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陽性転移とはの検索結果1 - 40 件 / 62件

  • Colaboの支援手法はプロの支援職からすると「資格剝奪ものの倫理規定違反」|小山(狂)

    「Colabo」と仁藤夢乃さんの最大の問題は、当事者への搾取を伴う支援手法であると筆者は考えている。 仁藤夢乃さん自身が常々公言しているように、「Colabo」が支援の対象としている少女たちの多くがメンタルヘルスに関連する困難を抱えている。発達障害や精神障害などのハンディキャップや性犯罪や虐待やDVなどのトラウマ的体験など、未成年者に限らずセックスワーカーの多くがこのような精神的・心理的な問題を抱えていることは福祉業界では常識と言っていい。 伝統的に婦人保護業界は精神障害者福祉や知的障碍者福祉と極めて距離が近かったのだが、これはセックスワークとメンタルヘルスが極めて密接に関係しているからだ。つまり広義において「Colabo」や仁藤夢乃さんはメンタルヘルス領域の支援者と言って過言ではないだろう。現にColaboの同行支援も最も回数が多いのは「病院」であり、自分たちが精神を病んだ女性の支援者で

      Colaboの支援手法はプロの支援職からすると「資格剝奪ものの倫理規定違反」|小山(狂)
    • 【4000】退院しました。元気です。(【3473】、【3939】のその後) | Dr林のこころと脳の相談室

      Q: 林先生、お久しぶりです。【3473】17歳女。父の性的接触を受け入れてしまいます 、【3939】入院しましたが、父のことは話せていません でご回答を頂いた女性です。20代になりました。 掲載の時期についての先生のご判断に感謝致します。私のプライバシーや身の安全に配慮しての事だったと思います。思い違いでしたらすみません。 それから、【3522】への先生のご回答は私を形作る上で大きな助けになりました。ありがとうございました。 うまく推敲ができず長いメールですみません。この2年、私は新しい友人にも恵まれて幸せでした。 強迫症状やうつが抗うつ剤によって改善に向かったので、入院から1ヶ月ほどで退院することになりました。 退院したくなくて色々と主張をしたように思いますが、生きる気持ちが回復したのは事実でしたし、病院に甘えようというのは無理がありますし、両親への金銭的な負担も心苦しかったので家に帰

      • 草食系男子とホモソーシャルを超えて――ナンパとセックスをめぐる三人の対話 - 落ち着けMONOLOG

        この文章は、webマガジン「高電寺」の創刊号「特集:フリーセックス」に寄稿したものです。 そのため、最終的にはフリーセックスについて考えています。 --- 登場人物 イド:精神分析が好き。無意識の衝動を大事にしている。 超自我:ジェンダー論が好き。世の中の男性中心主義を憂いている。 わたし:イドさんと超自我さんが折衷できる点を探る。フリーセックスについて現実主義的に考えている。 AVを教材にセックスする時代の帰結 わたし インターネットで手軽にAV(アダルトビデオ)を目にする現代の私たちは、AVを観ることでセックスを学びます。そのままAVというフィクションが現実の――AVの多くは男性向けに作られているため、多くの場合男性の――セックスを規定することにもなります。そのセックスの実態はいかがなものでしょうか。 超自我 よく言われることですが、AVにおけるセックスは、性暴力が伴っていたり、男に都

          草食系男子とホモソーシャルを超えて――ナンパとセックスをめぐる三人の対話 - 落ち着けMONOLOG
        • フリースクールで性暴力事件がなぜ起きたのか - 傍楽 - Kaori's Blog

          隠された声〜フリースクール性暴力事件に参加し、フリースクールで起きた「スタッフによる性暴力事件」に関して議論しました。 この問題は一般にはあまり知られていませんが、フリースクールで性暴力が起きていたことが訴訟によって判明し(2016年)、2019年にフリースクールでの性被害、和解「居場所の安全守って」:朝日新聞デジタルが掲載され、2020年2月に当該団体が東京シューレであることが報じられました。東京シューレは2019年7月の和解にいたるまでこの件について説明せず、和解後も「和解したということ以外は話せない」という姿勢でしたが、2020年2月に被害者への謝罪と再発防止策を表明します。しかしながら公表された内容は「1999~2000年度に主催していた宿泊型フリースクール活動において、関係したスタッフによる性加害があったことが2016年提起の訴訟により明らかになり、2019年7月に和解に至りまし

            フリースクールで性暴力事件がなぜ起きたのか - 傍楽 - Kaori's Blog
          • 「こころのナース夜野さん」 4巻 ネットの感想 : 漫画発売日カレンダー

            漫画発売日カレンダー 表紙買い、ジャケ買いしたくなるような漫画を紹介しています。コロナ過でなかなか新刊に出会えないですよね。 作品紹介 患者からの恋愛感情に、医療者は…!? 担当する患者から好意を示された夜野。看護師の先輩たちに相談して拒絶の意を示した彼女だが、患者から「人間同士でつきあってたのではないのか」と責められる。医療者は恋愛感情にどう応えるのが正解なのか? 悩みを抱えつつ、彼女は「慢性期病棟」へ。そこで出会ったのは何十年間も入院している曲者の患者ばかりで…… ネットの反応 こころのナース夜野さん 4巻読んで心の不調が体の不調になる、自分で自分を治療しようと脳が必死になるっていうのあ~~ってなった……こころのナース夜野さん、おすすめです — まぐ (@magari090) October 28, 2021 こころのナース夜野さん一気に読んだんだけど、4巻の発売が10月で続き気になり

              「こころのナース夜野さん」 4巻 ネットの感想 : 漫画発売日カレンダー
            • 感情と精神療法 やり直し 推敲 1

              簡単に済ますことが出来ると思っていた原稿なのに、書いても書いても満足がいかない。書いてみて初めて分かっていないことが明らかになっていく、という仕組みだ。でも読む側は退屈なんだろうな。 臨床家フロイトの発見 除反応から転移へ 先達のジョーゼフ・ブロイアーの導きのもとで臨床家となったフロイトは、情動に関してもう一つの興味深い体験を持ったことになる。一部の患者においては、催眠を通して過去のトラウマ体験を回想して情動体験を持った後にヒステリー症状が改善するのを目の当たりにした。いわゆるカタルシス効果や「除反応」と呼ばれる現象との出会いである。ただしすべての患者が催眠に誘導され、除反応を行うわけではないことを悟ったフロイトは、それを催眠を用いることなく緩徐な形で行う方法を考案した。それがいわゆる自由連想法であり、これにより精神分析が成立したのである。フロイトは情動の表現が治癒に導くという発見をする一

              • 感情と精神療法 7

                昨日書いた件についてもう少し言葉を加えたい。 人が他者に興味を持ち、その考えを知りたくなったり、会話をしたくなるような場合を考えよう。そこには様々なきっかけがあるだろう。その人の書いたり行ったりしたことを知り、共感を覚えるという場合もあるし、その人の話に大きな興味をそそられ、もう少しその考えを知りたいということもあるだろう。あるいはその人の考えや行動に感動し、もう少し深くその人を知りたいと思うこともある。場合によってはその人の言動に違和感を覚え、会って意見を戦わせたいと思うこともあるかもしれない。 いずれにせよその人との言語的な交流により自分が変わるという予感を持つのだ。そしてそれはその人の考えや行動を知るということによって生まれるとすれば、その人をより深く知るということが大きな前提となる。 このことを治療関係について考えよう。来談者が治療者にそのような意味での深い興味を持つとしたら、これ

                • 感情と精神療法 書き直し 9

                  転移理論の問題―転移感情は自然発生的なものだろうか? フロイトの考案した方法はしかしいくつかの問題を持っていた。一つは転移が生じるそれは陽性の転移感情はそれほどうまくは醸成してくれないことである。フロイトの理論に従うならば、転移感情は精神分析の枠組みではデフォルトとして生じると言っているようである。治療において感情はどのような意味や役割を持っているのかについて、フロイト自身は明白な見解を持っていたようである。患者は精神分析的な枠組みの中では治療者にある種の陽性の感情、すなわち転移感情を有するのだ、ということである。しかもこれは印象だが、患者は全員、デフォルトでそのような傾向を持っているかのような書き方である。ちょうどアンナOがブロイアーに示したように、そしてある患者がフロイトの首に手を回してに愛情表現を示して動揺させたように、である。私だったら「でもフロイト先生、そもそも患者さんは治療者に

                  • 感情と精神療法 4

                    転移感情は自然発生的なものだろうか? ここで私はもう少し臨床の現実に照らした考えを示したい。治療関係においてある種の情緒的な交流が起きることはしばしばある。それは間違いのないことである。ただし情緒的な交流がそのまま治療の進展につながるとは限らない。ある種の情緒的な交流が治療の進展や行き詰まりを生むことは確かなことである。 現在のSNSの社会では、利用者が特定の医師や治療者に対するかなり率直なコメントを残し、それを不特定多数の利用者が目にすることが出来る。いわゆる「口コミ」というものだ。それはある意味では深刻なプライバシーの侵害を招きかねないという懸念を私は持つが、少なくともそこから散見されることは、利用者は治療者に助けられ、支持されることでの尊大な、あるいは上から目線の態度に憤慨し、傷ついているということである。時には同じ治療者がある利用者からは感謝の気持ちを表現され、別の患者からは傷つけ

                    • プリズム/感情転移

                      感情転移 カウンセリング,精神分析療法の過程で,患者が治療者に感情転移を起こすことがある. 転移には,治療者に対して信頼,尊敬,情愛,感謝などの感情を示す陽性転移と,敵意,攻撃性,猜疑心,不信感などの感情を示す陰性転移の二種類がある.このような特殊な感情は,患者が過去(幼少期)に自分にとって重要であった人物(多くは両親などの養育者)に対して持っていた抑圧された感情が,治療者に向けられたものと理解されている. しかし,類似の現象は普通の生活の場面でも垣間見ることが出来,必ずしもカウンセリング,精神分析療法などの特別な場面に限ったものではない.つまり,ある人に向けるべき抑圧された感情が,別の人に向けられ(移し替えられ),表出されることは,普段の人間関係のなかで経験することは少なくなく,広い意味でとらえれば,感情転移と言えるかも知れない. 日常の診察場面でも,このような,いわば「的外れな感情表出

                      • 【4021】診察の度に抱きしめてくれます | Dr林のこころと脳の相談室

                        Q: 私は30代女性です。 現在の病院に通院4年目、入院一回、統合失調症と診断されてから10年です。初めは月1〜2回、現在週3回通院しております。主治医の先生は、毎回の診察で、10分位抱きしめてくれます。私は、とても嬉しいです、安心します。心と身体はかなり辛いです。主治医の先生の言う通りに通院、服薬してます。陽性転移しているのはわかっています。お互い既婚者です。とても信頼しております。ただ、統合失調症にはこのような治療方法もあるのでしょうか?と疑問に思う今日この頃です。内容が内容なので、相談出来ず今に至ります。何故、主治医の先生は、診察の度に抱きしめてくれるのでしょうか? 林: それは医師として常識に反した行為です。 (2020.4.5.)

                        • 感情と精神療法 やり直し 推敲 3

                          禁欲原則の持つ弊害とトラウマ理論 さて以上のフェレンチやアレキサンダーの例は、情動を積極的に喚起するという立場であったが、従来の「伝統的」な精神分析においては、禁欲原則との兼ね合いから、結果的にそれとは逆の結果を招くことも指摘されている。これまでに述べたとおり、フロイトの受け身性や禁欲規則は、それによる陽性の転移の喚起を目指したものであった。しかしそうすることで逆に患者の側からの陽性転移はかなり抑制されてしまう結果となりうることも現代の精神分析家たちは知っている。場合によっては自分のことを隠し、治療の多くの時間を黙って患者の話に耳を傾けるだけの治療者に対して、患者はネガティブな感情を持つことになりかねない。つまり治療者の受け身性が促す転移はあまり好ましくない治療の展開を生むこともある。患者は治療者のことを、過去に満足な養育環境を提供してくれなかった両親と同類の人間と感じ、そう見なすかもしれ

                          • 感情と精神療法 書き直し 4

                            転移理論の問題―転移感情は自然発生的なものだろうか? フロイトの考案した方法はしかし一つの問題を持っていた。それは陽性の転移感情はそれほどうまくは醸成してくれないことである。フロイトの理論に従うならば、転移感情は精神分析の枠組みではデフォルトとして生じると言っているようである。治療において感情はどのような意味や役割を持っているのかについて、フロイト自身は明白な見解を持っていたようである。患者は精神分析的な枠組みの中では治療者にある種の陽性の感情、すなわち転移感情を有するのだ、ということである。しかもこれは印象だが、患者は全員、デフォルトでそのような傾向を持っているかのような書き方である。ちょうどアンナOがブロイアーに示したように、そしてある患者がフロイトの首に手を回してに愛情表現を示して動揺させたように、である。私だったら「でもフロイト先生、そもそも患者さんは治療者に強い感情や関心を持って

                            • 患者とナースの禁断の恋「ナイチンゲール症候群」 - まだなにも決まっていない blog

                              みなさん、こんにちは、私です。 ナイチンゲール症候群は、かの有名なナイチンゲールからつけられています。 ナイチンゲール症候群 星野さんが足を骨折してしまい、とある病院に入院した時のこと…。 しばらくは何事も安静 星野さんは気持ち的にもイライラ、うつうつ ただ星野さんには入院生活で唯一、楽しみなことがあります。 それはナースの新垣さんに会えること 新垣さんは星野さんの担当ナースで、とても献身的でやさしい そんなやさしくしてくれるナースの新垣さんに星野さんは恋をしてしまう 新垣さんもまんざらでもない様子 まるで星野さんの事が好きであるかのような振る舞い 「これはいける!」と星野さん 星野さんは退院する時に思い切って新垣さんに告白します。 星野「逃げ恥婚って知ってる?俺もあんな風になりたいんだよね。君と」 すると新垣さんから返ってきた言葉は 「患者じゃないあなたには興味がないの、ごめんなさい」

                                患者とナースの禁断の恋「ナイチンゲール症候群」 - まだなにも決まっていない blog
                              • 転移に関する発言 - à la lettre

                                Lacan, J. Intervention sur le transfert, 1951 一九五一年、通称ロマンス語圏精神分析会議で口述された*1 [E215]ここではまだ、主体という用語に耳をなじませている段階である。私たちに〔この発言の〕機会を与えてくれた人物の名前は伏せておくが、そうすることで、以下においてその人物を際立たせているすべての箇所を参照することを避けることができる。 症例ドラにおけるフロイトの側の問題について、もう片がついていると考えたい向きもあるだろう。しかし、ダニエル・ラガーシュによってこの表題のもとで呈示された報告を端緒とする私たちの努力によって転移の研究が再開されるなら、その問題は純益をもたらすだろう。その報告における新しい考えは、転移をツァイガルニク効果*2によって理解するということであった。精神分析に弁明が不足しているようにみえた時代においては、上手になされ

                                  転移に関する発言 - à la lettre
                                • 40代、孤独と汚部屋の発達障害女性の治療。創作ケーススタディ

                                  ・プレミアム放送にて、チャット欄では名指しの挨拶は御控えください ・お仕事の依頼はこちらから toiawase@wasedamental.com ・気になるニュースを募集中 https://forms.gle/3hPMKeBtMTyeLz1V6 ・親を憎むのをやめる方法、など多数書籍あります https://amzn.to/45IJNFB ・サポートネットワークの構築:YouTubeは、患者やその家族、支援者たちがつながり、情報交換や相互支援を行える場としても機能します。ご協力のほど、よろしくお願いします。 ーーーーー #精神科医 #益田裕介 #オンライン自助会 00:00 OP 01:35 ケース紹介(創作) 11:38 情緒的な豊かさ、自分の価値に気づいていく 本日は「40代女性、ASD/ADHD」というテーマで創作のケーススタディーをやってみようと思います。 発達障害の

                                    40代、孤独と汚部屋の発達障害女性の治療。創作ケーススタディ
                                  • 感情と精神療法 1

                                    感情と精神療法、というテーマで書くことになった。何で急にそのテーマで?と聞かれそうだが、これも「執筆依頼」関連である。 私は精神療法のセッションで情緒的なコミュニケーションが欠如しているものはあまり考えられない。記憶のメカニズムを考えてもわかるとおり、記憶内容はそこに情緒が伴うことで扁桃核が刺激され、海馬により深く印象づけられて固定されていく。いかなる体験もそうである。ある深い洞察を得たとしても、そこに情緒が必然的に伴わない限りはそれは記憶にあまり残って行かない。情緒体験以外に記憶に深く残るものとしては、知覚印象である。しかしそれは美しい、醜い、恐ろしい、などの感情を伴うものであって初めて記憶に残ることになる。つまり情緒を結局は動かしているのだ。 もちろん単なるデータとしての記憶もある。私達が年号を記憶するとき、例えば鎌倉幕府の開かれた1192年についてイイクニツクロウなどとゴロで覚えると

                                    • 感情と精神療法 やり直し 推敲 2

                                      治療における情動の持つ多面性 フロイトが100年前に至った上記の結論は、至極もっともなものだったし、今の世界にも通用するものである。現代の臨床家たちは、精神療法において患者はしばしば様々な情動的な反応を起こすことを体験している。そしてもちろんそれは治療者の側についても言える。あるものは自然発生的に起きるし、場合によっては必然的に起きることもあろう。それが思わぬ治療的な成果を生むこともあれば、決定的な治療関係の破綻に至ることもある。それらの多くは予想不可能な形での展開を見せ、似たような情緒反応についてもある患者との間ではうまくいった扱い方が、ほかのケースでは逆効果に働くこともあろう。その意味で情動を扱うことは治療的にはハイリスク、ハイリターンであるとしか言えないであろう。ただし臨床家の中には情動の持つ治療的な意味合いを過大評価する立場も多かった。私たちは臨床において情動を扱う際にも、この過去

                                      • 感情と精神療法 最終版 ①

                                        色々いじって、やっと最終版までこぎつけた。 はじめに 「感情と精神療法」はかなり込み入ったテーマである。自然科学と同様、精神医学や心理学においても顕在的で測定可能な所見が主としてその対象とされる一方では、情動の問題はつかみがたいもの、扱い難いものとして敬遠されていた。その中で一世紀以上前に精神分析を創始したS.フロイトが、感情の持つ意味に注目したのは画期的なことであった。 フロイトの人生において感情は非常に大きな位置を占めていたことは間違いない。私たちが目にするフロイトの写真はどれもしかつめらしい顔を見せ、親しげな表情はほとんど見られない。しかし彼ほどの情熱家は稀ではないかと考えられるほど、人や物事への思い入れが深かった。友人であるウィルヘルム・フリースや弟子のシャンドール・フェレンチに対しても情熱的な内容を送ったが、その分決別の仕方も激しいものだった。 フロイトが最も興味を持った感情は、

                                        • 感情と精神療法 推敲 6

                                          転移を賦活すること さてこれまでの議論では来談者が治療者に興味を持ち、そこで出会いが生じることには多分に偶発性が絡んでいるということになった。しかしそれでは治療者は来談者が偶発的に治療者に興味を持ち、陽性の転移を起こすことを手をこまねいて待っているだけしかすべがないのであろうか。フロイトはそこに治療状況で治療者が匿名的で受け身的である必要性について考えた。しかしそれだけでは不十分であるだけでなく、逆効果にも働く可能性があるということをここで指摘しておきたい。 そもそも人が他者に興味を持ち、その考えを知りたくなったり、会話をしたくなったりするのはどのような場合なのだろうか? そこには様々なきっかけがあるだろう。その人の書いたり行ったりしたことを知り、共感を覚えるという場合もあるし、その人の話に大きな興味をそそられ、もう少しその考えを知りたいということもあるだろう。あるいはその人の考えや行動に

                                          • 感情と精神療法 書き直し 7

                                            治療者に出来る努力 ― 転移を活性化すること これまでの議論で述べたのは、来談者が治療者に興味を持ち、そこで出会いが生じることには多分に偶発性が絡んでいるということである。しかしそれでは治療者は来談者が偶発的に治療者に興味を持ち、陽性の転移を起こすことを手をこまねいて待っているしかすべがないのであろうか。フロイトはそこに治療状況で治療者が匿名的で受け身的である必要性について考えた。しかしそれだけでは不十分であるだけでなく、逆効果にも働く可能性があるということをここで改めて指摘しておきたい。 そもそも人が他者に興味を持ち、その考えを知りたくなったり、会話をしたくなったりするのはどのような場合なのだろうか? そこには様々なきっかけがあるだろう。その人の書いたり言ったりしたことを知り、共感を覚えるという場合もあるし、その人の話に大きな興味をそそられ、もう少しその考えを知りたいということもあるだろ

                                            • 転移性恋愛についての観察 | (株)心理オフィスK

                                              1.転移性恋愛についての観察(1915)要約 ジークムント・フロイトの写真 (1)転移性恋愛「女性患者が、患者ならぬ生身の人間として自身の精神分析治療の担当医に恋着していることを、露骨に仄めかす、ないしはもろに口に出すようなケース」 転移によって生じる状況で、回避・解決することが難しい。精神分析家は、恋愛に至る/治療を中止する、というのとは異なる立場を取らなければならない。 そもそもの転移とは何かについては以下のページが参考になります。 (2)転移性恋愛は、精神分析状況によって引き起こされたものである精神分析治療を中止することになった場合患者は次の精神分析家とも同じことを繰り返し、さらにその次の精神分析家と繰り返していくことになる。女性患者の恋着は、精神分析状況によって強いられたものであって、精神分析家の人物の優れている点からくるものではない、ということを肝に銘じておくべきである。 患者の

                                              • 感情と精神療法 書き直し 5

                                                ただし私はこのような考えにも今一つ満足できない。フロイトはこう言っているようである。「UOPTがあれば患者は苦しい治療にも通ってくるであろう。そしてその中で洞察、すなわち症状や自由連想に現れる無意識内容についての解釈を受け入れることで治癒に至る。」つまりは治癒機序とはあくまでも知的な洞察である、と。そして治癒機序そのものに深く情動が絡むことを指摘する人も出てきた。フロイト以降の様々な精神療法が考案される中で、そこに感情の持つ意味を重視する立場は非常に多く見られる。精神分析の世界ではフランツ・アレキサンダーの修正感情体験 corrective emotional experienceが提唱され、多くの賛否を生んだという歴史がある。 アレキサンダーは.フロイトの直系の弟子のハンス・ザックスに教育分析を受けたのちにアメリカ合衆国に移り、シカゴ大学で精神分析理論を自分流に推し進めた。特に精神分析療

                                                • 感情と精神療法 推敲 3

                                                  転移感情は自然発生的なものだろうか? フロイトの話から本稿のテーマに移っていこう。治療において感情はどのような意味や役割を持っているのか。フロイトはこの件について明白な見解を持っていたようである。患者は精神分析的な枠組みの中では治療者にある種の要請の感情、すなわち転移感情を有する。しかもこれは印象だが、患者は全員、デフォルトで持っているかのような書き方である。もちろん治療を求める際には、治療者への理想化はあるかもしれない。でもフロイトはそれをあたかも恋愛感情のような形で患者の中にすでにあると思っているところがある。そもそも患者は治療者に関心を持っていないことだってあるのではないか、と尋ねたくなる。しかしフロイトはこう言いそうである。「もちろん意識化されていないこともあるでしょう。それを抑圧や抵抗と呼ぶのです。」そうして付け加えるだろう。「治療者が自分の姿を現さず、患者の愛の希求を満たさない

                                                  • 【精神科医が教える】嫌われたくない…そんな人が無意識に損している“医学的根拠”

                                                    1978年生まれ。東海中学・東海高校を経て、名古屋大学医学部卒業。医師免許取得後、名古屋大学精神科医局入局。精神保健指定医、日本精神神経学会専門医。39万フォロワー突破の​X(旧ツイッター)が人気で、テレビ・ラジオなどマスコミ出演多数。著書『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』に始まる「1秒シリーズ」は、33万部突破のベストセラーとなり、『精神科医Tomyが教える 心の執着の手放し方』の小説シリーズも反響を呼ぶ。最新作は、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』。 精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方 Twitter26万フォロワーの人気精神科医Tomy初の小説『心の荷物の手放し方』。著者自身がこれまで抱えてきた葛藤を赤裸々にしつつ、多くの人が抱えがちな悩みの解決法を[期 待][不 安][選 択][好 意][悪 意][女 王][迷 い][決 意]という

                                                      【精神科医が教える】嫌われたくない…そんな人が無意識に損している“医学的根拠”
                                                    • 感情と精神療法 やり直し 推敲 5

                                                      治療者に出来る努力 ― 転移を活性化すること これまでの議論で述べたのは、来談者が治療者に興味を持ち、そこでインパクトのある出会いが生じることには多分に偶発性が絡んでいるということである。しかしそれでは治療者は偶発性に期待して手をこまねいて待つだけでいいのだろうか?フロイトはそこに治療者の匿名性や受け身性を強調した。しかしそれだけでは不十分であるばかりか逆効果にも働く可能性についてはすでに述べた。 そもそも人が他者に興味を持ち、その考えを知りかかわりを持ちたくなるのはどのような場合なのだろうか? それはその人の人間性や考えに触れることだ。私は大学時代のクラスメートU君を思い出す。彼は分厚い眼鏡をかけて小柄で目立たず、いつも静かに仲間の話を聞くだけだった。私には「地味な奴」くらいにしか映らなかった。しかしある他愛のない政治談議になり、意見を求められたときにさっそうと自分の考えを述べて、その姿

                                                      • 国内製薬、拡大する「がん事業」…次世代抗体や免疫療法に投資集中 | AnswersNews

                                                        小野 がん領域が売上高の6割に 米IQVIAの調査によると、2018年の世界の抗がん剤市場は前年比16.2%増の1214億ドル(約12兆9910億円)。国内は1兆2002億円で、前年から9.6%拡大しました。同社は、がん治療薬に対する世界の支出が19~23年の5年間で、年平均6~9%増加すると予測しています。 直近の決算から国内大手のがん事業を眺めてみると、武田薬品工業は19年3月期のがん領域の売上高がグローバルで3974億円(前期比5.9%増)に達しました。主力の多発性骨髄腫治療薬「ベルケイド」が特許切れの影響で減少した一方、同「ニンラーロ」(622億円、33.9%増)やリンパ腫治療薬「アドセトリス」(429億円、11.4%増)、白血病治療薬「アイクルシグ」(287億円、24.1%増)などが好調。売上高全体に対するがん領域の比率は2割に近付いています。 アステラス製薬は、前立腺がん治療薬

                                                          国内製薬、拡大する「がん事業」…次世代抗体や免疫療法に投資集中 | AnswersNews
                                                        • 心理力動的心理療法 : 心理学用語集

                                                          2 - 心理療法 > 精神分析 > 16- 心理力動的心理療法 心理力動的心理療法とは、精神分析の考え方を基礎として発展した多様な心理療法群のことです。 ここでは、Freud,S (フロイト)が確立した「精神分析の治療法」及び、現在行われている「心理力動的心理療法(精神分析的心理療法)」についてまとめます。 用語: 精神分析の治療法 : 自由連想法 / 転移・逆転移 / 解釈・ワークスルー / 作業同盟・中立的態度 心理力動的心理療法 : 解釈 / 修正情動体験 / 療法の基本原則 / 療法の適用と限界 Freud,S (フロイト)の精神分析の治療法 Freud,S (フロイト)は、Charcot(シャルコー)の元で、催眠法によるヒステリー症状の治療法を学び、そこから自由連想法を開発し、精神分析へと至りました(心理学の歴史)。神経症の症状の原因を、外傷性体験が処理できない事だと考えはじめ、

                                                          • 乳がん治療における免疫療法とがんゲノム医療

                                                            日本乳癌学会は、6月30日~7月2日まで第30回学術総会を神奈川県横浜市で行い、7月1日に患者・市民参画プログラムBC-PAPセッション「乳がんホットトピックス:薬物治療の最前線」を開催した。その中で、「免疫療法(乳がん治療における免疫療法について)」をテーマに、がん研有明病院先端医療開発科部長・がん免疫治療開発部長の北野滋久氏、「がんゲノム医療(乳がん診療における遺伝子検査、コンパニオン診断~がん遺伝子パネル検査について)」を国立がん研究センター中央病院腫瘍内科医長・国際開発部門国際診療室長の下井辰徳氏が講演した。今回はその内容をレポートする。 PD-L1陽性転移・再発トリプルネガティブ治療に免疫療法を併用 免疫チェックポイント阻害薬による免疫療法が、乳がんの治療にも活用され始めている。「従来からある抗がん剤や分子標的薬が、がん細胞を破壊・攻撃する治療であるのに対し、免疫療法は、私たちの

                                                              乳がん治療における免疫療法とがんゲノム医療
                                                            • ジェネンテック - Wikipedia

                                                              ジェネンテック inc (Genentech inc.) は、アメリカカリフォルニア州サンフランシスコに本社を置くバイオベンチャー企業のパイオニアである。バイオベンチャーとしてはアムジェンに次ぐ世界二位の売上規模を誇り、日本最大の製薬会社である武田薬品工業を上回る。1990年からロシュ傘下にあったが、2009年に総額468億ドルで完全子会社化された(2002年に中外製薬もロシュ傘下になった)。 研究[編集] ジェネンテックは、革新を作るために科学を中心にする研究開発型企業である。分子生物学、タンパク質化学、バイオインフォマティクス、生理学等、幅広い分野から、1,100人以上の研究者やポスドクを雇用している。ジェネンテックの科学者たちは現在、腫瘍学、免疫学、組織の成長と修復、神経科学、感染症の5疾患に集中して取り組んでいる。また、ジェネンテックの最近の採用や買収は、微生物学および医療用画像で

                                                              • 教育と洗脳

                                                                前回の主流言説に洗脳され切った連中をめぐる記事を記していて思い出したね、ポール・バーハウの教育と洗脳をめぐる記述を。 教育は常に、シニフィアンを送り届ける過程、つまり教師から生徒へと、知を受け渡す過程である。この受け渡しは、陽性転移があるという条件の下でのみ効果的である。人は愛する場所で学ぶ。 これは完全にフロイト派のタームで理解できる。主体は大他者のシニフィアンに自らを同一化する。すなわち、この大他者に陽性転移した条件の下に、この大他者によって与えられた知に同一化する。(ポール・バーハウ Paul Verhaeghe, Teaching and Psychoanalysis: A necessary impossibility. 2011年) コミュニケーションとしての言語の機能…。この機能で重要なのは、メッセージというよりも、むしろ送り手と受け手の関係である。この関係によって、メッセー

                                                                  教育と洗脳
                                                                • フロイトの患者となった精神科医たちが描いた真逆な「精神分析の父」の実像 | フロイトの犬も関係している?

                                                                  治療の終盤、ジョセフ・ウォルティスは自分が感じた苦痛をフロイトに直接伝えた。 「この治療中に私は後悔の念、自己非難の念、自己憂慮の念に駆られるあまり、自分には何の取り柄もないと感じていました。気になったのはあなたの批判というより、私は好かれていないという感覚です」 ウォルティスが、患者の肯定的な感覚は治療中、セラピストにとって大切ではないかと強調すると、フロイトはこう答える。 「精神分析の治療は、無意識の題材を意識化することだ。この目的のために、陽性転移(治療の成功に貢献する好意的な感覚や態度)が用いられるが、それは手段としてでしかない」 フロイトの珍妙な夢分析 ウォルティスは回想録で一節まるごとを費やして、彼が見たある夢にまつわるフロイトの解釈を記している。フロイトの見立てによればその夢は、フロイトとの面談をサボってお金を節約したいという患者の願望の表れなのだという。 ツール・マハレルは

                                                                    フロイトの患者となった精神科医たちが描いた真逆な「精神分析の父」の実像 | フロイトの犬も関係している?
                                                                  • ストレス誘発性の免疫変化はがん転移を助長する可能性

                                                                    米国国立がん研究所(NCI) がん研究ブログ 過去数十年における研究から、お金の心配、仕事の問題、家族の緊張などの慢性的なストレスは、体内に化学変化を引き起こすことが証明されている。こうした変化は、血圧の上昇、炎症、特定のホルモンの放出など、複数の問題を引き起こす可能性がある。 いくつかの研究では、こうしたストレスによって生じる変化が、心臓病や糖尿病などの疾患、さらにはがんやがん転移のリスクを高める可能性があることが示唆されている。 新たな研究で、ストレスによって引き起こされる生物学的変化が特定されたが、ストレスが原因となって腫瘍が体の他の場所に転移することになる仕組みを説明するのに役立つ可能性がある。 この研究で、グルココルチコイドというストレス誘発ホルモンが好中球という免疫細胞に変化を引き起こす可能性があることが示された。マウスを使った実験では、グルココルチコイドへの慢性曝露により、好

                                                                      ストレス誘発性の免疫変化はがん転移を助長する可能性
                                                                    • 未収録論文 12 感情と精神療法

                                                                      感情と精神療法 精神療法 第49巻第2号 感情の力 2023年 に所収 pp.159-163 はじめに 「感情と精神療法」はかなり込み入ったテーマである。自然科学と同様、精神医学や心理学においても顕在的で測定可能な所見が主としてその対象とされる一方では、情動の問題はつかみがたいもの、扱い難いものとして敬遠されていた。その中で一世以上前に精神分析を創始したS.フロイトが、感情の持つ意味に注目したのは画期的なことであった。 フロイトの人生において感情は非常に大きな位置を占めていたことは間違いない。私たちが目にするフロイトの写真はどれもしかつめらしい顔を見せ、親しげな表情はほとんど見られない。しかし彼ほどの情熱家は稀ではないかと考えられるほど、人や物事への思い入れが深かった。友人であるウィルヘルム・フリースや弟子のシャンドール・フェレンチに対しても情熱的な内容を送ったが、その分決別の仕方も激しい

                                                                      • 🔵トラウマと感情 1

                                                                        はじめに この章で取り上げたいのは、感情とトラウマというテーマである。私たちは日常的に様々な感情を体験しながら生きている。それは喜怒哀楽、すなわち喜び、怒り、悲しみ、楽しみといった感情に代表される。しかしそれ以外にも恥ずかしさ、後ろめたさ、不安、恐れなどをある時は単独で、しかし多くの場合はそれらが複雑に絡んだものを体験する。これらの感情とトラウマの関係はいかなるものなのだろうか? もちろん感情の問題がことごとくトラウマと結びついているというわけではない。しかし精神分析の祖フロイトは比較的単刀直入にこの問題に取り組み、彼自身の回答を用意したことは注目に値する。 フロイトの人生において感情は非常に大きな位置を占めていたことは間違いない。私たちが目にするフロイトの写真はどれもしかつめらしい顔を見せ、親しげな表情はほとんど見られない。しかし彼ほどの情熱家は稀ではないかと考えられるほど、人や物事への

                                                                        • 「生い立ち」が問題の要因である 力動的精神療法(精神分析)

                                                                          父と母は、いつも争っていた。 「あなたは、人でなしよ!」 「うるさい!だったら、今すぐ出て行け!」 父は、母を非難していた。 「何も出来ないバカ女のくせに!」 母も、父を咎めていた。 「そっちこそ!外面だけの、冷血男!」 だから、私も父を嫌っていた。 そうして、それしか見ずに、大人になった…。 結婚なんて嫌だ。家庭なんて、持ちたくない…。 人なんて、信じられない。 そもそも私は、誰からも愛される価値がない…。 今でも、そう思っている。 力動的精神療法(精神分析)とは 精神医学、心理学に大きな影響を及ぼしたのがオーストリアの精神科医、ジークムント・フロイトです。 心の構造を科学的に解明しようと言う彼の最大の発見は、心的構造論だと思います。 それはまず、意識と無意識、その間にある前意識というものを理解する必要がありますが、簡単に説明すると「人間の心は三層構造になっている」ということになります。

                                                                            「生い立ち」が問題の要因である 力動的精神療法(精神分析) 
                                                                          • 「トラウマ本」 感情とトラウマ 加筆訂正部分 3

                                                                            陽性感情のタブー視と禁欲原則 フロイトが100年前に至った強い陽性感情へのタブー視は、私にはある意味では十分理解可能なものの様に思える。精神療法においては患者はしばしば様々な感情的な反応を起こし、治療者もかなり巻き込まれる可能性がある。そしてそれはダイナミックな治療上の展開を生み、思わぬ成果につながることもあるものの、場合によっては治療関係の決定的な破綻に至ることもある。特に恋愛性の転移は治療者を容易に巻き込み、治療関係そのものの破綻や性的なトラウマを生むことさえある。 しかし問題は、そのような懸念を一つの要因として、精神分析では患者の陽性感情を引き起こすようなかかわりは一種のタブーとされて来たということである。フロイト自身は治療者が患者と個人的な関係を結ぶことについてそれを戒めた。それ自身は倫理的な観点から極めて重要な事であった。 しかしそのような戒めはいわゆる禁欲規則、すなわち患者の願

                                                                            • 対人恐怖症は日本特有の精神障害? | 心理カウンセラーの自己分析

                                                                              タグ ACadsenseBPDDSM-IVDSM-ⅣDVgoogle adsenseHeart searchPTSDいじめいじめられるいたずらいないうじ虫うつ状態うつ病うつ病の心理うつ病性障害おかげおたふく風邪お仕置きお尻お金こだわりざまあ見ろしつけすべてたったそれだけのことどうせ自分なんてはけ口まじめめまいやる気やる気が出ないアサーションアサーショントレーニングアダルトチルドレンアップアリス・ミラーイメージイメージトレーニングイメージ療法イライラインクルーシブセラピーインナーチャイルドインナーチャイルドの癒しインフォームド・コンセントウィニコットウイルスバスターエディプスコンプレックスエディプス・コンプレックスエディプス葛藤エネルギーエピソード記憶エリートエリート教育オウム返しオシャレオーナーカウンセラーカウンセリングカウンセリングルームカフェキャリアアップギフテッドクライエントクライエ

                                                                              • 2019年08月30日|抗HER2抗体薬物複合体「カドサイラ」 HER2陽性の早期乳がんにおける術後薬物療法に対する適応拡大の承認申請について|ニュースリリース|中外製薬

                                                                                HER2陽性早期乳がんに対するカドサイラの術後薬物療法の適応拡大を国内申請 HER2フランチャイズの拡充により、HER2陽性乳がん治療へのさらなる貢献を目指す 中外製薬株式会社(本社:東京、代表取締役社長 CEO:小坂 達朗)は、抗HER2抗体チューブリン重合阻害剤複合体「カドサイラ®」(一般名:トラスツズマブ エムタンシン)のHER2陽性の早期乳がんにおける術後薬物療法に対する適応拡大の承認申請を本日、厚生労働省に行いましたのでお知らせいたします。 上席執行役員プロジェクト・ライフサイクルマネジメント共同ユニット長の伊東 康は、「術前薬物療法により病理学的完全奏効(pCR)が得られなかった際の治療開発は未だアンメットメディカルニーズが高く、今回の申請は新たな術後薬物療法の選択肢としてカドサイラを患者さんに提供するための第一歩となります」と述べるとともに、「ハーセプチン、パージェタ、カドサ

                                                                                  2019年08月30日|抗HER2抗体薬物複合体「カドサイラ」 HER2陽性の早期乳がんにおける術後薬物療法に対する適応拡大の承認申請について|ニュースリリース|中外製薬
                                                                                • 新型コロナウイルス陽性の転移性腎細胞がん患者に対するIL-6受容体阻害薬アクテムラ | がん情報サイト「オンコロ」

                                                                                  この記事の3つのポイント ・新型コロナウイルス陽性転移性腎細胞がん患者1例の症例報告 ・IL-6受容体阻害薬アクテムラ単剤療法の有効性・安全性を検証 ・肺の炎症を抑制する効果がある可能性が示唆されたが、 他のがんへの臨床的応用が可能かどうかは大規模な臨床試験による検証が必要 2020年4月2日、医学誌『Annals of Oncology』にてSARS(重症急性呼吸器症候群)を発症した新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)陽性転移性腎細胞がん患者に対するIL-6受容体阻害薬であるトシリズマブ(商品名アクテムラ;以下アクテムラ)単剤療法の有効性、安全性を検証した症例報告の結果がGustave RoussyのJean-Marie Michot氏らにより公表された。なお、IL-6受容体阻害薬アクテムラは主に関節リウマチの治療薬として使用される薬剤である。 本試験が開始された背景として、SAR

                                                                                    新型コロナウイルス陽性の転移性腎細胞がん患者に対するIL-6受容体阻害薬アクテムラ | がん情報サイト「オンコロ」