        • (選挙の悪魔)小池百合子にはどうすれば勝てるのか?|倉本圭造

          こんにちは。経営コンサルタント兼思想家の倉本圭造です。 今回の都知事選は候補者ごとの「支持者グループ同士」の相互憎悪がものすごくて、ある候補をものすごく持ち上げる情報が流れたかと思えば逆にものすごくサゲる情報が流れていたりとか、全然客観的な情報がわからん、という感じになってますよね。 これ、SNSが暴言まつりなのはいつものことですが、メディアの発信ですらある記事では都庁内部の声として「どうせ次も小池さんだと思うし、まあまあうまく協業できてると思いますよ」みたいな発言が紹介されてたかと思えば、別の記事では「都庁内部では上から下まで小池に対する怨嗟の声が広がっていて支持してる人などいません」みたいな話になっていたりして。 さすがにわけがわからないな、と思ったので、ちょっと冷静になって一人ひとりの候補者についてどういう感じの人物なのかを「選挙にかかわらないメディア情報や役所が出してる公文書」など

            (選挙の悪魔)小池百合子にはどうすれば勝てるのか?|倉本圭造
          • ノア・スミス「自由民主主義はこんな風に21世紀を失うかもしれない」(2024年5月22日)|経済学101

            情報と自由に関するちょっとゾッとするささやかな理論自由主義が勝利の凱歌をあげている時代に,ぼくは育った.自由民主主義が勝利して,20世紀をわがものにした――帝国主義もファシズムも共産主義もみんな崩壊して,20世紀末には,アメリカとアジア・欧州の民主主義同盟国が経済面でも軍事面でも上り調子だった.中国ですら,依然として独裁国家ではありつつも,この時期に経済と社会の一部を自由化した.フランシス・フクヤマの『歴史の終わり』に鼻白んだ学者たちも,総じて,資本主義および/あるいは自由民主制が平和・幸福・繁栄を育んだという主張に好意的だった.「勝利したのは他でもなく自由だ」という感覚が,圧倒的に強かった――思っていることを語る自由,好きなように生きる自由,のぞむままに売り買いする自由こそが勝利したんだという感覚が大勢を占めていた. それからほんの20年後のいま,「自由こそが勝者」という考えは,深い疑い

              ノア・スミス「自由民主主義はこんな風に21世紀を失うかもしれない」(2024年5月22日)|経済学101
            • 赤字ローカル線は「ガソリン税」で維持すべきだ

              利用者が少なく維持費をカバーできない赤字のローカル線を廃止すべきかどうかという議論がよく行われているが、ほとんど利用されない道路は維持費に見合わないから廃止せよという声はまず聞かない。道路はガソリン税などの税金で維持するものという考え方が国民の間に浸透しているためだ。しかし、『デフレの正体』『里山資本主義』などの著書を持つ地域エコノミストの藻谷浩介氏はこうした考え方に警鐘を鳴らす。平成大合併前の約3200市町村すべてを自分の足で訪問し鉄道と道路の両方に精通する藻谷氏に話を聞いた。 日本の鉄道政策はガラパゴスだ ――ガソリン税による地方鉄道の維持を主張されています。なぜでしょうか。 世界の常識に沿って、日本のやり方は「ガラパゴスだ」と指摘しているのです。世界の常識とは、「交通インフラは税金で整備し、維持する」ということ。旅客鉄道に関しては、路盤を税金で整備し、そこに民間企業が列車を運行させる

                赤字ローカル線は「ガソリン税」で維持すべきだ
              • 向精神薬は心に効かない - 関内関外日記

                こんな話題を見かけた。 p-shirokuma.hatenadiary.com おれには「近代に根ざした自意識」とかいうむずかしいことは、さっぱりわからん。わからんが、向精神薬をもぐもぐ食べて生きている人間としてなにか言いたくなった。 おれは手帳持ちの精神障害者である。最初に医者に行ったのは、朝、身体がまったく動かなくなったからだった。強烈な希死念慮というものも煮詰まっていた時期だったが、「医者に行かなければ」と決断したのは身体の問題だったといっていい。 そして、おれの双極性障害(躁うつ病)がもたらすものといえば、やはり「身体が動かなくなる」だった。それが主だった。ついでにあるのが不安症だが、これも動悸や汗などと見なせば身体の問題だ。 とはいえ、おれは自分が精神的に病んでいる人間であると、医者に行く前からずっと思っていた。「メンヘラ」であると。薬物によって「変われる」のではないか。なにが変

                  向精神薬は心に効かない - 関内関外日記
                • 外部性の思想としてのオタクカルチャーーーブルアカのTVアニメはなぜつまらないのか|紅茶泡海苔

                  先日、ブルアカのTVアニメが無事放送完了した。ゲーム版で相当ハマっていたから、私も放送当初かなり期待していた。最初はワクワクしましたが、途中から半ば義務感で追っているだけになって、最終的に振り返って見るとやはりつまらないのか正直の感想である。 今回のTVアニメ化は、ゲーム版の対策委員会編をただなぞっているだけで、アニメ版ならではのものがないという批判は放送当初から散見する。たしかに、物語の大筋は概ね忠実で、ゲーム版のシーンもそのままアニメのカットになることも多く、全体的に原作通りだと感じる。基本的に原作に忠実なアニメ版だが、しかし、私はやはりなにか大きな欠落を感じていて、その欠落がもたらす違和感をここで言語化してみようと思う。 外部性としてのオタクカルチャーブルアカはエロゲーなどを始めとする日本のゼロ年代文芸の精神を受け継いているという話は、オタクたちの中でかなり共通認識としてあるが、私が

                    外部性の思想としてのオタクカルチャーーーブルアカのTVアニメはなぜつまらないのか|紅茶泡海苔
                  • なぜ、いま日本に「倫理資本主義」が求められているのか? マルクス・ガブリエル『倫理資本主義の時代』/「はじめに」全文公開|Hayakawa Books & Magazines(β)

                    なぜ、いま日本に「倫理資本主義」が求められているのか? マルクス・ガブリエル『倫理資本主義の時代』/「はじめに」全文公開 世界的哲学者、マルクス・ガブリエルによる初の「日本書き下ろし」となる著作、『倫理資本主義の時代』(斎藤幸平[監修]土方奈美[訳]、ハヤカワ新書)が本日発売しました。 本記事では、その刊行を記念して本書の序文を全文公開します。資本主義が行き詰まりとなり、「入れ子構造の危機」に瀕している現代の世界。その打開の鍵は資本主義の放棄ではなく、道徳的価値と経済的価値を再統合し、「善」の組み込みによってアップデートを施した「倫理資本主義」の実装であると説く本書。こうした発想は、いったいどこから生まれたのか? そして、なぜ彼は世界に先駆けて日本で倫理資本主義の価値を表明しようと考えたのか? その秘密の一端が、明快に語られます。 『倫理資本主義の時代』ハヤカワ新書 私たちは先例のない危機

                      なぜ、いま日本に「倫理資本主義」が求められているのか? マルクス・ガブリエル『倫理資本主義の時代』/「はじめに」全文公開|Hayakawa Books & Magazines(β)
                    • 【コラム】神宮外苑再開発巡る誤解と対立、なぜ生まれた-リーディー

                      A stroll under the gingko trees in autumn. Photographer: YOSHIKAZU TSUNO/Gamma-Rapho スタジオジブリの映画、あるいはジョニ・ミッチェルの名曲「ビッグ・イエロー・タクシー」からそのまま飛び出してきたようなナラティブ(物語)だ。大企業と政府の利害が一致し、樹木をなぎ倒し、愛着のある公園を取り壊し、コミュニティーエリアを商業化する。 東京都心の緑のオアシスである明治神宮外苑の再開発を巡っては、何年も前から意見が割れていた。神宮球場と秩父宮ラグビー場の建て替え計画に抗議する人々は、「数千本の樹木」が伐採されることになると言う。しかし、多くの説得力のあるナラティブがそうであるように、これはほとんど作り話だ。 神宮外苑の歴史は明治神宮創建にさかのぼる。明治神宮は、日本銀行が今月発行を開始した新1万円札に採用された「日本

                        【コラム】神宮外苑再開発巡る誤解と対立、なぜ生まれた-リーディー
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